
敬老の日は長年にわたり社会に貢献してきた、そして家族を長年支えてきてくれたおじいちゃん・おばあちゃんへ感謝をする日として親しまれてきた祝日ですね。
それとともに、敬老の日は高齢化社会である日本において売上を伸ばすための重要なシーズンでもあります。
今回は、そんな敬老の日にちなんだ各企業の実施したInstagramキャンペーンの事例を紹介してまいります。具体的な工夫ポイントや成功ポイントも併せて紹介しますので、敬老の日に向けたInstagramしたキャンペーン・販促活動を行う際にぜひお役立てください。
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敬老の日をテーマにしたInstagramキャンペーン・プロモーション事例まとめ
それでは早速、敬老の日をテーマにしたInstagramキャンペーン事例を5つ紹介していきましょう。
1. 花なまえの詩 Instagramキャンペーン「敬老の日フォトコンテスト2017」(株式会社サンライク)
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まずご紹介するのは、株式会社サンライクが行った「花なまえの詩 Instagramキャンペーン「敬老の日フォトコンテスト2017」」です。
このInstagramキャンペーンはお孫さんとおじいちゃんおばあちゃんが一緒に写った写真を募集するというもの。
同社のInstagram公式アカウントをフォローし、お孫さんとおじいちゃんおばあちゃんが一緒に写った写真をハッシュタグ「#花なまえ敬老の日2017」をつけてInstagramに投稿することでキャンペーン参加完了となります。
大賞に選ばれた参加者へはAmazonギフト券一万円分が提供されました。
このキャンペーンは賞品としてAmazonギフト券を提供している点が面白いポイントです。
一般的に、Instagramキャンペーンでは自社製品あるいは自社サービスを利用してもらうための商品券など、自社の売上につながるプレゼントを用意している場合が多く見受けられます。しかし、その場合は企業の提供する製品やサービスに興味がある人しか参加が見込めません。
その点、この事例ではAmazonギフト券のような汎用的なものをInstagramキャンペーンの賞品として設定することで、幅広い層からの参加が見込めます。
自社製品をキャンペーン賞品として消費者の手に取ってもらいファンを増やすという選択肢も合理的ですが、幅広い層の参加者を募る目的でAmazonギフト券を賞品としているのはよい試みといえるでしょう。
2. えごまオイルギフトAL30-Eの写真をインスタグラムに投稿しよう♪ プレゼントキャンペーン(太田油脂株式会社)
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続いてご紹介するのは、太田油脂株式会社が実施した「えごまオイルギフトAL30-Eの写真をインスタグラムに投稿しよう♪ プレゼントキャンペーン」です。
こちらのInstagramキャンペーンは、同社の製品「えごまオイル(AL30-E)」のパッケージにイラストやメッセージを記入した写真を「#マルタの敬老の日」のハッシュタグと共にInstagramへ投稿することで参加完了となりました。
Instagramキャンペーン参加者の中から抽選で「豪華★マルタの油とお菓子詰め合わせセット」がプレゼントされました。
イラストやメッセージを製品のパッケージに記入した写真を参加条件としているのがこのInstagramキャンペーンの面白い点です。
おじいちゃんおばあちゃんへの感謝を込めたイラストやメッセージを自社製品のパッケージに記入してもらいInstagramに投稿してもらうことで、自社製品の露出を増やすことができます。
敬老の日の目的であるおじいちゃんやおばあちゃんへの感謝も同時に満たすことができるため一石二鳥です。
なにより、かわいい孫からのメッセージが入った製品パッケージは思い出深く大切にとっておくことになりますので、思い出として残してもらいやすく自社ブランドを想起してもらうチャンスも狙えます。
製品の露出と、製品を大切にしてもらい目に触れるタイミングを増やしてブランドの想起率を高める工夫がされたInstagramキャンペーンです。
3. 「長くつ下のピッピの世界展」公式SNSフォロワー プレゼントキャンペーン
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続いてご紹介するのは、東京富士美術館にて開催されたスウェーデンの作家による絵本作品「長くつ下のピッピ」をテーマにした「「長くつ下のピッピの世界展」公式SNSフォロワー プレゼントキャンペーン」です。
このキャンペーンは2つの構成がされています。
1つ目は、“敬老の日”記念キャンペーンと題して、「長くつ下のピッピの世界展」開催期間中に、おじいちゃんまたはおばあちゃんと一緒に東京富士美術館へ訪問して展示会公式SNS(Instagram、Facebook、Twitterのいずれか)をフォローした画面を提示することで、毎日先着50名にオリジナルポストカード1枚が美術館のその場でプレゼントされました。
さらに、2つ目はWチャンスキャンペーンとして、
長くつ下のピッピの世界展の公式SNSアカウントの写真を「#敬老の日はピッピ展」というハッシュタグをつけてSNSにシェア(Instagramではリポスト、Facebookではシェア、Twitterではリツイート)することで参加完了となり、参加者の中から抽選で10種類のピッピグッズの中からいずれか一つがプレゼントされました。
また、こちらの展示会へはInstagramで人気のインスタグラマーさんも訪れています。
たとえば以下はInstagramでフォロワー数2万5000人を超える人気インスタグラマーであるKANAKOさん(@kanakokko_34_)の投稿です。お子さんと楽しく訪問されている様子が伝わってきますね。
KANAKOさんのように数万人という多くのファンを抱える人気インスタグラマーは「インフルエンサー」とも呼ばれており、SNS上で大きな影響力をもっています。
たとえば、こうしたインフルエンサーの方に美術館など現地へ訪問してもらい、イベントやキャンペーンについてSNS上で告知してもらい口コミ効果を生む「インフルエンサーマーケティング」も効果的な集客手法として大きく注目されています。
さらにインスタグラマー(インフルエンサー)の魅力的な写真を自社のSNSアカウントにて紹介することでコンテンツを増やしている点も見逃せません。
- おじいちゃんおばあちゃんと一緒に展示会へ来てもらい集客
- SNSをフォローしてもらったファンづくり
- Wチャンスによる自社キャンペーンの拡散
- インスタグラマーによる認知率アップ
- インスタグラマーの投稿を自社SNSに再掲しコンテンツを拡充
など、一つのキャンペーンの中でも様々な意図が見られるとても考えられたInstagramキャンペーン事例です。
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4. #yanoring 敬老の日キャンペーン(株式会社Yano Ring)
続いて紹介するのは株式会社 Yano Ringの提供する転倒防止用サポートバンド「Yano Ring」をテーマにした「#yanoring敬老の日キャンペーン」です。
同社の公式TwitterかInstagramのいずれかをフォローし、おじいちゃんやおばあちゃんへの日頃の感謝の気持ちを添えた投稿を「#yanoring」のハッシュタグと一緒にTwitterかInstagramに投稿することで参加することができました。
こちらのInstagramキャンペーンでは、参加者の中から先着で50名に「Yano Ring」がプレゼントされました。
このInstagramキャンペーンは「先着」で賞品がプレゼントされる点が面白いポイントです。
賞品がもらえる条件を「先着」とすることでInstagramキャンペーンへ参加者の初速を高め、参加者増加を図ることができます。
たとえば、目玉賞品を先着プレゼントとしてキャンペーン応募の初速を確保しつつ、先着プレゼントから漏れた人はその後の抽選により当選するチャンスがあるなどとすることで、話題性を確保しつつ継続的にキャンペーンの集客をすることができます。
また、InstagramだけではなくTwitterでもキャンペーンに参加できることもポイント。特定のSNSしか利用していないユーザーもいるため、キャンペーンに参加できるSNSの幅を広げることで参加ハードルを下げ、多くの人がキャンペーンへ参加しやすくなります。
ユーザーの興味を引き出し、参加ハードルを下げて多くのユーザーを募ることもInstagramキャンペーンでは重要になりますので、設計時に意識しておきましょう。
5. 敬老の日 フォトコンテスト(岡山トヨペット株式会社)
最後にご紹介するのは、岡山トヨペット株式会社が実施した「敬老の日 フォトコンテスト」のInstagramキャンペーン事例です。
おじいちゃんやおばあちゃんとの思い出の写真をハッシュタグ「#岡山トヨペット敬老の日」をつけてInstagramに投稿することで参加完了となり、参加者の中から選ばれたユーザーは一万円分の商品券がプレゼントされました。
Instagramキャンペーンでは、効果計測や当選者の選定のためにオリジナルハッシュタグが用いられます。
工夫が凝らされたオリジナルハッシュタグはかっこいいと感じるかもしれませんが、ハッシュタグが長すぎたりローマ字表記であったりすると、参加ユーザーが入力を億劫に感じてしまったり、テキストの打ち間違いが発生し、効果を下げてしまう恐れがあります。
その点、本Instagramキャンペーンのハッシュタグは、「#岡山トヨペット敬老の日」のように、自社名+敬老の日という形で構成されたシンプルな作りのため、だれでも入力しやすくなっています。
Instagramキャンペーン用にオリジナルハッシュタグを作る際は、機会損失にならないようにキャッチーでありつつもわかりやすいものを作るように心がけましょう。
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まとめ
敬老の日をテーマにしたInstagramキャンペーン事例を紹介してきましたがいかがでしたか。
高齢化社会である日本は、お孫さんと楽しく過ごしているおじいちゃんおばあちゃんも数多くいらっしゃいます。敬老の日はそんなご老人の方々をターゲットとした施策を行う絶好のタイミングです。
SNSをはじめとしたさまざまなチャネルを活用して、目的に沿ったInstagramキャンペーンを企画・実施してマーケティング効果を高めていきましょう。
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