
★2023/3/10 世界と日本のSNSユーザー数とダウンロード資料を最新情報に更新
SNS(ソーシャルネットワークサービス)のユーザー数は全世界で46億人を突破しました。また国内におけるSNSの利用者数は8,270万人となり、2024年末には8,388万人へ拡大する見込みです。
もはや人々のコミュニケーションツールとして欠かせなくなっているソーシャルメディアですが、特にLINE, Facebook, Instagram, Twitter, YouTube,TikTokの6大SNSは大きな割合を占め、利用者数は成長を続けています。
加えてSNSを活用する企業も日を追う毎に増加しており、その利用企業数も成長を続けています。
本記事では、多くの人々の生活の中心となっている「SNS」について、
- 世界と日本のSNSユーザー数ランキング
- 6大SNS(LINE, Facebook, Instagram, Twitter, YouTube,TikTok)の利用者属性
- その他、世界で人気のSNSユーザー数
について詳しく紹介していきます。
特に日本国内のSNSユーザー数はSNS各社の広告データをもとに作成しており、より今の実態に近いデータとなっています。
SNSのトレンドを理解する、また、SNSのビジネス活用を検討している際にぜひお役立てください。
本記事の執筆にあたり作成したSNS利用者数の算出データは以下リンクより無料でダウンロードできます。
- 6大SNS(LINE,Facebook, Twitter, Instagram, YouTube,TikTok)の日本国内の男女別・年代別のユーザー数最新データ
- インスタラボ編集長による各SNSの特徴解説
- 6大SNSユーザー数の試算データ
- 世界および日本の人気SNSユーザー数の最新情報および情報リンク一覧
をExcelファイルにまとめておりますのであわせてご活用ください。
アジア各国の男女別・年代別SNS利用者数データは以下の記事にて紹介していますのでこちらもぜひご活用ください。
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【Excelデータ配布中】アジア各国のSNS(Instagram,Facebook)利用ユーザー数
目次
世界のSNSユーザー数ランキング
世界のSNSユーザー数ランキングの一覧です。
※「発表・出典元」の年月をタップ/クリックすると、出典元ページが開きます。
SNS名称 | 月間利用者数 (MAU) |
発表・ 出典元 |
29億5,800万人
|
2023/02 | |
20億人
|
2023/02 | |
YouTube | 25億1,400万人 | 2023/02 |
13億900万人
|
2023/02 | |
20億人
|
||
TikTok |
10億5,100万人
|
2023/02 |
8億7,500万人
|
2021/12 (参照) |
|
5億7,400万人 | ||
5億8,400万人
|
||
Tumblr | 1億3500万人 | 2023/03 (参照) |
4億4,500万人
|
||
Snapchat |
7億5,000万人
|
|
3億750万人 (※DAU) |
||
5億5,600万人
|
||
2億3,780万人 (※DAU) |
||
LINE | 1億9,400万人 |
|
KakaoTalk |
5,348万人
|
※DAU(デイリーアクティブユーザー):1日の利用者数
※QQはスマートデバイスのユーザー数
全世界で見た主要SNSのユーザー数トップは29.58億人のFacebook。
続いて25.14億人のYouTube、20億のWhatsAppとInstagram、13億人を超えるWeChatが続き、2021年9月にTikTokが10億人を突破してから現在まで、更に約5000万人ものユーザー数を獲得しました。
「WhatsApp」および「Instagram」はFacebook社傘下のサービスのため、世界のSNS利用者数TOP5のうち3つのSNSはFacebook社のサービスという驚異的な状況となっています。
日本国内のSNSユーザー数ランキング
日本国内のSNSユーザー数ランキングの一覧です。
※「発表・出典元」の年月をタップ/クリックすると、出典元ページが開きます。
SNS名称 | 月間利用者数 (MAU) |
発表・ 出典元 |
LINE | 9,400万人 | 2022/12 |
YouTube | 6,500万人 | 2020/09 |
note | 3,880万人 | |
4,500万人 | 2017/10 | |
3,300万人 | 2019/06 | |
2,600万人 | 2019/07 | |
TikTok | 1,690万人 | 2021/10 |
870万人 | 2021/04 | |
300万人 |
日本ではLINEが9,000万人と最も多くのユーザーから活用されています。
6大SNSの1つであるInstagramを超える利用者数を獲得しているのは、ブログ型コンテンツ共有プラットフォームであるnote。
また、2020年からは自宅で過ごす時間が増え、動画配信サービス・動画共有サービスの利用者が増えた流れを受けて、YouTubeも2020年9月は月間利用者数が6,500万人を超えたと発表しています。
Twitter、Instagram、Facebookなど人気SNSについては数字の更新は無いものの、依然として日本国内で人気のSNSとして多くのユーザーから愛用されている状況です。
日本のSNS利用状況
総務省の行った「令和3年通信利用動向調査」によると、日本のSNS利用状況はすべての年代で増加傾向にあります。
画像:令和3年通信利用動向調査
特に、50代以上のシニア世代の利用率が大きく伸びており、SNSは若い世代のものという印象から世代にかかわらず人々の生活になじみ深いものとなっています。
2020年からオンラインシフトが加速したことで、SNSによる消費者とブランドとのコミュニケーションがより重要性を増してきていることは言うまでもないでしょう。
日本の各SNSの利用率
参考までに、日本で利用されている主要なSNSの利用率データも紹介します。
総務省が2021年に発表した「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」によると、日本のSNSそれぞれの年代別利用率は以下のようになっています。
画像:令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
日本で利用されている主要なSNSの利用率ランキングを整理すると、以下のようになります。
SNS名称 | 利用率 |
LINE | 92.5% |
YouTube | 87.9% |
48.5% | |
46.2% | |
32.6% | |
TikTok | 25.1% |
ニコニコ動画 | 15.3% |
Facebookのユーザー数と利用状況
Facebookは2006年9月26日に公開されたSNSです。
当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグが友人と共に創業した会社であり、現在は世界最大のSNSとして君臨しています。
Facebookの特徴
- 世界で最もユーザー数が多いSNS。
- 実名登録制であり、学歴、仕事、ライフステージなど様々な情報をもとにしたターゲティング精度の高い広告配信が強み。
- 「Facebookページ」機能ではホームページのように情報を発信することが可能。イベント集客にも強い。
- 「ショップ」機能により、有形商品をカタログ化・Facebook上で販売できるためECサイトへの集客や販売にも貢献してくれる。
- 日本においては30代~40代がメインユーザー。10代の利用率は低いため若年世代へのアプローチとしては不向きと言える。
- 国内ユーザー数は少ない印象だが、日本独特の傾向であり、世界ではメジャーなSNSとして大変人気。
- 国内では年齢層高めのターゲットへのアプローチに。また、海外マーケティングを行う上では重宝する。
全世界のFacebookのユーザー数
Facebookの全世界のユーザー数は約29.58億人となっています。(2023年2月発表)
出典:Meta Earnings Presentation Q4 2022
地域ごとの内訳は以下の通りです。
- 北米ユーザー 2億6,600万人(9.0%)
- ヨーロッパ圏ユーザー 4億700万人(13.7%)
- アジア圏ユーザー 13億1,200万人(44.2%)
- その他 9億7,900万人(33.0%)
さらに、ユーザー数の成長率を前年度と比較すると、北米やヨーロッパ圏、アジア圏ではほぼ横ばいなのに対し、その他地域ではユーザー数が拡大していることがわかります。
(USにおいては既に人口の70%以上が利用しており、認知率は100%に近いと想定されるため、今後も爆発的な成長は見込めないでしょう。)
Facebookはアフリカ地域に衛星を使いインターネット環境を提供する取り組みを行っておりますが、このような取り組みを通して発展途上国を中心にどれだけユーザー数を伸ばすことができるかが大きなポイントとなっています。
Facebook利用企業数は2億社を突破しており、世界一のSNSを活用してビジネス成長を遂げている企業は今もなお増え続けています。
日本国内のFacebookのユーザー数
日本国内でFacebookを利用するユーザー数は2,600万人以上となっています。(2019年7月)
メインユーザー層は30代~40代を中心として比較的高い世代。10代は利用率が極端に低い傾向が見られます。
実名登録制であることに加え、主要SNSの中では古株であること、メッセージ機能が充実していることなどの理由で、プライベートの利用だけでなくビジネスマン同士が名刺交換代わりにFacebookで繋がることも珍しくなく、ビジネスマン同士のやり取りも活発です。
商品カタログを作成できる「ショップ」機能や、ホームページとして利用できる「Facebookページ」に加えて、メッセンジャー機能もあり、広報・マーケティング・集客・販売までFacebook1つで一貫して行える優秀さが大きなメリットであり、多くの企業が活用しています。
日本では他のSNSに比べてやや下火な印象ですが、世界で最も利用されているSNSであることから対海外へのマーケティングで心強い味方となるでしょう。
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Instagramのユーザー数と利用状況
Instagramはスタンフォード大学卒であるケビン・シストロームとマイク・クリーガーの二人により立ち上げられたSNSで、成長率が高いことから現在も注目のSNSです。
インスタグラムのリリースはFacebookやTwitterと比較すると遅く、2010年10月6日ですが、世界では既にTwitterのユーザー数を抜き去り、人気SNSとしてTOP5に君臨しています。
Instagramの特徴
- Facebook傘下の画像や動画投稿に特化したSNS。
- 投稿後24時間で消える「ストーリーズ」「ライブ配信+投げ銭」「リール」など、Z世代・ミレニアル世代と相性の良い機能が多い。
- 「ショッピング機能」によりECサイトへ誘導することも可能。Instagram内でのカード決済機能も導入予定でありEC化が進んでいる。
- 日本においては20代~30代の女性利用者が多い印象であるが、男性比率も40%を超えており男女から人気のSNSとなっている。
- アカウント運用によりビジュアルをメインとして自社の世界観をターゲットに訴求できる点が強み。
- インスタグラマーと呼ばれるインフルエンサーも多く活用しているため、タイアップにより自社ブランドをPRしてもらう企業も多い。
- Facebookの詳細なターゲティング広告も活用できる。インスタグラマーの投稿を自社広告として配信できる「ブランドコンテンツ広告」も人気。
全世界のInstagramのユーザー数
Instagramの全世界のユーザー数は20億人を突破しました。(2023年2月発表)
画像:複数の資料をもとにインスタラボが作成
グラフを見ると、成長率は2016年になってから更にそのスピードをあげており、2017年も年間成長率が30%を超えていることがわかります。
全世界のInstagramの利用企業数
Instagramの最高製品責任者であるケビン・ウェイル氏によると、全世界の広告主は200万社であり、ビジネスアカウント数は1500万に上るそうです。
日本国内のInstagramのユーザー数
日本国内におけるInstagramの月間利用ユーザー数は3,300万人を突破しました。(2019年6月)
Instagramのメインユーザー層は20代~30代で比較的女性から高い支持を得ています。とはいえ、男性の割合は40%を超えているなど、男女ともに利用される人気のSNSとなっています。
日本におけるInstagramのユーザー数の推移は次のとおりです。
画像:複数の資料をもとにインスタラボが作成
2014年6月 400万人(※1)
2015年6月 810万人
2016年3月 1200万人
2016年12月 1600万人
2017年10月 2000万人
2018年11月 2900万人
2019年06月 3300万人
2021年12月 3400万人
※1 2015年6月時点の公式発表にて、「1年前から倍増」という発言があったため、2014年6月時点をインスタラボでは公式数値として扱っています。
アプリ公開当初は写真に特化したSNSでしたが、動画投稿が可能となり、「ストーリーズ」や「リール」などショートムービー機能がも追加。
特に、自分のフォロワー以外に動画が表示される「リール」は、ヒットすれば数百万~数千万回再生されるケタ違いの動画視聴回数となるため、新規フォロワー獲得の面でも今大きく注目されています。
さらに、ライブ配信と投げ銭ができる「Instagram LIVE」など短時間から長時間の動画配信にも対応し、様々な場面で動画や画像を共有できる点は大きな強みです。
日本国内のInstagramの利用企業数
画像:複数の資料をもとにインスタラボが作成
ユーザーローカルの発表によると、インスタグラムを活用している企業は1万社を突破しています。
Instagramでは「ショッピング機能」や「アンケート広告機能」など、購買やエンゲージメント(ユーザーからの反応)獲得に強い広告配信機能がリリースされるなど、ビジネス活用においてもその強みを見せています。
将来的にはカード決済機能も導入予定でありInstagramの「EC化」も進んでいます。
オンラインシフトの加速も追い風となり、どんどんと新しい遊び方・使い方が行われているInstagramは今後も目が離せないSNSといえるでしょう。
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Twitterのユーザー数と利用状況
Twitterのリリースは2006年7月と、Facebookより2ヶ月間前にリリースされています。
創業者であり、同社CEOのジャック・ドーシーは決済サービスSquareの創業者でもあります。ほぼFacebookと同時期にリリースしたTwitterですが、現在の成長率には大きな差が生まれています。
Twitterの特徴
- 140文字まで(※日本では)のショートテキストを投稿できるSNS。
- 投稿をシェアできる「リツイート」により爆発的な拡散(バズ)が期待できる点が大きな特徴
- 1つの投稿に4枚までの画像を同時表示できるため、情報量を増やし、ユーザーの目を留めることができる点も優秀。
- リアルタイムの検索性にも優れており、トレンドの情報収集やイベントと連動して楽しむツールとしても活用されている。
- 「フォロー&リツイートキャンペーン」など、拡散性の高さを生かしたTwitterキャンペーンは手軽で人気。
- アカウント運用によりユーザーと近い距離間でコミュニケーションをとりファンを獲得する目的で利用している企業も多い。
- 24時間で自動的に削除される「フリート」が公開され、より気軽に発信が可能に。
- リアルタイムの音声サービス「スペース」がスタート。
- 日本においては、フリートが支持されたためか、女性ユーザーの利用率が高まり男性利用率を上回っている
全世界のTwitterのユーザー数
Twitterの全世界の月間利用ユーザー数は3億3000万人(2019年5月発表)となっており、世界の月間アクティブユーザー数は2018年に入り減少傾向が見られます。
近年において、Twitterは重要なユーザー指標を「デイリーアクティブユーザー数(DAU)」とし一日のTwitter利用者の増加を図った結果、DAUは継続的に成長しています。
なお、2021年Q3のデイリーアクティブユーザー数は2億1,100万となっています。
画像:Q3 2021 Letter to Shareholders|Twitter Investor Relations
近年の音声配信の需要の高まりを受け、2023年2月、リアルタイムの音声サービス「スペース(Spaces)」の機能を拡張し、SNSユーザーの増加をさらに図っています。
なお、日本はTwitterにおいてアメリカに次ぐ2番目に大きなマーケットとなっており、日本人におけるTwitterの人気の度合いが伺えます。
日本国内のTwitterのユーザー数
日本国内におけるTwitterの月間利用ユーザー数(正確にはアカウント数)は、4,500万人以上となっています。(2017年10月)
Twitterのユーザー特徴として、20代の利用者が圧倒的に多い点が挙げられます。
また、2020年では女性比率が男性比率を上回っていましたが、2021年に入り、男性比率が大きくなっている傾向が見られました。
Instagramの人気機能「ストーリーズ」やリアルタイムの音声対話ができる「スペース」など、新しい機能も積極的に公開しています。
Twitterはテレビやイベントとの連動なども積極的に実施されており、リアルタイム性を生かしたこの独特のポジションは今後も加速していくでしょう。
関連記事
- かんたん解説!Twitterの企業アカウント運用マニュアル
- 絶対参考になるTwitterキャンペーンマーケティングの成功事例まとめ
- Twitterの「フリート(Fleets)」とは?使い方から足跡までわかりやすく解説
LINEのユーザー数と利用状況
LINEは現在、日本国内において最も多くのユーザー数を誇るSNSです。
2011年6月23日にリリースされたコミュニケーションアプリであるLINEは、現在ではメールに取って代わる存在として圧倒的な存在感を示しています。
また、アジア圏を中心にそのユーザー数を拡大しています。
LINEの特徴
- 日本にてもっとも月間ユーザー数が多いSNSであり、連絡用、コミュニケーションツールとして大変多くの人が活用している。
- 利用者は20代が最も多く、30代~50代以上の比較的高い年代の人にも活用されている。
- LINE公式アカウント運用により、ターゲットユーザーへの情報発信やコミュニケーションとして活用できる。
- 「LINEマンガ」や「LINEニュース」などへも広告掲載できるLINE広告を配信するなど、利用者の多さを生かした広告配信は強み。
- LINEスタンプを継続的に利用してもらうことでブランドへの親近感、想起率を高めるブランディングも効果的。
全世界のLINEのユーザー数
出典:2022年度 第1四半期決算|Z Holdings
LINEの主要4カ国(日本、インドネシア、タイ、台湾)のユーザー数は1億7,600万人となっています(2022年8月発表)。
全世界のユーザー数は1億9,400万人と発表されています。(2022年11月発表)
日本を中心にアジア圏にて根強い人気があることがわかるでしょう。
なお、メッセンジャーアプリは韓国では「カカオトーク」、中国では「WeChat」というアプリが主力であり、世界的に見るとFacebook社の「WhatsApp」が最も利用されています。
LINE公式アカウント数
LINE公式アカウント数は39万件以上(2022年8月時点)となっています。
情報発信ツールとしてアカウント運用を通して多くのファンを獲得している企業も多くおり、日本においてもSNSユーザー数トップを誇っているため参入する企業も増えている状況です。
※「LINE@」と「企業向け公式アカウント」は2019年4月より「LINE公式アカウント」として統合されました。
日本国内のLINEのユーザー数
LINEの日本国内のユーザー数は9,400万人以上です。(2022年12月発表)
LINEはもはやインフラの領域に入っており、若い世代から年配の世代まで多くのユーザーが利用しています。
高齢化の進む日本においては、他のSNSに比べて年齢層の高いユーザーが多く利用していることも特徴として挙げられます。
LINE公式アカウントで日常的に情報を届けることも可能。さらに「LINEスタンプ」によって普段の生活でも自社ブランドのキャラクターを目にしてもらえることから、ブランド想起率を高めるブランディングとしても広く活用されています。
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YouTubeのユーザー数と利用状況
YouTubeはアメリカのYouTube社が開発・運営を行っている世界最大の動画共有サービスです。
YouTube社は2006年に同じくアメリカのGoogle社に買収され傘下に入っており、Google社が提供しているサービスとも連携されています。
YouTubeの特徴
- 世界で最も人気の動画配信プラットフォーム
- 日本においては10代~50代にかけて幅広い年齢層のユーザーに利用されている。
- 「ライブ配信+投げ銭」も可能であり、個人・企業がファンを獲得し経済圏をつくるプラットフォームとしても注目度が高い
- YouTubeにて多くのフォロワーを集めるユーチューバーはエンターテイメントから専門的な話題まで多種多様存在する
- 芸能人がYouTubeデビューするなど環境も変化しており、YouTubeにおける「インフルエンサーマーケティング」の市場は他のSNSと比べても大きい
- 「チャンネルメンバーシップ」を導入することで月額制のサブスクリプション型動画チャンネルを作成することも可能です。
- Google社傘下のサービスであり、ビッグデータを活用した動画広告配信ができる点も魅力
- Z世代・ミレニアル世代に刺さる縦型動画広告も導入されており、活用の場面は今後さらに増えることが予想される
全世界のYouTubeのユーザー数
2023年3月現在、全世界の20.14億人以上のユーザーがYouTubeを利用しています。
100か国80の言語に対応、毎日10億時間視聴されており世界で最も親しまれている動画共有サービスと言えるでしょう。
サービスは基本無料で利用することができることも特徴です。
日本国内のYouTubeのユーザー数
YouTubeは日本国内でも人気であり、6,500万人以上が利用しています。(2020年9月)
日本においては10代~50代にかけて年代問わず幅広く人気のSNSとなっています。
PCはもちろん、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などで気軽にアップロードされた動画を視聴できるほか、テレビでYouTubeを視聴できるようにするデバイスやYouTube視聴機能が搭載されたテレビも販売されています。
人々にとって非常に身近なサービスであり、2020年2月時点での動画アップロードは毎分500時間分にもなるなど、ユーザーが非常に活発であることも特徴のひとつです。
「ユーチューバー」と呼ばれるインフルエンサーも多く、積極的にコンテンツを発信していることもYouTubeが人気の要因でしょう。
あわせて、企業が話題のユーチューバーを起用して製品やサービスのPRを行う「インフルエンサーマーケティング」により、消費者への認知拡大~販売促進まで幅広い場面でアプローチできる点も大きく注目されています。
ショートムービー機能である「ショーツ」YouTube動画内で商品を紹介できる「ショッピング機能」やなど、新しい機能も続々と導入している進化し続ける注目のプラットフォームです。
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TikTokのユーザー数と利用状況
TikTokは2017年に公開された動画共有サービスです。
中国のByteDance社によって開発され、今では世界中で利用されている動画プラットフォームとなっております。
TikTokの特徴
- 15秒から10分ほどのショートムービーを撮影して投稿する動画共有サービス。
- 日常の隙間時間などに効率よく情報収集や動画を楽しむことができる。
- 誰でも簡単にハイクオリティの編集が可能。
- 精度の高いレコメンド機能により自分好みの動画を見つけられる。
- 日本においては10代〜20代がメインユーザー。若者世代へのアプローチが行いやすい。
- TikTok広告は、スマホの画面いっぱいに表示されるため、ユーザーに没入感の高い広告をうちだすことができる。
全世界のTikTokのユーザー数
2023年3月現在、全世界の10億5,100万人以上のユーザーがTikTokを利用しています。
投稿する動画の尺は、今まで最大1分まででしたが2022年に10分までとなり、今後もさらにハイクオリティでユニークな動画を投稿可能に。
TikTokのサービスは、登録から利用まで一貫して無料で利用することができることも特徴です。
日本国内のTikTokのユーザー数
日本国内でTikTokを利用するユーザー数は1,690万人以上となっています。(2021年10月)
メインユーザー層は、10代〜20代が中心の比較的若い世代に人気の動画共有サービス。
近年では、芸能人やモデルといった著名人の参入も盛んです。
6大SNS以外のSNSのユーザ利用者数
ここからは6大SNS(Facebook、Twitter、Instagram、LINE)以外の世界中で人気の高いSNSのユーザー数について紹介していきます。
参考:Most popular social networks worldwide as of January 2020, ranked by number of active users
【動画・画像投稿型SNS】Snapchat
【世界】Snapchatの月間ユーザー数:7億5,000万人(2023年2月)
Snapchatは動画や画像を共有できるアプリです。他のアプリと大きく違うのは相手に送った動画像が自動的に消えて見れなくなる点です。
動画像を送られたユーザーは最大10秒間、相手の投稿を見ることができ、時間がたつとコンテンツを見ることができなくなります。
過去のコンテンツを気にしなくて済む気軽さが人気となり、世界のSnapchatの月間アクティブユーザー数も順調に成長。
デジタルネイティブ世代が今後の世界の中心になってくることからも、Snapchatのような気軽にコンテンツを投稿できるサービスが注目され人気が高まっていくでしょう。
参考:Snapchat by the Numbers: Stats, Demographics & Fun Facts|OMNICORE
【動画・画像投稿型SNS】Pinterest
Pinterestはインターネット上にある画像を自分のボードに集めて閲覧することができる画像収集ツールです。
料理やファッションなど自分の興味ごとに画像をコレクションできたり、気に入った画像を見つけたら「リピン(Twitterのリツイートに相当)」することでシェアし拡散することもできるのが魅力です。
参考:
【動画・画像投稿型SNS】Weibo
【世界】Weiboの月間ユーザー数:5億8,400万人(2023年2月)
WeiboはSINA社によって開発され2009年にリリースされたSNSで、中国にて大きな人気を獲得しています。
TwitterとFacebookを組み合わせたような機能が実装されているのが特徴で、使い勝手の良さから非常に高い人気を誇っているSNSです。
中国に向けたインバウンドマーケティング、あるいは越境マーケティングを行う際に必須と言えるほど普及しているSNSですが、中国語での利用が基本になるため、企業アカウント開設やKOLへのPR依頼などは中国語に精通した担当者を置くことになるでしょう。
関連記事
中国人向けSNSインバウンドマーケティングの成功事例とコツを徹底解説
【ビジネスコミュニティSNS】LinkedIn
LinkedInは世界最大級のビジネス特化型SNSです。
ユーザーはビジネス専用のプロフィールを作り、同じ業界の同業者やビジネスパートナーや新規顧客などの発見・獲得に利用することができます。
LinkedInを通して転職活動をしたり、求人を募集したり、仕事を受注するといった使い方は世界的に活発に行われており、ビジネス的なSNSとして大変重宝されています。
【ブログ型SNS】note
【日本】noteの月間ユーザー数:3,880万人(2022年11月)
(※)note発表の月間ユーザー数は「1ヶ月にnoteを訪問したアクティブブラウザ数」であり会員登録者数とは異なる点に注意。
noteはテキストを中心に画像、動画、SNS投稿などの埋め込みができるブログ型プラットフォームです。
法人向けプランでは独自ドメインの取得やサイトカスタマイズが解放されるため自社ホームページとしても活用できる特徴があります。
また「BASE」「Shopify」「Makeshop」をはじめとした様々なECプラットフォームとも連携しており、オンラインでの集客~売上につなげられる点も強みです。
参考:note、通期の売上総利益は前期比+28.1% note・note proの両事業が順調に拡大|note株式会社 2022年11月期決算説明会
【ブログ型SNS】Tumblr
【世界】Tumblrの月間ユーザー数:1億3500万人(2023年3月参照)
Tumblrは文章をはじめ動画、画像、音楽などを投稿できるブログサービスです。
気に入ったブログをフォローすることでブログの更新情報を受け取れるとともに、それらをお気に入り登録できたり、リブログ(Twitterのリツイートに相当)できたりと、Tumblrは世界を代表するブログサービスと言えるでしょう。
【メッセンジャー型SNS】WhatsApp
【世界】WhatsAppの月間ユーザー数:20億人(2023年2月)
WhatsAppはリアルタイムでメッセージをやり取りできる世界最大のインスタントメッセンジャーアプリです。
無料で利用できアプリ上に広告表示もないため、世界中で人気のメッセンジャーアプリとして愛用されています。
2014年にFacebookがWhatsApp社を買収しており、Instagramと同様にFacebook傘下のサービスとなっています。
【メッセンジャー型SNS】WeChat
【世界】WeChatの月間ユーザー数:13億900万人(2023年2月)
WeChatは中国で主に活用されているSNSとメッセンジャーを兼ねそろえたアプリです。中国版のLINE+Facebook+Twitterのようなものとイメージするとわかりやすいでしょう。
個人はもちろん企業もアカウントを開設してユーザーとのコミュニケーションを図っています。
中国ではTwitterやFacebookといった世界で有名なSNSが使えないため、WeChatは人とつながるためのコミュニケーションツールとして重宝されています。
【メッセンジャー型SNS】KakaoTalk
【世界】KakaoTalkの月間ユーザー数:5,348万人(2022年4月)
Kakao Talkは韓国で主に活用されているメッセンジャーアプリです。
イメージは韓国版のLINE。最大5人で同時通話できる特徴もあり、日常コミュニケーションから遠隔会議に利用など活用の幅が広いツールです。
韓国では国民的SNSとして多くの人から活用されています。
企業のSNS利用は売上に貢献するのか
SNSを利用している企業は、それにより業績を伸ばしているのでしょうか?
アパレルメーカーや雑貨メーカーと小売店を繋ぐ「スーパーデリバリー」の運営会社である株式会社ラクーンが、会員の小売店を対象に調査をした結果、SNSを利用したことにより来客数が増加したという小売店は全体の65%にのぼることが分かりました。
その反面、企業ブランドが発信した投稿に対しては、23%の人が積極的に無視しているというデータもあります。
いかに消費者に受け入れられるマーケティングをSNSで展開できるかという部分については、今後も様々な手法を検討していく必要があるということを強く認識しなければなりません。
※参照元:スーパーデリバリーhttp://www.superdelivery.com/
まとめ
SNSのユーザー数は毎月のように最新の数字が発表されており、その成長の入れ替わりも激しいことから、定期的にチェックする必要があります。
SNSに関する最新情報は本メディア「インスタラボ」にて継続的に発信していきますので、見逃しのないよう是非メルマガ登録やRSSなど購読くださいませ。
今回紹介した各SNSのユーザーデータについては、お役立ち資料として無料ダウンロードできますので併せてご活用ください。
本記事の執筆にあたり作成したSNS利用者数の算出データは以下リンクより無料でダウンロードできます。
- 6大SNS(LINE,Facebook, Twitter, Instagram, YouTube)の日本国内の男女別・年代別のユーザー数最新データ
- インスタラボ編集長による各SNSの特徴解説
- SNS各社の広告データをもとにした5大SNSユーザー数の試算資料
- 世界および日本の人気SNSユーザー数の最新情報および情報リソースリンク
をExcelファイルにまとめておりますのであわせてご活用ください。