
毎年4月末から5月初めにかけての大型連休「ゴールデンウィーク」。今年2019年のゴールデンウィークは10連休になると発表され、今から楽しみにされている方も多いかと思います。
祝日や記念日が続くゴールデンウィークは企業にとってキャンペーンを行う最高のタイミングです。Instagramを参考にゴールデンウィークをどのように過ごすか決める方も多いため、Instagramでのキャンペーン・プロモーションの開催は自社の商品やサービスをアピールしたり、イベントの集客を行う絶好の手段となります。
今回はゴールデンウィークとゴールデンウィーク中の祝日のひとつである「こどもの日」をテーマにしたInstagramキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介してまいります。
工夫されている点やユニークな点もご紹介してまいりますので、Instagramキャンペーンを企画する際の参考にご活用ください。
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目次
こどもの日・ゴールデンウィークのInstagramキャンペーン・プロモーション事例
それでは、こどもの日・ゴールデンウィークをテーマにしたInstagramキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介してまいりましょう。昨年2018年に開催されたものから5つの事例をご紹介いたします。
1.「5月5日はこどもの日&こいのぼりの日」Instagramキャンペーン(株式会社徳永こいのぼり)
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こどもの日には「こいのぼり」が欠かせないものですが、こちらはこいのぼりを昭和22年より取り扱っている老舗「株式会社徳永こいのぼり」が開催したInstagramキャンペーンです。
このキャンペーンでは、「子どもとこいのぼり」や「子どもと節句パーティー(料理)」をテーマにした写真が募集され、Instagramで公式アカウント「@tokunaga_koinobori」をフォローし、ハッシュタグ「#こいのぼり」と「#徳永こいのぼり」を付けて写真を投稿することでキャンペーンに参加することができました。
キャンペーンに参加した投稿の中から審査員による審査が行われ、最優秀賞(1名)にはバーベキューコンロ、優秀賞(5名)にはキャンペーンに応募された投稿の写真をプリントしたアクリルキューブがプレゼントされました。
ハッシュタグの使い方がしっかりしており、プロフィール・自社ホームページへの誘導が行われている点が素晴らしいです。
賞品についても、バーベキューコンロはお子さまのいる家庭には嬉しいものですし、投稿された写真の印刷されたアクリルキューブなどは大変良い記念になり、写真を投稿するInstagramキャンペーンにぴったりの賞品です。
また、キャンペーンへの参加ハードルが低いこともポイント。
応募期間が長く設定されており、日本全国どこでも写真を撮影でき、子供のために料理をつくったりこいのぼりを飾った「ついでに」キャンペーンに参加することができます。
何かと参加条件が多いキャンペーンはInstagramユーザーも面倒に感じてしまうため、気軽に参加できるようにキャンペーンを企画することが大切です。
自社のブランドや商品をアピールするだけでなく、参加者にとって簡単に楽しめる・メリットになるキャンペーンを開催している良い事例でした。
2.Picardを使ったこどもの日フォトキャンペーン(イオンサヴール株式会社)
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こちらはイオングループ傘下でフランスの冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」を展開するイオンサヴール株式会社が開催したInstagramキャンペーンです。
キャンペーンの内容はPicardの商品を使って「こどもの日」にちなんだ写真を募集するというもので、同店舗の公式Instagramアカウント「@picardjapon」をフォローし、「#ピカールフード」「#こどもの日」を付けて写真を投稿することでキャンペーンの応募することができました。賞品として、キャンペーン参加者の中から抽選で10名に同社のおすすめ商品セットがプレゼントされました。
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キャンペーンの開催期間中、店頭及びECサイトで人気商品である「サーモンのパイ包み焼き」を使用した「こいのぼり風アレンジレシピ」の動画が公開され、同アレンジが楽しめる商品のセットがECサイト限定で販売されました。
Instagramキャンペーンと店舗・ECサイトでのイベントを連動して商品のプロモーションを行っているのが特徴的な事例となっています。
企業がネットショップを運営している場合は「Instagramショッピング機能」を導入することで、ユーザーをInstagramからECサイトへ違和感なくシームレスに誘導することができます。
Instagramの投稿を見て「欲しい!」と思った商品をオンラインショッピングを通してすぐ購入できるため、ユーザーとしてもECサイト運営者としても役立つ機能となります。
Instagramをネットショップへの集客ツールとして活用したい場合はECサイトがInstagramを活用してショッピング売上をアップさせる具体的方法の記事にて詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
3.キッズコレッチオ「ゴールデンウィーク」プレゼントキャンペーン(株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ)
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KDDIウェブコミュニケーションズ株式会社が運営しており、子どもの絵をオリジナルアイテムにするサービスを提供している「キッズコレッチオ」の開催したInstagramキャンペーンです。
このイベントには公式Instagramアカウント「@kids.colleccio」をフォローし、指定のハッシュタグ「#キッズコレッチオのGW」を付けたうえで、子どもの描いた絵とキャプションにその絵にまつわるエピソードと絵の題名を添えて投稿することで応募することができました。賞品として、応募された中から抽選で5名にオリジナルの「らくがきちょう」がプレゼントされました。
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こちらのInstagramキャンペーンもオリジナルのハッシュタグの使用、キャンペーン案内の投稿からプロフィール・同社ホームページへの誘導がしっかり行われています。
同社で提供しているサービスと関連の深い「子どもの絵」とInstagramが上手く活用されており、イベントに参加したお子さまとご両親が共に楽しめるようなキャンペーンとなっています。
キッズコレッチオの事例の場合、キャンペーンの実施コストが全体的に低めでキャンペーンを継続しやすいことがポイントになります。
子供はいつも絵を描いていますのでキャンペーン時期は問いません。春は花、夏は海、秋は紅葉や運動会、冬は雪など、年間を通して何度もキャンペーンを実施することができます。
また、「らくがきちょう」は準備に大きな負担がかかりにくいものなので、継続してキャンペーンを行う場合に適した景品になります。
一度の大きなキャンペーンで多くのファンを獲得することもできますが、InstagramなどのSNSは基本的にファンとの信頼をコツコツ生んでいくアカウント運用が求められます。
キャンペーンで繰り返し顧客を刺激し、自社との接点を増やすことでファンになってくれるユーザーも増えてきます。
今回の事例はInstagramキャンペーンを通して顧客との接点を増やす一つの良いヒントとなるでしょう。
企業のInstagramアカウント運営のポイントはインスタグラムで企業アカウントを始める運用の4つのポイントの記事にて解説していますので是非ご活用ください。
4.未来工房で遊ぶGW(株式会社未来工房)
画像:未来工房で遊ぶGW
次にご紹介するのは、福岡県の建設会社、株式会社未来工房が開催したプロモーション事例です。
こちらはInstagramキャンペーンも行われましたがメインではなく、同社の住宅展示場でゴールデンウィークに開催されたイベントの一部となっております。Instagramキャンペーンにはイベントで撮影した写真を、ハッシュタグ「#未来工房佐賀gw2018」を付け投稿することで参加することができました。
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View this post on Instagramお子様全部載せ(笑) #未来工房 #未来工房の家 #未来工房佐賀gw2018 #ガレージ #ガレージライフ #ガレージのある家 #ガレージのある生活
こちらの企画のユニークな点は、ゴールデンウィークイベントの会場である展示場内やガレージで自由に撮影を行うことができた点です。
イベント参加者が自身の車やバイクをガレージにおさめて撮影したり、会場内にある三輪車やバギーに乗って撮影できたりと、会場内を撮影ブースのように利用することができました。
イベント中は人気フォトグラファーの井上食堂氏を招き、イベント参加者は撮影してもらったり撮影のアドバイスを聞けたりといったオープニング企画も開催されました。
ゴールデンウィークは大型連休となり、イベントを開催して旅行客を集めることは非常に有効です。イベントへの集客をしっかり行う必要はありますが、イベントの様子をInstagramに投稿してもらうことで、自社ブランドの認知拡大につながる大変有効なプロモーション手段となります。
Instagramを活用したイベントへの集客や告知についてはInstagramでイベントの告知と集客を成功させる6つのコツにて詳しく解説していますので併せてご活用ください。
5.リサとガスパールと遊ぶゴールデンウィーク(玉川高島屋ショッピングセンター)
最後にご紹介するのは、玉川高島屋ショッピングセンターが開催したゴールデンウィークイベント「リサとガスパールと遊ぶゴールデンウィーク」のInstagramを利用したプロモーション事例です。こちらのイベントでは公式サポーターとして、Instagramで大変人気の双子モデル「りんか&あんな」を起用しました。
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たくさんの方に来て頂き…そして声かけて頂きありがとうございました😊 リサとガスパール店の写真はたくさんあるのでLINEblogに載せますね☺︎ #リサとガスパール #玉川高島屋sc
こちらの事例の最大の特徴はインフルエンサー(インスタグラマー)をイベントの公式サポーターとして起用している点です。
「りんか&あんな」は先述のとおり双子の姉妹で、ふたりのかわいらしい様子とセンスの良いコーディネートからInstagramで大変人気のあるインスタグラマーです。
ふたりの母である「matsuko」さんのInstagramアカウント「@matsuko0621」のフォロワー数は2018年4月時点で53万人を超えており、1万人以上の方が「いいね!」が投稿についていることからもその凄まじい人気ぶりが伺えます。
イベントの集客を増やすために注目度を大きく上げたい場合、多くのフォロワーを抱えるインスタグラマーやインフルエンサーを起用することは、自社が持っていないユーザー層へ大きくリーチさせることができる大変有効な手段となります。
インフルエンサーやインスタグラマーにPRを依頼した事例はインフルエンサーに依頼し、商品を魅力的にPRできた成功事例8選で解説していますのでご覧ください。
本メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでも、こどもの日やゴールデンウィークにちなんだ企画のご提案や人気インスタグラマーを活用したキャンペーン拡散などお力添えできますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
こどもの日やゴールデンウィークをテーマにしたInstagramキャンペーン・プロモーションの事例をご紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか。
それぞれがユニークで、目的に応じて異なる工夫がされているのがお分かりいただけたかと思います。
とても多くの方が楽しみにしているゴールデンウィークですから、多くの方が参加したい・応募したいと思えるようなキャンペーンやイベントを開催したいものです。
自社でこどもの日やゴールデンウィークをテーマにしたInstagramキャンペーンやプロモーションを企画されている方は、ぜひ今回の記事を参考として活用していただければ幸いです。
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