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世界中には様々なSNSがありますが、中でも世界最大の規模を誇るのがFacebookです。

世に知られるSNSの中で最も多くのユーザーを抱えているFacebookは広告を掲載する場として大変魅力的で、多くの企業が広告を出稿しています。

今回はFacebook広告の種類や特徴、広告の出稿方法と手順を解説してまいります。

Facebookとは?日本国内利用者(ユーザー)数データも紹介

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Facebook広告についての解説の前に、まずはFacebookというSNSについて簡単にご紹介いたします。

Facebookとは

Facebookとは2006年9月26日に公開されたSNSです。Facebookを開発・運営しているアメリカのFacebook社は2004年2月4日、当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ(現会長兼CEO)と友人によって創業されました。

FacebookはTwitter・Instagram・LINEと共に「四大SNS」として数えられており、その中でも最大のユーザー数を誇ります。

SNS名称 LINE Facebook Twitter Instagram
月間ユーザー数 1.89億 29.1億 3.3億 10億
発表時期 2021年11 2021年12 2019年5月 2018年6月

上表は四大SNSの全世界における月間ユーザー数です。Facebookの月間ユーザー数は2022年7月の時点で29.1億人です。次にユーザー数の多いInstagramは2022年7月時点で10億人となります。発表時期に違いはあるもののその差は非常に大きく、Facebookはまさに世界最大のSNSといえます。

Facebook日本国内利用ユーザー数は2,600万人

日本国内においてもFacebookは大変人気のあるSNSで、日本国内のユーザー数は2,600万人に上ります。

SNS名称 LINE Facebook Twitter Instagram
月間ユーザー数 9,000万 2,600万 4,500万 3,300万
アクティブ率 96.6% 56.1% 70.2% 84.7%
発表時期 2022年4月 2019年7月 2017年10月 2019年6月

※アクティブ率は「12のメジャーなSNSのアクティブ率を比較してみた+MixChannel【2015年6月版】」より引用

表は四大SNSの日本国内における月間ユーザー数です。LINEやTwitterには及ばないものの、今でも非常に多くのユーザーがFacebookを利用していることが分かります。昨今ではFacebook離れが進んでいるとは言われているものの、実名制という特徴を持つFacebookは、ユーザー間の繋がりが強いため一定のニーズも保持しており、精度の高いターゲティングが行えることで広告出稿においても重要な存在です。

ご紹介したユーザー数の記録と表は下記の記事より引用いたしました。四大SNSのユーザー数と利用企業数について比較しておりますので、今回の記事と併せてぜひご覧ください。

【最新Excelデータ配布中】主要SNSのユーザー数と利用企業数の比較(Facebook, Twitter, Instagram, LINE)

Facebook広告とは?概要と費用の課金方式

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Facebook広告とは具体的にどういうものなのでしょうか。まず、Facebook広告の特徴と費用の課金方式について解説してまいります。

参考:facebook business 広告主様向けヘルプ「広告」(参照2022年7月28日)facebook business 広告主様向けヘルプ「基本」(参照2022年7月28日)

Facebook広告の特徴やメリット

まず初めにFacebook広告とは何か、どんな特徴があるのかご紹介します。

Facebook広告とはFacebook内に出稿される広告のことです。

ただし、広告が配信される場所はFacebook内だけではありません。

Facebook社がサービスを提供しているMarketplace(マーケットプレイス)への出稿やMessenger(メッセンジャー)受信箱への広告配信、Audience Network(オーディエンスネットワーク)に登録されているアプリやサイトへの出稿も可能です。

さらに、2016年には同社の抱える人気SNSであるInstagramへも広告を出稿できるようになりました。

FacebookやInstagramといった人気SNS上やその枠を超えて広く広告を配信できることがFacebook広告の大きな魅力です。

※Instagram広告の詳細については【完全ガイド】Instagram広告の導入と運用に必要なノウハウを全て解説の記事にて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

また、Facebook広告の大きなメリットとして、世界中のFacebookユーザーのデータを活用した詳細なターゲティングができる点も挙げられます。

もともとFacebookは実名登録制のSNSであり、ユーザーの人生の過程(学生~社会人、所属する企業やコミュニティなど)もデータとして把握できます。それらのデータを生かして広告配信のターゲットを細かく設定できることは他のSNSプラットフォームにはない大きな強みとなっています。

Facebook広告費用の課金方式

Facebook広告にかかる費用は入札制となっており、落札され金額により費用が決定されます。

予算は広告キャンペーン作成時に「1日の予算」または「掲載期間の通算予算」のどちらかを指定することができ、予算設定金額の範囲内で費用が発生します。予算の金額や消化スピードはいつでも調整が可能です。

Facebook広告における主な課金対象は以下から選択することができます。

  • クリック課金:広告に掲載されているリンククリックの単価(CPC)ベースで課金。広告のリンクがまったくクリックされなかった場合は課金されません。
  • インプレッション課金:ニュースフィードやタイムラインなど、ユーザーの画面に広告が表示された回数(インプレッション数)1,000件当たりの単価(CPM)ベースで課金。広告がまったく表示されなかった場合は課金されません。

この他にも選択した目的ごとに、

  • アプリのインストール(CPI):広告からアプリがインストールされるごとの課金
  • ページに対するいいね!:広告主のFacebookページの「いいね!」が押されるごとの課金
  • 投稿に対するエンゲージメント:広告主の投稿の「いいね!」が押されたり、コメントやシェアがされるなどのエンゲージメントごとの課金
  • 動画の再生:広告の動画が10秒以上再生されるごとに課金。10秒以下の動画の場合、動画が最後まで再生されると課金

などの課金対象を選択できる場合もあります。

Facebook広告の配信目的の種類(マーケティングの目的)

広告を配信するターゲットのフェーズにより、Facebook広告の配信目的(マーケティングの目的)を以下から選択することができます。

認知(自社製品を知ってもらうフェーズ)

  • ブランドの認知度アップ:反応を示す可能性の高いユーザーに広告を表示し企業やブランドの認知度アップを促します。
  • リーチ:より多くのユーザーに広告を表示しリーチ増加を促します。

検討(製品理解を促し、他社製品と比較検討するフェーズ)

  • トラフィック:ユーザーを広告に記載したリンク先に誘導します。
  • エンゲージメント:広告主の投稿に対するエンゲージメント増加を促します。
  • アプリのインストール:ユーザーをアプリストアに誘導しアプリの購入とインストールを促します。
  • 動画の再生数アップ:投稿した動画の再生数増加を促します。
  • リード獲得:リードの増加を促します。
  • メッセージ:ユーザーをFacebook Messengerに誘導し、製品・サービスの購入や問い合わせを促します。

コンバージョン(製品を利用・購入してもらうフェーズ)

  • コンバージョン:ウェブサイトやアプリでの会員登録や製品の購入、資料請求といったコンバージョンの増加を促します。
  • カタログからの販売:ターゲットに合わせて広告主が作成したカタログの製品が広告に表示され、購入を促します。
  • 来店数の増加:近隣のユーザーに店舗やイベント会場をアピールする広告を表示し来店を促します。

尚、選んだマーケティングの目的によって、活用できる広告フォーマットが変わってきますので留意しておきましょう。

Facebook広告で選べる広告フォーマットの種類

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それではFacebook広告の広告フォーマットの種類について解説してまいります。

画像広告

画像広告は画像付きの投稿で構成された広告のことです。ユーザーにとって一目で分かりやすい画像や写真を使用することで、企業やブランドの認知度を高めたり、理解を深めてもらったりといった目的に向いている広告フォーマットです。

広告はFacebookとInstagramのモバイル版およびPC版のニュースフィードに表示されます。

facebook-ad-picture画像引用:広告フォーマットのタイプ|Metaビジネスヘルプセンター

画像広告は上図のような形になります。

画像広告に使用される画像は審査プロセスの対象となり、画像に含まれるテキストの量が調査されます。

審査で画像テキストが多過ぎると判定された広告は承認されずリーチが制限される場合があります。画像内のテキストはできる限り少なくするのが望ましいです。

画像内に含まれるテキスト量をチェックするFacebook テキストオーバーレイツールがFacebook公式で用意されているので、画像広告作成の際にはチェックするようにしましょう。

広告に使用する画像にテキストを多く含まざるを得ない場合は例外として認められる場合もあります。一般的な例外は以下のとおりです。

  • 本の表紙やアルバムのカバー
  • 製品画像(ロゴ部分のアップは認められません。製品全体が表示されている画像のみが対象です。)
  • ゲーム
  • イベントのポスター

加えてチャートやグラフ、雑誌や新聞の紙面、映画やテレビ番組などのポスターも例外に含まれます。「利用規約」などのような法的記述についても、広告内の製品に適用されるものであるため例外とみなされます。

対してテキストベースのロゴ、透かし、数字などはいずれもテキストとみなされるため承認されない可能性が高くなります。

画像広告の課金は前述の選択肢の中から事前に広告主が選択し設定したタイミングで発生します。

カルーセル広告

カルーセル広告は、1つの広告に複数の画像や動画、見出しを表示することができ、それぞれにリンクやコールトゥアクション(CTA)を併せて表示することができる広告フォーマットです。

広告はFacebookとInstagramのモバイル版およびPC版のニュースフィードに表示されます。

カルーセル広告はトラフィック・コンバージョン・アプリのインストール・エンゲージメントの広告目的を選択した際に使用でき、複数の製品を掲載し紹介や説明をすることができるほか、製品をメインとしない不動産やサービス、イベントなどをはじめとする様々な広告を行うこともできます。

facebook-ad-carousel画像引用:広告フォーマットのタイプ|Metaビジネスヘルプセンター

カルーセル広告は上図のように「カルーセルカード」と呼ばれる複数の画像が横並びに表示されます。

スマートフォンやタブレットの場合はスワイプ、PCの場合は矢印ボタンをクリックすることでカルーセルカードをスクロールして見ることができます。

全く別の画像や動画を並べることもできますし、ひとつの大きな画像を分割して表示したり、一連の流れの画像を並べてストーリー仕立てにしたりということも可能です。

カルーセル広告に使用される画像も画像広告と同じく、画像内に含まれるテキスト量が審査されます。テキスト量が多過ぎる画像がひとつでも含まれていると投稿全体が影響を受けますので注意しましょう。

カルーセル広告の課金も画像広告と同様、事前に広告主が設定したタイミングで発生します。

コレクション広告

コレクション広告は動画やスライドショー、画像からなる大きなメインビジュアルと4枚の画像を組み合わせた広告フォーマットです。

スマートフォンやタブレットなどのモバイル環境に特化しているのが特徴で、ビジュアル中心の没入感の高さでユーザーの目を引きます。広告はFacebookのニュースフィードに表示され、タップすると読み込みが高速なフルスクリーン表示に切り替わります。

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画像引用:広告フォーマットのタイプ|Metaビジネスヘルプセンター

コレクション広告は広告の目的で「トラフィック」「コンバージョン」「カタログからの販売」「来店数の増加」のうちいずれかを選択した際に使用できます。製品に高い関心を持つユーザーに働きかけウェブサイトやアプリでの購入に誘導できることから小売業やECに最適です。

コレクション広告には以下の4つのキャンバステンプレートが用意されており、目的に応じて1つを選択して使用できます。

製品の販売(グリッドレイアウト)

  • ユーザーが多くの製品を見られるように紹介したい場合
  • 広告のメインとして使用できる動画や画像、スライドショーがあり、関連製品と一緒に紹介できる場合
  • カタログと4点以上の製品をセットで広告に使用したい場合
  • ウェブサイトやアプリにユーザーを誘導しアクションを促したい場合

facebook-ad-collection-grid-layout画像引用:コレクション広告のテンプレートを選択します|Metaビジネスヘルプセンター

商品の販売(ライフスタイルレイアウト)

  • 写真で製品を紹介し魅力を伝えたい場合
  • 既存の製品カタログのデジタル版を作成したい場合
  • 強力なブランドメッセージをユーザーに伝え、製品の発見と購入を促したい場合

facebook-ad-collection-life-style-layout画像引用:コレクション広告のテンプレートを選択します|Metaビジネスヘルプセンター

ビジネスをアピール

  • ブランドや製品、サービスを見つける魅力的な方法を提供したい場合
  • ブランドや製品、サービスなどのストーリーをユーザーに伝えられる一連の画像・動画がある場合
  • ユーザーをウェブサイトやアプリに誘導し、詳細情報を得るように促したい場合

facebook-ad-collection-business-appeal画像引用:コレクション広告のテンプレートを選択します|Metaビジネスヘルプセンター

新規カスタマー獲得

  • アクションを促すモバイル向けランディングページでコンバージョンの増加を促したい場合
  • 幅広いユーザーに対して製品やサービスを紹介できる一連の画像・動画がある場合
  • ユーザーをウェブサイトやアプリに誘導し、特定のアクションを実行することを促したい場合

facebook-ad-collection-new-customer画像引用:コレクション広告のテンプレートを選択します|Metaビジネスヘルプセンター

キャンバステンプレートを使用しない場合は、コレクション広告のかわりにカスタムキャンバスレイアウトを使用することもできます。

コレクション広告にかかる費用は事前に広告主が設定したタイミングで課金されます。

動画・スライドショー広告

動画広告とスライドショー広告はともに動画を用いる広告フォーマットで表現力の高さが最大の特徴です。文章はもちろん画像と比較しても抜群に表現力が高く、短い時間で多くの情報をユーザーに伝えることができます。

動画による広告はFacebookにおいてとても注目度が高い広告方法といえます。広告は動画・スライドショーともにスマートフォンやタブレット、PCのFacebookやInstagram上で自動再生され、ループ再生されます。

Facebook動画広告のイメージ▼facebook-ad-video 画像引用:広告フォーマットのタイプ|facebook business 広告主様向けヘルプ

Facebookスライドショー広告のイメージ▼facebook-ad-slideshow画像引用:広告フォーマットのタイプ|Metaビジネスヘルプセンター

動画広告とスライドショー広告の違いは動画の作成方法です。動画広告は一般的な動画による広告であるのに対して、スライドショー広告は3枚から10枚の画像をつなげて作成した動画による広告です。

スライドショー広告は動画広告と比較して撮影の手間が少ない他、ファイルサイズが小さくデバイスの種類や性能、通信回線の質を比較的問わない傾向にあります。

動画広告は広告の目的にブランドの認知度アップ・リーチ・アプリのインストール・トラフィック・エンゲージメント・リード獲得・メッセージ・動画の再生数アップ・コンバージョン・来店数の増加を選択すると使用することができます。

スライドショー広告は全ての広告目的で使用することが可能です。

広告の目的の中でおすすめのものは、適切なターゲットに広告を表示し動画の再生数増加を促す「動画の再生数アップ」と、ブランドの認知度向上を目指し広告を思い出す可能性の高いターゲットにリーチする「ブランドの認知度アップ」です。

動画広告・スライドショー広告ともに使用する動画はFacebookに定められた広告ポリシーを遵守し作成しなければなりません。違反することのないよう十分に注意しましょう。

動画広告とスライドショー広告にかかる費用は事前に広告主が定めたタイミングで課金されます。

ダイナミック広告

ダイナミック広告はここまでご紹介した広告とは異なる性質を持った広告フォーマットです。

ダイナミック広告では宣伝したい製品ごとに個別に広告を作成するのではなく、はじめに製品カタログを作成しておき、宣伝する製品の画像や詳細などをそのカタログから自動で使用する広告テンプレートを作成します。

ダイナミック広告の最大の特徴は、ユーザーのインターネット利用履歴をトラッキングし、それぞれのユーザーが興味や関心を持っている製品に合ったものを作成したカタログから自動で選択し「おすすめ製品」として広告を表示する点です。

facebook-ad-dynamic画像引用:自動車業界向けダイナミック広告を設定する|Metaビジネスヘルプセンター

ダイナミック広告の見た目はFacebookやInstagram、Audience Networkの画像広告やカルーセル広告、コレクション広告と全く同じものです。広告が表示される場所も他の広告フォーマットと同様、Facebookのフィード上です。

ウェブサイトやアプリでユーザーが閲覧したことがある製品やカタログで人気のある製品、ターゲット層や類似の利用者がFacebookやウェブサイトでアクションを実行した製品などは特におすすめの対象となりやすい傾向にあります。

これらの特徴から、ダイナミック広告は以下のような目標の達成に向いています。

  • より多くのユーザーにリーチ:ウェブサイトやアプリの利用履歴の有無にかかわらず、個々のユーザーの興味・関心にあわせて広告を表示できます。
  • 購入の完了を促す:ウェブサイトやアプリの閲覧履歴はあるものの、製品の購入には至らなかったユーザーをリターゲットし、改めて製品の購入を促します。
  • 新たな潜在顧客の発見:ターゲティングを幅広く行うことで、ウェブサイトやアプリの利用履歴がなくとも製品や類似の製品に興味を示したユーザーにリーチします。
  • 場所を問わずにリーチする:FacebookやInstagram、Audience Networkを通じてモバイルやPCといった環境を問わず利用者に広告を表示します。
  • クリエイティブを効率的に使用する:初めに作成するカタログというクリエイティブのみで、カタログ内のすべての製品を宣伝できます。製品ごとに個別の広告を作成する必要はありません。

前述のとおりダイナミック広告を作成するには初めにカタログを作成しなければなりません。カタログについては下記リンクの公式ヘルプページに詳しい説明がございますのでご確認ください。

カタログについて|facebook business 広告主様向けヘルプ

その他、広告キャンペーンの効果測定や最適化、ターゲット層の構築に利用できるウェブサイト用のjavascript「Facebookピクセル」の埋め込みと、アプリ広告の効果をトラッキングできる「Facebook SDK」の設定も行う必要があります。FacebookピクセルとFacebook SDKの詳細は下記リンクの公式ヘルプページにてご確認ください。

製品向けダイナミック広告用にFacebookピクセルやFacebook SDKを設定する|facebook business 広告主様向けヘルプ

インスタントエクスペリエンス

インスタントエクスペリエンスは、スマートフォンなどのモバイル端末上にフルスクリーンで表示させることができる広告フォーマットです。

モバイル端末からSNSを利用するユーザーの割合は多いため、視覚的に訴求力のある広告を打ち出すことができます。

インスタントエクスペリエンスでは、フルスクリーンで動画を視聴できる他、カルーセルの写真をスワイプしたり、画像にタグ付けされた商品やカタログを閲覧したり、そこからECサイトなど別のページに誘導することもできます。

インスタントエクスペリエンスが表示される場所は、

  • Facebookフィード
  • Facebookストーリーズ
  • Instagramフィード
  • Instagramストーリーズ

上記の場所等に表示されます。利用できる配置は広告フォーマットとインスタントエクスペリエンスとの構成によって異なります。

広告掲載終了後は、インスタントエクスペリエンスの閲覧時間閲覧率などの指標を分析することも可能です。

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画像:インスタントエクスペリエンスについて|Metaビジネスヘルプセンター

インスタントエクスペリエンスで使用できる機能・メリットは以下の通りです。

  • 複数のフォーマット対応で素早くPR:シングル画像、シングル動画、カルーセル、コレクションなど複数のフォーマットに対応し、素早く広告を読み込みフルスクリーンで効果的にPRできます。
  • 複数のテンプレートを使い視覚的に分かりやすい広告作成が可能:説明テキスト、クリエイティブ要素、ボタン、リンクなどを自由にカスタマイズできるテンプレートを選択し、目に留まりやすい広告作成ができます。また、カタログ形式のテンプレートとリンクさせることで追加機能を使用することも可能です。

また、2つ以上のインスタントエクスペリエンスをリンクさせることで、より多くのコンテンツを追加することもできます。

Facebook広告の出稿方法と手順

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続いてFacebook広告の出稿方法と手順について解説してまいります。

広告用の画像や動画クリエイティブを作成しておく

まず初めに広告の目的と選択する広告のフォーマットに合わせて広告用の画像や動画といったクリエイティブを作成しておきましょう。

クリエイティブの種類ごとに広告ポリシーや推奨の形式が定められており、審査も行われます。問題無く出稿が行えるよう、あらかじめ確認のうえクリエイティブを作成しましょう。

以下のリンクで、各広告クリエイティブの仕様を確認できますので、ご活用ください。

Facebook広告ガイド|Metaビジネスヘルプセンター

Facebook広告作成ページを表示する

Facebook広告作成ページはFacebookのマイページから表示することができます。

自身のアカウントにログインし、右上にあるメニューボタンをクリックするとメニューが表示されます。メニュー内にある「広告」をクリックしましょう。

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Facebookの広告マネージャーが起動しますので、「+作成する」ボタンをクリックします。

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Facebook広告作成用ページが表示されますので、広告を作成していきます。

マーケティングの目的を選ぶ

Facebook広告作成ページでは初めにマーケティングの目的を選びます。画像のように一覧が表示されますので、利用したい目的を選択しましょう。

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キャンペーンの目的は以下の項目から選ぶことができます。尚、選んだ目的によって活用できる広告フォーマットが変わります。

  • 認知度
  • トラフィック
  • エンゲージメント
  • リード
  • アプリの宣伝
  • 売上

また、購入タイプは「オークション」か「リーチ&フリークエンシー」の2種類から選択可能です。

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広告セット名、ゴールの詳細設定

マーケティングの目的を選んだら、まず、今回作成する広告の名前を設定します。

キャンペーン名や期間など、管理しやすい広告名称を設定しましょう。

次に、その広告のゴールの詳細を設定します。

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上の画像では「トラフィック」となっていますが、最初に選んだマーケティングの目的によって内容が変わりますので、それぞれ自分が広告を出す目的にあわせて設定しましょう。

また、ここではA/BテストとAdvantageのキャンペーン予算の設定もすることができます。

  • A/Bテスト
    広告を最適化するために実施するテストのことで、相応しい広告パターンを提案してもらうことができます。
  • Advantageのキャンペーン予算
    手動で設定したキャンペーンの予算を自動化することで最適化し、より広告を強化する提案をしてもらえます。予算配分を効率的に行いたい場合は設定しておくと便利です。

ターゲット(オーディエンス)を設定する

続いて、広告のターゲット(オーディエンス)を設定します。

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オーディエンスの設定では下記の項目を設定することができます。

  • カスタムオーディエンス
    メールアドレス、携帯電話番号、FacebookユーザーIDまたはアプリのユーザーIDなどを使用して、広告を表示したいオーディエンスを作成したり保存することができます
  • 地域
    国、市区町村、郵便番号などの情報からターゲットを絞ることができます
  • 年齢
    ターゲットとする年齢層を設定できます
  • 性別
    すべて、男性、女性から選ぶことができます
  • 詳細ターゲット設定
    ユーザーの趣味、関心、興味などからターゲットを絞ることができます
  • 言語
    特定の言語を使っているユーザーを絞ることができます。たとえば、日本に住んでいて英語を話している人など

リーチしたいユーザー層に合わせてターゲット設定を行いましょう。

尚、広告作成画面の右側にはオーディエンスの広さや潜在リーチ、推定リーチの数が表示されるので参考にしながら設定すると良いでしょう。

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広告を配信する場所の設定

次に広告を配信する場所を設定します。

コンバージョンの場所では、トラフィックを増やしたい場所の設定を行うことができます。

また、ダイナミッククリエイティブの設定をオンにすることで、ターゲティングに見合った見出しや画像の最適なバージョンを打ち出すことが可能です。

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広告を表示させる配置は、目的に合わせて以下の2種類から相応しいものを選択しましょう。

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  • Advantage+配置(推奨)
    Facebookのシステムが広告の表示効果を最大化するように自動的に配信場所を最適化してくれます
  • 手動配置
    Facebook、Instagram、Messengerなど、広告の配信先を自分で細かく選ぶことができます。

予算と掲載期間の設定

広告の予算と掲載期間を設定していきます。

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  • 予算の設定
    予算の設定方法は「1日の予算」と「通算予算」の2通りの設定方法があります。「1日の予算」では1日あたりに使用できる予算が設定可能で、金額の下限は100円となります。
    広告が配信され消化金額が設定した予算に達した場合、その時点でその日の広告配信は停止されます。
    全体の広告配信期間のうちに使用できる予算が決まっているようなときは「通算予算」を選択し金額を設定します。
  • 掲載期間の設定
    設定したい開始日時を入力します。予算がなくなった段階で広告出稿は終了となりますが、終了日を任意で設定することも可能です。

広告クリエイティブを設定する

ここまでの設定が完了したら最後に広告クリエイティブの設定を行います。

広告に表示する名前の設定

作成したクリエイティブを選択する前に広告に表示する名前の設定を行います。

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表示したい名前の設定とは、どのFacebookアカウントから広告を出稿するのかの設定です。

広告を出したいFacebookアカウントおよびInstagramアカウントを選択しましょう。

広告形式の選択

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広告形式の設定では先にご紹介した広告フォーマットの中から使用したいものを選択します。目的に応じて最適なものを選びましょう。

インスタントエクスペリエンスを追加
インスタントエクスペリエンスとは、モバイル用のランディングページ表示機能です。あらかじめ作成しておくことで、ユーザーにストレスなく自然な流れでランディングページを表示させることができます。

詳しくは以下のページを参照ください。

インスタントエクスペリエンスについて|Metaビジネスヘルプセンター

広告クリエイティブの選択、見出し、CTA、テキスト設定

ここであらかじめ作成しておいた画像や動画などの広告クリエイティブを選択、確認します。

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併せて広告に掲載したいリンクのURL、見出しやCTA、テキストも設定します。

CTAや広告のテキスト内容によって広告効果が大きく左右されるので、効果的なものを設定することが大切です。

リンク先の設定

前の段階で設定したコンバージョンの場所のリンク先詳細を設定します。

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広告の最終確認、配信

すべての設定が終わったら、最後に広告テキストの設定と広告のプレビューを確認します。

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広告プレビューは配信場所ごとにどのように表示されるのかを確認できます。モバイルとデスクトップそれぞれのニュースフィードでどのように表示されるか、ユーザーにとって魅力を感じられるような広告になっているかなどを確認しましょう。

ここで思うように広告が表示されていない場合はクリエイティブを調整して再度アップロードします。尚、クリエイティブをアップロードする際にもクリエイティブの推奨要件が表示されるので、不備のないように確認をしておきましょう。

広告の公開

広告内容の確認が完了し問題がないようであれば「公開する」ボタンを押しましょう。審査が完了、承認され次第、設定したスケジュールに応じて広告の配信が開始されます。

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広告の設定が無事に完了すると、Facebook広告マネージャーに作成した広告が追加されます。

配信途中でも予算や配信期間の変更などを行うことができますので、運用している中で最適化していくことができます。

以上が、Facebook広告の設定と配信方法になります。

まとめ

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Facebook広告のご紹介と解説をしてまいりましたがいかがでしたでしょうか。

国内外に非常に多くのユーザーを抱えるFacebookは広告を掲載する場として大変有力です。

実際、すでに多くの企業がFacebook広告を利用しています。

非常に細かな設定が可能で目的に応じて様々な広告を掲載することができるFacebook広告。正しく運用することができれば大きな広告効果をもたらしてくれるでしょう。

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Facebook広告と相性の良い「Instagram広告」の出稿方法については【完全ガイド】Instagram広告の導入と運用に必要なノウハウを全て解説の記事にて詳しく解説しています。

また、SNS広告として人気の「Twitter広告」の作成・配信方法についてはTwitter広告の特徴とメリットや作成方法をわかりやすく解説の記事にて説明していますので併せてご活用ください。