ソーシャルリスニングとはSNS(ソーシャルメディア)からターゲットとなる消費者ユーザーのリアルな声を収集(リスニング)し、分析することでマーケティング活動に役立てるビッグデータ分析手法のひとつです。

人々が生活する上で欠かせないものとして広く普及したSNS。自由に情報を発信し収集する事ができるSNSは企業にとっても情報発信や消費者とのコミュニケーションを行う事ができる大変便利なツールとなりました。

様々な企業が自社のSNSアカウントを運用するようになり、SNS広告やインフルエンサーマーケティングが活発に行われるようになった近年、SNSのビッグデータを活用した「ソーシャルリスニング」が大きな注目を集めています。

この記事では、

について詳しく解説してまいります。※上記リストをタップ(クリック)いただくことで目的の項目までジャンプできます。

目次

ソーシャルリスニングとは

インスタグラム広告

ソーシャルリスニングとは、主にSNSを通して消費者の意見収集を行うビッグデータ活用手法です。

たとえば、自社ブランドについてTwitter上でどのようなことが語られているか、Instagram上でどのようなハッシュタグとともに写真や動画が投稿されているかなど、SNS全体を俯瞰した意見収集ができる点が大きなメリットとなります。

企業がマーケティングを行う際に重要視する要素は様々なものがありますが、ソーシャルリスニングにより消費者や顧客の生の意見を知ることは、需要の把握、製品開発、企画、マーケティングを行う上で非常に重要な要素となります。

SNS登場以前より行われていた企業によるアンケート調査などはあくまで企業側からの呼びかけに消費者側が応えるものであり、質問内容による回答の偏りが生じやすかったり、回答の自由度が限られるなど消費者側の本音や生の意見を収集するという点では十分な結果が得られにくいものでした。

一方で、ソーシャルリスニングの元となるSNSでの情報発信は主体が投稿者にあります。

企業側が主体であったアンケート調査などと異なり、ソーシャルリスニングでは消費者のより自由で率直な意見を得ることができるため、企業がマーケティングを行う際に消費者側の意見をより的確に活用できるため、今大きく注目されています。

SNSマーケティングでソーシャルリスニングが必要とされる背景

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それでは、SNSマーケティングを行う上でソーシャルリスニングが重要視されているのにはどのような背景があるのでしょうか。大きく分けて以下の3点が挙げられます。

1. SNSを通して個人の意見・感情を気軽に発信できるようになっている

ソーシャルリスニングが注目される理由として、まず第一に多くのSNSで共通の特徴である「消費者主体の情報発信のしやすさ」が挙げられます。

SNSでは日常の何気ないひと言でも手軽に投稿し情報発信を行うことができるため、SNS登場以前よりも個人が自身の意見や感情を示しやすくなりました。

それまでは企業側から消費者側に求めなければ得られなかった意見もSNSでは消費者側が自発的かつ高頻度で発信しており、マーケティング調査媒体としてSNSの重要度が高まり続けているのです。

2. スマホ・SNSの普及で口コミ拡散やトレンド変化のスピードが増しており、頻繁に時流を知る必要がある

ソーシャルリスニングが注目される背景として第二に挙げられるのは、SNSの普及によりトレンドの移り変わりがより早くなっている点です。

SNSではコンテンツ(投稿)のシェアが簡単であり、ユーザーから人気が高い投稿は凄まじい速さで拡散され、やがて流行の話題「トレンド」となります。

世界中の個人が新しいトレンドの種を常に発信しているため、SNSの拡散力も相まって新しいトレンドが次から次に生まれては消えるを繰り返し、トレンドが移り変わるスピードも増しているのです。

以下はマイナビティーンズラボが調査し2019年6月と11月に発表した、ティーンが選ぶ流行語ランキングです。

たった半年しかたっていないにもかかわらず、2019年の上半期(画像左)と下半期(画像右)で流行となっている言葉ががらっと変わっていることがわかります。これは流行った「モノ」や「コト」でも同様です。

jk-trend-words-2019画像:左【2019年上半期】ティーンが選ぶトレンドランキングを発表!|マイナビティーンズラボ、右 「2019年ティーンが選ぶトレンドランキング」を発表!|マイナビティーンズラボ

企業が消費者から得たい口コミやレビューといった意見もこの例に漏れず、鮮度の高い情報から市場のニーズを把握し自社の戦略に落とし込むためには、トレンドが発信されるSNSの現状を高い頻度で把握することが重要となっています。

3. SNSの投稿・口コミを購買の判断材料とする人が増えている

ソーシャルリスニングが注目される背景として第三に挙げられるのは、SNSの口コミを商品購入やサービス利用の判断材料として利用する消費者が増加している点です。

インターネット上には様々な口コミサイトがあり、ECサイトでも商品レビューを簡単に投稿・閲覧できるため、商品やサービスの購入時に参考とする人が多く見受けられるようになりました。

総務省(株式会社情報通信総合研究所)が行った調査によると、20代~60代のすべての年代の80%~90%の人がECサイト(ネットショッピングサイト)の口コミを見て購入する商品を決定した経験があると答えています。

ec-review-statistics画像:GDP に現れない ICT の社会的厚生への貢献に関する調査研究 報告書|総務省

 

さらに、SNSが普及してからはSNS上でも同様の商品やサービスについてのレビュー投稿が多く見られるようになり、SNSでのレビュー投稿を見て買い物する商品を決定する消費者も増えています。

市場調査メディアHoNoteが2018年に行った調査によると、「買い物時、SNSの情報にどのくらい影響を受けるか」との質問に対し、15歳~24歳では63.6%が、25歳~38歳では50.9%がSNSから影響を受けて購買の意思決定を行っているという結果となりました。

millennials-sns-influence画像:ミレニアル世代は貯金意識が高く、投資や資産運用に興味あり?消費意識やお財布事情などを調査|HoNote

現在では主要なGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索するのではなく、InstagramやTwitterにてハッシュタグ検索をとおした情報収集や比較検討もすでに一般的になっています。

ミレニアル世代やZ世代などのデジタルネイティブ世代に加えて、近年ではシニア層のSNS利用率も高まっていることからSNSが消費者の購買に影響を与える機会もより多くなることが予想されます。

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ソーシャルリスニングの活用目的とメリット

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ソーシャルリスニングは消費者や顧客の生の声を知る上で非常に有効な手法となりますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここではソーシャルリスニングを活用することで享受できるメリットについて紹介します。

ブランドや製品の評判、イメージ、口コミ内容の把握による改善活動ができる

ソーシャルリスニングでは企業・ブランド・製品・サービスなどに対する消費者や顧客からの評判や口コミ、消費者が抱いているブランドイメージの把握が容易になります。

  • 自社が行っているブランディングの効果が発揮されているか否か
  • 製品やサービスの評判はよいか悪いか
  • 顧客や消費者の満足度が高いか低いか

など、ポジティブ/ネガティブ双方の情報を知ることで、自社ブランドや製品・サービスの改善につなげることができ、PDCAサイクル実行の大きな手助けとなります。

消費者の「顕在ニーズ」の把握と「潜在ニーズ」の読み取りができる

SNSでは日常における何気ないつぶやきや細かな情報まで気軽に発信できるため、消費者や顧客がどのような製品・サービスを望んでいるか、ユーザーのSNS投稿内容や反応として顕著に表れます。

たとえば、大きなビンに入ったピーナッツバターを自社で販売しているとしましょう。

SNS上に投稿されているコメントを見て、たとえば以下のように消費者の顕在/潜在ニーズを読み解くヒントを得ることができます。

「ダイエット中でもピーナッツバターを食べたい」というコメント
⇒ カロリーオフのピーナッツバターを求めている

「ピーナッツバターのビンが大きいし重いから持ち運べない」というコメント
⇒ 持ち運びやすいチューブ型の容器が求められている
⇒ あるいは、1回使い切りで小分けされている容器が求められている

SNSにおける投稿は消費者の自主的な情報発信であるため、企業が行うアンケート調査の回答などではわかりづらい消費者の潜在的なニーズも読み取りやすく、企業やブランドの方針決定や商材の企画・開発を行いやすくなる点が大変有用です。

広告配信・プロモーションの効果測定と分析ができる

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SNSでは企業が行った広告配信やプロモーションなどマーケティングの効果が表面化しやすい点も特徴です。

企業やブランドに対する消費者のイメージや意見がSNSに投稿わかりやすく表れるため、今回の施策がどれだけ話題になったのか、消費者の意識変容・態度変容にどれだけ効果があったのかなど、効果測定と分析が容易になり改善もより行いやすいメリットがあります。

業界トレンドの把握、予測ができる

近年、SNSで話題になっている情報がテレビニュースなどで取り上げられ世間でさらに話題になることからもわかるように、SNSにおけるトレンドは世間におけるトレンドとほぼ同義となってきている言えます。

これは業界トレンドについても同様で、SNS上に投稿されている業界に関するトピックスから業界のトレンドを把握することができます。

さらに、その業界内で権威性のある「SNSインフルエンサー」の発信する最新情報などを正しく読み取ることで業界トレンドがどのように変化しているのか、今後の展望を考察することも可能です。

ソーシャルリスニングによって、従来では難しかったトレンドの「予想」に代わり、消費者の頻繁な発信から業界トレンド変化の「予兆」を感じ取りやすくなったのは企業が戦略を立てる上で大きなメリットとなります。

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競合他社分析、SOV(シェア・オブ・ボイス)を把握した施策展開ができる

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ソーシャルリスニングでは自社に対する消費者・顧客の意見だけでなく、競合他社に対する消費者・顧客の意見も同様に収集することが可能です。

シンプルに競合他社への意見を収集することもできますが、SOV(シェア・オブ・ボイス)の把握もソーシャルリスニングで重要となります。

SNSにおけるSOV(シェア・オブ・ボイス)とは、競合他社と比較して自社がどれくらい口コミや話題性を獲得できているかを表した指標(割合)のことです。

同業界の競合他社に比べて、自社ブランドについてSNSで語られていればブランドの認知度は高いと判断できます。さらにポジティブな意見が多いようなら消費者のもつブランドへのイメージや顧客ロイヤルティも高く、業界内で優位性を獲得していいるととらえることができます。

競合他社と自社を比較し、SNSにおけるSOV(シェア・オブ・ボイス)を把握することで、施策展開を始めとした以降の企業戦略立案に役立てることができますのであわせて活用しましょう。

炎上、風評被害へのリスク対策

「自社における小さなミスが原因でSNS上で炎上してしまった」「業界の競合他社のトラブルに巻き込まれて自社も風評被害を受けてしまった」など、十分な注意を払っていたとしてもSNSでのリスクは常に存在しています。

炎上や風評被害というトラブルが起こってしまった場合、最も重要なのは「迅速に状況を把握し初動で正しい対処を行うことができるか」という点です。

ソーシャルリスニングでは動きの早いSNS上の情報を常に追い続けることになるため、自社が炎上や風評被害といったトラブルに巻き込まれた際にはすぐに察知することができ、それにより自社が置かれている状況を素早く把握、迅速な対応を行いやすくなります。

また、ソーシャルリスニングによる継続的な観測を行っておくことで、炎上の火種となるSNS上のネガティブな発言にいち早く気づき拡散を抑える対策を打つことも可能となります。

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効果を高めるソーシャルリスニング実施方法

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企業のマーケティング戦略で非常に役立つソーシャルリスニングですが、より効果を高めるために意識すべきいくつかのポイントをここで紹介しましょう。

【重要】情報を収集する目的の明確化

ソーシャルリスニングによって収集できる情報は多岐にわたります。そこで重要になるのは「何のために」「どのような情報を」「どのように活かすのか」というポイントを明確に定めることです。

ただ漠然と「自社製品に対する評判を知りたい」と実施するのではなく、

  • 何のために
    ⇒ 新製品開発にユーザーの意見を取り入れるために
  • どのような情報を
    ⇒ 自社製品の人気カラー、よく使われている機能/使われていない機能、製品の使いやすさについて
  • どのように活かすのか
    ⇒ 新製品のカラー、必要機能の取捨選択、UI設計の材料として活用する

のようにソーシャルリスニングを実施する目的を明確にすることで、必要となる情報収集と分析を的確かつ効率的に行えるようになり、目的への適用性も高くなります。

目的に沿った分析指標の定義

目的に沿ったデータを収集することも非常に重要です。データにも様々な種類がありますので、目的に沿った種類のデータを取得するようにしましょう。

ソーシャルリスニングでは、たとえば以下のようなデータを収集できます。

  • 数値データ
    コンテンツが見られた数、情報が届いた人数・属性、購入数、口コミの数、情報の拡散経路、時間帯、天気・気温 など
  • テキストデータ
    ブランド名、商品名、ハッシュタグ、ポジティブフレーズ(良かった、おすすめなど)、ネガティブフレーズ(悪かった、困ったなど)など
  • 画像・動画データ
    ブランドロゴ、商品画像、撮影シーン、撮影場所 など

分析指標を適切に定義しておくことで、ソーシャルリスニングで収集するデータ不足を防ぎ必要となる分析を行うことができます。

データ収集するターゲット(セグメント)の明確化

マーケティングを行う際と同様に情報を収集するターゲット(セグメント)を明確にすることも重要となります。

漠然と広く情報を収集してしまうと分析に必要となる情報の抽出に時間がかかってしまったり、本当に必要な情報が埋もれてしまい効果的な分析ができなくなるためです。

性別や年齢、在住する地域、ライフステージや生活水準、興味関心や趣味など、ターゲットの情報収集として必要な条件を設定しソーシャルリスニングを実施することで、目的に沿った価値の高い情報を集めることができます。

適切なデータの収集頻度の設定

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収集したい情報の種類に合わせてデータ収集頻度の設定も適切に行うことで情報の有用性を高めることができます。

例えば、テレビ番組やイベントを行うにあたりリアルタイムで消費者・顧客の反応を確認したい場合、データの収集頻度は短期間・高密度に設定するのが良いでしょう。

自社で行ったキャンペーンや広告による消費者・顧客の長期間の反応の推移を確認したい場合であれば、データの収集は長期間・低密度に設定してもよいでしょう。

データの取得頻度が多いほどデータが膨大になり、フィルタリングやノイズの除去などデータを整理することが大変になりますので、多くもなく少なくもなく、適切な頻度で情報を収集するように心がけましょう。

収集したデータからデータを可視化してレポートを作成

ソーシャルリスニングによる情報収集を行っても、収集したデータをもとに新しい気付きを得てマーケティングに有効活用できなければ意味はありません。

ヒストグラムバブルチャートを使いデータの特徴を見出す、ワードマップを作成しSNSで話題になっていたテキストフレーズを特定するなど、活用しやすいよう可視化しましょう。

取得したデータをマーケティングに適用していく

ソーシャルリスニングの目的はSNSでの消費者の意見を把握し、自社製品やマーケティングに活用することです。

取得したデータを綿密に分析、消費者や顧客の意見を正しく把握したうえで、製品開発やマーケティングに取り入れていきましょう。

また、企業のSNSアカウント運用や、SNS広告配信、インフルエンサーマーケティングなどを通して良質な口コミを獲得するなど、SNSと親和性の高い施策もあわせて実施することで、話題性の創出・ファンの獲得・SOVの向上を実現できます。

あわせて、分析ができてもその結果をもとにPDCAサイクルを回せる組織体制ができていなければ、宝の持ち腐れになってしまいますので、社内での仕組みづくりも意識してみましょう。

ソーシャルリスニングができるツール例

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消費者や顧客の意見を収集するのに大変有効なソーシャルリスニングですが、ソーシャルリスニングをより実施しやすくしたり、ソーシャルリスニングの効果をより高めるものなど、様々なソーシャルリスニングツールが存在します。

ソーシャルリスニングの無料ツール・有料ツールの一例をそれぞれいくつか紹介していきましょう。

【無料】Googleトレンド

google-trends画像:Google Trends

Google Trends(グーグルトレンド)は、検索エンジンをはじめとしたインターネット関連サービスで有名なアメリカの「Google」社が提供するツールです。

あるキーワードがどれだけ話題になっているか(Googleで検索されているか)という情報をグラフ形式で見ることができるツールで、トレンドとその推移を把握するのに役立ちます。

google-trends-2画像:Google Trends

特定の国や期間に絞り込んだデータの表示が可能で、世界中の国や都市、言語ごとにキーワードの検索数ランキングも確認できる他、検索したキーワードに関連したニュースなどを確認することができるため、トレンドについての詳しい情報を知ることができます。

【無料】Yahoo!リアルタイム検索

yahoo-realtime-search-1画像:Yahoo!リアルタイム検索

Yahoo!リアルタイム検索は、ポータルサイトYahoo! JAPANの運営をはじめとしたインターネット関連サービスを主に提供する企業「ヤフー株式会社」が提供するサービスです。

検索したキーワードがTwitterでどれだけツイートされているか、ツイート数の推移をグラフで確認することができます。

yahoo-realtime-search-2画像:Yahoo!リアルタイム検索 検索結果より

ツイート数の推移は24時間、7日間、30日間の範囲で確認が可能です。ツイートの内容がリアルタイムで見られる他、ツイートの感情の推移といったユニークな要素も確認することができます。

自社ブランドや製品名を入力して、どのような反応がTwitter上にあるか調べてみるとよいでしょう。

【無料】Twitter 高度な検索

twitter-advanced-search-1画像:Twitter「高度な検索」

Twitter「高度な検索」は、Twitterで提供されている拡張検索機能です。

通常の検索に加えてより細かな条件のキーワード検索や言語、地域、期間といった検索条件の指定、フィルター、エンゲージメントの指定など、詳細な条件でツイートの検索を行うことができます。

twitter-advanced-search-3画像:Twitter「高度な検索」

話題性が高まったタイミングで、具体的にどのような投稿がされていたのか、過去の投稿を条件に抽出したいといった際に活用できます。

【無料】NEWSCASTトレンドツール

newscast-top画像:NEWSCAST

NEWSCASTはSNSと連携したプレスリリース配信サービスですが、SNSの過去の話題性・トレンドを調べるツールを無料で使うことができます。(※無料会員登録が必要)

newscast-trend-year

newscast-trend-time画像:NEWSCAST

入力したキーワードがInstagram内でどのくらい話題になっていたかを、過去一年間さかのぼって年単位/週単位/日単位で見ることができます。自社で行ったキャンペーンの話題性、ブランド名の露出状況、シーズンごとの施策開始時期など把握する際に役立つでしょう。

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【有料】Talkwalker

talkwalker画像:TalkWaker

SNS分析ツールの開発・サービス提供を行っているルクセンブルクの企業「Talkwalker」社のツールです。

TwitterやFacebook、Instagramなど人気の高いSNSに対応している他、「5ちゃんねる」など日本の電子掲示板の情報やニュースメディアの情報も収集することが可能です。

Amazonを始めとしたECサイトの商品レビュー抽出にも対応しており、商品名を検索すると関連する投稿が抽出可能、画像・動画解析にも秀でているため画像内のロゴなどを対象とした画像検索なども行うことができます。

最新のAI技術と日本語を含めた187言語に対応する言語分析アルゴリズムが採用された、多機能・高性能ツールです。

【有料】Sprinklr

sprinklr画像:Sprinklr

Sprinklrはアメリカ・ニューヨークに本社を置くソフトウェア会社「Sprinklr」社のツールです。

ナイキ、マクドナルド、マイクロソフトをはじめとする1,000以上のグローバルブランド企業を顧客とし、ソーシャルメディアマネジメントシステムを提供している企業で、ソーシャルリスニング、デジタル広告、マーケティング、リサーチ、カスタマーケアなど多くの機能を一つのプラットフォームで提供していることが強みです。

Forrester Waveにより2018年に発表されたレポート『Social Listening Platforms Q3 2018』では、ソーシャルリスニングの分野で世界的な業界をけん引する「リーダー企業」として認められています。

【有料】NETBASE

netbase画像:NETBASE

NETBASEは、アメリカのカリフォルニア州に本社を構える「NetBase Solutions, Inc」の提供するツールです。

Faceboook、Twitter、Instagram、YouTubeなどの人気SNSプラットフォームに加えて、Amazon、楽天、Yahoo、価格ドットコムなどのECサイトレビューや主要ニュースサイトのデータも取得できる特徴があります。

高度な自然言語処理を実現しており、細かなニュアンスの言葉づかいも分析できる点も大きな強みです。その高度な言語解析アルゴリズムが評価され、『Social Listening Platforms Q3 2018』にて同業界の「リーダー企業」に認定されています。

【有料】Brandwatch(Crimson Hexagon)

brandwatch画像:Brandwatch

Brandwatchは、デジタルマーケティングサービスやビッグデータ活用サービスを提供している企業「株式会社ブレインパッド」が公式販売パートナーとして提供しているソーシャルリスニングツールです。(※「Crimson Hexagon」は「Brandwatch」と合併)

日本語はもちろん、英語や中国語など16言語に対応し外国人の投稿も収集することができ、人気の高いSNSであるTwitterとInstagramに対応しています。Instagram公式では不可能な複数ハッシュタグの検索が可能で、画像解析によって画像を対象としたデータ収集も行うことができます。

スピーディーかつ豊富な分析機能が特徴的で、日本の大企業の導入実績も豊富な高性能ツールです。

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ソーシャルリスニングの結果を最大限生かすためのポイント

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それでは最後に、ソーシャルリスニングの結果を最大限活かすためのポイントについてまとめてまいりましょう。

データのノイズは可能な限り除去する

ソーシャルリスニングによるデータ収集は消費者や顧客のより本音に近い意見が得られやすいことが大きなメリットです。一方でSNSではユーザーが自由に情報を発信しているため、どうしても分析に必要ではないデータや間違ったデータ、いわゆる「ノイズ」が含まれてしまいます。

収集したデータの信頼性や有効性はこのノイズを如何にして除去するかが非常に重要です。膨大なデータからノイズを除去するフィルタリングには多大な労力を要することになりますが、可能な限りノイズの除去に努める必要があります。

先にご紹介したソーシャルリスニングツールの中には自動でノイズを除去するフィルタリング機能が搭載されているものもあります。正しく設定を行う必要がありますが、フィルタリングにかかる労力を大幅に軽減することができるため、必要に応じて導入すると良いでしょう。

ポジティブ/ネガティブ投稿を深堀り分析する

ソーシャルリスニングでは「ポジティブ意見」「ネガティブ意見」に分類したデータを取得することができます。

自社やブランド、商材に対する投稿のポジティブとネガティブの割合がどの程度であるか分析することで、自社やブランド、商材に対して消費者・顧客が持つイメージを把握することができます。

また、ポジティブ/ネガティブそれぞれの意見の中身についても深堀りすることで、今まで気づけなかった消費者のホンネも知ることができます。

特にネガティブ意見については、具体的にどのような点について不満を持っているのかを明らかにすることで製品やサービス品質改善のために有用となります。

投稿内容についての分析を丁寧に行うことで商材やイメージの問題点を把握、改善につなげることができます。改善を行った後は継続してポジティブ・ネガティブ投稿の分析を継続し、改善の効果測定を行うことも重要です。

ハッシュタグやクリエイティブを最適化してSNSアカウントやSNS広告に生かす

SNSに元から備わっている分析ツールによる分析に加え、ソーシャルリスニングから得られたマーケティングに対する反応やターゲットへの訴求の成否を把握しましょう。

反応の良し悪しから、活用するハッシュタグや画像・動画クリエイティブの最適化を図ることができ、以降のSNS自社アカウント運用やSNS広告配信に役立てることができます。

誰が発信しているか影響力の大きいインフルエンサーを特定しアプローチ

ソーシャルリスニングでは、情報の拡散した経路も可視化することができ、情報発信源を絞り込むこともできます。

そうした機能を活用して収集したSNS投稿の中からリーチ数やエンゲージメント数の多い投稿を見つけ出し、多数のユーザーに影響を与えている「SNSインフルエンサー」の特定を目指しましょう。

自社と親和性の高いインフルエンサーである場合、たとえば自社の製品やサービスに対するフィードバックをもらい製品の改善ができる他、一般消費者に刺さりやすいタイアップ投稿を依頼したインフルエンサーマーケティングを行える可能性もあります。

SNS上での専門性・権威性の高いインフルエンサーは、数万人~数十万人という多くのフォロワーからの信頼を獲得しているため、適切な施策により高いマーケティング効果を発揮が期待できます。

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まとめ

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近年非常に注目度が高まっているソーシャルリスニングについて解説してまいりましたがいかがでしたでしょうか。消費者や顧客のより率直で本音に近い意見データをリアルタイムで得られるソーシャルリスニングは、マーケティングに繋げやすく、特にSNSマーケティングとの相性が良い手法です。

ソーシャルリスニングに慣れていないうちはデータ収集・分析・反映をスムーズに行うことが難しく、ソーシャルリスニングを効果的に活用することは簡単ではないでしょう。

しかしながら、ご紹介したものをはじめとしたツールの導入はソーシャルリスニングを実施する上で大きな助けとなりますし、ソーシャルリスニングを継続して実施しノウハウを確立することができれば、マーケティングを行う上で非常に心強い力となります。

「データを制する者が市場を制する」の言葉通り、ビッグデータを活用できるか否かで今後のビジネスの価値を高められるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

この記事をご覧いただき少しでもソーシャルリスニングに興味を持っていただけたならば、この機会にぜひ、自社でのソーシャルリスニング実施を検討してみてはいかがでしょうか。

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