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日本国内利用者数が4,500万人を突破したX(Twitter)は重要なマーケティングツールとして広く活用されており、X(Twitter)キャンペーンを実施する企業も増えています。

そこで今回は本メディア「インスタラボ」で紹介してきたX(Twitter)キャンペーン事例や、本メディア「インスタラボ」によるSNSマーケティング支援実績をもとに、X(Twitter)キャンペーンで成功するための工夫ポイントをまとめて紹介していきます。

  • X(Twitter)キャンペーン実施ステップ
  • X(Twitter)キャンペーンの種類
  • 参加を促す工夫
  • 反応を促す工夫
  • 店舗への集客を促す工夫
  • UGC(投稿)を促す工夫
  • プレゼントの工夫
  • さらに効果を高める工夫
  • インフルエンサーを起用した工夫

の項目を通して成功事例を紹介していますので、自社のX(Twitter)キャンペーンのアイデアとしてお役立てください。

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目次

X(Twitter)キャンペーンが重要視される理由

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まず、なぜX(Twitter)キャンペーンがマーケティング活動に重要なのかを簡単にご紹介しておきましょう。

アライドアーキテクツ株式会社が行った『2019年度「Twitter企業公式アカウント」の利用実態を調査』によると、一般消費者ユーザー約56%が企業のX(Twitter)アカウントをフォローしており、X(Twitter)キャンペーンがきっかけで企業アカウントをフォローしている人はその内の約60%にものぼります。

twitter-company-account-follow-1 画像:2019年度「Twitter企業公式アカウント」の利用実態を調査|アライドアーキテクツ株式会社

画像:2019年度「Twitter企業公式アカウント」の利用実態を調査|アライドアーキテクツ株式会社

通常、SNSアカウントのフォロワーを獲得するためには良質なコンテンツを継続的に発信し続け、ユーザーに興味を持ってもらい、フォローするメリットを感じてもらわなくてはフォロワーの獲得にはつながりません。

一方で、X(Twitter)キャンペーンは「企業アカウントをフォロー」+「アクション」を前提としており、フォロワー獲得のハードルを大きく下げて行動を促すことができます。(※フォロワーを維持する努力も必要)

結果、X(Twitter)キャンペーンを実施することにより

  • X(Twitter)アカウントをフォロー(フォロワー獲得)
  • X(Twitter)での情報拡散(バズ・話題獲得)
  • X(Twitter)での写真投稿(UGC獲得)

といった、ユーザーの行動を喚起し、SNSマーケティングにおける重要な成果を獲得できるというメリットが大きく、多くの企業マーケティングでX(Twitter)キャンペーンを取り入れています。

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X(Twitter)キャンペーン実施の手順

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それではX(Twitter)キャンペーンの実施手順を紹介していきましょう。

  1. 現状分析と課題抽出の上X(Twitter)キャンペーンの目的を決める
  2. キャンペーン形式を検討する
  3. キャンペーンの詳細を詰める
  4. X(Twitter)キャンペーンを実施・効果分析をする

の流れについて紹介していきます。

1. 現状分析と課題抽出の上X(Twitter)キャンペーンの目的を決める

はじめに、X(Twitter)キャンペーンを行う目的を明確にしましょう。

  • 新商品の認知拡大をしたい
  • 店舗・イベントへの集客をしたい
  • 製品の購買を促したい

など、目的によってX(Twitter)キャンペーンの内容やKPIの設定が大きく変わってきます。

そのため、あらかじめ自社の現状の課題を抽出し、X(Twitter)キャンペーンを通して何を実現したいのかをはっきりさせておきましょう。

2. キャンペーン形式を検討する

X(Twitter)キャンペーンを行う目的をはっきりさせたら、Twitterキャンペーン形式を検討します。

X(Twitter)キャンペーンには

  • フォロー&いいねキャンペーン
  • フォロー&リツイートキャンペーン
  • インスタントウィンキャンペーン
  • フォロー&ハッシュタグ投稿キャンペーン
  • カンバセーショナルカードキャンペーン

のようにさまざまな形式があり、その形式ごとに特徴や得られる成果も変わってきます。

以下で簡単に紹介しましょう。

フォロー&いいねキャンペーン

「フォロー&いいねキャンペーン」は、企業のX(Twitter)アカウントをフォローした上で、指定のキャンペーンツイートに「いいね」をすることで参加完了となります。

手軽に参加できるため、参加者の増加が期待できます。キャンペーンハードルを下げて、何よりもまずX(Twitter)のフォロワーを獲得したいというときに相性が良い形式です。

フォロー&リツイートキャンペーン

「フォロー&リツイートキャンペーン」は、企業のX(Twitter)アカウントをフォロー後、指定のキャンペーン投稿を「リツイート」することで参加完了となります。

手軽に参加できることに加えて、キャンペーンツイートを広く拡散させることが可能です。

場合によっては爆発的な拡散である「バズる」状態となり、X(Twitter)トレンドに入ることでさらに爆発的に拡散される可能性も秘めているため、X(Twitter)キャンペーンにおいて最もメジャーな形式です。

インスタントウィンキャンペーン

フォロー&リツイートキャンペーンの派生として「インスタントウィン」という形式があります。

「インスタントウィン」とは、指定条件を満たす(多くの場合フォロー&リツイート)ことで、自動返信によりその場でプレゼントの抽選結果がわかるというX(Twitter)キャンペーン形式です。

気軽に参加でき、エンタメ性も高いためキャンペーン参加者が増えやすい人気の手法です。プレゼントもデジタルクーポンなどを設定することでオンラインで完結でき、運用上の負担が少ないメリットもあります。

※インスタントウィンキャンペーンはX(Twitter)認定広告代理店への依頼、インスタントウィンツールの利用をする必要があります。

フォロー&ハッシュタグ投稿キャンペーン

「フォロー&ハッシュタグ投稿キャンペーン」は、企業のX(Twitter)アカウントをフォローした上、特定のハッシュタグをつけてテキスト・画像・動画を投稿するキャンペーン形式です。

UGC(ユーザーの投稿)を多く獲得でき、広く話題を生み出せるメリットがあります。

写真コンテストによりクオリティの高い写真を集め、自社アカウントで紹介、ホームページに掲載、広告クリエイティブとして二次利用など、様々な応用がある手法です。

カンバセーショナルカードキャンペーン

フォロー&ハッシュタグ投稿キャンペーンの派生として「カンバセーショナル」形式のX(Twitter)キャンペーンもあります。

「カンバセーショナルカード」とは、X(Twitter)投稿に指定ハッシュタグ付きのCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンを最大4つまで設定できる機能です。

ユーザーがボタンをタップすると、指定したハッシュタグが自動的に挿入されたツイート作成画面が立ち上がり、ユーザーの投稿を促すことができます。

カンバセーショナルカードにて投稿してくれたユーザーに対して特別な投稿を自動で返信する機能もあるため、UGC獲得とコミュニケーション性に優れたキャンペーン形式です。

※カンバセーショナルカードはX(Twitter)広告ヘルプより問い合わせることで使用可能となります

3. キャンペーンの詳細を詰める

X(Twitter)キャンペーン形式を決めたら、キャンペーンの詳細を詰めていきましょう。

キャンペーンのKPI

X(Twitter)キャンペーンの目的に沿ってKPIを設定しましょう。

  • X(Twitter)アカウントのフォロワー数(キャンペーン参加者数)
  • インプレッション数、動画再生数
  • エンゲージメント数(クリック、いいね、リツイート、コメントなど)
  • UGC獲得数
  • サイト遷移数
  • 店舗・イベント来店数
  • 商品購買数
  • SOV(シェア・オブ・ボイス:競合と比較した話題性の獲得率)

などはよく使われるKPIになります。

ただし、多くのKPIを設定してしまうと、目的が分散して効果が薄くなる懸念があるため、1~2つの最低限の指標を重点的に最大化させるような企画を検討しましょう。

予算

キャンペーン実現に必要な予算はいくらか算出します。キャンペーンの効果がどれくらいだと予算を回収できるのかもあわせて試算しておきましょう。

キャンペーン賞品が予算内で実現できるか、そもそも予算をかけて行う価値のあるX(Twitter)キャンペーンかなど判断する重要な材料になります。

ターゲット

新規顧客を獲得、あるいは既存顧客のロイヤルティを高めたいのかなど、はじめに設定した目的に沿ってターゲットのペルソナを詳細に設定しましょう。

プレゼント内容

ターゲットの興味を引く魅力的なプレゼント賞品を用意します。キャンペーンとマーケティング目的に沿った規模感と数量(=当選者数)であるか、予算とバランスも意識して決定しましょう。

キャンペーン期間

季節やイベントに合わせてキャンペーンを行うのか、自社の売り上げが高い時期にキャンペーンを行うのかなど考慮し期間を設定します。

運用体制

X(Twitter)キャンペーンの運用体制を整えます。

  • チームで運用するのか、担当者を定めて運用するのか
  • キャンペーンサイトの準備や告知はどうするのか
  • 自社X(Twitter)アカウントやホームページでUGCの2次利用をさせてもらうか
  • 当選者への商品発送はどうするのか
  • キャンペーンへの問合せ対応はどうするか

など、キャンペーン中の運用について整備しておきましょう。

4. X(Twitter)キャンペーンを実施・効果分析をする

X(Twitter)キャンペーンを実施し、キャンペーン期間が終了したら効果分析をしましょう。

そしてあらかじめ設定したKPIは達成できているか、達成できた/達成できなかった要因は何かを考察して次回の施策へ生かせるように成功要因・失敗要因を必ず理解することが重要です。

分析の際には「ソーシャルリスニング」が役立ちます。ソーシャルリスニングとはSNS上のビッグデータを活用した分析手法です。

大きな話題をつくりだしたインフルエンサーや拡散経路の把握、テキスト分析、画像分析により、様々な角度からの分析が可能です。

前回の学びを次のX(Twitter)キャンペーンに取り入れブラッシュアップしていくことで、継続的に効果を高めていくことができます。

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ソーシャルリスニングとは?SNSマーケティングの効果を高める方法を徹底解説

【注意!】X(Twitter)のガイドラインを遵守しよう

 

X(Twitter)キャンペーンを行うにあたり、X(Twitter)社の定めているガイドラインを守るようにしましょう。

X(Twitter)プロモーションガイドライン
  1. 複数アカウントを作成させない
    キャンペーン応募用に作成された複数アカウントはすべて凍結される。そのリスクも明記すること
  2. 繰り返し同じツイートをさせない
    「一番多くリツイートした人にプレゼント」などは禁止
  3. 主催者のメンション(@+ユーザー名)を含めてもらう ※推奨
    キャンペーンに応募した人を「通知」から確認できる
  4. キャンペーンに関連する話題を投稿してもらうよう促す
    関係ない話題にキャンペーンハッシュタグをつけさせるとTwitterルール違反の可能性あり
  5. X(Twitter)ルール、適用法令や規制を遵守する
    ガイドラインや法令を守る

参考:キャンペーンの実施についてのガイドライン|X(Twitter)ヘルプセンター

    ガイドラインを遵守せずにX(Twitter)キャンペーンを実施した場合、自社あるいはユーザーに対しても何らかのペナルティが課せられてしまう可能性があります。

    また、X(Twitter)キャンペーンはX(Twitter)の利用規約を違反することも許されていません。

    必ずX(Twitter)利用規約も確認し、健全なキャンペーンを行いましょう。

    以上、X(Twitter)キャンペーンの企画~実施~分析までの基本的な流れとなります。

    ここからはどのような施策や効果を高めるアイデアがあるのか、

    • 参加を促す工夫
    • 反応を促す工夫
    • 店舗への集客を促す工夫
    • UGC(投稿)を促す工夫
    • プレゼントの工夫
    • さらに効果を高める工夫
    • インフルエンサーを起用した工夫

    の要素別に実際のX(Twitter)キャンペーン事例を見ながら、具体的にノウハウを見ていきましょう。

    X(Twitter)キャンペーンの参加を促す工夫

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    まずはX(Twitter)キャンペーンの参加者を増やす工夫がされた事例をご紹介していきます。

    X(Twitter)キャンペーン当選者数を圧倒的に多くする

    こちらは、大手コンビニエンスストア・ファミリーマート(@famima_now)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーンの形式:フォロー&リツイート + インスタントウィン

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:一般的なインスタントウィン型のフォロー&リツイートキャンペーンですが、「ウィルキンソン タンサン・タンサン レモン 各580mlの無料クーポン」が抽選で10万名に当たるという驚くべき規模の当選者数が設定されています。

    プレゼント数量を増やすことで、ユーザーに「自分も当選できるかも」と感じてもらい、X(Twitter)キャンペーンに参加してもらいやすくなるメリットがあります。

    ユーザーに参加メリットを感じてもらい、店舗訪問も促している大変参考になるX(Twitter)キャンペーン成功事例です。

    「先着」プレゼントでX(Twitter)キャンペーンの参加者増を狙う


    こちらは為替情報などを発信するメディア「トレード・トレード」(@tradelife)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。   

    X(Twitter)キャンペーン形式: フォロー&リツイート&いいね   

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:   大きな特徴はX(Twitter)キャンペーンのプレゼントが「先着で1,000名」もらえるという点。   

    「先着」でもらえるため、当選の確実性が高く、ユーザーのX(Twitter)キャンペーンへの参加意欲を高めています。   

    また、景品を「卓上カレンダー」と「お米」といった参加者を選ばないものにしている点も参考になるポイントです。 

    X(Twitter)キャンペーンの反応(エンゲージメント)を促す工夫

    woman-influencer-get-likes

    ここでは、X(Twitter)キャンペーンでユーザーからの反応(エンゲージメント)を上手く引き出す工夫について紹介します。

    目標数値を達成するとプレゼントが当たる人数が増える

    こちらはゲーム『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』(@fireforce_game)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらのキャンペーンではAmazonギフト券 1万円分が15名様にプレゼントされるというもの。

    さらに6000RTでプラス2名分、8000RTで3名分のプレゼントが増えるという試みをしています

    設定された目標を達成することでユーザーの当選確率が上がるという面白い企画です。

    このキャンペーンが功を奏し、1万2000件のリツイートを獲得する結果となりました。

    高い目標であっても魅力的なメリットを提供してユーザーを巻き込むことで大きな話題を生み出せることが分かる事例です。

    質問の回答を引用RTで促す

    こちらは児童書でおなじみのポプラ社(@poplarsha)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらは絵本『バンバンバンバンバンソウコウ』の発売を記念して行われたキャンペーンです。

    このキャンペーンの特徴は、バンソウコウの普段の呼び方を引用RTで答えるとぬいぐるみの当選確率が上がるということです。

    バンソウコウの呼び名は地域によって異なり、ネット上でもたびたび話題になります。

    そこを利用し、バンソウコウの呼び方を広く募ることで注目度を上げる試みを行っているのです。

    本事例もユーザーを上手く巻き込み話題をつくった事例となっています。

    カンバセーショナルカードによりクイズでのダブルチャンスを実施する


    こちらは競輪インターネット投票のオッズパーク(@oddspark_keirin)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿 + カンバセーショナルカード

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:カンバセーショナルカードは、ツイートの下に特定のハッシュタグ付きの投稿を促すCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンを追加できる機能です。

    ※カンバセーショナルカードは本サイトへの埋め込み機能では表示されないため、キャンペーンツイートをクリックしてX(Twitter)上でご確認、あるいは下記画像にてご確認ください。

    ボタンをクリック・タップすることで、ボタンに伴ったハッシュタグのついた投稿の下書き画面を表示させることができます。

    画像:@oddspark_keirin|Twitter

    「カンバセーショナルカード」のボタンを追加することで、キャンペーンツイートを心理的にクリックさせやすくなる効果があります。

    さらに、指定のハッシュタグが自動で挿入されるため、ハッシュタグの打ち間違いを防止できるメリットもあります。

    なによりこのキャンペーンの大きなポイントは、カンバセーショナルカードでのツイート文中にクイズを入れ、そこを正しく穴埋めすることでダブルチャンスで景品が当たるという点です。

    これにより、ユーザーはクイズの答えを調べるので、ただリツイートさせるよりも印象に残りやすくなります。

    X(Twitter)キャンペーンをきっかけに店舗への集客を促す

    enjoy-shopping

    続いて、X(Twitter)キャンペーンを上手く店舗への集客につなげている事例をご紹介していきます。

    店舗でキャンペーンツイートを見せると無料プレゼント

    こちらは焼き肉チェーンを展開する焼肉ホルモンたけ田(@yakiniku_takeda)が実施したX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:画像を見せるだけ

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらは画像を見せるだけのシンプルなX(Twitter)キャンペーンですが、立川北口・南口店限定限定でキャンペーンツイートを見せることで「レモンサワー飲み放題60分」と「米泥棒飲めるロース」が無料になりました。

    抽選ではなく多数応募で倍率が下がることはないため、心理的にリツイートしやすくなります。

    立川店限定とはいえ、店舗へ行く動機を上手く提供し来店促進している事例です。

    ファンが喜ぶオリジナルグッズで集客

    こちらは献血などでおなじみの大阪府赤十字血液センター(@osaka_kenketsu)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー &リツイート+ 訪問

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらのX(Twitter)キャンペーンでは、同社のX(Twitter)アカウントをフォローとリツイートの上、対象施設に訪問し画面を提示することで限定のオリジナルグッズがもらえるというもの。

    X(Twitter)アカウントのフォローに加えて施設に訪問することが条件となっている少し特殊なキャンペーンですが、限定グッズはファンにとっては欲しいもののため自社X(Twitter)アカウントのフォロワーを増やしつつ、施設の集客も兼ねているX(Twitter)キャンペーン事例となっています。

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    コラボグッズによりSNSで話題化して集客する

    こちらは、全国に店舗を展開する人気スパチェーン極楽湯/RAKU SPA(@gokurakuyu_spa)が行なったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーンの形式:フォロー&リツイート&店舗でツイート提示

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:極楽湯/RAKU SPAが人気アニメ「ブルーロック」とコラボした商品開発。

    内容は、応募条件を達成した人全員にポストカード1枚サービス、さらに抽選によってコラボのぼり/館内タペストリーを各店8名にプレゼントするX(Twitter)キャンペーンでした。

    サッカー漫画とスパの異色のコラボ商品で、「#ふろロック」でSNS上で大変話題を集めました。

    コラボにより多くの人々の話題を集めるだけでなく、双方の既存ファンを獲得し合える効果もあります。

    ブルーロックの既存ファンは、必ずポストカードがもらえ、さらに限定品が当たるかもしれないという話題に引っ張られて極楽湯/RAKU SPAに足を運びます。

    極楽湯/RAKU SPAにとっては、本キャンペーンを通して、新規顧客の集客に繋がり成功をおさめました。

    面白い商品開発によってSNS上で話題を集め、結果的に集客へと繋げる大変参考になるX(Twitter)キャンペーン成功事例です。

    X(Twitter)キャンペーンでUGC獲得をする工夫

    インフルエンサーマーケティングまとめ

    ここでは企業・ブランドの話題性をアピールするために欠かせないユーザーの投稿である「UGC」をX(Twitter)キャンペーンを通して獲得する工夫をしている事例を紹介します。

    フォトコンテストによりクオリティの高いUGCを獲得


    こちらは「A列車で行こう」「アトラス」などの人気ゲームを販売しているアートディンク(@artdink_tw)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらの事例ではNintendo Switch で新発売のゲーム「A列車で行こう ひろがる観光ライン」の画面をキャプチャしたスクリーンショットによるフォトコンテストが実施されました。

    フォトコンテストを行うことで、クオリティの高い良質な写真投稿(UGC)が数多くX(Twitter)上に投稿されました。

    コンテストで受賞した写真を自社アカウントで紹介したり、場合によっては広告として2次利用させてもらうなど、クリエイティブの品質が高いことで応用の幅も広いキャンペーン施策になっています。

    尚、写真を2次利用させてもらう際には著作権や肖像権などユーザーの権利に配慮し、応募規約などにも明記しておくようにしましょう。

    お題を出して自由な回答をもらいUGCを獲得


    こちらは合宿免許WAO!!(@menkyowao)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:「#合宿免許WAO大喜利」として定期的にお題を提示し、ユーザーにオープンクエスチョンを投げかけています。

    お題が自由形式で面白いほど、回答も面白く話題になりやすいためキャンペーンの拡散性も高まり、さらに良質なUGCの獲得につながるメリットもあります。

    ユーザーからのアンケートを兼ねてキャンペーンを実施できる応用性もありますので、リサーチの一環としても活用できる手法です。

    動画のスクリーンショットをハッシュタグ付きで投稿してもらい話題化

    こちらは人気ゲーム・三国極戦 (@Sangoku_Gokusen)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート+ハッシュタグ投稿

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらの事例はゲーム内で一番好きなシーンのスクリーンショットをハッシュタグをつけて投稿するというキャンペーン内容でした。

    用意するのはスクリーンショットのため、自分で写真を用意する手間がなくキャンペーンに参加しやすいメリットがあります。

    また、ゲームに関連する特定の画像(スクリーンショット)がX(Twitter)上に増えることで認知拡大や話題創出に貢献してくれます。

    製品の魅力を伝えつつUGCも獲得できるため、応用の幅が広い施策といえます。

    X(Twitter)キャンペーンの魅力的なプレゼントの工夫

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    ここからは、X(Twitter)キャンペーン集客の肝であるプレゼント内容を工夫している事例をご紹介していきます。

    ロゴの入ったオリジナルグッズでブランド想起率アップ

    こちらは世界シェアNO.1のボウリングメーカー「STORM」を取扱うハイスポーツ社(@hi_sp_Bowling)によるX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらのキャンペーンのプレゼントは限定ボールやロゴ入りグッズが設定されています。

    ボウリングをする人にとって関連グッズは日ごろ目にするものであるため、自社ブランドのロゴを目にしてくれる可能性も高まり、結果、ブランド想起率の向上につながります

    消費者の生活にブランドが寄り添い溶け込むことで、自社製品を選択し購入てくれる可能性を高める効果が期待できるため、ブランディングとして重要なアイテムと言えるでしょう。

    プレゼント用にオリジナルグッズを用意するには費用と手間がかかりますが、長期的に顧客ロイヤルティ・LTVを高める選択肢として検討してみるのもよいでしょう。

    ファンが喜ぶプレミア性の高いプレゼントを用意する


    こちらは麻雀のMリーグのチーム、KONAMI麻雀格闘倶楽部(@mfcmleague1)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&引用リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらのプレゼントの最大の特徴は、「魔王」の愛称で人気のMリーガー・佐々木寿人プロからサイン入り著書が届くという豪華なプレゼントが用意されている点です。

    さらに、下記のように本人が抽選し当選者を読み上げることで、当選者にとっては「もう1つのプレゼント」がもらえたような気持ちになります。

    「世界に一つ」のような限定性・プレミア性のあるプレゼントは集客の際に話題となりますので参考にしてみましょう。

    普段会えない有名人と直接会える

    こちらは映画の最新情報を伝える映画.com(@eigacom)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:本事例は、アバターシリーズの最新作「アバターウェイオブウォーター」を記念して、記者会見に50名様を特別招待という豪華プレゼントが用意されており、大きな話題になりました。

    ジェームス・キャメロンのように、普段会えない外国人映画監督・俳優と会えるという、一生になかなかできない体験はプレゼントとして大きな魅力になりますのでアイデアとして検討してみるとよいでしょう。

    インパクトが大きいプレゼントを用意する


    こちらは人気焼肉チェーン店・牛角(@gyukaku29)が実施したX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらのキャンペーン事例の最大の特徴はプレゼントの豪華さ。

    11月29日の「いい肉の日」に合わせて牛角食事券を30名にプレゼントしていますが、リツイートの数でその金額が変わっています。

    最大3万リツイートで1人当たり3万円の食事券プレゼントとなり、牛角としては90万円の食事券プレゼントとなります。

    実際5万以上のリツイート数となったため、かなりのインパクトがあったと言えます。

    他にも牛角では、牛角アプリを開いてメアド登録するだけで抽選で1名に100万円分の牛角食事券プレゼントも行っており、消費者還元が高い企業として認識されています。

    金額が大きいプレゼントはシンプルにインパクトが大きく参加者の増加につながりますので、インパクト重視で多くTwitterキャンペーンの集客をしたいときはぜひ取り入れてみましょう。

    X(Twitter)キャンペーンの効果を高める+α

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    ここからは、さらにX(Twitter)キャンペーンの効果を高める様々なアイデアを紹介していきましょう。

    キャンペーンの拡散性を利用し広告として宣伝


    こちらは袋のラップでおなじみ「アイラップ」(@i_wrap_official)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらのX(Twitter)キャンペーンで特徴的なのはキャンペーンツイートのタイミングです。

    上記キャンペーンツイートは、X(Twitter)で同社製品の「あくとりさん」に関するツイートがバズったことを受け実施されました。

    フォロー&リツイートキャンペーンは、参加者が投稿をシェアしてくれるため、キャンペーン投稿そのものを広告として無料で拡散させることができるメリットを取り入れた事例です。

    実際、このツイートはバズった動画付ツイートの引用リツイートとしてつぶやかれ、キャンペーンツイートのほうがリツイート数は多いという結果となっています。

    そのため、以前のバズりを知らなかった人でも、キャンペーンでさらにバズらせることで製品のさらなる宣伝ができているのです。

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    他社とのコラボで自社にないファンへ情報を届ける


    こちらは

    • 越後製菓㈱の子会社である、長期保存可能なごはんを販売する「ハイプレッシャーサポート株式会社(@hpsupport_web)」
    • 北海道千歳市で餃子の製造をしている「手打ち餃子 天のびろく🥟@tennnobiroku)」

    が共同で行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:2つの企業によるコラボ企画としてX(Twitter)キャンペーンが実施されました。

    他社企業とのコラボをすることで、双方の企業のファンに対して自社ブランドを訴求できるため、X(Twitter)キャンペーンの集客や新規顧客獲得が狙えるメリットがあります。

    シナジーを生み出し、新しいユーザー層を開拓したいといった場合に活用できます。

    他社や普段から親交のある企業とのコラボ企画を検討してみるのもよいでしょう。

    指定の投稿をX(Twitter)で共有することで当選確率アップ


    こちらは定番お菓子のキットカット(@KITKATJapan)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿+「キットカード」のシェア

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:本キャンペーンには「キットカード」というサービスが用意されており、このカードをX(Twitter)へ共有することでキャンペーンの当選確率が高まるという、ユーザーが積極的に動画をシェアする工夫が取り入れられています。

    キットカットを送る相手に伝えたいメッセージを載せた「キットカード」がX(Twitter)上に増えることで、キットカットの認知拡大や話題性の獲得に役立ちます。

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    X(Twitter)キャンペーンの効果を高めるインフルエンサー起用

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    最後に、ここではSNSで人気のインフルエンサーを起用したX(Twitter)キャンペーンの効果を高める方法を紹介していきましょう。

    インフルエンサーとインスタントウィンの掛け合わせによる話題作り


    こちらはPepsi(ペプシ) (@pepsi_jpn)が行ったX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&インスタントウィン

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:こちらのX(Twitter)キャンペーンでは人気芸人・コロコロチキチキペッパーズを迎え、「ナダルに“あっち向いてホイ👆”で勝つと #フライドチキン専用ペプシ 1本分のデジタルギフトをプレゼント」というキャンペーンを実施しています。

    このキャンペーンはクリスマスまでの2週間毎日行われたため、途中で知った人でも参加できます。

    結果がすぐにわかるインスタントウィン方式であるうえ、ナダルさんの「勝ち名乗り」が毎回違うパターンなので、イラつきながらも「次も見てみたい」となる形式になっています。

    また、以前本田圭佑さんが実施していたじゃんけんと同じ形式のため、ユーザーも「おなじみの形式の第2弾」として受け入れやすくなっています。

    人気シリーズを、インフルエンサーを変えて実施するのも一つの手です。

    人気のインフルエンサーを起用し、動画やライブ配信を通してX(Twitter)キャンペーンの爆発的な拡散を実現した成功事例といえるでしょう。

    インフルエンサーによるX(Twitter)キャンペーンにより親和性の高いフォロワーへ訴求

    こちらは世界中のイヤホン・ヘッドホンを自由に聴き比べて選べる世界初の専門店「e☆イヤホン」 (@e_earphone)によるX(Twitter)キャンペーン事例です。

    X(Twitter)キャンペーン形式:フォロー&リツイート

    X(Twitter)キャンペーンの特徴:企業のX(Twitter)アカウントではなく、インフルエンサーの投稿をキャンペーンツイートとしてX(Twitter)キャンペーンを実施しています。

     

    本事例では「永遠の0歳 カワウソの妖精の赤ちゃん」として人気のちぃたん☆(@chiitan7407)さんが起用されました。ちぃたん☆さんは2023年1月現在、約110万人のフォロワーを抱えている大変人気のゆるキャラです。

    ちぃたん☆のゆるキャラとは思えない破天荒さを見たいフォロワーが多く存在するため、同社の製品をPRしてもらうには効果的なインフルエンサーと言えるでしょう。

    さらに上記の引用リツイートでは、ポタフェスでちぃたん☆がスポンサーであるe☆イヤホンの看板をボコボコにするといういつも通り(?)の破天荒さを見せつけ話題になりました。

    自社にはない非常に多くのX(Twitter)ユーザーへ情報発信できるため、インフルエンサーとコラボして話題性を生む「インフルエンサーマーケティング」も施策アイデアも検討してみるとよいでしょう。

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    X(Twitter)キャンペーンを実施する際の注意点 

    ここまではX(Twitter)でキャンペーンのやり方をご紹介してきましたが、実際にキャンペーンを実施する前にはいくつかの注意点も知っておく必要があります。 

    一つずつ詳しく見ていきましょう。  

    大規模なキャンペーンはフォロワーが増えてから実施する 

    X(Twitter)キャンペーンは多くのユーザーへのアプローチが比較的容易で、潜在顧客へのリーチとしても有効な施策といえます。   

    しかし、アカウントのフォロワーが少ない状態で大規模なキャンペーンを実施しても、そもそもキャンペーン投稿を見つけてもらえず、拡散にもつながらないでしょう。   

    そのため、予算を多く使う大規模なキャンペーンを実施したい場合は、まずは日々のアカウント運用や小規模なキャンペーンを通してフォロワーをある程度増やしてから実施することがおすすめです。  

     応募条件を複数にしすぎない 

    一つのキャンペーンで多くの目的を達成するために応募条件を複雑にしてユーザーに多くのアクションを求めると、ユーザーのキャンペーン参加ハードルが高まり、そもそもキャンペーンが盛り上がらなくなる可能性があります。   

    そのため、キャンペーンを実施する際には少ないアクションで参加できるシンプルな応募条件にして、ユーザーの参加ハードルが低いキャンペーンを心がけましょう。 

    ォロワーをファン化させるために情報発信を継続する

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    X(Twitter)キャンペーンは基本的に企業のX(Twitter)アカウントのフォローを前提としているため、X(Twitter)キャンペーンを実施することで比較的簡単に企業アカウントのフォロワーを増やすことはできます。

    しかしながら、キャンペーンのプレゼント目的で一時的にフォローし、キャンペーン終了後にフォローを解除するユーザーも少なからずいます。

    自社の売上につながる「ファン」となってもらうためにも、フォローしてくれたユーザーに対して有益な情報発信やコミュニケーション、他のお得なキャンペーンやクーポン提供などメリットを継続的に提供することが欠かせません。

    X(Twitter)キャンペーンはフォロワーを集めやすい反面、新規フォロワーの熱量はやや低い傾向にありますので、「有益なアカウントだな」と感じてもらい、企業と消費茶の長期的な信頼関係づくりに努めましょう。

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    【完全版】X(旧Twitter)企業アカウント運用マニュアル|フォロワーを増やすコツと成功事例

    まとめ

    【完全版】絶対参考になるX(旧Twitter)キャンペーンのやり方と成功事例まとめ本記事では、X(Twitter)キャンペーンの実施方法、種類、効果を高める数々のアイデアと事例を紹介してきましたがいかがでしたか。

    SNSは企業と消費者をつなぐための重要なチャネルとなり、SNS活用の成否がブランドの売上やファンの獲得に大きく影響することも少なくありません。

    その中でX(Twitter)キャンペーンは、自社X(Twitter)アカウントをフォローしてもらったり、ユーザーとのコミュニケーションやUGCを生み出す重要な機能を担っています。

    X(Twitter)キャンペーンは応用性が高いことも特徴であるため、ぜひ企業の目的に合わせて効果的なキャンペーンの実施を目指してみてください。

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