近年SNSの急速な発展によりInstagramの公式アカウントを開設する企業が増えていますが、中でもドン・キホーテのInstagramには企業アカウント運用時に参考になるポイントが多くあるんです。
そこで今回この記事では、
- Instagramの公式アカウントを運用するメリット
- ドン・キホーテのInstagram運用のポイント
- ドン・キホーテがおこなったInstagramの施策事例
などを分かりやすく紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んでドン・キホーテのInstagram運用方法を知り、ぜひ今後のSNSマーケティングにお役立てください。
目次
ドン・キホーテってどんな企業?
まずはドン・キホーテとはどんな企業なのか見ていきましょう。
ドン・キホーテは日本を代表する割引型流通企業の一つであり、大量仕入れや直接生産することにより商品を低価格で販売することが最大の特徴となっています。
また店舗展開も積極的で、全国に400店舗以上を展開し、
- 食品
- 日用品
- 家電製品
- 衣料品
- 化粧品
などといったようにジャンルレスに商品を取り扱っており、消費者ニーズに応える幅広い品揃えが支持されています。
それに加え、店内ディスプレイやイベントなど独自の戦略を用いて、店舗での購買体験をより楽しく魅力的なものにするための取り組みも注目ポイントといえるでしょう。
以上のような特徴があるドン・キホーテの強みは、単価の低い商品を扱うことで大きな利益を得ることができるビジネスモデルにあり、多様な商品を用意し、店内での買い物を楽しませる工夫をすることにより、消費者の購買意欲を高めることに成功しています。
Instagramで公式アカウントを運用するメリット
記事冒頭でも公式Instagramの増加に触れましたが、中には「企業がInstagramを運用する明確な利点がよく分からない…。」などの疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、企業がInstagramを運用する主な3つのメリットをご紹介していきますよ。
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
潜在顧客との接点を増やすことができる
まず1つ目のメリットは、「潜在顧客との接点を増やすことができる」こと。
Instagramは10~20代を中心に幅広い年代で利用されており、企業がInstagramの公式アカウントを運用することで、自社の商品やサービスを知らない層へのアプローチが期待でき、拾いきれてなかった購買層・顧客との接点が増えます。
また、ユーザーと企業の距離が近づけばイメージアップや商品購入の動機になることが期待でき、売り上げアップにもつながることが考えられます。
ブランド認知度の向上が期待できる
次に2つ目のメリットは、「ブランド認知度の向上が期待できる」こと。
Instagram上で企業が投稿したコンテンツがユーザーにシェアされることで、ブランド認知度の向上が期待できます。
ドン・キホーテを例に挙げると、これまで客層の中心とは言えなかった30代以上の女性にもInstagramでアプローチができるようになった、という具合です。
特にInstagramではハッシュタグを活用することによって、フォロワーが少ない段階であっても多くのユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高いこともポイント。
また、インフルエンサーマーケティングなどをはじめとしたSNSマーケティング施策を活用することで、さらに認知度を高めることもできます。
商品やサービスの魅力を直接的に訴求できる
最後に3つ目のメリットは、「商品やサービスの魅力を直接的に訴求できる」こと。
Instagramは画像や動画などを使って情報を伝えるSNSであるため、商品やサービスの魅力を視覚的に分かりやすく訴求することができます。
また、従来の広告媒体よりもInstagramはユーザーとの距離が近いことから、よりターゲットを絞った直接的な訴求ができることも大きな特徴といえるでしょう。
さらにInstagram上での広告配信も可能であり、使い方次第ではより効果的なプロモーション活動の実現も期待できます。
ドン・キホーテのInstagram運用のポイント
画像:@donki_jp|Instagram
Instagramアカウント:@donki_jp
フォロワー数:約8.6万人(2023年3月現在)
ここからは、8万人以上のフォロワーを獲得しているドン・キホーテのInstagram運用のポイントを3つピックアップしてご紹介していきます。
今回ご紹介するポイントは、多くの企業が真似できるものばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
それでは順番に解説していきます。
ターゲットを明確にする
まず1つ目のポイントは、「ターゲットを明確にする」こと。
ご存知の通り、ドン・キホーテは性別を問わず若年層をターゲットに成長を続けてきた企業です。
しかしドン・キホーテのInstagramでは女性向けの投稿が9割以上を占めており、アカウントがリーチするターゲットを明確にしています。
投稿の具体的なジャンルとしては、コスメやファッション、美容アイテムなどを取り上げた投稿が多く、画像もポップで女性が親しみやすい編集がされていることが特徴ですよ。
また、女性をターゲットにアカウント運営をしている背景としては、
- 女性を中心にSNS上で購入品紹介が活発になっており拡散が期待できる
- ファミリーや女性層をターゲットにしたMEGAドンキの運営に力を入れている
などが影響していると考えられるでしょう。
独自のハッシュタグを活用する
画像:@donki_jp|Instagram
次に2つ目のポイントは、「独自のハッシュタグを活用する」こと。
ドン・キホーテのInstagramの投稿の多くには「#ドンキ購入品」というオリジナルのハッシュタグがついており、UGCを誘発する狙いがあると考えられます。
実際に2023年3月時点では「#ドンキ購入品」がついた投稿がInstagram上に約2万件もアップされており、ブランドの認知拡大の一因になっているといえるでしょう。
また、InstagramだけではなくYouTube上でも「ドンキ購入品」のワードをタイトルに入れた動画が多くアップされていることから、オリジナルのハッシュタグが流行れば複数のプラットフォームで拡散が期待できることが分かります。
親しみやすい返信をする
画像:@donki_jp|Instagram
最後に3つ目のポイントは、「親しみやすい返信をする」こと。
Instagramの投稿にはユーザーからのコメントがつくこともよくありますが、ドン・キホーテのInstagramでは友達のようにタメ口や絵文字を使って返信をしており、ユーザーに親しみやすさを与えています。
また、親しみやすいキャラ付けをしてアカウント運営をすることで、ユーザーがコメントをするハードルが低くなり、誰でもコメントしやすい雰囲気を作り出すことができます。
そのため、自社のターゲットに合わせた雰囲気やキャラクターを設定してアカウント運用をしていくことで、ユーザーとの距離を近づけることができるでしょう。
ドン・キホーテがおこなったInstagram施策事例
この章ではドン・キホーテがおこなったInstagramの施策事例をご紹介していくので、人気アカウントのSNSマーケティングの活用方法を知りたい方はぜひチェックしてみてください。
それでは順番に見ていきましょう。
インフルエンサー起用による認知拡大
上記の投稿では、タレントの中川翔子さんとタイアップし、ドン・キホーテで爆買い企画をする様子を投稿しています。
選定するインフルエンサーのターゲットとアカウントのターゲットが重なることで、より大きな認知の拡大が狙えるので、女性ファンも多い中川翔子さんはドン・キホーテのInstagramアカウントと相性が良いといえるでしょう。
キャンペーンによるフォロワーの獲得
上記の投稿では、人気コスメの「TWOOL」のプレゼントキャンペーンを実施しています。
応募方法はアカウントのフォローと該当の投稿にいいねをつけることで簡単にできることから、参加者(フォロワー)を短期間で効果的に増やすことが期待できる事例です。
また、オリジナルハッシュタグの「#ドンキコスメ」をつけてコメントすることで当選率アップとし、前章でご紹介したような独自のハッシュタグを流行させるための施策も同時におこなっています。
まとめ
今回この記事では、ドン・キホーテのInstagram運用について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
SNSの市場規模は今後も拡大を続けていくことが予想され、企業アカウントの運用もより一般的になってくるでしょう。
Instagramを含むSNSマーケティングに興味がある方はぜひご相談ください。
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