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Instagramで人気のインスタグラマーやYouTubeで人気のユーチューバーに自社製品やサービスを宣伝してもらう「SNSインフルエンサーマーケティング」が今大きく注目されています。

SNSインフルエンサーマーケティングの効果を高めるためには、一度の施策で終わらせることなく、PDCAサイクルを回し改善を継続的に行うことが重要になります。

ではどのようにして自社で行ったマーケティング施策の成果を分析し改善点を抽出して次回につなげるのかというと、「DMP」の活用が一つの案となります。

DMPを活用することで効果的な改善策を見つけ出したり、新たな顧客やリピート顧客を増やすことが期待できます。

今回はDMPを活用してSNSインフルエンサーマーケティングの効果を高める方法をご紹介していきましょう。

尚、本記事を執筆するにあたりDMPサービスを提供する株式会社ブレインパッド様に取材させていただき、その深い知見からDMP活用のアドバイスを伺い本記事に反映させていただきました。この度はご協力くださり誠にありがとうございました。

SNSインフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングの特徴

SNSインフルエンサーマーケティングとは、Instagram、Twitter、YouTube、TikTokなど、人気SNSで多くのファンを抱える「インフルエンサー」に自社製品やサービスを体験してもらい、その感想をSNSに投稿し口コミ効果を生むマーケティング手法です。

従来のマスマーケティングと比べて以下のような特徴があります。

  • インフルエンサーの抱えるファン(コミュニティ)に商品を訴求するためターゲティングがしやすい
  • 一般的な広告よりも広告臭がしにくく受け入れられやすい
  • SNSを通して口コミと拡散が期待できる
  • SNS(インターネット)上で行われるためデータが取得でき効果分析がしやすい

インフルエンサーマーケティングについては基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティングの記事にて詳しく解説していますので是非ご覧ください。

DMP(Data Management Platform)とは?

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DMP(Data Management Platform)とは、インターネットや自社サーバーなどに蓄積されているビッグデータを収集・解析し、顧客獲得や顧客へのアクションといった具体的施策に活用するためのマーケティングツールです。

DMPを構成するの3つの要素

DMPは主に大きく3つの機能から構成されています

1. データ収集・統合機能

Webサイトやスマホアプリ、店舗等のシステムから

  • 顧客に紐づく行動データ(閲覧や購買など)
  • 顧客属性データ(性別や年代、居住地など)
  • 商品や記事に紐づくデータ(商品名や記事タイトル、カテゴリや価格など)

といった情報を収集し、顧客を軸に統合・一元管理していく機能です。

SNS上のデータや実店舗での購買履歴などとも結びつけてデータを管理できるため、従来は分断されていた様々なチャネルを統合して顧客特性を分析・理解することができます。

2. 可視化・分析機能

dmp-analyze 画像:レコメンドエンジン搭載プライベートDMP Rtoaster ご紹介資料|株式会社ブレインパッド より

収集・統合・セグメント化したデータに基づき、顧客の行動から推定される興味関心や閲覧/購入した商品や記事のデータを組み合わせた傾向を見える化し分析する機能です。

どのような顧客が多いのか、顧客毎にどのような施策を行っていくべきかなどが実際のデータから明確になるため、データドリブンマーケティングの展開に役立ちます。

3. マルチチャネルでの施策実行機能

dmp-channel画像:レコメンドエンジン搭載プライベートDMP Rtoaster ご紹介資料|株式会社ブレインパッド より

分析結果に基づいて、Webサイトやスマホアプリ、広告、LINE、メールなど、企業が顧客にアプローチしたい接点(チャネル)で顧客毎に施策を実行する機能です。

それも、画一的な施策実行ではなく、顧客の興味関心に基づいてパーソナライズされた施策(その人に合ったオススメ商品を提示する等)を行っていくことで、ブランドのファンになってもらい購買につなげることを可能にします。

この点が、DMPが最も価値を発揮できる領域といえるでしょう。

尚、各社が提供するDMPによって、得意領域が異なります。

  • 様々な広告媒体に対応している
  • 様々なデータを柔軟に収集・統合することが得意
  • パーソナライズ化していくためのAIが搭載されている

など、機能の有無や差があるため、自社の課題や目的に合ったDMPを選定し活用していくことが重要です。

DMPが導入されている分野とメリット

DMPを導入する最大のメリットは、人手では運用しきれない顧客毎の最適なコミュニケーションを自動で行うことができることです。

たとえば、

  • 提供している商品数が多くオススメすべき商品が顧客ごとに異なりデータが複雑なので処理しきれない
  • 予約や注文につながりやすいタイミングで顧客にキャンペーンを案内したいが人手が足りず実現できない

といった場合でもDMPで顧客とのコミュニケーションが自動化され、業務負荷を削減しつつ成果創出につなげることができます。

また、

  • データを活用してマーケティングを高度化したい
  • 属人的にならず再現可能な成果向上を狙っていきたい

というニーズが高まっていることから、大企業をはじめ中規模企業でもDMPを導入している企業が増えてきています。

業種としては、ECサイトでの導入をはじめ、オンライン旅行サービスや、メーカー、人材、金融、不動産、メディア等、幅広い企業がDMPを活用し成果を上げています。

SNSインフルエンサーマーケティングとDMPの役割

ここまで紹介してきた「SNSインフルエンサーマーケティング」と「DMP」の役割には以下のような違いがあります。

SNSインフルエンサーマーケティングの主な役割

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画像:レコメンドエンジン搭載プライベートDMP Rtoaster ご紹介資料|株式会社ブレインパッドより インスタラボにて一部編集

まず、インフルエンサーマーケティングの主な目的は「製品・サービス・企業などの認知とブランディング」となります。(結果的に購買促進につながることになります。)

人気のインフルエンサーを通して非認知層のユーザーに自社の製品やサービスについて興味をもっていただいたり、顧客との接点を増やしブランディングをするといった活用法が主な形となるので、SNSインフルエンサーマーケティングは集客コミュニケーション施策の一つと言えます。

DMPの主な役割

一方でDMPの主な目的は「ビッグデータ活用による施策効率化とLTV(※)の向上」です。

(※)LTV(Lifetime Value:顧客生涯価値)とは、一人の顧客が生涯にわたって自社にもたらした価値の合計。LTVが大きいほど利益を生む優良顧客であるといえます。

dmp-ltv画像:レコメンドエンジン搭載プライベートDMP Rtoaster ご紹介資料|株式会社ブレインパッドより

たとえばECサイトを運営している場合、既存の顧客データを分析しターゲットとなる顧客へ広告を的確に配信したり、顧客が離脱する前に興味を引く情報を提供したりといった形となります。

DMPはデータを活用し集客~接客~追客のサイクルをより効率的・効果的に行うための総合的サポートツールと言えます。

DMPを活用してSNSインフルエンサーマーケティングの効果を最大化させる方法

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DMPのビッグデータ統合分析によりインフルエンサー選定や広告クリエイティブの最適化を図る

SNSインフルエンサーマーケティングとDMPはそれぞれ「集客コミュニケーション施策」と「集客~接客~追客の効率化と効果の最大化サポート」という役割であることがわかりました。

この2つを合わせてシナジーを生み効果を大きくするということはつまり、SNSインフルエンサーマーケティング施策で得たデータをDMPで分析し、自社と親和性の高いインフルエンサー選定や広告クリエイティブの最適化を行い施策効果を最大化させていくという活用法となります。

Instagramには「インサイト機能」、Twitterには「アナリティクス機能」など、各SNSには投稿分析ツールが無料で提供されていますが、すべてのデータを網羅的に分析して具体的な施策まで落とし込むには専門的な分析スキルと手間と時間が必要になります。

インフルエンサーの選定も、基本的には「フォロワー数(リーチ数)」を重視してしまいがちですが、本来は

  • フォロワー属性
  • クリエイティブ親和性
  • エンゲージメント率
  • 投稿キャプション(テキスト)の質

など、様々な要素を考慮して自社にとって親和性の高いインフルエンサーを選定する必要があります。特に、投稿キャプションの質といった非構造化データを一つ一つチェックしていてはただ時間を奪われるばかりです。

そこでDMPを活用することにより、上記データをはじめとしたビッグデータを一元管理。

AI(人工知能)のレコメンド(推薦)により親和性の高いインフルエンサーを選定したり、その情報をもとに配信する広告クリエイティブの最適化を図るなど、双方の機能を上手く活用することで省力化・効率化を実現できます。

また、SNSで反応してくれたユーザー情報と自社WEBサイトや店舗に来店してくれた顧客情報などもあわせて顧客へのアプローチを最適化し購買を促したりも実現可能。

PC、スマートフォン、タブレットをまたいでのサイト訪問情報も統合しユーザーを把握するクロスデバイス分析により、様々なチャネルを通じてのマーケティング活動に生かすこともできます。

DMPを活用して効果測定するためのKPI

DMPを導入することで効果が測定できるKPIは多岐にわたります。

企業の課題毎に様々ですが、

  • メルマガの開封率
  • メール内のURLリンクのクリック率
  • LINEのメッセージ内のURLリンクのクリック率
  • Webサイト内でのキャンペーンクリック率
  • 各施策経由のコンバージョン率

など、一般的な施策KPIの向上はもちろん、顧客の購買単価や購買回数なども指標とされ、サイトやアプリがパーソナライズ化されることにより顧客満足度が向上し売上拡大を実現することが可能です。

SNSを活用したマーケティングのKPIについてはインスタグラムの効果測定はどうする?KPIの設定方法の記事にて詳しく解説していますので併せてご覧ください。

SNSインフルエンサーマーケティングのDMP活用による成功事例

インフルエンサーマーケティングとDMPによるデータドリブンマーケティングは、それぞれを行っている企業でも、双方をリンクさせて活用しているケースはまだ多くはないのが実情です。

そうした中、株式会社JTBパブリッシングが2018年にオープンしたWebメディア「るるぶ&more.」では、それぞれの活用と連動を狙った施策を展開しています。

その内容は20代~30代の女性から人気のインフルエンサー(インスタグラマー)をライターとして起用し記事を公開するというもの。おすすめのカフェや旅先を紹介することで多くのフォロワーに対してメディアの認知向上やサイトへの流入を促しています。

rurubu-andmore画像:&mores一覧|るるぶ&more.

また、サイト流入後は記事の閲覧データをユーザー毎にDMPで収集。ユーザーそれぞれの興味関心に基づく旅の情報をWebメディア内でオススメ表示していくことで、メディアへの定着から最終的には旅行予約にまでつなげることを意識しています。

インフルエンサーマーケティングとDMPの双方を上手く組合せ、自社の事業拡大施策に上手く組み込んでいる成功事例です。

参考:JTBパブリッシング様 事例紹介|株式会社ブレインパッド

SNSインフルエンサーマーケティングとDMPの今後

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インフルエンサーマーケティングとDMP活用は別々の施策として行われている場合が多いのが現状ですが、それぞれの活用はもちろん、これらをリンクさせ認知拡大から自社のサービスでのKPI向上や顧客の定着化を実現している企業は増えてきています。

DMPは企業が行うマーケティング施策のデータを統合し、各施策の質を高めて成果を向上していくことが可能です。

インフルエンサーマーケティングとDMPを併用することで、どのインフルエンサーがその顧客に適しているのか(好かれそうか)をオススメすることの実現はもちろん、どのSNSやWebサイトから自社サービスに訪れているのかといったデータを収集・分析し、施策に活かしていくことでさらに成果を増大させていくことができます。

社会の情報化が進んでいる中、SNSのインフルエンサーマーケティング、DMPのデータドリブンマーケティングを合わせてシナジーを生み出し事業拡大を実現していく企業は今後さらに増えていくでしょう。

レコメンドエンジン搭載プライベートDMP「Rtoaster」とは

今回、本記事を執筆するにあたり、株式会社ブレインパッドのご担当者の方にDMP活用に関するアドバイスをいただきました。この度は誠にありがとうございました。

同社はDMPサービスを提供しておりますので紹介させていただきます。

Rtoaster

「Rtoaster」は株式会社ブレインパッドが提供するレコメンドエンジン搭載プライベートDMPです。同社のDMPには大きく以下の4つの特徴があります。

1. データ活用のプロが実現するレコメンド・機械学習
独自のAIによる機械学習を通して、施策アクションのレコメンド(おすすめ)を自動的に提示し、マーケティング成果向上・効率改善・自動化を実現。

2. マルチチャネルでの豊富なアクション
Webサイト・アプリでの接客型アクションや、広告・メール・プッシュ通知・DMなどでの集客型アクションなど、マルチチャネルアクションをスムースに実現。

3. ユーザー像の可視化・インサイトの発見
プライベートDMPに統合したデータに基づき自社のユーザーを可視化、インサイトを導き出すことが可能。

4. マーケティングアクションに最適化されたデータ統合
社内に分散しているデータを、マーケティング活用していく上で最適なカタチで収集・蓄積・統合可能。

以上の機能に加え、同社のコンサルタントとデータサイエンティストが全面的にサポートし、企業の事業拡大に貢献してくれます。DMPの導入を検討している際、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

Rtoasterサービスページ

参考:Rtoasterサービスページ|株式会社ブレインパッド

DMPを活用したSNSインフルエンサーマーケティングまとめ

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いかがでしたか。

インターネットやIoTなどが身近にあふれている今、データとして活用できる要素が激増した現代だからこそDMPによるデータドリブンマーケティングの重要性がより増してきています。

インフルエンサーマーケティングに限ったことではありませんが、施策は一度だけ行うのではなく、施策結果をもとに課題抽出・施策立案と実施・結果分析を継続的に繰り返し効果を最大化させることが長期的な事業拡大につながります。

秒単位で増え続ける膨大なデータに埋もれることなく、上手に活用してマーケティングを行っていきましょう。

 

本メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでは、SNSビッグデータとAIを活用したインフルエンサーマーケティングサービスを提供しています。

また、施策の詳細な効果分析レポートも無料提供しており、継続的なマーケティング支援が強みとなっています。

SNSのデータ活用マーケティングでお困りの際にはお気軽にご相談ください。

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