ソーシャルメディアマーケティングで企業認知度を増加するために有効なのが、SNS上でキャンペーンを開催すること。ユーザーとの交流も促せるため、多くの企業が取り入れています。
ソーシャルメディアによって利用できる機能が異なり、ソーシャルメディア全体の雰囲気や利用者層も違います。そのためソーシャルメディアによって適したキャンペーンの種類やユーザー層は様々であり、キャンペーンのターゲット層に合わせたプラットフォーム選びがポイントとなります。
特に若い女性に人気があるインスタグラム(Instagram)でも、よくキャンペーンが開催されています。ファッションやコスメ関係のキャンペーンは注目度が高くおすすめです。
今回はインスタグラムでキャンペーンを考えているマーケター向けに、インスタグラムマーケティングの仕組みとメリットをご紹介します。
Instagramキャンペーンに力を入れたい方や、アカウント運用についてお悩みの方は、是非ご一読ください。
また、SNSの年間スケジュールや、活用してほしいハッシュタグについては以下の記事をご参照ください。
SNSイベントカレンダーとイベントで使用できるおすすめハッシュタグ案まとめ
目次
- 1 キャンペーンの基本的な仕組み
- 2 キャンペーンを実施するメリット
- 3 インセンティブとクリエイティブとムーブメント
- 4 写真投稿キャンペーン運用に欠かせないハッシュタグ3つのメリット
- 5 年間・シーズン別Instagramキャンペーン・プロモーション事例リンクまとめ
- 5.1 正月のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.2 成人式のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.3 バレンタインのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.4 ひなまつりのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.5 卒業式のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.6 お花見のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.7 こどもの日・ゴールデンウィークのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.8 母の日のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.9 父の日のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.10 七夕のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.11 夏休みのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.12 敬老の日のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.13 ハロウィンのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.14 紅葉のInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.15 クリスマスのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 5.16 冬休みのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
- 6 まとめ
キャンペーンの基本的な仕組み
インスタグラムを活用したキャンペーンの仕組みは、他のプラットフォームと大きな違いはありません。開催するキャンペーンの種類を選んでターゲット層にあったプレゼントを決めるなど、通常のキャンペーンと変わらないポイントがあれば、インスタグラムの 独自の抑えておきたいポイントもあります。
ここでは、キャンペーンの基本的な仕組みで抑えておきたいポイントを4つご紹介します。
1.キャンペーンの種類を決める
まず最初にキャンペーンの種類を決めなければなりません。インスタグラムなどソーシャルメディアで実施できるキャンペーンは
- 写真コンテスト
- クイズコンテスト
- いいねキャンペーン
など多岐に渡ります。
「写真コンテスト」などユーザーが作成したコンテンツを集めるキャンペーンは、多くの参加者を集めることでキャンペーンの認知度増加が見込めます。キャンペーンを多くの人に知ってもらうことで、企業や製品の売上も増加します。1つ1つのコンテンツが企業の広告塔として機能することになります。
参加条件がいいねを押すだけという「いいねキャンペーン」も人気なキャンペーン手段です。ワンクリックで簡単に参加できるので、多くのユーザーの参加が見込めます。インスタグラムで露出度を増加したいときにおすすめのキャンペーンです。
2.プレゼントを決める
キャンペーンの目的は企業のターゲット層の獲得です。そのためには、キャンペーンにターゲット層が魅力を感じる賞品を設定する必要があります。ターゲット層のフォロワーは同じ趣味趣向をもっている場合がほとんどです。フォロワーからフォロワーへキャンペーンの存在が伝わることで、多くの見込み客獲得が期待できます。
3.期間を決める
キャンペーンの内容が定まったら、キャンペーンの期間を設定しましょう。開催するキャンペーンによりますが、この期間が長すぎても短すぎてもいけません。
写真コンテストはコンテンツ作成に時間がかかるため、参加締切まで1カ月ほど時間をとっているのをよく見かけます。集計に時間がかかるため結果発表にも半月ほどかけているのが多いようです。
逆にクイズコンテストなどすぐに回答できるものは、数日から1週間の期間で開催しているのがほとんどです。
4.ハッシュタグを考える
ハッシュタグはインスタグラムでとても重要な役割を担います。インスタグラムは共有ボタンがないため、フォロワーにキャンペーンをシェアして他ユーザーにお知らせしてもらうという呼びかけができません。
多くの人にキャンペーン用コンテンツを見てもらうために、適切なハッシュタグを設定することが重要です。さらにキャンペーン用のハッシュタグを作成して、コンテンツをまとめて見やすくすることもポイントです。ハッシュタグの設定ひとつでコンテンツのエンゲージメントは大きく変わります。
キャンペーンを実施するメリット
ここではインスタグラムでキャンペーンを実施するメリットをとおして、キャンペーンから良い効果を得られる仕組みを2つご紹介します。
ファンの増加で売上アップ
インスタグラムは見込み客を獲得して顧客に変えるチャンスの場です。キャンペーンをきっかけに企業の存在を知り、企業アカウントをフォローしてもらいます。インスタグラムから情報を得て、製品の購入をしてくれる消費者も少なくありません。
ターゲット層にあったキャンペーンをすることでファンを獲得し、結果的に製品の売上増加につながるのです。
露出度増加で企業認知度アップ
ユーザーがキャンペーン参加のためにコンテンツを投稿してくれれば、ソーシャルメディアで企業に関連したコンテンツが増えます。インスタグラム上で企業の露出度が増えることになり、多くの人に企業の存在をアピールすることが可能になります。ユーザー生成コンテンツを活用したキャンペーンは企業認知度増加に大きく貢献します。
インセンティブとクリエイティブとムーブメント
インスタグラムを用いたキャンペーンを考えるときには「参加のハードル」を下げることが大切です。そのためには次の3点が重要となります。
- インセンティブ
- クリエイティブ
- ムーブメント
「インセンティブ」は、強力な参加の動機づけとなるだけでなく、友人に勧めるきっかけにもなるので重要な要素となります。
「クリエイティブ」は、参加者が実際に投稿する写真がどれだけ魅力的でオリジナリティを出せるものであるかという点です。フォトジェニックでない投稿を強いるキャンペーンはユーザーのタイムラインを汚すことになり、参加のハードルとなります。
「ムーブメント」は、そのキャンペーンに多くの人が参加していればいるほど、その参加ハードルは低くなるということです。キャンペーン初期にムーブメントを作るために他の広告施策と連動させたり、インフルエンサーを利用してムーブメントを作る等は非常に有力な手法です。
写真投稿キャンペーン運用に欠かせないハッシュタグ3つのメリット
写真投稿キャンペーンは、必ずそのキャンペーンの中心となるハッシュタグを利用することをおすすめします。ハッシュタグを利用することでユーザーにとっても、企業にとっても大きなメリットがたくさんあります。
メリット1.ユーザーの参加しやすさ
従来型の写真投稿キャンペーンでは応募する際に様々な情報を入力する必要があったり、メールや場合によっては郵送で写真を送る必要があるなど様々なハードルがありました。兎にも角にも参加者が多ければ多いほどよい写真投稿キャンペーンにとって、投稿ハードルをどこまで下げられるかが大事なポイントとなり、ハッシュタグをつけるだけというハードルの低さは参加ユーザーにとって大きなメリットとなります。
メリット2.集計のしやすさ
企業にとっては、投稿された写真を収集する必要があります。それをキャンペーンサイトに一覧化したり、社内のKPIチェックや資料作成に利用するなど、収集・集計の工数をどれだけ減らせるかは、キャンペーンの効率化に大きく貢献します。これまでに投稿がされていないオリジナリティのあるハッシュタグを利用することで、Instagramのデフォルト機能で常に投稿数を確認することが出来たり、ハッシュタグベースで写真を収集するプログラムやサービスを利用することができるため、企業にとっても大きなメリットがあります。
メリット3.人の目に留まる可能性の高さ
ユニークでわかりやすいハッシュタグを利用することによって、そのハッシュタグを見た人がキャンペーンの存在に気づき、参加してくれる可能性が高まります。また、ハッシュタグを使って検索することが一般的なInstagramにとって、多くの人が参加しているキャンペーンであるということが伝わりやすくなるため、参加を検討している人にとっても安心して参加をするきっかけをつくることができます。
年間・シーズン別Instagramキャンペーン・プロモーション事例リンクまとめ
1年間のイベントカレンダーは以下の通りです。
1月 | 正月、成人式、初売り |
2月 |
節分、バレンタイン、ねこの日
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3月 |
ひなまつり、卒業式、ホワイトデー、春休み
|
4月 |
入学式、お花見、エイプリルフール
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5月 |
こどもの日、ゴールデンウィーク、母の日
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6月 |
梅雨、父の日
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7月 |
海開き、七夕、海の日、夏休み
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8月 | 夏フェス、海、お盆、 |
9月 |
敬老の日、シルバーウィーク
|
10月 |
スポーツの日、ハロウィン
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11月 | 紅葉、七五三 |
12月 |
クリスマス、大晦日、冬休み
|
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まとめ
Instagramでキャンペーン投稿を行うことで、これまでリーチできなかったユーザー層への認知拡大やフォロー訴求を期待することができます。
一方、キャンペンーンが終了したらフォロー解除をしてしまうユーザーもいるため、終了後にもユーザーに投稿を楽しんでもらえるようなアカウント運用を継続していくことや、定期的にキャンペーン投稿を行うといった工夫も必要になります。
また、Instagramでキャンペーンを行う際は、キャンペーンの参加率を上げることを目的とするのではなく、キャンペーンによって達成したい目的を明確にすることで、自社にとって有効な企画を行っていきましょう。
Instagramアカウント運用についてはこちらからお気軽にご相談ください。
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