
夏の長期休暇、夏休みを楽しみにしている方はとても多いかと思います。Instagramにおいても夏が近づくにつれ夏休みに関する投稿で盛り上がりを見せ、夏休み期間中は休暇を楽しむ様子の投稿で大変賑わいます。近年では夏休みの盛り上がりに合わせてInstagramキャンペーンやプロモーションを行う企業や店舗も増えています。
今回は企業や店舗によって過去に行われた、夏休みや海をテーマとしたInstagramキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介してまいります。キャンペーンの詳細の他、ユニークである点や工夫されている点、キャンペーンの投稿例を併せてご紹介いたしますので、キャンペーン企画の際にぜひご覧ください。
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【年間・シーズン】Instagramキャンペーン・プロモーション事例リンク集
目次
夏休みのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
それでは早速、夏休みをテーマに行われたInstagramキャンペーンやプロモーション事例をご紹介してまいります。企業や店舗が行った事例の中から昨年2018年に行われた事例を中心に5つの事例をご紹介いたします。
1.“とっておき”夏旅行インスタグラムキャンペーン(株式会社近畿日本ツーリスト東北)
画像:"とっておき"夏旅行インスタグラムキャンペーン|近畿日本ツーリスト東北
まず初めにご紹介するのは、近畿日本ツーリストグループの株式会社近畿日本ツーリスト東北が行ったInstagramキャンペーンです。
このキャンペーンは株式会社近畿日本ツーリスト東北の公式Instagramアカウント「@knt.tabi_girl」をフォローし、ハッシュタグ「#KNTとっておきの夏旅行」を付けて投稿することで応募することができました。
キャンペーンのテーマは「夏旅行」。様々な夏旅行の思い出にまつわる写真や動画が募集されました。
キャンペーンに応募された投稿の中から抽選で1名に「近畿日本ツーリスト旅行券(50,000円)」が、3名に「近畿日本ツーリスト旅行券(10,000円)」が賞品として用意されています。
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長期の休暇を取る方が多い夏休みには普段することができない旅行をする方も多いもの。
そのため夏休みはフォトジェニックな写真と相性のいい「旅行」をテーマにしたInstagramキャンペーンを行う絶好のタイミングといえます。この事例は旅行という自社で取り扱う商材を活かしてInstagramキャンペーンを行った典型的な例となります。
また、プレゼント賞品を自社の旅行券としている点もポイント。
旅行券をプレゼントすることで、新規顧客であれば自社のサービスを体験してもらうことができ、既存顧客であればリピーターとしてさらに囲い込みを進めることができます。
キャンペーンの賞品は自社サービスを活用してもらう導線づくりの材料として意識し設定するとよいでしょう。
2.#ANA旅のブルーバトンキャンペーン(全日本空輸株式会社)
続いてご紹介するのは、日本最大の航空会社である全日本空輸株式会社(ANA)が行ったInstagramキャンペーンとなります。こちらのキャンペーンは2017年の夏休みに開催されたものです。
先にご紹介した事例と同じく、こちらも旅行をテーマにしたキャンペーンとなります。キャンペーンには公式Instagramアカウント「@ana.japan」をフォローし、ハッシュタグ「#ANA旅のブルーバトン」を付けて投稿することで応募することができました。
「旅先で見つけたブルー」にちなんだ写真や動画が募集された本キャンペーンですが、月ごとにさらにテーマが設けられており、8月は「旅先で見つけた『夏の思い出』」、9月は「旅先で見つけた『私のお気に入り』」でした。
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キャンペーン期間中に投稿の募集テーマが変わるのも特徴的ですが、このキャンペーン最大の特徴はキャンペーン期間中指定のハッシュタグ「#ANA旅のブルーバトン」が付いた投稿の数によってプレゼントの当選者数が増える点です。
このキャンペーンの賞品は「ANA国内線旅行券(ペア)」で、キャンペーン開始時点では抽選で2組4名へのプレゼントでした。当選者数は指定ハッシュタグの投稿が2,000投稿で3組6名、3,500投稿で4組8名という風に増えていき、最終的に4,000投稿を超え5組10名となりました。
キャンペーンページでは「@ana.japanからブルーバトン受け取ったよ!」と一言つけてInstagramに投稿するようさりげなく促しており、投稿を見たユーザーがキャンペーンについて調べたり、つられて連鎖的に参加したくなるアイデアが組み込まれています。
キャンペーンへの応募が増えるにつれ賞品の当選者数も増えるというのはキャンペーンの参加者にとって大変魅力的といえるでしょう。
プレゼント賞品はユーザーの心を強くつかむものである必要はありますが、広く話題を生み出せる可能性があるアイデアですので投資する価値は十分にあるでしょう。
Instagramキャンペーンの集客を効率的に行う工夫が凝らされている事例です。
3.日比谷で見つける、夏のトキメキ インスタグラムプレゼントキャンペーン(東京ミッドタウン日比谷)
画像:日比谷で見つける、夏のトキメキ インスタグラムプレゼントキャンペーン|東京ミッドタウン日比谷
次にご紹介するのは、昨年2018年の3月29日に開業し、三井不動産株式会社が運営する複合施設、東京ミッドタウン日比谷が行ったInstagramキャンペーンです。
ここまでご紹介してきた事例は旅行に関するものでしたが、こちらは日常的で身近なものをテーマにしたキャンペーンです。このキャンペーンは東京ミッドタウン日比谷の公式Instagramアカウント「@tokyomidtownhibiya」をフォローし、「#夏だね」「#日比谷で見つけた」の2つのハッシュタグを付けて投稿すると応募することができました。
投稿の募集テーマは「東京ミッドタウン日比谷で見つけた『夏』を感じるフードやアイテム」で、東京ミッドタウン日比谷の店舗で購入した税込500円以上の賞品を撮影して応募するというものでした。プレゼントとしてキャンペーン参加者の中から抽選で10名に東京ミッドタウン日比谷限定の「お買物・お食事券10,000円分」が用意されました。
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このキャンペーンの特徴は、投稿の募集テーマからプレゼントまでキャンペーンに関係するものが全て同店舗のもので完結している点です。キャンペーンに応募するためにはまず同店舗で商品を購入したり食事をする必要がありますし、当選した場合もらえるプレゼントも同店舗のお買物・お食事券です。
東京ミッドタウン日比谷に直接足を運ぶ必要があるためキャンペーンの参加ハードルは少し高くなりますが、現地への集客面は広告などで行う、SNS上で話題を生むためにキャンペーンを実施するという目的を明確に分けている一面が読み取れます。
キャンペーン開催時点の東京ミッドタウン日比谷はオープンしてからあまり期間が経過していないことからも、このキャンペーンでは施設の認知度・ブランド力の向上に注力していると考えられます。
目的を明確にして内容を決定することはInstagramキャンペーンを行う際に大変重要なポイントです。
認知させたいのか、集客したいのか、販売促進させたいのか、といったキャンペーン実施の目的を絞ることで効果を大きくすることにつながります。
Instagramでの集客については
の記事にて詳しく解説していますので併せてご覧ください。
4.アクアビーズ 夏休みの自由研究キャンペーン(株式会社エポック社)
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小学生の夏休みといえば自由研究が付き物です。そんな自由研究をテーマにしたInstagramキャンペーンを行ったのが玩具メーカーの株式会社エポック社です。
同社が販売している「アクアビーズ」は水で接着できるビーズで自由に作品を作ることができる製品です。こちらのキャンペーンはアクアビーズで制作した作品を撮影してInstagramに投稿するというもので、アクアビーズの公式Instagramアカウント「@aquabeads_jp」をフォローし、ハッシュタグ「#アクアビーズ自由研究」「#アクアビーズ」を付けて投稿することで応募することができました。
審査で選ばれた上位2名には「8,000ビーズコンテナどうぶついっぱいセット」が、次いで3名には「5,000ビーズバケツセット」がプレゼントされました。
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小さなお子さんにとっても夏休みは大変楽しいものですが、こちらのキャンペーンはそんなお子さんをターゲットに設定し行われたものです。親子で一緒に自由研究に取り組む家庭も多いことから、自社製品の宣伝・広告には大変よい機会といえるでしょう。
小さなお子さんやお子さんを持つ家庭に良い印象を持ってもらいInstagramを通して広くアピールしていく、自社の強みを活かした玩具メーカーならではの事例といえるでしょう。
この事例のように、自社製品とシーズンごとのイベントを組み合わせることで、製品をPRする機会を年間を通して増やすことができます。
実際、同社では以下のように、年間を通してアクアビーズを楽しんでもらうための「イラストシート(作り方ガイド)」を無料で提供しています。
こうした消費者のサポートと併せてキャンペーンを行うことも、消費者を飽きさせない上手い工夫といえるでしょう。
顧客との接点が増えるほど売り上げ拡大につながる可能性も高まりますので、年間を通して自社製品をアピールできる材料はないか丁寧に見つけることもキャンペーン企画時に重要となります。
WEBサイトと連携して顧客との接点を増やすアイデアについてはECサイトがInstagramショッピング機能で売上アップさせる方法と成功事例を解説の記事で詳しく解説していますので併せてご活用ください。
5.なつやすみ 発見!なっちゃん!?キャンペーン(サントリーフーズ株式会社)
最後にご紹介するのは、サントリーホールディングス株式会社が行ったInstagramキャンペーンです。
サントリーホールディングス株式会社のグループ企業、サントリーフーズ株式会社が販売している果汁入り清涼飲料「なっちゃん」がテーマのキャンペーンで、旅行や夏の思い出にまつわる写真の投稿が募集されました。公式キャンペーンアカウント「@natchan_natsu18」をフォローし、ハッシュタグ「#なっちゃん夏キャンペーン」を付けて写真を投稿してキャンペーンに応募することができました。
プレゼントには大人用と子ども用のキャリーバッグがセットになった「なっちゃん!親子トラベルキャリーバッグ」が用意され、抽選で100名の参加者にプレゼントされました。
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このキャンペーンの特徴はスマートフォンなどで利用できるキャンペーン専用のWEBアプリが用意されている点で、撮影した写真を絵日記風に加工することができました。親子でキャンペーンを楽しむことができることから、このWEBアプリは大変評判の良いものでした。(※現在はアプリの配信終了しているようです)
Instagramにおいて撮影した写真を編集・加工して投稿することは一般的です。キャンペーン独自の編集や加工が行える手段を用意することは楽しみ方の幅を広げる良い手段ですし、独自要素はキャンペーンのユニークさでもあります。より効果的にInstagramユーザーや顧客の興味・関心を引くことができるので、キャンペーンの集客にもつながるでしょう。
また、賞品の「なっちゃん!親子トラベルキャリーバッグ」も、当選者がInstagram上で写真を投稿し再び話題性を生むW効果もありました。
親子キャリーケースを100名にプレゼントするというのはなかなか規模が大きいですが、旅行好きな人であれば長く使えるグッズのため継続的に自社製品を想起してもらえることが大きなメリットです。子供用の小さいキャリーケースがあるのもポイントですね。
「なっちゃんブランド」のアプリや旅行用キャリーケースのプレゼントなど、ユーザーが普段使う愛用品の一つとして使ってもらうことで長期的に自社ブランドの想起率を高めている点はマーケティングを行う上で非常に参考になります。
まとめ
夏休みがテーマのInstagramキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか。
夏休みの過ごし方は人それぞれ異なりますし、様々なイベントなども催されることから、どのような業種の企業・店舗にとってもInstagramキャンペーンやプロモーションを行いやすいタイミングといえます。
全体の傾向としては長期休暇ということで旅行に関するキャンペーンの事例が多く見られました。家族で夏休みを楽しむ方も多いことから親子で楽しめるようなキャンペーンも多く、人気を集めているようです。
今回ご紹介した事例もそういった傾向の強いものとなりますが、それぞれの事例の特徴やユニークな点も併せてご紹介させていただきました。自社で夏休みや海といったテーマのInstagramキャンペーン・プロモーションを企画する際には、ぜひ参考としてご活用ください。
キャンペーン事例は以下のページにまとめておりますので、ケーススタディとしてご活用ください。
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