
今や私たちの生活に欠かせない存在となったYouTube。
近年では、テレビよりもYouTubeや動画配信サイトの方が見ることが多いという方も少なくないでしょう。
最近では、キャラクターがメインで動画配信を行うYouTubeチャンネルも増えてきており、一つのジャンルを確立しています。
企業のYouTubeチャンネルでも人気のキャラクターが活躍し、多くの人気を集めファンの獲得や売上に貢献しています。
そこで本記事では、企業のマスコットキャラクターが中心となって運用されているYouTubeチャンネル事例を5つご紹介していきます。
企業のイメージキャラクターを起用してYouTubeチャンネルの運用を検討されている方、YouTubeの運用方法を見直したいという方は是非この記事を参考にしてみてください。
目次
参考にしたいマスコットキャラクターのYouTube企業アカウント5選
それではさっそく、参考にしたいマスコットキャラクターのYouTube企業アカウントを5つご紹介していきます。
サンリオ
まず最初にご紹介する参考にしたいマスコットキャラクターのYouTube企業アカウントは、「サンリオ」です。
画像:サンリオ|YouTube
YouTubeチャンネル名:サンリオ
登録者数:20.5万人(2022年1月現在)
サンリオは、代表マスコットキャラクター「ハローキティ」を始めとした多くのキャラクターを手掛ける企業。
ハローキティをはじめ、世界的に愛されるキャラクターを数多く生み出している同社は、プレゼント用品などの企画・販売の他、映画製作、出版事業なども行っています。
サンリオのマスコットキャラクター達をモチーフにした屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」も有名です。
サンリオのYouTubeアカウントでは、
- オリジナルアニメ
- 様々なジャンルの企画動画
- インフルエンサーを起用したコラボレーション動画
- アニメ・商品・コンテンツ等の宣伝・紹介
サンリオのYouTubeアカウント運用で参考にしたいポイントとして、
- 他キャラクターとのコラボでシナジー効果を狙っている
- イラスト、漫画、アニメなど自由な表現ができる
上記の投稿では、タカラ・トミーのキャラクター「リカちゃん」とのコラボレーションがされています。
他の企業キャラクターとのコラボレーションは、お互いの企業にシナジー効果を与えるものとなります。
リカちゃんのファンや新たな層に対してアプローチができることや、意外なコラボレーションによる話題作りにもなるため、ぜひ参考にしたいポイントです。
また、YouTubeチャンネル全体を通して、アニメ・着ぐるみなど様々な方法と多岐に渡るコンテンツ企画によってバラエティーに富んだチャンネル作りに取り組んでいます。
例えば、下記の投稿のような、1分以内の短い動画もあれば、
一方で下記の投稿のように、30分という長時間の動画もアップされています。
YouTubeでは、どの動画がどれくらい再生されるか投稿してみるまで明確に予測できない部分があります。
ですので、様々な動画内容を投稿し、視聴者からの反応を観察して試行錯誤を続けることが重要です。
サンリオのYouTubeチャンネルのように、様々な角度から動画作りをして、ニーズを分析していくことはぜひ参考にしたいポイントですね。
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SUUMO / スーモ
次にご紹介する参考にしたいマスコットキャラクターのYouTube企業アカウントは、「SUUMO/スーモ」です。
YouTubeチャンネル名:SUUMO / スーモ
登録者数:1.79万人(2022年1月現在)
SUUMO / スーモは、賃貸、戸建、マンション購入・売買までをサポートする不動産会社です。
オリジナルマスコットキャラクター「スーモ」はテレビCMなどでご存知の方も多いのではないでしょうか。
SUUMO / スーモのYouTubeアカウントでは、
- サービス紹介
- CM
- オリジナルアニメ
- 特別コンテンツ企画
上記のようなコンテンツが主に投稿されています。
SUUMO / スーモのYouTubeアカウント運用で参考にしたいポイントとして、
- YouTubeオリジナルコンテンツで限定感を演出している
- 親しみやすくファン化してもらいやすい
といった点が挙げられます。
SUUMO / スーモのYouTubeチャンネルでは、スーモのYouTubeアカウントでしか見ることのできない限定アニメがいくつか投稿されています。
上記のアニメは、キャラクター設定もしっかりと作り込んであり、アニメ作品として単体で楽しめるクオリティーの高さを発揮しています。
アニメ動画によって、「スーモ」というキャラクターのファンを増やすことができ、結果的にSUUMO / スーモのサービスを利用してくれる可能性が高まるでしょう。
YouTubeチャンネルで自社の作り込まれたキャラクターコンテンツを発信することは、YouTubeマーケティングにおいて効果的な訴求力のあるコンテンツとなりますので、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。
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YouTubeチャンネル名:ローソン(LAWSON)
登録者数:2.38万人(2022年1月現在)
ローソン(LAWSON)は、日本の大手コンビニエンスストアです。
全国各地に多くの店舗を構えており、学校終わりや仕事終わりに毎日利用するといった方も多いのではないでしょうか。
ローソン(LAWSON)のオリジナルマスコットキャラクター「あきこ」や「からあげクン」は、YouTubeチャンネルにてVTuberとして活躍しています。
ローソン(LAWSON)のYouTubeチャンネルでは、
- 商品紹介
- オリジナルアニメ
- CM
- 限定コンテンツ企画
上記のようなコンテンツが主に投稿されています。
ローソン(LAWSON)のYouTubeアカウント運用で参考にしたいポイントとして、
- 人気VTuberとのコラボレーションで話題作りをしている
- 商品パッケージのキャラクターをそのまま企業マスコットキャラクターとして起用している
上記の投稿では、大人気VTuberの「白上フブキ」さんがローソン(LAWSON)のYouTubeに登場。
ユーザーが予期せぬ意外なコラボレーションによる話題作りは、自社コンテンツの知名度を上げるために非常に効果的です。
さらに、YouTubeチャンネル上でも活躍するオリジナルマスコットキャラクター「からあげクン」は、全国のローソンで販売されているからあげのパッケージキャラクターにもなっています。
画像:LAWSON|公式HP
「からあげクン」を知っているユーザーが、VTuber化した「からあげクン」を一目見ようと、YouTubeチャンネルの動画を再生するきっかけにもなります。
また、マスコットキャラクターを見ることで商品パッケージを思い出し「食べたくなってきた」と行動を促すこともできるためO2O(オンライン・トゥ・オフライン)施策としての効果も見込めます。
企業のマスコットキャラクターがYouTubeコンテンツに登場することで、自社商品・サービスと自社のYouTubeチャンネル間でのシナジー効果を望むことができるため、是非露出を増やしていきましょう。
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中日ドラゴンズ公式チャンネル
次にご紹介する参考にしたいマスコットキャラクターのYouTube企業アカウントは、「中日ドラゴンズ公式チャンネル」です。
YouTubeチャンネル名:中日ドラゴンズ公式チャンネル
登録者数:15.5万人(2022年1月現在)
中日ドラゴンズは、セントラルリーグに所属する日本のプロ野球球団の一つ。
日本の野球界で、読売ジャイアンツ、阪神タイガースの次に長い歴史を持つ老舗球団です。
YouTubeでは、オリジナルマスコットキャラクター「ドアラ」「シャオロン」「パオロン」による『マスコットチャンネル』も公開しています。
中日ドラゴンズのYouTubeアカウントでは、
- チームの情報・ニュース
- キャラクターによるコンテンツ企画
上記のようなコンテンツが主に投稿されています。
中日ドラゴンズ公式チャンネルのYouTubeアカウント運用で参考にしたいポイントとして、
- 企業の枠にとらわれない、VTuberとしての企画を行っている
- タイムスタンプ機能を使い、見やすい動画作りをしている
上記の投稿では、KONAMIから発売されている『ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart』をドアラがプレイする「ゲーム実況」動画となっています。
中日ドラゴンズのファンだけでなく、「ドアラ」をYouTubeではじめて見たVTuberのファンの新規流入も期待できますね。
また、中日ドラゴンズのYouTube公式チャンネルでは、長時間の動画の概要欄に「タイムスタンプ」が記載されています。
タイムスタンプ機能は、視聴者が自分の見たい映像までスキップすることができる機能のこと。
視聴者が自分の好みの映像だけを見ることができますので、視聴者が見やすい形で動画コンテンツを発信することが可能になります。
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赤城乳業株式会社
最後にご紹介する参考にしたいマスコットキャラクターのYouTube企業アカウントは、「赤城乳業株式会社」です。
YouTubeチャンネル名:赤城乳業株式会社
登録者数:5480人(2022年1月現在)
赤城乳業株式会社は、埼玉県に本社を構えるアイスクリーム専業メーカーです。
手頃な価格のアイスクリーム「ガリガリ君」は、全国のコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで販売されており、昔から幅広い世代に人気のある代表的商品です。
ガリガリ君のパッケージキャラクターでもある「ガリガリ君」は、赤城乳業株式会社のYouTubeチャンネルの投稿動画のメインを占めています。
赤城乳業株式会社のYouTubeアカウントでは、
- オリジナルアニメ
- 限定コンテンツ企画
- CM
- 商品紹介
赤城乳業株式会社のYouTubeアカウント運用で参考にしたいポイントとして、
- ターゲット層を絞ったコンテンツ企画
- おなじみのBGMでブランドを覚えてもらっている
上記の動画のように、赤城乳業株式会社のYouTubeアカウントでは主に小学生までの子供をターゲット層に設定していることが分かりますね。
企業のYouTubeマーケティングでは、ターゲット層を明確に設定することで、狙ったターゲット層に見合ったコンテンツ内容のみを考えていくことが可能になります。
YouTubeチャンネルの世界観として、統一感のあるコンテンツを作成することができるようになり、統一感のあるコンテンツ発信を通してファン離れを防ぐ効果も生じますので、参考にしたいですね。
また、ガリガリ君の動画では「ガーリガーリーくーん」というおなじみのBGMとフレーズが流れます。
キャッチーなフレーズとBGMを動画に合わせることで耳に残り、よりブランドを覚えてもらいやすくなる効果があります。(あなたも脳内再生されたのではないでしょうか)
- このキャラクターといえばこのブランド
- このBGM・効果音といえばこのブランド
のように、ブランドイメージを視覚・聴覚共に使って訴求していくことで覚えやすくなり、長期的なファンの獲得につながります。
ぜひ意識してYouTubeコンテンツをつくっていきましょう。
まとめ
今回は、参考にしたいマスコットキャラクターのYouTube企業アカウントを5つご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
近年では、YouTuberと並んでVTuberの存在も主流となってきており、VTuberとしてYouTubeに参戦する企業も増えてきています。
YouTubeチャンネルの活用方法によっては、新たな見込み客やファンを獲得できる可能性は高まります。
今回の記事を参考に、マスコットキャラクターを活用したYouTubeチャンネル作りを企画・検討されてみてはいかがでしょうか。
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