YouTube動画を通して宣伝を行うことは大変効果的な手段の一つです。しかし、自社でチャンネルの開設から動画の作成・投稿まで全てを行うには結構な手間が掛かります。十分な宣伝効果を得るために必要なフォロワーを集めることにもかなりの時間を要することになるでしょう。

YouTubeで宣伝を行いたいが手間や時間は極力抑えたい、そのような場合に有効な選択肢のひとつが人気ユーチューバーに依頼してインフルエンサーマーケティングを行うことです。

今回は自社製品やサービスを人気ユーチューバーに依頼して宣伝を行う3つの方法とその注意点について解説してまいります。

目次

人気ユーチューバーに自社商材を宣伝してもらうインフルエンサーマーケティング(企業案件)とは

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初めに人気ユーチューバーに自社商材を宣伝してもらうインフルエンサーマーケティング(企業案件)がどのようなものかについて解説いたします。

「ユーチューバー」と「インフルエンサーマーケティング」とは

ユーチューバーとは、YouTube上で独自に製作した動画を継続的に投稿している人のことを言います。

この記事で解説するユーチューバーは特にYouTubeでの動画再生で得られる広告収入を主な収入源としている人のことを指しています。多くのフォロワーを持つ人気ユーチューバーは世間に与える影響力が高いためインフルエンサーとも呼ばれています。

こうしたYouTubeをはじめとしたSNS上で影響力のあるインフルエンサーに自社製品やサービスを体験してもらい広く口コミを生んでもらうマーケティング手法が「インフルエンサーマーケティング」です。

インフルエンサーマーケティングについては基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティングの記事にて詳しく解説していますので併せてご覧ください。

 

人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティング(企業案件)の3つのメリット

人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティング(企業案件)のメリットとして以下の3つを挙げることができます。

1. 人気ユーチューバーの膨大なフォロワー(ファン)へリーチできる

人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティング(企業案件)の最大のメリットは、起用した人気ユーチューバーの抱えている多くのフォロワーに自社製品やサービスの情報をリーチできることです。

YouTubeにおいて自社独力で効果的なマーケティングを行えるだけのフォロワーを集めることは、簡単ではありませんし長い時間が掛かってしまいます。

人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティング(企業案件)であれば、その手間と時間を削減することが可能です。フォロワー数もとても多いため、非常に高いマーケティング効果を期待できます。

2. 情報を届ける先のターゲティングがしやすい

ユーチューバーが公開している動画の傾向から情報を届ける先のターゲティングが行いやすい点も魅力のひとつです。

例えば家電を紹介する動画を多く公開しているユーチューバーであれば、そのフォロワーも家電に興味を持ったユーザーである可能性が高くなります。

自社商材と相性の良い人気ユーチューバーを起用することで、マーケティングの効果をより高めることができます。

3. 動画の制作から投稿を任せることができる

動画の制作と投稿を任せることができるのも大きな魅力です。

人気動画を数多く制作し継続的に投稿することで多くのフォロワーを獲得している人気ユーチューバーは、言うなればYouTubeのプロです。

優れた技術やノウハウによって魅力的で訴求力の高い動画を制作してもらえるので、多くの再生数と高評価が期待できるでしょう。

人気ユーチューバーを起用した企業案件の具体例

実際に人気ユーチューバーを起用した企業案件の事例をご紹介いたします。

HIKAKIN×ソフトバンク

ご紹介するのは人気ユーチューバー「HIKAKIN」とスマートフォン・携帯電話の大手キャリアであるソフトバンクとのタイアップ企画です。

動画:【悲報】ヒカキン、人生初バンジージャンプで魂抜ける…【大絶叫】|YouTube

YouTubeチャンネル:HikakinTV|YouTube

「HIKAKIN」は日本のトップユーチューバーのひとりで、日本におけるユーチューバーの先駆けでもあります。こちらの動画が公開されているチャンネル「Hikakin TV」のチャンネル登録者数は2019年5月現在で約736万人という驚異の数となっています。

動画の内容は「HIKAKIN」が遊園地で人生初のバンジージャンプに挑戦するというものです。動画のテーマは「リミッターをはずせ」で、恐怖心というリミッターを外して怖がりながらもバンジージャンプに挑戦しました。

さながらバラエティー番組に登場するお笑い芸人のようなリアクションが面白いコメディタッチの動画となっており、動画視聴回数は286万回超、「いいね」の数は4.6万と大変高評価です。

動画の最後には今回宣伝を行うソフトバンクの新料金プラン「動画SNS放題」の紹介を行っており、今回の動画のテーマ「リミッターをはずせ」は元々この料金プランのキャッチフレーズを取り入れたものでした。

企業の宣伝を行っている動画であるにも関わらず通常の投稿動画のようにとても楽しめる内容になっており、しっかり動画を視聴してもらえる構成になっているのが、トップユーチューバー「HIKAKIN」の凄さですね。

Fischer's‐フィッシャーズ‐×ソフトバンク

ソフトバンクの「動画SNS放題」は他のユーチューバーともタイアップを行っており、人気ユーチューバー「Fischer's‐フィッシャーズ‐」も動画を公開しています。


動画:【史上最強ドッキリ】カースタント逆ドッキリで元仕掛け人の大絶叫が面白すぎたwww|YouTube

YouTubeチャンネル:Fischer's-フィッシャーズ-

「Fischer's‐フィッシャーズ‐」も2019年5月現在のチャンネル登録者数が556万人を超える大人気ユーチューバーです。

通常の動画でも派手な企画やドッキリを行う「Fischer's‐フィッシャーズ‐」ですが、こちらの動画では「リミッターをはずせ」のテーマどおりいつも以上に派手で大迫力のドッキリを行いました。

見応えがあってとても楽しい動画になっており、視聴回数は286万回を突破、「いいね」の数も3.7万と非常に好評です。

 

どちらの動画も人気ユーチューバーを起用したからこそ多くの視聴回数と高評価、さらに大きな宣伝効果を得ることができたと言えるでしょう。

この事例のように複数のユーチューバーを起用することで情報をリーチさせるターゲットの幅を広げられるのも人気ユーチューバーを起用するメリットです。

下記の記事では、10代や20代の世代から高い人気を得ているユーチューバーのご紹介とあわせて人気ユーチューバーを起用した企業案件もご紹介しています。ぜひご覧ください。

 

人気ユーチューバーと企業がタイアップするまでの流れ

依頼 女性 握手

人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングの企画の際は以下のような手順となります。

1. 自社ターゲットと親和性の高いユーチューバーを選定する

まず初めにするべきことは起用するユーチューバーの選定です。選定するときに基準となるのは自社商材・ターゲットとユーチューバーの親和性の高さです。

例えば自社商材が10代女性へ向けた化粧品だった場合、起用すべきは10代の女性ユーザーから人気の高いユーチューバーです。

プチプラのような低価格で品質の高いコスメ・化粧アイテムなどを多く動画内で取り扱っているユーチューバーならフォロワーには10代の女性ユーザーが多く含まれている可能性が大きく、宣伝効果も高くなります。

自社商材・ターゲットと相性の良いユーチューバーをしっかり選びましょう。

2. ユーチューバーに依頼(条件交渉)する

起用したいユーチューバーを選定したならば、実際にコンタクトを取り、依頼と条件交渉を行うことになります。

報酬やスケジュール、動画内容などをはじめとした様々な条件をしっかり取り決め、必要に応じて交渉を行いましょう。

大切なのは後にトラブルや大きな変更を招かないようにすることです。細かな点までお互いが納得できるよう条件を明文化し依頼しましょう。

3. ユーチューバーに製品やサービスを体験してもらう

起用するユーチューバーに宣伝したい製品やサービスを体験してもらいます。

ユーチューバー自身が実際に体験したことがあるか・ないか、仕様や特徴を把握しているか・いないかで動画のできの良さは変わってくるため、宣伝する製品やサービスについてユーチューバーに深く理解してもらうことがとても重要です。

4. ユーチューバーが制作した動画を確認、投稿、効果測定

ユーチューバーの動画制作が完了したら出来上がった動画を視聴し確認を行います。

動画内容に不備や間違いがないか、製品やサービスが視聴者に魅力的に伝わるかしっかり確認しましょう。問題がなければ動画を投稿します。

その後、動画の広告パフォーマンスを計測するためにユーチューバーから動画のアナリティクスデータをもらうと、次回以降の施策を行う際に役に立ちます。

企業が自社製品サービスを人気ユーチューバーに宣伝依頼する3つの方法とメリット・デメリット

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自社製品やサービスの宣伝を人気ユーチューバーに依頼するには大きく分けて以下の3つの方法があります。

  • ユーチューバーに直接連絡をする
  • 総合広告代理店やデジタルマーケティング支援企業に依頼する
  • ユーチューバーキャスティング事務所/会社に依頼する

それぞれの方法のメリットやデメリットについて解説していきましょう。

ユーチューバーに直接連絡をする

ひとつめは自社から直接ユーチューバーに連絡してコンタクトを取る方法です。

この方法では自社とユーチューバーが直接連絡を取る形になり、仲介業者がいない分費用が安く済むのが最大の利点です。間に第三者を挟まないため意思の疎通がしやすく、自社の意図をユーチューバーへしっかりと伝えられるのもメリットとなります。

ただし、前述した自社ターゲットとの親和性の高いユーチューバーの選定と依頼、スケジュール管理、炎上などのトラブルが発生した際の対応も自社で行う必要があるため、手間や工数は増加することとなり、専任担当者がつけられない場合の負担は大きくなります。

ユーチューバー事務所に所属していて直接依頼を受け付けないユーチューバーも少なくないため、ユーチューバー選定の幅が狭まる可能性も考えられます。

総合広告代理店やデジタルマーケティング支援企業に依頼する

ふたつめは総合広告代理店やデジタルマーケティング支援企業に依頼しユーチューバーとのコンタクトを取ってもらう方法です。

企画立案からスケジュール管理まで工程の多くを豊富なノウハウを活かして行ってくれるため、自社に掛かる負担は少なくて済みます。

また、もともと付き合いがあり自社についてよく理解してくれている広告代理店がいる場合は、効果的な企画の立案などサポートしてもらえるため心強い味方となるでしょう。

ただし、この方法は自社とユーチューバーの間に仲介業者が入るため、直接コンタクトを取る方法よりコストが高くなります

さらに総合広告代理店・デジタルマーケティング支援企業からユーチューバーキャスティング事務所や会社に依頼を行うケースも多く、その場合には仲介業者が増えるためコストはさらに高くなります。

ユーチューバーキャスティング事務所/会社に依頼する

3つめの方法はユーチューバーキャスティング事務所/会社に依頼する方法です。

この方法も仲介業者としてユーチューバーキャスティング事務所/会社が自社とユーチューバーの間に入ることになるため、直接コンタクトを取る方法よりもコストは高めです。

一方でメリットも多く、所属ユーチューバーの中から自社ターゲットや商材と親和性の良いユーチューバーを選定・紹介してもらえる他、企画立案、スケジュール管理、ステルスマーケティング(ステマ)対策、効果分析なども一貫して行ってくれる事務所・企業が多くなっています。

YouTubeに関する豊富な知識と実績を持っており、効果的な施策からトラブル対策・対応などYouTubeのプロからの手厚いサポートが受けられるのが魅力的です。

ユーチューバー(インフルエンサー)キャスティング会社は2019年も注目のインフルエンサーマーケティング会社21選の記事にてまとめていますので併せてご活用ください。

 

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ユーチューバーに自社製品やサービスの宣伝を依頼する際の注意点

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ユーチューバーに自社製品やサービスの宣伝を依頼する際には注意すべき点がいくつかあります。

以下に紹介していきましょう。

ステルスマーケティング(ステマ)防止に努める

ステルスマーケティング(ステマ)の防止に努めましょう。

ステルスマーケティングとは、企業がユーチューバーへ報酬を渡している事実を隠したまま宣伝させ、あたかもユーチューバーが自発的に良い商品を見つけたと装い消費者を欺く行為です。

ステルスマーケティングが発覚した場合、ユーチューバーも依頼している企業も大きな批判を浴びその後の活動に大きな打撃を受けることになります。

動画は企業案件であることがわかるように制作を依頼し、消費者に宣伝と気付かれないようなあいまいな形の動画を投稿することはやめましょう。また、商品やサービスを不当に高く評価する内容で動画を制作するように依頼したりすることも避けるようにしましょう。

ステルスマーケティングの防止については炎上・ステルスマーケティング(ステマ)防止マニュアルの記事にて詳しく紹介していますので是非ご覧ください。

仕様や条件を明文化し後の大きな修正やトラブルが無いようにする

交渉によって決定した仕様や条件を明文化し、後に大きな修正やトラブルが発生しないようにしましょう。

万が一トラブルなどが起こってしまった場合も、明文化された資料があるならばより円滑に問題を解決することができます。

ユーチューバーのセンスを信頼し過度な指示・ディレクションは控える

ユーチューバーを起用してインフルエンサーマーケティングを効果的なものとするには視聴者に違和感を感じさせないことが非常に重要なポイントとなります。

企業が伝えてもらいたい情報が多くなった結果、動画制作の条件を細かく指定してしまうとユーチューバー本来の魅力が表現できず、視聴者も普段と違う投稿から違和感を感じてしまいマーケティングの効果が薄くなる可能性があります。

人気ユーチューバーはすでに多くのユーザーから高い評価を受けているYouTube動画のプロですから、そのセンスや技術を信頼し、動画制作の上で過度な指示や干渉は控えるようにしましょう。

広告主として高圧的な態度はNG。ビジネスのパートナーとして人と人とのコミュニケーションを心がける

報酬を支払う広告主だからといって高圧的な態度で接することは望ましくありません。

ユーチューバーはYouTube動画を通して価値ある情報を視聴者へ発信するために最善をつくしてくれます。

自社とユーチューバーがお互いに理解し信頼することがより良く効果的なマーケティングにつながりますので、ビジネスパートナーとして人と人とのコミュニケーションを心がけ良い関係を築くようにしましょう。

まとめ

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人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングを行う企業は年々増えています。データとして大きなマーケティング効果が出ている事例も数多くあり、人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングに魅力を感じ企画検討中の企業も少なくないでしょう。

人気ユーチューバーの起用には高いコストが掛かることから、小規模な企業では人気ユーチューバーの起用は難しいと考えがちです。しかし、ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングを扱う広告代理店やキャスティング事務所や会社が増加し、YouTubeを通したマーケティングのハードルは低くなってきています。

自社で人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングを検討・企画される際には、ぜひ今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

 

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