YouTube動画を通して宣伝を行うことは大変効果的な手段の一つです。
YouTubeで宣伝を行いたいが手間や時間は極力抑えたい、そのような場合に有効な選択肢のひとつが人気ユーチューバーに依頼して自社製品・サービスをPRしてもらう「企業案件」の実施アイデアです。
とはいえ、
- ユーチューバーにPRを依頼する方法はどうすればいいの?
- ユーチューバーに依頼するときの料金相場は?
- ユーチューバーに依頼する際に気をつけるべき点は?
など、さまざまな疑問や悩みををもっているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、人気ユーチューバーによる製品・サービスのPRを依頼したい方向けに、
- ユーチューバーへPRを依頼するときの料金相場
- ユーチューバーへの依頼方法
- キャスティング会社のおすすめ5選
- 依頼時に注意するべきポイント
をわかりやすくまとめて紹介します。
ユーチューバーによる実際のPR(企業案件)事例も紹介していますので、施策の参考としてお役立てください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
▼あわせてチェック▼
インフルエンサーマーケティングの基礎から成果を出す実践方法のすべて
目次
ユーチューバー(YouTuber)に企業の商材をPRしてもらうインフルエンサーマーケティング(企業案件)とは
初めに人気ユーチューバーに企業の自社商材をPRしてもらうインフルエンサーマーケティング(企業案件)がどのようなものかについて簡単に解説いたします。
ユーチューバー(YouTuber)とは
ユーチューバー(YouTuber)は、YouTube上で独自に製作した動画を継続的に投稿している人のことを言います。
特にYouTubeでの動画再生で得られる広告収入を主な収入源としている人のことを指しており、多くのフォロワーを持つ人気ユーチューバーは世間に与える影響力が高いことからインフルエンサーとも呼ばれています。
インフルエンサー(ユーチューバー)マーケティングとは
YouTubeをはじめとしたSNS上で影響力のあるユーチューバー(インフルエンサー)に自社製品やサービスを体験してもらい広く口コミを生んでもらうマーケティング手法は「インフルエンサーマーケティング」と呼ばれています。
ユーチューバーは、タレントや芸能人とは異なり、より消費者に近い・消費者の気持ちがわかる存在として人気を獲得しています。
その結果、共感を生み出し、ブランドの認知拡大はもちろん、商品やサービスの購入など態度変容につなげやすいことが強みです。
インフルエンサーマーケティングの基礎を学びたい場合は以下の関連記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
関連記事
基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティング
人気ユーチューバーにPRを依頼するインフルエンサーマーケティング(企業案件)のメリット
人気ユーチューバーにPRを依頼するインフルエンサーマーケティング(企業案件)のメリットとして以下を挙げることができます。
1. 人気ユーチューバーの膨大なフォロワー(ファン)へブランドを紹介でき、話題獲得につながる
人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティング(企業案件)の最大のメリットは、起用した人気ユーチューバーの抱えている多くのフォロワーに自社製品やサービスの情報を届けることができる点です。
数十万人~数百万人という大規模のフォロワーにブランドの製品・サービスの理解を深めてもらうことができ、さらにInstagramやX(旧Twitter)など別のSNSでの2次拡散による大きな話題の獲得も期待できます。
2. 情報を届ける先のターゲティングがしやすい
ユーチューバーが公開している動画の傾向から情報を届ける先のターゲティングが行いやすい点も魅力のひとつです。
例えばファッション情報を発信するユーチューバーのフォロワーにはファッションに興味を持つユーザーが多いため、自社がファッション製品をPRしたい際にターゲットへ的確に情報を届けることができます。
自社商材と相性の良い人気ユーチューバーを起用することで、マーケティングの無駄をなくし費用対効果アップにつなげることができるメリットは見逃せません。
3. 動画制作のプロに投稿を任せることができる
動画の制作と投稿を任せることができるのも大きな魅力です。
人気動画を数多く制作し継続的に投稿することで多くのフォロワーを獲得している人気ユーチューバーは、言うなればYouTubeのプロです。
企画、テロップ、エフェクトなど優れた技術やノウハウによって魅力的で訴求力の高い動画を制作してもらえるので、多くの再生数と高評価が期待できます。
関連記事
【ジャンル別】おすすめインフルエンサー(インスタグラマー,ユーチューバー)紹介リンク集
4.長尺で多くの情報を訴求できる
YouTubeの動画は、テレビCMやSNS内の動画広告と比較すると、より長尺で多くの情報を紹介することができます。
商品やサービスの具体的な解説を行うことができるのは非常に高いメリットとなるでしょう。
また、YouTuberによる独自の紹介を行ってもらうことで、企業自身による広告よりもユーザーに親近感を持ってもらうことが可能となります。
SNSの動画広告は30秒以内でも長いと感じられてしまうことがありますが、YouTuberによる発信の場合、動画自体をコンテンツとして楽しんでもらいやすいため、長尺でも最後まで視聴してもらえることが期待できます。
ユーチューバー(YouTuber)にPRを依頼したときの費用・料金相場
ここからはユーチューバー(YouTuber)に自社製品やサービスを依頼したときにどのくらいの費用を見込めばいいか、料金相場について詳しく解説します。
ユーチューバーへPRを依頼する費用相場はフォロワー単価2円~4円
ユーチューバーに製品PRを依頼するインフルエンサーマーケティングの費用・料金相場は、1回のSNS投稿で「フォロワー数×2~4円」と言われています。
たとえば、フォロワー数が5万人のユーチューバーにPR依頼する場合は10万円~20万円が費用の相場ということになります。
ユーチューバーの情報発信力に比例して費用も大きくなるというシンプルな費用算出方法です。
ユーチューバーのもつフォロワー(チャンネル登録者)1人当たりの単価を「フォロワー単価」と呼び、ユーチューバーマーケティングの費用は一般的にフォロワー単価によって算出されます。
このフォロワー単価の相場については、Business Insider Japanが複数企業に対して行った取材によると、以下のような回答が得られています。
複数企業に取材すると、案件やフォロワー数、投稿内容によって大きく変わるが、広告費の相場は「1フォロワー=3〜4円」「1フォロワー=2~3円」という回答が寄せられた。
なお、
- チャンネル登録者数が百万人規模のタレントレベルのユーチューバー
- チャンネル登録者数数万人規模の一般的なユーチューバー
に依頼する場合ではそれぞれフォロワー単価が変動します。
特に前者の場合、インフルエンサー事務所に所属しており一回の起用で数百万円~数千万円の費用が必要になるケースもあります。
マーケティング施策の予算にも影響が出ますので、インフルエンサーマーケティングを提供している会社に問い合わせの上、まずフォロワー単価やユーチューバーのキャスティング費用について確認してみるとよいでしょう。
関連記事
インフルエンサーマーケティング会社まとめ
【パターン別】ユーチューバーにPRを依頼したときの費用の見積方法
よりイメージしやすくするためユーチューバーにPRを依頼して企業案件を実施してもらう際の費用見積例、特に需要の高い「商品ギフティング」「現地訪問」について紹介します。
ユーチューバー依頼費用例1:商品ギフティングの場合
「商品ギフティング」は、自社製品をユーチューバーに送りユーチューバーの自宅で製品を体験し、SNSで感想を発信してもらう方法です。
物販、お取り寄せグルメ、アプリ、デジタルサービスなどと相性の良い方法です。
たとえば以下の条件のとき、見積金額は
- ユーチューバーチャンネル登録者数:5万人
- キャスティング人数:3名
- フォロワー単価:2円
- YouTube動画投稿1回
5万人 x 3名 x 2円 =30万円
となります。
ユーチューバー依頼費用例2:現地訪問の場合
「現地訪問」は、ユーチューバーに店舗や観光地、イベントなどに来てもらい、現地での生の体験・感想をSNSで発信してもらう方法です。
店舗経営、観光地、イベント、インタビューなどと相性がよい手法です。
例えば以下の条件(ギフティングと同じ)のとき、見積金額は
- ユーチューバーチャンネル登録者数:5万人
- キャスティング人数:3名
- フォロワー単価:2円
- YouTube動画投稿1回
5万人 x 3名 x 2円 =30万円
となりますが、さらにこの基本金額に「インフルエンサーの時間拘束費用」「交通費」「宿泊費」「アクティビティ費」などがプラスされます。
したかって、この例の場合は35~40万円前後の金額イメージになります。
日帰りと宿泊の場合で費用も変わってくるため、あらかじめ施策イメージをある程度かためた上で予算編成しておくとよいでしょう。
ユーチューバーに依頼する施策内容によって費用が変わることに注意しておこう
シンプルな見積例を紹介しましたが、YuTubeの動画投稿のほかに、
- 他SNS(Twitter、Instagramなど)での追加投稿
- ライブ配信による商品セールス
- 新商品の監修・コラボ
- ブログ記事執筆
など、ユーチューバーに依頼する施策内容によって費用は変動しますので留意しておきましょう。
ユーチューバーに依頼するとき、どのくらいの費用(フォロワー数)を見込めばよい?
インフルエンサーへ依頼するときの費用は、一概には言えませんが、インスタラボの場合だとフォロワー数が50万人程度を見込むことでより効果を実感いただいているお客様が多い印象です。(※あくまで弊社の体感です)
これはある程度の発信ボリュームを確保することで施策内容の幅や情報を届けることができるフォロワーの幅が広がりインパクトを生み出しやすくなるためです。
もちろん、
- 商材と親和性の高いインフルエンサーの選定
- インフルエンサーが不正なフォロワー買いをしていない
- インフルエンサーの過去PR実績データから高い成果が見込まれる
など、最低限の品質を確保していることが前提となります。
本メディア「インスタラボ」でもユーチューバーのキャスティングができますので、興味ありましたらあわせてご確認ください。
インスタラボのユーチューバーキャスティングの詳細は ⇒こちら
様々なユーチューバー(インフルエンサー)マーケティング会社の比較をしたい方はこちら▼
注目のインフルエンサーマーケティング会社
人気ユーチューバーにPRを依頼するまでの流れ
実際に人気ユーチューバーを起用して企業案件PRを依頼する具体的な流れをここで紹介しましょう。
1. 自社ターゲットと親和性の高いユーチューバーを選定する
まず初めにするべきことは起用するユーチューバーの選定です。選定するときに基準となるのは自社商材・ターゲットとユーチューバーの親和性の高さです。
たとえば自社商材が20代女性へ向けた化粧品だった場合、起用するユーチューバーの条件としては
- 20代女性のフォロワーが多い
- 美容・コスメへの興味が強いフォロワーが多い
となります。
女性アイドルのファンに男性が多いように、ユーチューバーの属性とフォロワーの属性は必ずしも一致しませんので、ユーチューバーのファンの属性(フォロワー属性)をあらかじめ確認しておきましょう。
その上で自社商材・ターゲットと相性の良いユーチューバーを選定することが大切です。
2. ユーチューバーに依頼(条件交渉)する
起用したいユーチューバーを選定したら、実際にコンタクトを取り、依頼と条件交渉を行うことになります。
報酬やスケジュール、動画内容などをはじめとした様々な条件をしっかり取り決め、必要に応じて交渉を行いましょう。
大切なのは後にトラブルや大きな変更を招かないようにすることです。
動画内容の詳細、公開スケジュール、いつまでに商品が届くか、下書きチェックはいつか、など細かな点までお互いが納得できるよう条件を明文化し依頼しましょう。
3. ユーチューバーに製品やサービスを体験してもらう
起用するユーチューバーに宣伝したい製品やサービスを体験してもらいます。
ユーチューバー自身が実際に体験したことがあるか・ないか、仕様や特徴を把握しているか・いないかで動画のできの良さは変わってくるため、宣伝する製品やサービスについてユーチューバーに深く理解してもらうことがとても重要です。
SNSではいかに共感を生み出せるかが重要となりますので、「ブランドが製品に込める想い」といった感情に訴えるストーリーもあわせてユーチューバーに伝えておきましょう。
4. ユーチューバーが制作した動画を確認・投稿
ユーチューバーの動画制作が完了したら出来上がった動画を視聴し内容の確認を行います。
動画内容に不備や間違いがないか、製品やサービスが視聴者に魅力的に伝わるかしっかり確認しましょう。
動画は製作に大きな労力が必要となるため、なるべく撮り直しが無いようにあらかじめすり合わせしておくことが重要となります。
また、ステマ(ステルスマーケティング)になっていないか、企業とのタイアップであることもはっきり表現されているかも確認します。
問題がなければユーチューバーに動画を投稿してもらいましょう。
5. 効果測定
動画を公開して一定期間が経過したら、動画のパフォーマンスを計測するためにユーチューバーから動画のアナリティクスデータをもらい分析をしましょう。次回以降の施策を行う際にも役に立ちます。
動画の視聴数も大切ですが、ECサイトやホームページへの遷移数、YouTube動画経由の商品購入数などのデータをもとに成果測定を行います。
ユーチューバーを複数起用していれば、それぞれ比較することでどのようなジャンルのユーチューバーと自社ブランドの相性がよいか、どのようなコンテンツ内容が話題になりやすいかも判断できます。
施策効果の把握、そして次回どのように改善するかを検討する重要な材料となりますのでデータの取得と分析は必ず行うようにしましょう。
関連記事
ソーシャルリスニングとは?SNSマーケティングの効果を高める方法を徹底解説
企業が自社製品サービスを人気ユーチューバーにPRを依頼する3つの方法とメリット・デメリット
人気ユーチューバーに自社製品やサービスのPRを依頼する方法は主に
- ユーチューバーへ直接依頼
- ユーチューバー検索プラットフォームの活用
- ユーチューバーキャスティング会社/事務所への依頼
の3つを挙げることができます。
それぞれの方法のメリットやデメリットについて解説していきましょう。
1. ユーチューバーへ直接依頼
1つ目は自社から直接ユーチューバーに連絡してコンタクトを取る方法です。
メリット
ユーチューバーが直接連絡を取る形になり、仲介業者がいない分費用が安く済むのが最大の利点です。
間に第三者を挟まないため意思の疎通がしやすく、自社の意図をユーチューバーへスピード感をもって伝えられるのもメリットとなります。
デメリット
自社ターゲットとの親和性の高いユーチューバーの選定と依頼、スケジュール管理、投稿ディレクション、下書きチェック、ステマ防止、トラブル発生時の対応も自社で行う必要があるため、手間や工数がかなり増加することとなり、専任担当者がつけられない場合の負担は非常に大きくなります。
また、社内にノウハウが無い場合、効果的な施策ができないほか炎上のリスクも高まるため注意しましょう。
ユーチューバー事務所に所属していて直接依頼を受け付けないユーチューバーも少なくないため、ユーチューバー選定の幅が狭まる可能性も考えられる点にも留意しておきましょう。
こんな人におすすめ
ユーチューバーに直接依頼する場合は、自社にユーチューバーマーケティングについてのノウハウと人的リソースが十分にある場合におすすめです。
関連記事
自社と親和性高いインフルエンサーの探し方・見つけ方とキャスティング方法
2. ユーチューバーマッチングプラットフォームの活用
2つ目は、ユーチューバー検索プラットフォームを活用し依頼する方法です。
メリット
ユーチューバーマッチングプラットフォームの高機能な選定・分析ツールが活用できる点が魅力です。
ユーチューバーのフォロワー属性もわかるため自社と親和性の高いユーチューバーを見つけやすく、プラットフォームを通してPR依頼や投稿の確認も行えたり、効果分析もできたりと便利な機能がそろっているため様々な場面で活用できます。
デメリット
基本的には直接依頼の場合と同様に、自社で選定・依頼・商品発送・インフルエンサーマネジメントなどを行う必要があるため、ある程度のノウハウと人的リソースが必要になります。(オプションで案件サポートをしてくれるサービスもあります。)
また、月額あるいは年額でプラットフォーム利用料が必要になる場合が多いため、別途予算の確保も必要になってきます。
こんな人におすすめ
過去、ユーチューバーによるPRを実施したことがあり、自社にユーチューバーマーケティングについてのノウハウと人的リソースをある程度もっている場合におすすめです。
関連記事
インフルエンサー検索ツール(無料・登録不要)の使い方を徹底解説
3. ユーチューバーキャスティング会社/事務所への依頼
3つ目の方法はユーチューバーキャスティング会社/事務所に依頼する方法です。
メリット
ユーチューバーキャスティング会社/事務所には様々なジャンルの人気のユーチューバーが所属しており、過去のPR実績も豊富なため、自社ターゲットや商材と親和性がよく高い成果が期待できるユーチューバーを選定・紹介してもらえる点が魅力です。
また、企画立案、インフルエンサー管理、商品発送、投稿ディレクション、ステマ防止、効果分析レポートなど一貫してプロのサポートが受けられるため安心感が高い点もメリットとなります。
デメリット
プラットフォームを通した場合と同様に、ユーチューバーキャスティング会社が自社とユーチューバーの間に入ることになるため、直接ユーチューバーにコンタクトを取る方法よりもコストは高めになります。
また、仲介が入り直接ユーチューバーに連絡することが難しくなるため、自社の施策イメージのズレが無くユーチューバーへ届けられるようPR内容をあらかじめ丁寧にすり合わせておく必要があります。
こんな人におすすめ
YouTubeに関する豊富な知識と実績データをもっており、効果的な施策実施からトラブル対策・対応などYouTubeのプロからの手厚いサポートが受けられるため、自社にノウハウや人的リソースが無い場合でもおすすめです。
インスタラボのユーチューバーマーケティングの詳細は ⇒こちら
キャスティング会社のおすすめ5選
起用するユーチューバーの選定やマネジメント・動画の企画立案には専門のノウハウが必要になるため、多くの企業はキャスティング会社に依頼してYouTubeでのプロモーションを行います。
本パートでは、YouTubeでのプロモーション施策におすすめのキャスティング会社を5社ご紹介いたします。
Find Model
画像:Find Model - インフルエンサーマーケティング支援
Find Modelでは、インフルエンサーマーケティングにまつわる全てのサービスをワンストップで提供しています。
インフルエンサーマーケティングにおいてFind Modelが担当したプロジェクトはは11,000件以上で、豊富な経験を基に最新トレンドや業界ノウハウを取り入れたディレクションを行っているのが特徴の一つです。
キャスティングの際には社内の専門チームが、過去のPR実績・ユーチューバーの視聴者層を考慮して企画や商材に適切なインフルエンサーをピックアップします。
効果的な企画立案・最適なインフルエンサーの起用・細やかなディレクションによってプロモーションの効果を最大限まで高めることできますのでクライアントの満足度も高く、企業案件数は年々増加しています。
インフルエンサーマーケティングに初めて挑戦するという方は、トータルで依頼することが可能なFind Modelがおすすめです。
株式会社エビリー
画像:株式会社エビリー
株式会社エビリーの特徴は、国内最大級のYouTubeデーターベース "kamui tracker"を活用したインフルエンサーマーケティングです。
kamui trackerには、3,600万本以上の動画データ・12万7000以上のチャンネル・15,000以上のタイアップ動画の商品データが蓄積されています。
その豊富なデータを活用して効果的なプロモーションを行えることが同社の強みです。
株式会社エイスリー
画像:株式会社エイスリー
株式会社エイスリーは「多ジャンル × 多展開」を掲げる総合キャスティング会社です。
「多ジャンル」を掲げる通り、株式会社エイスリーではユーチューバーだけではなく、タレント・声優・アスリート・文化人……などなど様々なジャンルの著名人をキャスティングすることができます。
芸能人を含めた幅広いキャスティングを求めるのであれば、同社がおすすめです。
株式会社BitStar
画像:BitStar Agent (ビットスターエージェント)
株式会社BitStarの強みは、30万人以上のインフルエンサーネットワークを保持していることです。
事務所所属だけではなく、フリーランスのインフルエンサーも起用することができるので選択肢が幅広く、そのため、企画やPR商材に最適なインフルエンサーにお仕事を依頼することができます。
株式会社CINC
画像:株式会社CINC|Bigdata × Technology
株式会社CINCは、独自のデータ収集技術を活かして精度の高い市場分析や競合他社の分析を行っています。
客観性が高く確実なデータに基づいたキャスティングや企画立案が同社の特徴だと言えるでしょう。
ユーチューバーへのPR依頼を成功させるためのポイント・注意点
ユーチューバーに自社製品やサービスの宣伝を依頼する際には注意すべき点がいくつかあります。
以下に紹介していきましょう。
フォロワー属性を確認する
先述ですが、自社のターゲット属性とユーチューバーのフォロワー属性がズレていると、PR施策の効果は大きくなりません。
ユーチューバーのフォロワーの年代や性別など必ず確認し、自社ブランドのターゲットと親和性が高いかチェックしましょう。
フォロワー買いをしていないか確認する
ユーチューバーがフォロワー買いをしていないかもあわせてチェックしておきましょう。
「フォロワー買い」とは金銭でフォロワーを購入する行為であり、あたかもたくさんのファンがいるように見せかける水増し行為です。
フォロワー買いをしている偽インフルエンサーはマーケティング効果を著しく下げる可能性が非常に高いため、フォロワー買いをしているユーチューバーは起用しないように注意しましょう。
関連記事
インフルエンサー(インスタグラマー)のフォロワー買いとは?調べる方法を解説
ステルスマーケティング(ステマ)防止に努める
ステルスマーケティング(ステマ)の防止に努めましょう。
「ステルスマーケティング」とは、企業がユーチューバーへ報酬を渡している事実を隠したまま宣伝させ、あたかもユーチューバーが自発的に良い商品を見つけたと装い消費者を欺く行為です。
ステルスマーケティングが発覚した場合、ユーチューバーも依頼している企業も大きな批判を浴びその後の活動に大きな打撃を受けることになります。
動画は企業案件であることがわかるように制作を依頼し、消費者に宣伝と気付かれないようなあいまいな形の動画を投稿することはやめましょう。
関連記事
炎上・ステルスマーケティング(ステマ)防止マニュアル
仕様や条件を明文化し後の大きな修正やトラブルが無いようにする
交渉によって決定した仕様や条件を明文化し、後に大きな修正やトラブルが発生しないようにしましょう。
万が一トラブルなどが起こってしまった場合も、明文化された資料があるならばより円滑に問題を解決することができます。
ユーチューバーのセンスを信頼し過度な指示・ディレクションは控える
ユーチューバーを起用してインフルエンサーマーケティングを効果的なものとするには視聴者に違和感を感じさせないことが非常に重要なポイントとなります。
企業が伝えてもらいたい情報が多くなった結果、動画制作の条件を細かく指定してしまうとユーチューバー本来の魅力が表現できず、視聴者も普段と違う投稿から違和感を感じてしまいマーケティングの効果が薄くなる可能性があります。
人気ユーチューバーはすでに多くのユーザーから高い評価を受けているYouTube動画のプロですから、そのセンスや技術を信頼し、動画制作の上で過度な指示や干渉は控えるようにしましょう。
広告主として高圧的な態度はNG。ビジネスのパートナーとして人と人とのコミュニケーションを心がける
報酬を支払う広告主だからといって高圧的な態度で接することは望ましくありません。
ユーチューバーはYouTube動画を通して価値ある情報を視聴者へ発信するために最善をつくしてくれます。
自社とユーチューバーがお互いに理解し信頼することがより良く効果的なマーケティングにつながりますので、ビジネスパートナーとして人と人とのコミュニケーションを心がけ良い関係を築くようにしましょう。
人気ユーチューバーを起用した企業のPR案件の具体例
最後に、実際に人気ユーチューバーを起用した企業のPR案件の事例をご紹介しましょう。
企業案件事例を学ぶことで、自社ブランドと相性の良いPRアイデアや施策の幅を広げることができます。
HIKAKIN×ソフトバンク
ご紹介するのは人気ユーチューバー「HIKAKIN」とスマートフォン・携帯電話の大手キャリアであるソフトバンクとのタイアップ企画です。
動画:【悲報】ヒカキン、人生初バンジージャンプで魂抜ける…【大絶叫】|YouTube
YouTubeチャンネル:HikakinTV|YouTube
「HIKAKIN」さんは日本のトップユーチューバーのひとりで、日本におけるユーチューバーの先駆けでもあります。
こちらの動画が公開されているチャンネル「Hikakin TV」のチャンネル登録者数は2023年12月現在で約1200万人という驚異の数です。
動画の内容はHIKAKINさんが遊園地で人生初のバンジージャンプに挑戦するというもの。動画のテーマは「リミッターをはずせ」で、恐怖心というリミッターを外して怖がりながらもバンジージャンプに挑戦しました。
さながらバラエティー番組に登場するお笑い芸人のようなリアクションが面白いコメディタッチの動画となっており、2023年12月現在の動画視聴回数は555万回超、「いいね」の数は5.9万と大変高評価です。
動画の最後には今回宣伝を行うソフトバンクの新料金プラン「動画SNS放題」の紹介を行っており、今回の動画のテーマ「リミッターをはずせ」は元々この新料金プランのキャッチフレーズを取り入れたものでした。
企業の宣伝を行っている動画であるにも関わらず通常の投稿動画のようにとても楽しめる内容になっており、しっかり動画を視聴してもらえる構成になっているのが、トップユーチューバーHIKAKINさんの凄さですね。
Fischer's‐フィッシャーズ‐×ソフトバンク
ソフトバンクの「動画SNS放題」は他のユーチューバーともタイアップを行っており、人気ユーチューバー「Fischer's‐フィッシャーズ‐」も動画を公開しています。
動画:【史上最強ドッキリ】カースタント逆ドッキリで元仕掛け人の大絶叫が面白すぎたwww|YouTube
YouTubeチャンネル:Fischer's-フィッシャーズ-
「Fischer's‐フィッシャーズ‐」も2023年12月現在のチャンネル登録者数が835万人を超える大人気ユーチューバーです。
通常の動画でも派手な企画やドッキリを行う「Fischer's‐フィッシャーズ‐」ですが、こちらの動画では「リミッターをはずせ」のテーマどおりいつも以上に派手で大迫力のドッキリを行いました。
見応えがあってとても楽しい動画になっており、2023年12月現在の視聴回数は539万回を突破、「いいね」の数も6.3万と非常に好評です。
どちらの動画も人気ユーチューバーを起用したからこそ多くの視聴回数と高評価、さらに大きな宣伝効果を得ることができたと言えるでしょう。
この事例のように複数のユーチューバーを起用することで情報をリーチさせるターゲットの幅を広げられるのも人気ユーチューバーを起用するメリットです。
関連記事
【ジャンル別】おすすめインフルエンサー(インスタグラマー,ユーチューバー)紹介リンク集
くまみき さん × SHEIN
ファッションアイテムや雑貨を取り扱う通販サイト、SHEINは、YouTuberのくまみきさんとのタイアップを行っています。
動画:【SHEIN】冬アイテムがかわいすぎる😭❤️🔥!全部着て紹介🧡【大当たり❤️】
YouTubeチャンネル:く
くまみきさんは、ライフスタイルやDIY、ファッションに関する様々な発信を行われているYouTuberです。
2023年12月現在でチャンネル登録者数60.4万人を保有しており、トレンドやオシャレに敏感な女性層から支持されています。
タイアップ動画はシーズンに合わせてSHEINの冬アイテムを1つずつ着用しながら紹介しています。
くまみきさんがの身長や骨格タイプを記した上で着用した際のレビューを細かく説明しており、通販サイトのアイテムに感じやすいユーザーの不安を払拭できるような動画となっています。
また、動画ではクーポンコードを紹介、動画キャプション内ではアイテムの商品ページURLを添付するなど購買へつながる導線づくりをしっかりと行っていることが分かりました。
また、投稿には「可愛いのばかりでオソロ買いしようかなと思うもの多かったです」といったコメントが寄せられており、くまみきさんの普段の投稿と紹介したSHEINのアイテムのターゲット層がマッチしていたことが伺えます。
タイアップ投稿作成の際は、動画の再生が自社の製品やサービスの購買へつながるよう意識していきましょう。
まとめ
人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングを行う企業は年々増えています。
データとして大きなマーケティング効果が出ている事例も数多くあり、人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングに魅力を感じ企画検討中の企業も少なくないでしょう。
自社で人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングを検討・企画される際には、ぜひ今回の記事を参考にしていただければ幸いです。
また、インフルエンサーマーケティングについてお悩みの企業ご担当者様は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
▼あわせてチェック▼
インフルエンサーマーケティングの基礎から成果を出す実践方法のすべて
インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFindModel(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
▼おすすめ資料をダウンロードする