
世界最大の動画共有サービスであり、世界中の多くの人々に親しまれているYouTube(ユーチューブ)。
動画という人々の関心を集めやすい媒体を扱うことや、10億人以上ものユーザー数を誇るYouTubeは大変注目度の高い広告手段でもあります。
今回はYouTube動画広告の特徴とその作り方、出稿方法を画像でわかりやすく解説してまいります。
目次
YouTubeとは
YouTube動画広告について解説を始める前に、YouTubeについて簡単におさらいしておきましょう。
YouTubeはアメリカのYouTube社が開発・運営を行っている世界最大の動画共有サービスです。YouTube社は2006年に同じくアメリカのGoogle社に買収され傘下に入っており、Google社が提供しているサービスとも連携されています。
全世界に10億人以上のユーザーがいると言われており、2015年4月の時点で76の言語に対応しているなど全世界で最も親しまれている動画共有サービスと言えます。サービスは基本無料で利用することができます。
PCはもちろん、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などで気軽にアップロードされた動画を視聴できるほか、テレビでYouTubeを視聴できるようにするデバイスやYouTube視聴機能が搭載されたテレビも販売されているなど、人々にとって非常に身近なサービスであり、2017年2月時点での動画アップロードは毎分400時間分にもなるなど、ユーザーが非常に活発であることも特徴のひとつです。
近年ではYouTubeに広告付きの動画などをアップロードし、その広告収入を得ることを生業とする「YouTuber(ユーチューバー)」と呼ばれるユーザーが世界中で多く活躍しており、動画再生数の多さを競い合うなど、YouTube全体の勢いは留まるところを知りません。
YouTubeの日本国内利用者(ユーザー)データ
世界中で多くに人々に利用されているYouTubeですが、日本ではどの程度利用されているのでしょうか。日本におけるYouTube利用者について解説してまいります。
YouTube日本国内利用ユーザー数は6200万人を突破
Googleの日本法人、グーグルジャパンは2018年7月5日にYouTubeの広告主向けイベントを開催、2017年の成果を発表しました。
2017年はYouTubeの日本語版が提供されて10年目となり、日本における18~64歳のネット人口の82%がYouTubeで動画を視聴、月間ログイン視聴者数は6200万人だったと発表しました。
動画投稿数も2016年と比較して2倍となっており、100万人以上の登録者を抱えるチャンネルが90を超えるなど、日本においても多くの人々がYouTubeを利用していることがわかります。
参考:日本経済新聞「ユーチューブ、日本で10年 ネット人口の8割が視聴」(2018年7月6日16:20 日経電子版)
Youtubeの日本国内利用ユーザーの属性・男女比
アメリカのニューヨークに本社を置くマーケティングリサーチ会社ニールセン社の調査によると、日本の20~34歳のインターネットユーザーのうち、男性40%、女性30%を超える人が、1日のうち1時間以上YouTubeを利用しているということがわかっています。
Youtubeの日本国内利用ユーザーは毎月4,500万人がスマートフォンで動画を視聴している
同じくニールセン社の調査で、スマートフォンでYouTubeを利用する日本国内のユーザーは、毎月4,500万人に上ることがわかっています。
YouTube動画広告とは?広告タイプ4種類の特徴とメリットや課金タイプを解説
YouTubeが日本においても多くの人に利用されていることはわかりました。ではYouTubeに掲載されるYouTube動画広告とは一体どのようなものなのでしょうか。
YouTube動画広告における広告タイプ4種類の特徴とメリットについて解説してまいります。
以下参考
YouTube広告掲載(参照2019年1月15日)
Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」(参照2019年1月15日)
YouTube広告全般の特徴
まずはYouTube動画広告全般の特徴をご紹介します。
YouTube動画広告のなによりの特徴と言えるのが、YouTubeが扱うコンテンツが動画であるということです。
画像:広告掲載|YouTube
YouTube動画広告もその名のとおり動画を媒体とした広告です。動画は文字や画像といった媒体と比較して利用者の興味を惹きやすく、YouTubeのユーザーは当然動画を視聴するためにYouTubeを利用するので広告を視聴してもらえる機会自体が多くなります。
またYouTubeはGoogleとも深く連携したサービスです。Googleが提供しているサービスを通じて広く広告を掲載することができるので、YouTubeのみならず多くのインターネット利用者の目に付く機会があります。
様々なターゲティング方法を選択して設定することができ、的確な顧客層にアプローチをすることができるようになっています。
広告料金はオークション方式となっていますが、課金対象は広告タイプにより異なります。
TrueViewインストリーム広告
それではYouTube動画広告の広告タイプについて解説してまいりましょう。まずはじめにTrueViewインストリーム広告です。
TrueViewとはYouTubeが提供している動画広告フォーマットの名称であり、インストリーム広告は他の動画の再生前・再生中、または再生後に再生される広告タイプです。
画像:Google Rich Media Gallery より インスタラボにより編集
上図がTrueViewインストリーム広告の例です。広告は再生開始から5秒経過するとユーザーがスキップすることができます。他の動画に挿入される形で動画再生ページに表示されるため、非常にユーザーの目に留まりやすく、確実に動画広告を視聴してもらえる点が最大のメリットといえます。
広告料金の課金はユーザーが30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴するか、30秒経過する前に広告を操作した場合に発生し、30秒経過する前にユーザーが広告をスキップした場合は課金されません。
TrueViewディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告はYouTubeの関連動画の横や、YouTubeの検索結果の一部、またはモバイル版YouTubeのトップページに表示される広告タイプです。以前はTrueViewインディスプレイ広告と呼ばれていました。
画像:Google Rich Media Gallery より インスタラボにより編集
上図がTrueViewディスカバリー広告の例です。TrueViewインストリーム広告がユーザーが動画再生時に再生される広告であったのに対して、TrueViewディスカバリー広告はユーザーが動画を探している場面で表示されるのが特徴です。広告はサムネイルとテキストで構成されます。サムネイルをクリックすると動画が再生されます。
広告料金はユーザーがサムネイルをクリックし動画広告を視聴した場合のみ課金されます。
バンパー広告
バンパー広告はTrueViewインストリーム広告と同様に他の動画の再生前・再生中、または再生後に再生される広告タイプです。上記2つのTrueView広告が30秒以上の長めの動画広告を掲載できるのに対して、バンパー広告は6秒以下の短い動画広告となります。ユーザーがバンパー広告をスキップすることはできません。
画像:Google Rich Media Gallery より インスタラボにより編集
バンパー広告はより多くのユーザーにリーチし、広告主のブランド認知度向上を目的として利用するのに向いている広告タイプとなります。
広告料金はTrueView広告と異なりインプレッション数に基づいて発生し、広告が1,000回表示されるたびに課金が発生します。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告はモバイル(スマートフォンやタブレットなど)専用の広告タイプです。
ここまでにご紹介した広告タイプがYouTube内で表示・再生される広告であったのに対し、アウトストリーム広告は外部のウェブサイトやアプリなどYouTube以外のコンテンツで表示されるのが特徴です。
YouTube利用者以外へもアプローチすることが可能で、リーチを拡大しより多くの人に広告を見てもらうことが可能です。アウトストリーム広告は音声なしで再生が開始され、ユーザーが広告をタップすると音声も再生されます。
画像:YouTube の TrueView キャンペーンやユニバーサル アプリ キャンペーンで縦長の動画広告を利用できるようになりました|Google広告ヘルプ
様々な場所に掲載することができる点が最大のメリットです。バナー広告、インタースティシャル広告、インフィード広告、ネイティブ広告に加え、モバイルユーザー向けに縦向きや全画面といったモードの選択も可能です。
アウトストリーム広告の料金は動画広告の面積の50%以上が2秒以上視聴された場合に発生します。
Youtube動画広告の作成の流れ
続けて実際にYouTube動画広告を利用するための手順を解説してまいりましょう。まずは核となる動画広告の作成の流れから解説を進めてまいります。
参考:YouTube広告掲載「動画の作成 できるだけお金をかけずに良質な動画広告を作成する方法」(参照2019年1月15日)
広告のコンセプト・メッセージを決める
広告の種類を問わずクリエイティブ作成で重要となるのは、その広告で何を伝えたいかです。動画の視聴者にどのようなことを考え、感じてもらいたいかを明確にしましょう。動画広告で伝えたい内容は通常以下の2種類に分けられます。
- 取り扱っているビジネスの内容や他社との違いといったビジネスの概要
- 取り扱っている商品やサービスのうち、特定のものの紹介や説明
視聴者に内容を伝えやすくシンプルな構成にするため、これらはいずれか一方に限定するのが望ましいといえます。
動画内容の構成と脚本をつくる
広告のコンセプトが決定したら、具体的にどのような構成で内容を伝えていくかを考えましょう。その際には以下の点を考慮します。
- 伝えたいメッセージとタイミング
- 動画の出演者
- 撮影したいシーン
- 必要な小道具
思いついたアイデアは文章や絵で控えておくと良いでしょう。
内容を確実に視聴者へと伝えていくためには脚本を作成するのが効果的です。伝えたい内容がしっかりと盛り込まれているか、内容が明確であるか、不自然ではないかといった点を実際に声に出して読み上げながら確認するのがおすすめです。
構成や脚本を作成する際には選択する広告タイプも考慮に入れて、動画の再生時間を調整しましょう。
キャストを集める
作成した構成や脚本の内容に応じて適したキャストを決定しましょう。
自身が企業などの代表者であり、広告の内容がビジネスの概要であるならば、自身で出演するのも良いでしょう。商品やサービスの紹介であるならば、多くの人が親しみを覚えるような人物を選ぶのが良いですし、自身が出演の上でナレーションを別の人物に担当してもらうといった方法も良いでしょう。
キャストには広告で伝えたい内容をしっかり把握しており、それらを明確に視聴者へと伝えられる人物を選択することが重要です。
また、YouTube動画クリエイター(ユーチューバー)といった影響力のあるインフルエンサーをキャストとして活用することで、広告の効果をさらに高めることが見込めます。2019年も注目のインフルエンサーマーケティング会社21選の記事では、YouTube動画クリエイター(ユーチューバー)やインフルエンサーをキャスティングしている企業をまとめていますので、併せてご覧ください。
撮影環境を整える(ロケーション、カメラ、マイク、照明)
ロケーション
動画を撮影するのに最適なロケーションはリアリティを感じられる場所です。自身の会社や店舗の中、その周辺など馴染みのある場所が好ましいでしょう。奥行きがあり開放感がある場所を選び、窓やドアがない壁の前のように閉塞感を感じられるような場所は避けた方が無難でしょう。選択肢の中から動画の構成や脚本に合わせて最適なロケーションを選びます。
カメラ
撮影に用いる機材ですが特別なものを用意する必要はありません。例えばカメラはプロが使用するような上等なものを用いる必要はなく、家庭用のビデオカメラやデジタルカメラ、使い慣れたスマートフォンでも十分に良い動画を撮影することが可能です。
マイク
音声に関しては外部マイクを準備・使用するのが望ましいです。ノイズなどが入らないように気を配り良質な音声が確保できるようにしましょう。
照明
屋内で撮影する際には照明にも気を配る必要があります。間接的に太陽光が入ってくる場所が理想的です。被写体全体が均等な明るさで撮影できるようにしましょう。
撮影する
撮影する際には画面を3つに分割してバランスを取る「三分割法」を使用して構図を決めるのがおすすめです。
視聴者にとって違和感の少ない、魅力的な動画を撮影しやすくなります。カメラの近さを変更したり、別アングルから撮影したりして複数パターン撮影しておくのも良いでしょう。後の編集の際に使用できる素材が増えます。
誰でもおしゃれ写真が撮れる!Instagramの5つの撮影テクニック集の記事では、ユーザーに興味を抱かせる面白い撮影テクニックを紹介しています。
写真の撮影テクニックになりますが、アングルや構図など動画撮影のアイデアとして応用できますので、ぜひご活用ください。
編集する
スマートフォンやビデオカメラで撮影した動画は、YouTube動画エディタなどのツールを使用して編集しましょう。
ただ撮影しただけの動画よりも、撮影した素材を組み立て動画を作成したり、別に録音したナレーションを加えたりといった編集を行うことで、より魅力的な動画を作成することができます。
店舗や商品、サービスの名前や重要なメッセージをキャプションやタイトルやテロップの文字として追加するのもおすすめです。
YouTubeが公式に提供している「YouTube Creators」 では、動画クリエイター向けの役立つ情報がまとめられていますので、動画制作に慣れていない場合は活用するとよいでしょう。
YouTube動画広告の出稿方法と手順
動画の作成が完了したらその動画を広告として設定しYouTubeに公開します。YouTube動画広告の出稿方法と手順について解説してまいりましょう。
YouTube動画広告の作成と配信には、Google広告のアカウントが必要になります。
Google広告のアカウントを作成できていない場合は準備しておきましょう。
参考リンク
Google 広告アカウントを作成する|Google広告ヘルプ
完成した動画をYouTubeにアップロードする
YouTube動画広告を出稿するためには広告用の動画がアップロード済みでなければなりません。初めに広告用に作成した動画をYouTubeにアップロードしましょう。
動画のアップロードはYouTubeのWEBページやスマートフォンのYouTubeアプリから行うことができます。
YouTubeの動画広告をGoogle広告(旧Googleアドワーズ)から作成する
YouTube動画広告の作成はGoogle広告のホームページから行います。まずはGoogle広告にログインしてください。
Google広告にログインしたらメニューにある「キャンペーン」タブをクリックしてください。キャンペーン管理画面の「+」ボタンをクリックするとプルダウンメニューが表示されます。
プルダウンメニューの中にある「+新しいキャンペーンを作成」を選択しましょう。
達成したい目的を選択する
次に広告で達成したい目的とキャンペーンタイプを選択します。選択できるタイプは以下のとおりです。
キャンペーンで達成したい目的
- 販売
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトのトラフィック
- 商品やブランドの比較検討
- ブランド認知度とリーチ
- アプリのプロモーション
- 目標を設定せずにキャンペーンを作成する
キャンペーンタイプは達成したい目的により選べる広告の種類が変わってきます。動画広告を作成したい場合は、キャンペーンタイプに「動画」があるものを選びましょう。
キャンペーンタイプを選んだら、キャンペーンタイプのサブタイプを選びます。
この項目では先に紹介した動画広告の種類を選ぶことができます。自社の広告を打つ目的や戦略に応じて選択しましょう。
選択完了したら「続行」ボタンを押します。
広告配信の詳細を入力する(予算、配信期間、配信場所、ユーザーの属性、除外設定)
次に広告配信の詳細を入力していきます。
キャンペーン名
配信する広告の管理名を入力します。複数の広告を配信する場合はそれぞれが識別できるようにわかりやすい名称にするのがおすすめです。
予算
予算は「キャンペーンの合計」または「日別」で設定します。
- キャンペーンの合計
広告配信にかける全体予算を入力します。広告配信期間を設定し、その期間内で消化される最大の費用になります。 - 日別
1日に投入できる広告の予算を入力します。この金額は1か月間での平均額であり、実際に掛かる1日の費用は異なる場合があります。
予算の項では配信方法を「標準」と「集中化」の2通りから選ぶことができ、「標準」は早い時間に1日の予算を使いきることがないように広告を均等に表示する設定、「集中化」は1日のうちできるだけ早い時間に集中して広告を表示する設定です。
開始日と終了日
広告の配信開始日と配信終了日を設定します。
【注意】すぐに動画広告を配信したい場合でも、広告がGoogleの自動審査で承認されないことには配信することができません。広告の審査はだいたい1営業日以内に完了となります。
YouTube動画広告は配信スケジュールよりも前にあらかじめ余裕をもって作成するようにしましょう。
入札戦略
入札戦略は、どのような戦略で広告を配信していくかの指針を決める項目です。戦略は複数種類があり、配信する動画広告の目的に応じて決める必要があります。
各戦略の詳細は以下のGoogle広告ヘルプに詳しく書かれていますのでまずはご覧ください。
ネットワーク
掲載ネットワークの設定ではネットワーク上のどこに広告を掲載するかを設定することができます。チェックを入れた場所に広告を掲載することができ、選択できるネットワークの種類は下記の3か所です。
- YouTube検索結果:
YouTube検索の検索結果に広告が表示されます。 - YouTube動画:
YouTubeのホームや動画再生ページ、チャンネルページに広告が表示されます。 - ディスプレイネットワークの動画パートナー:
Googleディスプレイネットワークのサイトやアプリでも広告が表示されます。
言語、地域
キャンペーンのターゲットに設定する言語や国や地域を選択します。例えば店舗が大阪にあるので大阪に限定して配信したいとか、インバウンド向けに海外のユーザーに向けて広告を出したい場合などに活用しましょう。
コンテンツの除外
広告の掲載場所を定義します。
標準の広告枠に加えて、一部のデリケートなコンテンツ(紛争、性的内容、冒涜、乱暴な表現など)にも広告を表示できるようにしたり、反対にデリケートなコンテンツには表示しないように設定することができます。
ただし、ブランドセーフティの観点からも、デリケートなコンテンツに広告を出すことはおすすめできません。
その他の設定
以下の3つの項目を設定することができます。
- デバイス
パソコン、モバイル、タブレット、テレビ画面など、ユーザーの利用しているデバイスによる表示の有無を設定できます。また、デバイスで使用されているOSの種類、端末の型(iPhone、Androidなど)、通信事業者を選ぶことができます。 - フリークエンシーキャップ
同じユーザーに同じ広告が過剰に表示される事を防ぐ設定を追加できます。 - 広告のスケジュール
キャンペーンの開始日と終了日の他、特定の曜日や時間ごとに広告配信の有無を細かに設定することが可能です。
広告グループの作成
続けて広告を配信するターゲットグループを設定していきます。
広告グループ名
配信するターゲットグループの名称を入力します。世代、性別、地域など、分かりやすく管理できる名称にしましょう。
ユーザー
どのようなユーザーに広告を表示させたいかを設定します。
性別や年齢、子どもの有無をはじめ、興味/関心、動画リマーケティングを設定可能なほか、キーワード、プレースメント、トピックといったコンテンツのターゲティングも可能ととても細かく設定を行うことができます。
コンテンツ
広告を表示する場所を設定します。
- キーワード
ユーザーが検索したキーワードに応じて広告を表示させます。 - トピック
アート、ゲーム、スポーツ、ニュース、ペットなど、さまざまなジャンルからユーザーを絞り込むことができます。 - プレースメント
GoogleディスプレイネットワークやYouTube上の特定の場所をターゲットに指定することができます。
入札単価
入札戦略ごとの単価を入力します。
各入札戦略には決められた課金形態(CPV、CPMなど)があります。その1課金に支払うことができる金額を入力します。
ここで入力した金額が高いほど入札で有利になりますが、コストがかさむことになるので、予算との兼ね合いをみて調整しましょう。
予算や入札単価やそのほかの条件を入力すると、キャンペーン期間全体の予測データが画面右側に表示されますので、広告出稿の一つの目安にすることができます。
動画広告の作成
キャンペーンの詳細設定と広告グループの作成が終わったら広告として配信するYouTube動画の指定に移ります。
まず、左側の動画検索から作成した広告用の動画を選択しましょう。キーワードあるいは動画のURLを入力することで検索することができます。
検索して広告にしたい動画を選択すると、以下のようなYouTube動画広告のプレビュー画面になります。バンパー広告は再生時間が6秒以下の動画を選択した場合のみ選ぶことができます。
動画広告のフォーマット、リンク先URL、CTAボタンの文言、広告見出し、広告名を入力しましょう。
特に、広告の見出しやCTAボタンは広告クリック率に大きく影響しますので、ユーザーが興味をもつ効果的なフレーズを設定しましょう。
各項目の入力が完了したら、「保存して次へ」を押します。
正しく入力ができていると、以下のように広告配信準備が整ったページが表示されます。
この画面の「キャンペーンに進む」ボタンを押すことで、今まで設定した内容に応じた動画広告が配信されるようになります。
作成したYouTube動画広告はGoogle広告の管理画面で確認や変更、配信停止などをすることができます。
全ての設定を完了し広告グループを保存すると、広告の審査が自動的に開始されます。広告の審査はだいたい1営業日以内に完了となります。
以上がYouTube動画広告の作成と配信方法です。
YouTube動画広告の作成から出稿方法まとめ
YouTube動画広告は動画の撮影や編集などで少し手間が多く掛かってしまう印象があるかもしれません。しかし、それ以上に世界最大の動画共有サービスであるという点やGoogle提供のサービスを通じてYouTube以外の場所にも出稿できる点などのメリットは計り知れません。
YouTube動画広告の利用を検討している方は決して難しそうだからと敬遠せず、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。ターゲティングをはじめ大変細かく設定を行うこともできるので、日々動画をアップロードし続け効果的な運用を心掛ければ大きな広告効果を期待することができるでしょう。
本メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでは、YouTubeによる動画マーケティング支援が可能です。
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- 目的(認知~販促・購買)に最適なYouTube施策立案
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「そもそもYouTubeを活用して何ができるの?」といったご質問にもお答えできますので、まずは是非お気軽にご相談ください。
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その他のSNS広告についてはSNS広告比較(YouTube,Facebook,Instagram,Twitter) 特徴や課金・出稿手順まとめにて詳細記事へのリンクをまとめていますのでご活用ください。
インフルエンサーによるプロモーションの効果については基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティングの記事にて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。