
SNSでフォロワーを多く抱えるインフルエンサをキャスティングし、自社の製品やサービスについてPRしてもらう「インフルエンサーマーケティング」が、いま大きな注目を集めています。
そんな中、
- インフルエンサーに自社製品のPRを依頼するにはどんな方法があるのか?
- インフルエンサーに依頼するときの料金相場はいくらなのか?
- インフルエンサーに依頼する際に注意すべき点はどのようなものなのか?
など、さまざまな疑問をもっているWEB・マーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、インフルエンサーによるPRを検討している方向けに、
- インフルエンサーへPRを依頼するときの料金相場
- 具体的な見積例
- インフルエンサーへの3つの依頼方法
- 依頼時に意識するべきポイント
について詳しく解説しています。
さらに、ファッション、美容関係、グルメ・スイーツといったインスタグラムで特に人気のある3つのジャンルのインフルエンサーマーケティング成功事例も厳選してご紹介します。
インフルエンサーマーケティングについて体系的に学びたい方は基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティングの記事にて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
目次
インフルエンサーマーケティングとは?
まず、インフルエンサーマーケティングがどのようなものか、簡単に解説しておきましょう。
インフルエンサーマーケティングの特徴
インフルエンサーマーケティングとは、Instagram、YouTube、Twitter、TikTokなど主にSNS上で多くのファンを抱える「インフルエンサー」に自社商品やサービスを宣伝してもらい、口コミ効果を生むマーケティング手法の一つです。
従来のマスマーケティングに比べて
- 情報を届ける相手をターゲティングしやすい
- 生活感を演出しやすいので一般的な広告よりも広告臭が少なく受け入れられやすい
- SNSを通して口コミによる拡散が期待できる
- データを取得できるので効果計測がしやすい
といった特徴があります。
たとえばコスメやファッションなど、得意とするジャンルの専門性が高いインフルエンサーによる言葉はターゲットに強く訴求できるため、大きく注目されています。
インフルエンサーマーケティング施策タイプは主に3つ
インフルエンサーへ依頼する施策内容としては主に3つのタイプがあります。
商品ギフティング・サービス体験型
インフルエンサーへ自社商品を提供し自宅などで体験してもらった後にSNSに感想を投稿してもらう手法です。
企業からインフルエンサーへ商品を送付する必要はありますが、ほとんどがオンライン上で完結するので、おたがい比較的気楽に実施できる方法といえます。
現地訪問型
店舗、イベント、観光地などへインフルエンサーに来てもらい、製品やサービスを体験してもらう手法です。
現地で実際に製品やサービスを体験してもらうことでより訴求力の高いレビューが可能になります。
企画・コンサルティング型
自社製品開発やイベントを企画する際、インフルエンサーに監修役を依頼する方法です。
飲食店の新メニュー開発、ファッションデザイン、イベントアイデアなど、最新のトレンドやインフルエンサーのセンスやネームバリューを取り入れた施策を行うことができます。
自社製品やサービスへのフィードバックをもらうことで、ブランド価値を高めるヒントを得ることができるのも大きなメリットです。
インフルエンサーマーケティングにかかる費用計算例・金額の相場とフォロワー単価
では実際にインフルエンサーへ自社製品やサービスの宣伝を依頼したときどのくらいの費用・料金になるのか、ここで紹介していきましょう。
インフルエンサーマーケティングの費用相場はフォロワー単価「2円~4円」
インフルエンサーマーケティングの依頼にかかる費用・料金相場は、1回のSNS投稿で「フォロワー数×2~4円」と言われています。
たとえば、フォロワー数が5万人のインフルエンサーに依頼する場合は10万円~20万円が費用の相場となります。
インフルエンサーの拡散力(リーチ力)が大きくなるのに比例して費用も大きくなるというシンプルな費用算出方法です。
インフルエンサーのもつフォロワー1人当たりの単価を「フォロワー単価」と呼び、インフルエンサーマーケティングの費用は一般的にフォロワー単価によって算出されます。
フォロワー単価の相場については、Business Insider Japanが複数企業に対してフォロワー単価の相場に関する取材をしたところ、以下のような回答が得られています。
複数企業に取材すると、案件やフォロワー数、投稿内容によって大きく変わるが、広告費の相場は「1フォロワー=3〜4円」「1フォロワー=2~3円」という回答が寄せられた。
フォロワー数が非常に多い人気インフルエンサーに依頼する場合と、一般的なインフルエンサーに依頼する場合でフォロワー単価が変動するため、インフルエンサーマーケティングを提供している会社に問い合わせて確認してみるとよいでしょう。
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【パターン別】インフルエンサーマーケティング費用の見積方法
よりわかりやすくするため、インフルエンサーマーケティングを実施する際の費用見積例を紹介しましょう。
インフルエンサー依頼費用例1:商品ギフティングの場合
「商品ギフティング」は、自社製品をインフルエンサーに送付してインフルエンサーの自宅で製品を体験し、SNSで感想を発信してもらう方法です。
たとえば以下の条件のとき、見積金額は
- インフルエンサーフォロワー数:5万人
- 起用人数:3名
- フォロワー単価:2円
- Instagramフィード投稿1回
5万人 x 3名 x 2円 =30万円
となります。
インフルエンサー依頼費用例2:現地訪問の場合
「現地訪問」は、インフルエンサーに店舗やイベント、観光地などに来てもらい、現地での生の体験・感想をSNSで発信してもらう方法です。
例えば以下の条件(ギフティングと同じ)のとき、見積金額は
- インフルエンサーフォロワー数:5万人
- 起用人数:3名
- フォロワー単価:2円
- Instagramフィード投稿1回
5万人 x 3名 x 2円 = 30万円
となりますが、さらにこの基本費用に「インフルエンサーの時間拘束費用」「交通費」「宿泊費」「アクティビティ費」などが必要に応じてプラスされます。
したかって、この例の場合は35~40万円前後の金額イメージになります。
日帰りと宿泊の場合で費用も変わってくるため、あらかじめ施策イメージをある程度かためた上で予算編成しておくとよいでしょう。
インフルエンサー施策の内容により費用は変動することに留意
シンプルな見積例を紹介しましたが、Instagramフィード投稿のほかに、
- ストーリーズ投稿(ECサイトへのURLつき)
- ライブ配信による商品セールス
- 新商品の監修・コラボ
- ブログ記事執筆
- 動画作成
など、インフルエンサーマーケティング施策の内容によって費用は変動しますので留意しておきましょう。
インフルエンサーに依頼するときは適切なインフルエンサーを選定しよう
インフルエンサーマーケティングの成否はインフルエンサーの選定により決まるといっても過言ではありません。
- 商材と親和性の高いインフルエンサーの選定
- インフルエンサーが不正なフォロワー買いをしていない
- インフルエンサーの過去PR実績データから高い成果が見込まれる
など、最低限の品質を確保していることが前提となります。
自社でのインフルエンサー選定や施策実施のノウハウが不安であれば、本メディア「インスタラボ」でもインフルエンサーマーケティングサービスを提供していますので、お気軽にご相談ください。
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2020年も注目のインフルエンサーマーケティング会社22選
インフルエンサーに依頼する主な方法3つとそれぞれのメリット・デメリット
インフルエンサーマーケティングに限らないことですが、自社とインフルエンサーの間に仲介業者が増えるほど金額的な費用が増えていきます。
インフルエンサーマーケティングを依頼する方法は主に
- インフルエンサーへ直接依頼
- インフルエンサーマッチングプラットフォームの利用
- インフルエンサーキャスティング会社からの紹介
の3つのパターンになります。
以下でそれぞれの特徴を紹介していきましょう。
依頼方法1. 直接インフルエンサーに依頼する
自社で直接インフルエンサーに依頼する場合は中間業者がいないため、低コストかつスピード感をもったやりとりをすることが可能です。
ただし、自社で最適なインフルエンサーの選定、報酬交渉、マネジメント、投稿内容チェック、効果分析などすべての手間を自社で行う必要があり、人的リソースが限られている場合は担当者への大きな負担となることに留意しておきましょう。
依頼方法2. インフルエンサーマッチングプラットフォームを活用する
マッチングプラットフォームの高性能ツールを使い自社に親和性の高いインフルエンサーの選定と連絡、ダッシュボードでのインフルエンサー管理、投稿の効果分析などができます。
インフルエンサーの選定と管理、施策スケジュール管理や商品の発送、効果分析などを基本的に自社で行う必要があるため、人的リソースとノウハウがある程度必要になります。
また、定額の利用手数料が発生し、依頼するインフルエンサーによってはディレクション費用が発生する場合もあります。
依頼方法3. インフルエンサーマーケティング/キャスティング会社に紹介してもらう
インフルエンサーの性質(フォロワー属性、性格など)やマーケティング施策について熟知したプロが最適なインフルエンサーの選定とマネジメント、施策の実施、効果分析をしてくれます。
ですので、インフルエンサーマーケティングについてのノウハウがないが試してみたい、過去に実施したが効果を実感できなかった、社内に人的リソースがないといった場合に有効です。
ただし、キャスティング会社とインフルエンサーとの間に中間業者が多い場合、事前に詳細なすり合わせをしておかないと広告主(自社)の意図とずれた施策内容になったり、コストが割高になる可能性があるため、あらかじめ詳細に摺合せしておきましょう。
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インフルエンサーマーケティング依頼時におさえておきたい5つのポイント
成功している企業事例を参考にインフルエンサーマーケティングに取り組んでみたものの思うような結果に繋がらなかった…という話は少なくなりません。
ここでは、施策を成功させるためのインフルエンサーへ依頼する際に意識するべき6つのポイントを紹介します。
1. 依頼するインフルエンサーと自社の親和性を確認。フォロワー属性やフォロワー買いチェックも忘れずに
起用したいインフルエンサーの投稿写真や動画の品質は高いか、世界観は自社とマッチしているか、丁寧に確認しましょう。
その上で、自社製品やサービスをPRしたいターゲット属性と、起用したいインフルエンサーのフォロワー属性がマッチしているかも併せて調べます。
自社商品がコスメで女性をターゲットとしているので女性インフルエンサーにPRを依頼したけれど、実は男性ファンが多かったということになってはターゲットに効果的に製品の情報を届けることができません。
また、最近ではインフルエンサーの「フォロワー買い」も大きな問題になっています。フォロワー買いとは、SNSユーザーからのフォローを金銭により購入することで、マーケティング効果が低い空っぽのフォロワーを所有しているケースが多くあります。
フォロワー数の多さだけを見てインフルエンサーに依頼しても、深くターゲットに刺さるPRはできませんので注意しましょう。
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2. PR投稿の内容を丁寧にすり合せし、インフルエンサーのクリエイティブを信頼する
PR投稿の内容はインフルエンサーと事前に丁寧なすり合わせをしておきましょう。途中から大きな変更や追加をすることはインフルエンサーへの大きな負担となるとともに関係性の悪化につながるため、ビジネスパートナーとして対等な関係で接するようにすることが大切です。
また、予算をかけてインフルエンサーへPRを依頼するとなると、「商品を大きく見せてほしい」「こういう見せ方をしてほしい」など、どうしても自社が望む見せ方、要望を押し付けてしまいがちです。
しかし、インフルエンサーは「SNSにおいて魅力的な写真」を撮影・加工するプロフェッショナルです。インスタグラムでの見せ方、またフォロワーが反応しやすいアプローチを企業よりも理解しています。
そのため、インフルエンサーが作り出すクリエイティブを信頼することも欠かせません。
自社が望む見せ方を押し付けるあまり、インスタグラムの投稿に対していいね!やコメントが伸びない、なんてことにならないように気をつけましょう。
3. 謝礼だけでなくネタを提供することで、インフルエンサーのひらめきを促進させる
インフルエンサーのクリエイティブを信頼するにあたり、企業がすべきことがあります。それは、インフルエンサーが喜んでインスタグラムに投稿したくなるような "ネタ" を提供することです。
具体的には、インフルエンサーのフォロワーが思わず反応したくなるような商品独自の特徴やブランドメッセージがネタにあたります。
ネタを提供することでインフルエンサーの方々が「こういう見せ方をするとフォロワーが喜んでくれるな」と思ってくれるようになるため効果的なPRにつながります。
4. インスタグラムの投稿だけでなく、他の広告媒体への出稿など「話題づくり」のための戦略的PRを行う
予算との兼ね合いもありますが、複数のインフルエンサーを起用したり、狙うターゲット層が集まるメディアへも記事広告を出稿するなど、戦略的な話題づくりを心がけることも大切です。
なぜなら、インスタグラムでは投稿に対してURLを貼り付けることができないためです。(条件付きでストーリーズにはURLを追加できます)
また、タイムライン上から投稿が流れてしまったら、ふたたび同じ投稿を見てもらえる機会は減ってしまいます。そのため、インスタグラムは1回の投稿だけではコンバージョンがすぐに出にくい特性があるのです。
そこでPR用のハッシュタグを用意してキャンペーンとして打ち出したり、複数人のインフルエンサーとコラボしてユーザーのタイムラインに何度も自社のコラボ投稿が表示されるようにするなど、戦略的PRを図ることで長期的な宣伝効果を得ることができます。
5. 適切なKPI設定と効果測定を通してPDCAサイクルを回し、継続的に効果を高める
インフルエンサーに依頼して製品やサービスをPRしてもらうなら、効果計測と分析を必ず行いましょう。
自社SNSアカウントのフォロワー数が増えたのか、自社ECサイトへの遷移数が増えたのか、売上にはつながっているのか、詳しく分析することで次回施策のヒントを得ることができます。
インスタグラムには投稿の効果を見ることができる「Instagramインサイト」という機能がありますので、施策を行った後にインフルエンサーから提出してもらい、分析の参考とするとよいでしょう。
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6. ステマ(ステルスマーケティング)にならないようインフルエンサーとの関係性を明記する
商品を提供したり、金銭のやり取りが発生するなど、インフルエンサーが対価を得てインスタグラムに投稿する場合は、広告であることが明確にわかる表記を行いましょう。
もし広告であるにも関わらず、広告ではないかのように見せてしまうと、ステマ(ステルスマーケティング)として炎上したり、景品表示法違反となる場合があります。
そのため、インフルエンサーに投稿してもらう際には自社との関係性を明示し、「#PR」といったハッシュタグなど、広告であることを明記してもらうことを忘れないようにしましょう。
ステマ(ステルスマーケティング)にならないためのガイドラインは炎上・ステルスマーケティング(ステマ)防止マニュアルにてまとめていますので是非ご覧ください。
運用の参考にしたい!インフルエンサーを起用した成功事例7選
ここからはインフルエンサーに依頼して大きなの広告効果を得た成功事例を紹介します。
今回紹介する事例は、インスタグラムでも特に人気のファッション、美容、スイーツの3ジャンルから
- 「#PR」のハッシュタグが付けられている
- いいね!数は1000以上の投稿
を選定基準として紹介しています。また、投稿に記載のあるハッシュタグから企業名及び施設名を記載しています。
ファッション|読者憧れのファッションリーダーを起用して成功した事例
ポール・スミス × 横田ひかるさん【9,268いいね!】
ファッションモデルの横田ひかるさんです。インスタグラムでのフォロワー数が28万人を超えており、同年代の女性からの支持を多く集めています。
こちらの事例は、ポール・スミス六本木店のイベントPRとして投稿されているものです。ターゲットにしている若い女性の憧れの的であるインフルエンサーの横田ひかるさんを起用することで魅力的にPRすることに成功し、9,268件ものいいね!を獲得しています。
自社商材とインフルエンサーの親和性が高いことで、PRをより効果的に行うことができます。
UNIQLO×藤井 明子さん【1,709いいね!】
藤井明子さんはアラフォーモデルとは思えない容姿で人気のインフルエンサーです。
ユニクロのブラトップという、一般人がインスタグラムに投稿するには少しハードルが高い商品も、流石の写真テクニックでキレイに表現しています。
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美容関係|美を武器に活躍しているインフルエンサーを起用して成功した事例
ETUDE HOUSE × らてりかこさん【1,930いいね!】
古着屋『サントニブンノイチ』の大阪店スタッフである、らてりかこさん。ロングの黒髪と個性的な雰囲気で、多くのファンを魅了しています。
そんならてりかこさんと韓国コスメ『ETUDE HOUSE』がコラボした1枚。
らてりかこさんの個性的な雰囲気は残しつつ、うまく『ETUDE HOUSE』のPRを盛り込んでいます。コメント欄も「可愛い」といったコメントが多数寄せられており、フォロワーの興味をしっかりと惹く内容となっています。
Dior×古川貴絵【6,791いいね!】
こちらは10~20代の女性が愛読する雑誌、ViViの公認インフルエンサーである古川貴絵さんの投稿になります。
普段から「そのアイテムはどこで買いましたか?」というコメントが投稿に殺到している古川さん。そのため、コスメの投稿をすると彼女に憧れるフォロワーからの注目が一気に集まります。
こちらの香水はまだ発売日前であるにも関わらず、いいね!が7000件近く集まっており、商品の認知度UPを巧みに実現させています。
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グルメ・スイーツ|食べ物の投稿に特化した「デリスタグラマー」を起用して成功した事例
※デリスタグラマーとは、美味しそうなフードやスイーツを中心に投稿しているインスタグラマーのことを指します。
バリラジャパン×Rieさん【1,311いいね!】
おうちごはんの投稿で人気を集めているデリスタグラマー、Rieさんの投稿はなんといっても見ているだけでお腹が空きそうなおうちごはんと手作りおやつの写真が魅力的です。
バリラジャパンのPRでも、商品が最も生かされるように、美味しそうなラザニアを作って投稿しています。さらに、主婦なら誰もが気になる「時短調理」にも言及することで、時短の便利さに驚く声がいくつもコメント欄に寄せられており、効果的に商品の魅力を発信することに成功しています。
Reiさんはコメント欄でもフォロワーに対し調理のコツをアドバイスしているため、料理をするフォロワーに影響を与えること間違いなしです。
阪急うめだ本店×きょん。さん【4,008いいね!】
きょん。さんはカフェスイーツに特化したデリスタグラマーである「きょん。」さんは、フリーランスのフォトグラファーとして活躍しているだけあってインスタの投稿もおしゃれな構図で撮影されたスイーツで統一されており、スイーツやカフェ巡りが好きな女性からの支持を集めています。
そんなきょん。さんがPRしたのは阪急うめだ本店で開催中(2018年2月14日まで)の、阪急バレンタインチョコレート博覧会で販売している「たい焼きソフト」。普段の投稿とは少し異なり、白背景にたい焼きソフトを真ん中に写すというシンプルな画像にすることで投稿一覧の中でも目を引く投稿になっています。
さらに、この投稿は阪急バレンタインチョコレート博覧会のイベント特設アカウントのタグ付けもされており、きょん。さんの投稿をきっかけにイベントを知ったユーザーが簡単にイベント特設アカウントへアクセスできるようになっています。
投稿からわずか2日(記事更新日時点)でいいね!数は4000を突破しており、実際に「これ食べたい!」というコメントも寄せられています。
大丸・松坂屋×mikuさん【4,851いいね!】
先ほどの事例と同様、こちらの投稿もバレンタインチョコのPRになりますが、世界観が全く違いますね。同じスイーツに特化したデリスタグラマーでも、一人一人の投稿のスタイルが違うことでPRのアプローチ方法が大きく変わってくることがわかります。
mikuさんはプロフィールに「パンとうつわとおうちカフェ、チョコレートを愛する食いしんぼう」と書かれている通り、普段はこだわりのお皿にのせた美味しそうなパンの投稿が特徴的なデリスタグラマーです。
こちらのPRでは、紹介するチョコレートによって画像の色合いや小物、お皿のテイストを変えており、PR投稿とは思えないほどのクオリティに仕上がっているので見ているだけでも楽しいです。
中でもこの投稿は最も反響の大きかったチョコレート紹介で、構図、色味が絶妙なバランスを実現しており主役のチョコレートをしっかり引き立たせられています。
mikuさんのセンスが発揮された事例といえるでしょう。
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まとめ
インフルエンサーへ依頼する方法や依頼時に意識するべきポイント、インフルエンサーマーケティングの成功事例を紹介してきましたがいかがでしたか。
ご覧いただいたように、成功事例の投稿はどれも広告色がなく、見る人にとって楽しいコンテンツとして成立しています。フォロワーが多いからただ商品写真を載せればいい、というわけではないのです。
いかにインフルエンサーのフォロワーに楽しんでもらえるかを考えること、そしてそれを実現できるインフルエンサーを起用できるかが、インフルエンサーマーケティングにおいて最も大切なこととなります。
本記事がインフルエンサーへ依頼する際の一助となれば幸いです。
本メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでも、人気インスタグラマーやユーチューバーを起用したPR、SNSをつかったキャンペーン拡散やブランディング、企業アカウント運用などSNSマーケティング施策でお力添えできますので、お気軽にご相談ください。
1,500件以上の実績を作り出したインフルエンサーマーケティングのプロが、施策に最適なインフルエンサーのキャスティング、PRの実施から効果分析レポートまでワンストップで提供させていただきます。