「SNSを活用して自社の商品やサービスをPRしたいけど、何から始めればいいかわからない…」
そうお悩みの企業担当者様へ。今やビジネスに欠かせないツールとなったInstagramで、企業アカウントを開設・運用する方法をゼロから丁寧に解説します。
アカウントの開設方法から、プロフィールの設定、効果的な投稿方法、フォロワーを増やすコツまで、具体的なステップと実践的なノウハウをまとめました。この記事を読めば、今日からInstagramマーケティングをスタートできます!
Instagramで企業アカウントを活用すべき理由
まずは早速、Instagramで企業アカウントを活用すべき理由から解説していきます。
利用者数が多く上昇傾向にある
Instagramの全世界ユーザー数は20億人を突破(※2024年2月発表)しており、日本国内における月間利用ユーザー数も3,300万人を突破(※2019年6月発表)しています。
SNSの利用者数が多いということは、それだけ情報を届けられる範囲が広いということです。
また、検索やアクセスを受動的に待つWebサイトとは異なり、SNSでは、数多くのユーザーに向けて、企業アカウントから能動的に情報発信できる点が大きなメリットになります。
実際に、Instagramの国内企業アカウント開設は1万社を突破していることもわかっており、今後もInstagramがSNSマーケティングの中心を担う存在になるでしょう。
企業アカウントを運用するメリットが多い
ではなぜ、これほどまでにInstagramを活用する企業が多いのかというと、Instagramで企業アカウントを運営するメリットが多い点が挙げられます。
例として、Instagramの企業アカウントには次のようなメリットが挙げられます。
- 低コストで導入できる(解説・利用料が無料)
- 写真と映像の両方を活かせる(リール動画も活用できる)
- 情報のリーチ範囲が広い(新規層にもおすすめされる)
- 親和性の高いユーザーにリーチ(関連度が高い層におすすめされる)
- 顧客とコミュニケーションが取れる(意見や感想も得られる)
- インバウンド向けにも活用できる(世界中でユーザーが多い)
上記に挙げた以外にも多数のメリットがあるため、Instagramは幅広い業種の企業に導入価値をもたらしているのです。
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【完全版】売上とフォロワーを増やすInstagramアカウント運用マニュアル
Instagramで企業アカウントを開設する方法
それでは次に、Instagramで企業アカウントを開設する方法を順を追って説明します。
1.「Instagram」アプリをダウンロードする
まずはお手持ちのスマートフォンで、「Instagram」アプリをダウンロードしましょう。
- Android であれば「Google Play」
- iOS であれば「App Store」
からダウンロードできます。
完了するとホーム画面にInstagramのアイコンが表示され、アカウント登録へと進みます。
2.アカウント登録する
Instagramのアカウント登録方法は下記の2つから選択できます。
- 電話番号またはメールアドレスで登録
- Facebookアカウントでログイン
電話番号またはメールアドレスで登録
Meta社のサービスを初めて利用する場合には、「電話番号またはメールアドレスで登録」を選択しましょう。
なお、企業アカウントの場合は、メールアドレスで進める方がスムーズに登録できます。
Facebookでログイン
あらかじめ企業のFacebookページを運営している場合は、Facebookのログイン情報で簡単にInstagramアカウントを取得できます。
登録済みのメールアドレスとパスワード、または電話番号認証を使ってログインしましょう。
なお、個人の端末で登録する場合に、Facebookの個人アカウントで登録する方法は、セキュリティー面からお勧めしません。
企業のアドレスを用いて新規登録するようにしましょう。
3.ユーザーネームとパスワードを設定する
「ユーザーネーム」とは、「@」から始まる文字列で構成されるInstagramのIDのことです。
「http: //www.instagram.com/●●●/」のように、プロフィールを表示するURLにも含まれます。
英数字・アンダーライン・ピリオドを使用することができるので、企業名やブランド名が伝わるユーザーネームを決めましょう。
なお、ユーザーネームは設定後も自由に変更できますが、企業アカウントの場合は変更しないことをおすすめします。(※紐づけたURL情報を更新する工数が発生する/アカウントが定着するまでに時間を要する)
また、国内や海外専用に複数のアカウントを管理したい場合は、末尾に国名をつけるなどの社内運用ルールを先に決めておくとよいでしょう。
例:http: //www.instagram.com/●●●_japan/
「パスワード」に関しては、とにかく推測されないセキュリティ性の高いものを設定することが重要です。
そして、社内であってもむやみに共有しないことを徹底しましょう。
4.プロフィール写真を追加する
次に「プロフィール写真」を追加します。
「写真を追加」を選択して、任意の画像を設定しましょう。
なお、「プロフィール写真」は全てのユーザーに公開されるアカウントの顔であり、よっぽどのことがない限り変更しないことが推奨されます。
基本的には企業ロゴなど、ブランド認知しやすい画像を選ぶようにしましょう。
5.Facebookの友達・連絡先を検索
最後に、Facebookの友達や電話帳の連絡先をリンクさせて、ユーザーを検索するかどうかを選択します。
Facebookを運営中でフォロー情報を共有したいケースなど、特別な理由がある場合を除き、基本的に「スキップ」でOKです。
以上で、Instagramの基本的なアカウント開設は完了です。
ここからは、企業アカウントに必要な設定を中心に解説していきます。
6.ビジネスアカウント(プロアカウント)に切り替える
企業がInstagramの公式アカウントを運営する際には、「ビジネスアカウント」の利用が推奨されます。
Instagramには、通常のアカウントの他に、投稿インサイトなどが見られる「プロアカウント」が存在しており、その中で、
- ビジネス・店舗向けの「ビジネスアカウント」
- クリエイター・個人向けの「クリエイターアカウント」
の2種類が用意されています。
企業がインスタグラムを運用する中で、
- Instagram広告を出稿する
- プロフィール流入数や投稿の反応を分析する
- プロフィールから来店予約や問合せを受ける
といった機能を活用したい場合は、迷わず「ビジネスアカウント」に切り替えるようにしましょう。
一般アカウントからビジネスアカウントに切り替える手順は、以下の通りです。
- プロフィールから「設定とプライバシー」→「アカウントの種類とツール」を選択
- 「プロアカウントに切り替える」→当てはまるカテゴリを選択
- 「プロアカウントに切り替えますか?」で「OK」
- 「ビジネス」を選択で完了
なお、Instagramのビジネスアカウントについては、以下の記事で詳しく開設しておりますので参考にしてください!
関連記事
Instagramのビジネスアカウントとは?|設定方法・メリットを解説
7.プロフィールを設定する
次に、公式アカウントのプロフィールを設定しましょう。
プロフィールは、「プロフィールを編集」ボタンから編集することができます。
ビジネスアカウントのプロフィールは、
- 個人用アカウントと共通の「基本事項」
- ビジネスアカウント限定の「ビジネス情報」
という2つの項目で構成されています。
基本事項
「名前」は、ブランドやサービスの名称を設定するようにしましょう。
アカウント認知を早める「業種」や、なりすましを防ぐ「公式」の文言を追加する例も多く見られます。
「ウェブサイト」には、自社サイトやECサイトのURLを設定しましょう。
投稿にURLリンクを設定できないInstagramでは、プロフィール上のリンクが非常に重要になるため必ず設定しましょう。
「自己紹介」には、アカウントの紹介文を記載します。
企業の特徴や取り扱う商材に加えて、どのような投稿を発信しているのかも記入すると良いでしょう。
また、キャンペーン実施の際に周知するなど、自己紹介欄を最大限活用することで、ユーザーの興味を引くことができます。
なお、入力できる文字数は最大で150文字ですので、箇条書きで表記するなど、工夫して情報をまとめましょう。
ビジネス情報
「ページ」の項目では、Facebookページを紐づけることができます。
期間限定でイベント用の特設Facebookページにリンクさせるなど、さまざまな使い方が可能です。
「カテゴリ」では、自社の業種やビジネスの種類に合わせてカテゴリを設定・変更できます。
ユーザーが業種を理解しやすいように、現在の事業内容に適したカテゴリを選択しましょう。
「連絡先オプション」の項目では、メール、電話番号、住所といったビジネスの基本情報を設定できます。
店舗の来店や問合せにつながる情報ですので、もれなく設定しましょう。
また、アクションボタン(CTA)を設定・追加することも可能です。
提携したオンラインサービスの「予約する」のボタンなどを設定し、集客力を強めることができるでしょう。
以上で、企業アカウントに必要な設定が完了です。
なお、Instagramを運用する際に、一つのアプリで複数のアカウントを管理したい場合もあると思います。
以下の記事で、複数アカウントを追加する方法やメリットなどを解説していますので必要に応じて参考にしてください!
関連記事
インスタグラムで複数アカウントを追加する方法と運用のメリット・注意点を一挙解説
インスタグラムを使ってアカウントを運用する方法
最後に、実際にInstagramで企業アカウントを運用する方法について解説します。
本記事では、基本的な運用項目として、
- ユーザーをフォローする
- 投稿を作成する
- 投稿を発信する
- ストーリーズを投稿する
- コメント・DMに返信する
上記5点について簡単に紹介します。
ユーザーをフォローする
アカウント作成が完了したら、まずはユーザーをフォローしてみましょう。
フォローするユーザーは、ID /名前の検索・おすすめ表示されるユーザーなどから探すことができます。
企業アカウントの場合は、こちらがフォローせずとも自然とフォロワーが増える状態が好ましいですが、最初は認知を広げるために、関連するジャンルのアカウントや顧客と思われるユーザーをフォローしても良いでしょう。
なお、フォロワーを増やす方法としては、
- 投稿の質と頻度を高める
- フォロワー限定のキャンペーンを施策する
- インフルエンサーマーケティングで認知を広げる
といった方法が有効です。
以下の記事でより詳しい仕組みを解説していますのでぜひ合わせて参考にしてください!
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【完全版】売上とフォロワーを増やすInstagramアカウント運用マニュアル
投稿を作成する
Instagramの投稿用クリエイティブは、写真(画像)か動画(リール)になります。
写真
写真の場合は、そのまま投稿しても構いませんが、美しい写真ほど訴求力に優れ、閲覧数の向上に効果的です。
高画質の撮影環境を用意し、撮影後の色調補正などを施すことで、より上質な投稿を目指しましょう。
画像
画像の場合は、デザインやプレゼンの能力も求められます。
目を引くデザインで注目を集めたり、キャッチーな文字入れで興味を引いたり、総合的なクリエイティブ力で情報をわかりやすく伝える工夫が重要でしょう。
リール動画
そして昨今、企業アカウントにおいて特に注目されるのが、リール動画の活用です。
リールでは、映像素材に加えて、ナレーションや効果音なども含めた動画編集のノウハウが必要になります。
WebCMのような本格的な編集には、「Final Cut Pro X」「Adobe Premiere Pro」といった編集ソフトが用いられ、プロに外注するケースも多いです。
しかし日常的な投稿であれば、スマホアプリで充分なクオリティのリール動画を作成できます。
代表的なツールには、「CapCut (キャップカット)」があり、基本的な編集内容であれば無料で利用することが可能です。
「CapCut (キャップカット)」の特徴や使い方については以下の記事で詳しく解説していますので合わせて参考にしてください!
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CapCut(キャップカット)とは?基本的な機能・使い方を解説
投稿を発信する
投稿用クリエイティブが用意できたら、実際に投稿を発信していきましょう。
全ての投稿に共通する基本的な設定として、
- キャプション
- ハッシュタグ
について解説します。
キャプション
キャプションは、投稿内容を補足する非常に大切な部分です。
例えば、商品紹介であれば、特徴や販売方法・価格を記載するなど、詳しい商品情報を伝えることができます。
また、ブランドの紹介文をテンプレート化して毎回記載するなど、アカウントのプロフィール閲覧を促す工夫も効果的です。
ハッシュタグ
ハッシュタグは、投稿をカテゴライズしてを検索性を高める重要な機能です。
特に、新規層に投稿を閲覧してもらうためには、ハッシュタグからの流入を狙うことになります。
ハッシュタグは、ブランドや商品と関連性が高く、充分な投稿数と検索ボリュームが見込めるキーワードを選定するのがポイントです。
ハッシュタグの選び方については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
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【重要!】人気投稿となるInstagramの ハッシュタグ(#) の選び方・活用方法を徹底解説!
ストーリーズを投稿する
Instagramで通常投稿を発信したら、ストーリーズ投稿でフォロワーに周知しましょう。
ストーリーズ投稿は、
- フォロワーとプロフィールを見た人が閲覧できる
- 投稿後24時間で自動的に消える
- URLリンクを設定することができる
- アーカイブをまとめてプロフィールに固定できる(ハイライト機能)
といった点が特徴の機能です。
手軽に投稿できる点がメリットで、フォロワーに最新の投稿を周知させる際に便利です。
また、URLリンクで自社サイトや商品ページに促し、購入獲得にも期待できます。
詳しくは以下、インスタグラム「ストーリーズ」の使い方ガイドを参考にしてください!
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インスタグラム「ストーリーズ」使い方ガイド|投稿や加工から保存・削除・足跡まで全解説!
コメント・DMに返信する
Instagramは、コメント・DMでユーザーとコミュニケーションを図れる点もメリットです。
顧客からの商品に関する質問に答えたり、業種によってはDMからサービスの利用予約を承ることも可能です。
コメント・DMの通知は、ホーム画面の「ハートマーク」のところで確認できるので、こまめにチェックして素早く対応できるようにしましょう。
まとめ
本記事では、Instagramで企業アカウントを開設して運用する方法を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは、今回取り上げたアカウントの設定方法や基本的な投稿のやり方を実践し、Instagram運用に慣れていきましょう。
また、応用的な運用手法には、Instagramキャンペーンやインフルエンサーマーケティング、Instagram広告の出稿などがあり、活用することでマーケティング効果を最大化していくことができます。
Instagramの運用効果を最大化したい企業の方は、「Find Model」にお気軽にご相談ください!
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