★2024/3/29 世界と日本のSNSユーザー数とダウンロード資料を最新情報に更新
SNS(ソーシャルネットワークサービス)のユーザー数は全世界で50億4000万人を突破しました。また国内におけるSNSの利用者数は2022年には1億200万人となり、2027年には1億1,300万人へ拡大する見込みです。
もはや人々のコミュニケーションツールとして欠かせなくなっているソーシャルメディアですが、特に6大SNSと言われるLINE, Facebook, Instagram, X(Twitter), YouTube,TikTokの利用者数は成長を続けており、SNSを活用する企業も日を追う毎に増加しています。
本記事では、多くの人々の生活の中心となっている「SNS」について、
- 世界と日本のSNSユーザー数ランキング
- 6大SNS(LINE, Facebook, Instagram, X(Twitter), YouTube,TikTok)の利用者属性
- その他、世界で人気のSNSユーザー数
について詳しく紹介していきます。
特に日本国内のSNSユーザー数はSNS各社の広告データをもとに作成しており、より今の実態に近いデータとなっているので、SNSトレンドの理解やSNSのビジネス活用にぜひお役立てください。
本記事の執筆にあたり作成したSNS利用者数の算出データは以下リンクより無料でダウンロードできます。
- 6大SNS<LINE,Facebook, X(Twitter), Instagram, YouTube,TikTok>の日本国内の男女別・年代別のユーザー数最新データ
- インスタラボ編集長による各SNSの特徴解説
- 6大SNSユーザー数の試算データ
- 世界および日本の人気SNSユーザー数の最新情報および情報リンク一覧
をExcelファイルにまとめておりますのであわせてご活用ください。
アジア各国の男女別・年代別SNS利用者数データは以下の記事にて紹介していますのでこちらもぜひご活用ください。
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【Excelデータ配布中】アジア各国のSNS(Instagram,Facebook)利用ユーザー数
目次
世界のSNSユーザー数ランキング
世界のSNSユーザー数ランキングの一覧です。
※「発表・出典元」の年月をタップ/クリックすると、出典元ページが開きます。
SNS名称 | 月間利用者数 (MAU) |
発表・ 出典元 |
30億6,500万人
|
2024/02 | |
20億人
|
2023/03 | |
YouTube | 24億9,100万人 | 2024/02 |
13億3,600万人
|
2024/02 | |
20億人
|
||
TikTok |
10億5,620万人
|
2024/03 |
10億1,500万人
|
2024/03 | |
5億5,800万人 | ||
6億500万人
|
||
Tumblr | 1億3,500万人 | 2024/03 |
4億9,800万人
|
||
Snapchat |
8億人
|
|
4億1,400万人 (※DAU) |
||
X(旧Twitter) |
5億4,000万人
|
|
2億5,940万人 (※mDAU) |
||
LINE | 2億1,700万人 |
|
KakaoTalk |
5,357万人
|
※DAU(デイリーアクティブユーザー):1日の利用者数
※mDAU:収益につながる1日の利用者数
※QQはスマートデバイスのユーザー数
全世界で見た主要SNSのユーザー数トップは30億6,500万人のFacebook。
続いて24億9,100万人のYouTube、20億のWhatsAppとInstagram、13億人を超えるWeChatが続き、2021年9月にTikTokが10億人を突破してから現在まで、更に約5,500万人ものユーザー数を獲得しました。
「Facebook」および「Instagram」、「WhatsApp」はMeta社傘下のサービスであるため、世界のSNS利用者数TOP5のうち3つはMeta社が提供するサービスという状況となっています。
日本国内のSNSユーザー数ランキング
日本国内のSNSユーザー数ランキングの一覧です。
※「発表・出典元」の年月をタップ/クリックすると、出典元ページが開きます。
SNS名称 | 月間利用者数 (MAU) |
発表・ 出典元 |
LINE | 9,600万人 | 2023/12 |
YouTube | 7,000万人 | 2022/10 |
note | 4.573万人 | |
X(旧Twitter) | 6,658万人 | 2024/01 |
3,300万人 | 2019/06 | |
2,600万人 | 2019/07 | |
TikTok | 1,690万人 | 2021/10 |
870万人 | 2021/04 | |
300万人 |
日本ではLINEが最もユーザー数が多く、9,600万人ものユーザーに利用されています。
6大SNSの1つであるInstagramを超える利用者数を獲得しているのは、ブログ型コンテンツ共有プラットフォームであるnote。
また、2020年からは自宅で過ごす時間が増え、動画配信サービス・動画共有サービスの利用者が増えた流れを受けて、YouTubeも2022年10月には月間利用者数が7,000万人を超えたと発表しています。
Instagram、Facebookなど人気SNSについては数字の更新は無いものの、依然として日本国内で人気のSNSとして多くのユーザーから利用されている状況です。
日本のSNS利用状況
画像:令和4年通信利用動向調査
総務省が実施した「令和4年通信利用動向調査」によると、13~79歳までのほとんどの年齢層において、SNSの利用率は昨年からほとんど変化していないことが分かります。
しかしその中でも、6~12歳、80歳以上については利用率が増加していることから、より幅広い年齢層でSNSが利用されるようになってきているといえるでしょう。
さらにSNSの利用目的については、
- ひまつぶしのため
- 災害発生時の情報収集・発信のため
の2項目が特にポイントを下げており、コロナ禍が落ち着いたことによるおうち時間の減少が影響していると考えられます。
日本の各SNSの利用率
参考までに、日本で利用されている主要なSNSの利用率データもご紹介します。
総務省が2023年に発表した「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」によると、日本のSNSそれぞれの年代別利用率は以下のようになっています。
画像:令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
日本で利用されている主要なSNSの利用率ランキングを整理すると、以下のようになります。
SNS名称 | 利用率 |
LINE | 94% |
YouTube | 87.1% |
50.1% | |
X(旧Twitter) | 45.3% |
29.9% | |
TikTok | 28.4% |
ニコニコ動画 | 14.9% |
Facebookのユーザー数と利用状況
Facebookは2006年9月26日に公開されたSNSです。
当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグが友人と共に創業した会社であり、現在は世界最大のSNSとして人気を獲得しています。
Facebookの特徴
- 世界で最もユーザー数が多いSNS
- 実名登録制であり、学歴、仕事、ライフステージなど様々な情報をもとにしたターゲティング精度の高い広告配信が強み
- 「Facebookページ」機能ではホームページのように情報を発信することが可能。イベント集客にも強い
- 「ショップ」機能により、有形商品をカタログ化・Facebook上で販売できるためECサイトへの集客や販売にも貢献可能
- 日本においては30代~50代がメインユーザー。10代の利用率は低いため若年世代へのアプローチとしては不向き
- 日本国内のユーザー数は少ないものの、世界では最もメジャーなSNSとして人気
- 国内では中高年へのアプローチや海外マーケティングにおすすめ
全世界のFacebookのユーザー数
Facebookの全世界のユーザー数は約30億6,500万人となっています。(2024年2月時点)
地域ごとの内訳は以下の通りです。
- 北米ユーザー:2億7,200万人(8.9%)
- ヨーロッパ圏ユーザー:4億800万人(13.3%)
- アジア圏ユーザー:13億6,700万人(44.6%)
- その他:10億1,800万人(33.2%)
ユーザー数の成長率を前年度と比較すると、北米やヨーロッパ圏ではほぼ横ばいなのに対し、アジア圏およびその他地域ではユーザー数が拡大していることがわかります。
USにおいては既に人口の70%以上が利用しており、認知率は100%に近いと想定されるため、今後も爆発的な成長は見込めないでしょう。
また、Facebookはアフリカ地域に衛星を使いインターネット環境を提供する取り組みを行っておりますが、このような取り組みを通して発展途上国を中心にどれだけユーザー数を伸ばせるかが注目ポイントです。
Facebook利用企業数は2億社を突破しており、世界一のSNSを活用してビジネス成長を遂げている企業は今もなお増え続けています。
日本国内のFacebookのユーザー数
出典:・2023年8月 総務省『人口推計-2023年(令和5年)8月報-』2023年9月現在(概算値)
・2023年6月 総務省情報通信政策研究所『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要』
日本国内でFacebookを利用するユーザー数は2,600万人以上となっています。(2019年7月時点)
メインユーザー層は30代~50代の中高年世代であり、10代は利用率が極端に低い傾向が見られます。
実名登録制であることに加え、主要SNSの中では歴史が深いこと、メッセージ機能が充実していることなどから、プライベートの利用だけでなくビジネスマンが名刺交換代わりにFacebookで繋がることも珍しくなく、ビジネスマン同士のやり取りも活発です。
商品カタログを作成できる「ショップ」機能や、ホームページとして利用できる「Facebookページ」に加えて、メッセンジャー機能もあり、広報・マーケティング・集客・販売までFacebook1つで一貫して行える優秀さが大きなメリットであり、多くの企業が活用しています。
日本では他のSNSに比べてやや下火な印象ですが、世界で最も利用されているSNSであることから対外マーケティングで心強い味方となるでしょう。
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Instagramのユーザー数と利用状況
Instagramはスタンフォード大学卒であるケビン・シストロームとマイク・クリーガーの二人により立ち上げられたSNSで、成長率が高いことから現在も注目のSNSです。
インスタグラムのリリースはFacebookやTwitterと比較すると遅い2010年10月6日ですが、世界では既にX(旧Twitter)のユーザー数を抜き、人気SNSのTOP5にランクインしています。
Instagramの特徴
- Meta社傘下の画像や動画投稿に特化したSNS
- 投稿後24時間で消える「ストーリーズ」や「ライブ配信+投げ銭」「リール」など、Z世代・ミレニアル世代と相性の良い機能が多い
- 「ショッピング機能」によりECサイトへ誘導することやInstagram内でのカード決済も可能
- 日本においてはユーザーは20代が多い印象であるが、女性比率は全年代で約60%前後となっており、男性比率も約40%と男女から人気
- ビジュアルから自社の世界観をターゲットに訴求できる点が強み
- インスタグラマーと呼ばれるインフルエンサーも多く活用しているため、タイアップにより自社ブランドをPRしてもらう企業も多い
- Facebookの詳細なターゲティング広告も活用できる。インスタグラマーの投稿を自社広告として配信できる「ブランドコンテンツ広告」も人気
全世界のInstagramのユーザー数
Instagramの全世界のユーザー数は20億人を突破しました。(2024年2月発表)
画像:複数の資料をもとにインスタラボが作成
グラフを見ると、成長率は2016年になってから更にそのスピードを加速しており、2017年も年間成長率が30%を超えていることが分かります。
全世界のInstagramの利用企業数
Instagramの最高製品責任者であるケビン・ウェイル氏によると、全世界の広告主は200万社であり、ビジネスアカウント数は1500万に上るとのことです。
日本国内のInstagramのユーザー数
出典:・2023年8月 総務省『人口推計-2023年(令和5年)8月報-』2023年9月現在(概算値)
・2023年6月 総務省情報通信政策研究所『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要』
日本国内におけるInstagramの月間利用ユーザー数は3,300万人を突破しました。(2019年6月)
Instagramのメインユーザー層は20代が多い印象ですが、女性比率は全年代で約60%前後となっており、男性比率も約40%と男女から人気のSNSとなっています。
日本におけるInstagramのユーザー数の推移は次のとおりです。
画像:複数の資料をもとにインスタラボが作成
2014年6月:400万人(※1)
2015年6月:810万人
2016年3月:1200万人
2016年12月:1600万人
2017年10月:2000万人
2018年11月:2900万人
2019年06月:3300万人
2021年12月:3400万人
※1 2015年6月時点の公式発表にて、「1年前から倍増」という発言があったため、2014年6月時点をインスタラボでは公式数値として扱っています。
アプリ公開当初は写真に特化したSNSでしたが、動画投稿が可能となり、「ストーリーズ」や「リール」などショートムービー機能がも追加。
特に、自分のフォロワー以外に動画が表示される「リール」は、バズれば数百万~数千万回再生されることもあるため、新規フォロワーを獲得するための機能として大きく注目されています。
さらに、ライブ配信と投げ銭ができる「ライブ配信機能」なども提供され、様々な場面で動画や画像を共有できる点は大きな強みといえるでしょう。
日本国内のInstagramの利用企業数
画像:複数の資料をもとにインスタラボが作成
ユーザーローカルの発表によると、Instagramを活用している企業は2016年時点でも1万社を突破しています。
Instagramでは「ショッピング機能」や「アンケート広告機能」など、購買やエンゲージメント(ユーザーからの反応)獲得に強い広告配信機能がリリースされるなど、ビジネス活用においてもその強みを見せています。
オンラインシフトの加速も追い風となり、次ぐ次と新しい遊び方・使い方が行われているInstagramは今後も目が離せないSNSといえるでしょう。
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Twitterのユーザー数と利用状況
X(旧Twitter)のリリースは2006年7月と、Facebookより2ヶ月間前にリリースされています。
創業者であるジャック・ドーシーは決済サービスSquareの創業者でもあります。Facebookとほぼ同時期にリリースしたX(旧Twitter)ですが、現在の成長率には大きな差が生まれています。
また、2022年10月には自動車メーカー「テスラ」などのCEOであるイーロン・マスク氏がX(Twitter)のCEOに就任しており、さまざまな改革に取り組んでいます。
X(Twitter)の特徴
- 日本語で140文字までのショートテキストを投稿できるSNS
- 投稿をシェアできる「リポスト」により爆発的な拡散(バズ)が期待できる点が大きな特徴
- 1つの投稿に4枚までの画像を同時表示できるため、情報量を増やし、ユーザーの目を惹くこともできる
- リアルタイムの検索性にも優れており、トレンドの情報収集やイベントと連動して楽しむツールとしても活用されている
- 「フォロー&リツイートキャンペーン」など、拡散性の高さを生かしたX(旧Twitter)キャンペーンは手軽で人気
- アカウント運用によりユーザーと近い距離間でコミュニケーションをとり、ファンを獲得する目的で利用している企業も多い
- リアルタイムの音声配信機能「スペース」がスタート
- ライブ配信、メルマガ機能、ショップ機能など、情報発信から販売まで広く利用できる機能も順次拡充されており利便性がさらに向上している。
- 2023年に名称をTwitterから「X」に変更。サブスク登録者は、ノート、ポスト後の再編集など様々な新機能も登場し、今後も新たな改変が期待されている。
全世界のX(旧Twitter)のユーザー数
X(旧Twitter)の全世界の月間利用ユーザー数は5億4,000万人(2023年7月時点)となっており、世界の月間アクティブユーザー数は2018年に入り減少傾向が見られます。
近年、X(旧Twitter)は重要なユーザー指標を「デイリーアクティブユーザー数(DAU)」とし、一日のX(旧Twitter)利用者の増加を図った結果、DAUは継続的に成長しています。
なお、2022年Q2のデイリーアクティブユーザー数は2億3,780万人(2022年7月時点)となっています。
画像:Q3 2021 Letter to Shareholders|Twitter Investor Relations
近年の音声配信の需要の高まりを受け、2023年2月、リアルタイムの音声サービス「スペース(Spaces)」の機能を拡張し、さらなるユーザーの増加も図っています。
なお、日本はX(旧Twitter)においてアメリカに次ぐ2番目に大きなマーケットとなっており、日本におけるX(旧Twitter)の人気が窺えます。
日本国内のX(旧Twitter)のユーザー数
出典:・2023年8月 総務省『人口推計-2023年(令和5年)8月報-』2023年9月現在(概算値)
・2023年6月 総務省情報通信政策研究所『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要』
日本国内におけるX(Twitter)の月間アクティブアカウント数は、4,500万以上となっています。(2017年10月時点)
X(Twitter)のユーザー特徴として、ユーザーは20代が最も多く、全体的に女性比率が高いが、50代男性の割合が多いことも特徴です。
一時男性比率が高めでしたが、2024年に逆転しました。
リアルタイムの音声配信ができる「スペース」や有料サブスクリプション「X Premium」など、新しい機能も積極的に公開しています。
X(旧Twitter)はテレビやイベントとの連動も積極的に実施されており、数あるSNSの中でもリアルタイム性を活かしたポジションを確立しています。
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LINEのユーザー数と利用状況
LINEは日本国内において最も多くのユーザー数を誇るSNSです。
2011年6月23日にリリースされたコミュニケーションアプリであるLINEは、現在ではメールに取って代わる存在としてほぼ全ての年代から利用されています。
また、近年ではアジア圏を中心にユーザー数を拡大しています。
LINEの特徴
- 日本で最も月間ユーザー数が多いSNSであり、連絡用、コミュニケーションツールとして大変多くの人が活用
- 利用者は40代が最も多く、次いで50代以上、30代の利用者が多いことから、若年層よりも高い年齢層の連絡手段としてのメインツールとなりつつあることが窺える。
- LINE公式アカウント運用により、ターゲットユーザーへの情報発信やコミュニケーションとして活用できる
- 「LINEマンガ」や「LINEニュース」などへも広告掲載できるLINE広告を配信するなど、利用者の多さを生かした広告配信が強み
- LINEスタンプを継続的に利用してもらうことでブランドへの親近感、想起率を高めるブランディングも効果的
全世界のLINEのユーザー数
出典:2023年度 第1四半期 補足資料|Z Holdings
LINEの主要4カ国(日本、インドネシア、タイ、台湾)のユーザー数は1億7,800万人となっています(2023年8月時点)。
全世界のユーザー数は1億9,900万人と発表されています。(2023年8月時点)
日本を中心にアジア圏にて根強い人気があることがわかるでしょう。
なお、メッセージアプリは韓国では「カカオトーク」、中国では「WeChat」というアプリが主力であり、世界的に見るとMeta社の「WhatsApp」が最も利用されています。
LINE公式アカウント数
LINE公式アカウント数は39万件以上(2022年8月時点)となっています。
情報発信ツールとしてアカウントを運用し、ファンを獲得している企業も多く、日本においてもSNSユーザー数トップを誇っているため参入する企業も増えている状況です。
※「LINE@」と「企業向け公式アカウント」は2019年4月より「LINE公式アカウント」として統合されました。
日本国内のLINEのユーザー数
出典:・2023年8月 総務省『人口推計-2023年(令和5年)8月報-』2023年9月現在(概算値)
LINEの日本国内のユーザー数は9,600万人以上です。(2023年12月時点)
LINEはもはやインフラの領域に入っており、若年層から高齢層まで多くのユーザーが利用しています。
高齢化が進む日本においては、他のSNSに比べて年齢層の高いユーザーが多く利用していることも特徴として挙げられます。
2023年3月の統計では20代のユーザーが最も多かったの国内利用者数ですが、2023年9月には50代以上のユーザー数が最も多くなるなど、上記の傾向が顕著であることが分かります。
LINE公式アカウントで日常的に情報を届けることも可能。さらに「LINEスタンプ」によって普段の生活でも自社ブランドのキャラクターを目にしてもらえることから、ブランド想起率を高めるブランディングとしても広く活用されています。
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YouTubeのユーザー数と利用状況
YouTubeはアメリカのYouTube社によって開発・提供された世界最大の動画共有サービスです。
YouTube社は2006年に同じくアメリカのGoogle社に買収され傘下に入っており、Google社が提供しているサービスとも連携されています。
YouTubeの特徴
- 世界で最も人気の動画配信プラットフォーム
- 日本においては10代~50代にかけて幅広い年齢層のユーザーに利用されており、男性比率は全年代で60%以上と高いことが特徴的
- 「ライブ配信+投げ銭」も可能であり、個人・企業がファンを獲得し経済圏をつくるプラットフォームとしても注目度が高い
- YouTubeで大きな影響力を持つユーチューバーは、エンターテイメントから専門的な分野まで多種多様
- 芸能人がYouTubeデビューするなど環境も変化しており、YouTubeにおける「インフルエンサーマーケティング」の市場は他のSNSと比べても大きい
- 「チャンネルメンバーシップ」を導入することで月額制のサブスクリプション型動画チャンネルを作成することも可能
- 動画内で商品を紹介できるショッピング機能や、ショートムービー機能である「YouTubeショート」など新しい機能も続々と導入。
- Google社傘下のサービスであり、ビッグデータを活用した動画広告配信ができる点も魅力
- Z世代・ミレニアル世代に刺さる縦型動画広告も導入されており、活用の場面は今後さらに増えることが予想される
全世界のYouTubeのユーザー数
2024年3月現在、全世界の24億9,100万人以上のユーザーがYouTubeを利用しています。
100か国80の言語に対応し、毎日10億時間視聴されるなど世界で最も親しまれている動画共有サービスと言えるでしょう。
サービスは基本無料で利用できることも特徴です。
日本国内のYouTubeのユーザー数
出典:・2023年8月 総務省『人口推計-2023年(令和5年)8月報-』2023年9月現在(概算値)
・2023年6月 総務省情報通信政策研究所『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要』
YouTubeは日本国内でも人気であり、7,000万人以上が利用しています。(2022年10月時点)
日本においては10代~50代にかけて年代問わず幅広く人気のSNSとなっており、男性比率は全年代で60%以上と高いことが特徴的です。
2022年時点で、YouTubeのチャンネル数は5,100万を超えています。
PCはもちろん、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などで気軽に動画を視聴できるほか、テレビでYouTubeを視聴できるようにする外付けデバイスやYouTube視聴機能が搭載されたテレビも販売されています。
人々にとって非常に身近なサービスであり、2020年2月時点での動画アップロードは毎分500時間分にもなるなど、ユーザーが非常に活発であることも特徴のひとつです。
「ユーチューバー」と呼ばれるインフルエンサーも多く、積極的にコンテンツを発信していることもYouTubeが人気の要因でしょう。
あわせて、企業が話題のユーチューバーを起用して製品やサービスのPRを行う「インフルエンサーマーケティング」により、消費者への認知拡大~販売促進まで幅広い場面でアプローチできる点も大きく注目されています。
また、ショートムービー機能である「YouTubeショート」は視聴回数が昨年比の4倍となっていることから、YouTubeが提供している多くの機能の中でも特に注目の機能といえるでしょう。
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TikTokのユーザー数と利用状況
TikTokは2017年に公開されたショートムービー共有サービスです。
中国のByteDance社によって開発され、今では世界中で利用されている動画プラットフォームとなっております。
TikTokの特徴
- 15秒から10分ほどのショートムービーを撮影して投稿する動画共有サービス
- 日常のスキマ時間などに効率よく情報収集や動画を楽しむことができる
- 誰でも簡単にハイクオリティの編集が可能で、AIを利用した拡散力の高さも魅力。
- 精度の高いレコメンド機能により自分好みの動画を見つけられる
- TikTok広告は、スマホの画面いっぱいに表示されるため、ユーザーに没入感の高い広告を打ち出すことができる
- 10代~30代前半の利用率がメインではあるものの、近年では高い年齢層のユーザーも増加している。
- ダンスや音楽、ライフスタイル、エンタメ、ドラマ、飲食など幅広いジャンルのショートムービーが投稿されている。
- TikTokで活躍するインフルエンサーは他メディアにおいても大きな影響力を持ち、特にエンターテインメント部門においてはTikTokから注目を集め、デビューに至るケースも王道となりつつある。
- ショッピング機能や、クリエイターの収益化システム、様々な動画エフェクトなど新機能も続々と導入。
全世界のTikTokのユーザー数
2024年3月現在、全世界の10億5,620万人以上のユーザーがTikTokを利用しています。
投稿する動画の尺は、今まで最大1分まででしたが2022年に10分までとなり、今後もさらにハイクオリティでユニークな動画を投稿可能に。
TikTokのサービスは、登録から利用まで一貫して無料で利用することができることも特徴です。
日本国内のTikTokのユーザー数
出典:・2023年8月 総務省『人口推計-2023年(令和5年)8月報-』2023年9月現在(概算値)
・2023年6月 総務省情報通信政策研究所『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要』
日本国内でTikTokを利用するユーザー数は1,690万人以上となっています。(2021年10月)
メインユーザー層は、10代~30代前半ではあるものの、近年、年齢層の高いユーザーも増加しています。
また、芸能人やモデルといった著名人の参入も盛んです。
企業が安全に使える音楽を簡単に検索・使用できる商用音楽ライブラリである「Artist Impact Program」が公開されたことにより、トレンドの音楽を使ったコンテンツ制作ができるようになったため、企業のTikTokアカウント運用も増えていくでしょう。
6大SNS以外のSNSのユーザ利用者数
ここからは6大SNS(Facebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTube、TikTok)以外の世界中で人気の高いSNSのユーザー数をご紹介していきます。
参考:Most popular social networks worldwide as of January 2020, ranked by number of active users
【動画・画像投稿型SNS】Snapchat
【世界】Snapchatの月間ユーザー数:8億人(2024年2月時点)
Snapchatは動画や画像を共有できるアプリです。他のアプリと大きく違うのは相手に送った動画像が自動的に消えて見れなくなる点です。
動画像を送られたユーザーは最大10秒間、相手の投稿を見ることができ、時間がたつとコンテンツを見ることができなくなります。
過去のコンテンツを気にしなくて済む気軽さが人気となり、世界のSnapchatの月間アクティブユーザー数も順調に成長。
デジタルネイティブ世代が今後の世界の中心になってくることからも、Snapchatのような気軽にコンテンツを投稿できるサービスが注目され人気が高まっていくでしょう。
参考:Snapchat by the Numbers: Stats, Demographics & Fun Facts|OMNICORE
【動画・画像投稿型SNS】Pinterest
Pinterestはインターネット上にある画像を自分のボードに集めて閲覧することができる画像収集ツールです。
料理やファッションなど自分の興味ごとに画像をコレクションできたり、気に入った画像を見つけたら「リピン(Twitterのリツイートに相当)」することでシェアし拡散することもできるのが魅力です。
参考:
【動画・画像投稿型SNS】Weibo
【世界】Weiboの月間ユーザー数:6億500万人(2024年3月時点)
WeiboはSINA社によって開発され2009年にリリースされたSNSで、中国にて大きな人気を獲得しています。
TwitterとFacebookを組み合わせたような機能が実装されているのが特徴で、使い勝手の良さから非常に高い人気を誇っているSNSです。
中国に向けたインバウンドマーケティング、あるいは越境マーケティングを行う際に必須と言えるほど普及しているSNSですが、中国語での利用が基本になるため、企業アカウント開設やKOLへのPR依頼などは中国語に精通した担当者を置くことになるでしょう。
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中国人向けSNSインバウンドマーケティングの成功事例とコツを徹底解説
【ビジネスコミュニティSNS】LinkedIn
LinkedInは世界最大級のビジネス特化型SNSです。
ユーザーはビジネス専用のプロフィールを作り、同じ業界の同業者やビジネスパートナーや新規顧客などの発見・獲得に利用することができます。
LinkedInを通して転職活動をしたり、求人を募集したり、仕事を受注するといった使い方は世界的に活発に行われており、ビジネスSNSとして重宝されています。
【ブログ型SNS】note
【日本】noteの月間ユーザー数:4,573万人(2023年5月時点)※アクティブブラウザ数
noteの累計会員登録者数:663万人(2023年5月時点)
noteはテキストを中心に画像、動画、SNS投稿などの埋め込みができるブログ型プラットフォームです。
法人向けプランでは独自ドメインの取得やサイトカスタマイズが解放されるため、自社ホームページとしても活用できる特徴があります。
また「BASE」「Shopify」「Makeshop」をはじめとした様々なECプラットフォームとも連携しており、オンラインでの集客~売上につなげられる点も強みです。
参考:note、通期の売上総利益は前期比+28.1% note・note proの両事業が順調に拡大|note株式会社 2022年11月期決算説明会
【ブログ型SNS】Tumblr
【世界】Tumblrの月間ユーザー数:1億3,500万人(2024年3月時点)
Tumblrは文章をはじめ動画、画像、音楽などを投稿できるブログサービスです。
気に入ったブログをフォローすることでブログの更新情報を受け取れるとともに、それらをお気に入り登録できたり、リブログ(Twitterのリツイートに相当)できたりと、Tumblrは世界を代表するブログサービスと言えるでしょう。
【メッセンジャー型SNS】WhatsApp
【世界】WhatsAppの月間ユーザー数:20億人(2024年3月時点)
WhatsAppはリアルタイムでメッセージをやり取りできる世界最大のインスタントメッセンジャーアプリです。
無料で利用できアプリ上に広告表示もないため、世界中で人気のメッセンジャーアプリとして愛用されています。
2014年にMeta社(当時のFacebook社)がWhatsApp社を買収しており、Instagramと同様にMeta社傘下のサービスとなっています。
【メッセンジャー型SNS】WeChat
【世界】WeChatの月間ユーザー数:13億3,600万人(2024年2月時点)
WeChatは中国で主に活用されているSNSとメッセンジャーを兼ね備えたアプリであり、LINE+Facebook+Twitterのようなイメージといえます。
個人はもちろん企業もアカウントを開設してユーザーとのコミュニケーションを図っています。
中国ではTwitterやFacebookといった世界で有名なSNSの利用が制限されているため、WeChatは中国国内で人とつながるためのコミュニケーションツールとして重宝されています。
【メッセンジャー型SNS】KakaoTalk
【世界】KakaoTalkの月間ユーザー数:5,357万人(2023年5月時点)
Kakao Talkは主に韓国で利用されているメッセンジャーアプリです。
基本機能はLINEと似ており、最大5人で同時通話できるため、日常コミュニケーションだけでなく会議などといった活用の幅が広いツールです。
韓国では国民的SNSとして多くの人から活用されています。
企業のSNS利用は売上に貢献するのか
SNSを利用している企業は、それにより業績を伸ばしているのでしょうか?
アパレルメーカーや雑貨メーカーと小売店を繋ぐ「スーパーデリバリー」の運営会社である株式会社ラクーンが、会員の小売店を対象に調査をした結果、SNSを利用したことにより来客数が増加したという小売店は全体の65%にのぼることが分かりました。
その反面、企業ブランドが発信した投稿に対しては、23%の人が積極的に無視しているというデータもあります。
いかに消費者に受け入れられるマーケティングをSNSで展開できるかという部分については、今後も様々な手法を検討していく必要があるということを強く認識しなければなりません。
※参照元:スーパーデリバリーhttp://www.superdelivery.com/
まとめ
SNSのユーザー数は毎月のように最新の数字が発表されており、プラットフォームごとに成長の度合いも異なるため、定期的にチェックする必要があります。
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