Web上で気になる情報を検索した際、様々な情報やコラムをまとめたサイトにとんで記事を閲覧する機会も多いのではないでしょうか。
上記のようなサイトのことをキュレーションメディアと言い、現在多くのジャンルで様々な情報を取り扱うキュレーションメディアが増加しています。
キュレーションメディアはコラム記事や生活にまつわる豆知識から、商品紹介といった情報まで幅広い記事を掲載しています。
今回は、企業におすすめなキュレーションメディア7選を様々なジャンルに渡ってご紹介していきます。
商品を新たなユーザーにアプローチしたいとお考えの企業の方は、ぜひ最後までご一読ください。
目次
キュレーションメディアとは
キュレーションという言葉は、もともと英語の「curator(キュレーター):美術館などの館長」から来ていて、現在「特定のテーマに関する情報をまとめて公開する」という意味で用いられています。
キュレーションメディアは、いわゆる「まとめサイト」のことで、決まった条件にやテーマに沿って情報がまとめて公開されているWebサイトのことを指します。
キュレーションメディアはコストが安く、低い予算で立ち上げることが可能なため、ベンチャー企業でもサイトを作ることができるのが特徴です。
また、サイトの品質よりもスピード感を重視して更新を行えるため、簡単に高いアクセスを集めることも出来ます。
近年はキュレーションメディアがビジネスとして成立するようにもなっており、幅広いジャンルでキュレーションメディアが増加しています。
一方、簡易さやスピード感の高さによる弊害として、信憑性の低い情報をまとめてしまったことによりサイト自体の信用性が低くなったり、炎上に繋がってしまうといったケースもしばしば見られます。
自社に関する情報を取り上げてもらう際は、信用性の高いキュレーションサイトであることが重要となるでしょう。
企業におすすめのキュレーションメディア
それでは、企業におすすめのキュレーションメディア7選をご紹介していきます。
WEAR
最初にご紹介する企業におすすめのキュレーションメディアは、WEARです。
画像:WEAR
WEARは、日本最大級のファッション系キュレーションメディアで、2020年時点でもダウンロード数は1500万以上を突破しています。
ユーザー参加型のSNSサービスでもあり、新しいコーデを見つけたり、自分のコーデを投稿することも出来ます。
ユーザーが投稿を行えることから、常にトレンドを反映させたファッション情報をリアルタイムで知ることが可能です。
コーディネートに使用したアイテムをブランドの公式サイトと紐づけることができるため、閲覧したユーザーは気になったアイテムをそのままECサイトで購入することができます。
画像:WEAR はじめての方へ
アイテムの検索機能を使用すると、商品カテゴリや色といったほしいアイテムのイメージから商品を検索することが可能となるため、自社商品の情報をWEARに提供することで自社ブランドを知らないユーザーからの商品アクセスも期待できます。
また、最近ではアイテムジャンルがファッションのみに限らず、ビューティーグッズやペットグッズ、アウトドア用品などにまで広がっており、コーディネートの写真に使用化粧品をアイテム付けするユーザーなども増えています。
WEARはモデルやインスタグラマーといった影響力のあるユーザーも多く参加しているため、アイテム付けを行ってもらうことでより多くの層に商品を知ってもらうことができそうですね。
TRILL
次にご紹介する企業におすすめのキュレーションメディアは、TRILLです。
画像:TRILL[トリル]
TRILLは20代~30代の女性向けキュレーションメディアで、ファッション・コスメ・ヘアスタイルといった情報を取り扱っています。
女性向けキュレーションメディアの中でもシェア数が多く、完全無料である点も魅力的です。
TRILLでは、占いや健康にまつわるコラムや豆知識を紹介する記事、料理のレシピなどから、最新トレンド情報まで幅広い情報を掲載しており、ユーザーは雑誌を読むような感覚でサイトを閲覧することができます。
引用:Fujiko 2023春 ぷっくり唇&高発色のプランピーリップ登場!
上記のように記事では20~30代女性をターゲットにした商品紹介を行っています。
TRILLの閲覧ユーザーをターゲットとした層に商品をアプローチしたい場合は、ぜひ活用していきたいですね。
また、TRILL(トリル)は2022年5月頃からアプリ内にて動画コンテンツにも力を入れています。
画像:PR TIMES |国内No.1のライフスタイルプラットフォーム「TRILL」がインフルエンサー制作による動画広告メニューの提供を開始
「TRILLmateショート動画制作×SNSブーストメニュー」のプロジェクトでは、TRILLが運営するインフルエンサー組織「TRILL mate」の動画クリエイターが作成したショート動画を用いて広告配信を実施しています。
4MEEE
次にご紹介する企業におすすめのキュレーションメディアは、4MEEEです。
画像:4MEEE
4MEEE(フォーミー)は、ファッションやメイク、恋愛、人気スポットなどのトレンド情報を発信する、女性向けトレンドメディアです。
公式ライターとして、人気の読者モデルなどがいるのが特徴です。
”4MEEE official reader”として読者を代表する10人の読者モデルの記事を作成しており、キュレーションメディアでありながらオリジナリティがあります。
また、4MEEEは先述したTRILLよりも少し上の、アラサーの働く女性をターゲットとしています。
ターゲット層に特化したインタビューも行うなど、ユーザーがどんな情報を求めているかを重視し、記事の読者に寄り添ったコンテンツを制作していることが分かります。
商品紹介では、トレンド感があり、ターゲット層に合った商品の情報を掲載しています。
日ごろからユーザーに寄り添っているキュレーションメディアからの情報であれば、信頼度も高いことが予測されるため効果的です。
antenna*
次にご紹介する企業におすすめのキュレーションメディアは、antenna*です。
antenna* は2012年5月にサービスを開始したキュレーションメディアで、カルチャーを切り口に世界のインディペンデントな「人・もの・こと」にまつわる記事を取り上げています。
画像:antenna*
特徴的なのはコンテンツの質の高さです。
antenna*では、ファッション・食・くらし・ビューティ・趣味など多ジャンルにわたる20以上の「定番チャンネル」を用意しており、各ジャンルのエキスパートが、これまでの経験と知識を活かして記事をキュレーションしています。
ユーザーの記事閲覧履歴等をベースにパーソナライズを行っており、ユーザーそれぞれの興味関心に近い記事が自動的に表示される仕組みを取り入れています。
画像: GetNavi web | 各社の強みを生かしたエントリーモデルは逸品揃い! プロが厳選する調理家電の入門機3選
ユーザ一 ー人ひとりが意識して選ぶコンテンツと、無意識に閲覧するコンテンツの両面からアプローチし、濃いユーザー行動(コンテンツ閲読、回遊)を促しているため、自社製品のターゲットに合った層に情報を知ってもらうことができます。
各種データが取得できるという観点で、マーケティングプラットフォームとして活用する広告主もいるなど、閲覧ユーザーの情報分析力の高さが伺えます。
扱っている記事ジャンルやターゲットが広いため様々な商品ジャンルの記事を掲載することができるのもantenna*の魅力ですね。
HATCH
続いてご紹介する企業におすすめのキュレーションメディアは、HATCHです。
画像:HATCH
HATCHは、様々なフィールドで活躍する著名人が選んだ商品を紹介し、そのままECサイトにて購入することができるキュレーションメディアです。
「モノ」に焦点を当てたキュレーションメディアであるため、購買意欲の高いユーザーの閲覧率が高く、商品販売を行う企業との相性がとてもいいと言えます。
商品に関する著名人のコメントがあることから、ユーザーが商品に対して信頼感を持ちやすいというメリットがあります。
また、HATCHはECだけでなくリアル店舗も設けています。
店舗で販売している商品はHATCH独自のセレクトですが、オンライン以外で商品を取り扱う場所を設けているキュレーションメディアは貴重であり、組み合わせることで更に多くのユーザーへのアプローチが可能となります。
口コミを重視するユーザーが増加している現代、広告感なく商品の情報を閲覧してもらうことのできるHATCHはぜひ活用していきたいキュレーションメディアです。
Smratlog
次にご紹介する企業におすすめのキュレーションメディアは、Smartlogです。
画像:Smartlog
Smartlogは男性向けキュレーションメディアで、メンズファッションやメンズビューティー、ボディメイクなどの男性向けの情報を扱っています。
恋人へのプレゼントやデートに関する情報などのコラム記事もあり、雑誌を読む感覚で閲覧してもらうことのできるキュレーションメディアとなっています。
女性をターゲットとしたキュレーションメディアと比較して男性にターゲットを絞ったキュレーションメディアは数が少ないぶん、男性からのシェア率の高さが期待でき、実際にSmartlogは月間750万UUを突破しています。
画像:おすすめのデスクライト11選。おしゃれ&目に優しい人気のLEDライ卜集
Smartlogで特徴的なのは、商品紹介記事を掲載する際、商品を選ぶ際のポイントや活用法といったコラムに近い内容を記事に入れこんでいる点です。
上記のような記事はユーザーにとって有益かつ商品情報がスムーズに受け入れやすいといったメリットがあるため、商品メーカー・ユーザー共にメリットとなります。
男性をターゲットとした商品を品を取り扱っている企業は是非注目していきたいメディアですね。
ippin
最後にご紹介する企業におすすめのキュレーションメディアは、ippinです。
画像:ippin
ippin(イッピン)は、食の第一線で活躍するプロが厳選したグルメ情報を紹介しているキュレーションメディアです。
ギフトや手土産などに役立つ商品情報を毎日配信しています。
ギフト・手土産・ホームパーティーと、シーン別に合ったグルメ商品情報を取り扱っているため、ユーザーは自身のニーズに合った商品を検索できます。
画像:【カヌレマニア】大絶賛!カリッ、モチッのやみつき新食感!個性を楽しむ極上カヌレ! | ippin
また、商品のキュレーションは料理化やスイーツコンシェルジュといった食にまつわるプロが行っており、商品への信頼度も高いことが期待できます。
グルメにまつわる商品の販売を行っている企業は是非活用していきたいキュレーションメディアですね。
まとめ
以上、企業におすすめのキュレーションメディア7選をご紹介しましたが、いかがでしたか。
キュレーションメディアで商品を紹介してもらうことで、自社や商品について知らないユーザーに認知してもらうことに加え、広告よりもユーザーに信頼感や安心感を持って情報をリーチすることが可能となります。
この記事を参考に、自社のターゲット層に合ったキュレーションメディアを探し、活用していきましょう。
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