FacebookやTwitterをはじめとするSNSを使用したソーシャルメディアマーケティングが多くの企業で取り組まれています。その中でも今特に注目したいのが、インスタグラムマーケティングです。
インスタグラムは、利用者総数が全世界で10億人を突破し、日本でのユーザー数は3,300万を突破しました。また、810万人の国内利用者数だった頃の2015年6月時点と比較すると、約4年半で4倍以上の伸び率となります。このことからも、飛躍的な成長と言えるでしょう。
若い女性を中心に多くの一般ユーザーがインスタグラムを利用する中、この流れに乗り遅れまいと、自社のブランディングや商品の認知拡大を目的して多くの企業が運用をはじめています。今では、1万を超える日本企業がアカウントを取得し運用を行なっています。(2016年時点)
今回は、インスタグラムマーケティングの概要はもちろん、企業事例や活用方法、具体的な進め方まで幅広くご紹介します。
はじめてインスタグラムマーケティングに取り組む企業担当者はもちろん、思っていた以上の成果が出せずにどのように運用をすれば良いのか迷っている企業担当者の方にもぜひ参考にしていただけますと幸いです。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
インスタグラムマーケティングとは
インスタグラムマーケティングとは、企業のブランディングや商品の認知拡大や販売などその目標に応じて、インスタグラムを効果的に使用してプロモーションを行うマーケティング手法です。
SNSプラットフォームの中でも画像がメインとなるインスタグラムでは、写真や動画など、ビジュアルで自社のブランディングやユーザーへのアプローチをすることができるのも特徴。
また、近年ではGoogleなどをはじめとする検索エンジンでの文字検索の代わりにInstagramで情報を集めるユーザーが増加しており、多くの企業が自社の魅力を発信しています。
さらに、投稿からそのまま商品の販売ページに流動できるショッピング機能も出現したことから、商品の購買促進につなげやすいプラットフォームであることも強みです。
そんなインスタグラムでは、主に4つの手法が取り入れられています。
インスタグラムマーケティングの構造
- インスタグラムアカウント運用
- インスタグラム広告
- インスタグラムキャンペーン
- インフルエンサー(インスタグラマー)マーケティング
特に、「インスタグラムアカウント運用」はインスタグラムマーケティングを行う上での基礎となる部分であり、長期的に注力する必要があります。
というのも、その他の「インスタグラム広告」「インスタグラムキャンペーン」「インフルエンサーマーケティング」を行った際に、ターゲットユーザーはブランドのインスタグラムアカウントを見てブランドについて深堀りするか判断するためです。
もし、インスタグラムアカウントが洗練されており魅力的に感じてもらえれば、そのまま自社ブランドのサイトへ訪問してくれたり、ECサイトで商品を購入してくれたり、価値の高いフォロワーになってくれる可能性も高まります。
一方で、アカウント運用以外の施策を通して自社ブランド興味を持ってくれたユーザーがいたとしても、ブランドの顔であるインスタグラムアカウントが魅力的に見えなければ、興味が消失し、そのまま離脱してしまいます。
もちろん、「インスタグラム広告」「インスタグラムキャンペーン」「インフルエンサーマーケティング」はそれ単体でも有効なマーケティング施策となりますが、シナジーを高めマーケティング効果を最大化させるためには「インスタグラムアカウント運用」が重要になってくることに留意しておきましょう。
1. インスタグラムアカウント運用
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インスタグラムアカウント運用では、インスタグラム内に自社ブランド専用のアカウントを開設(無料)して写真や動画などのコンテンツを配信していきます。
自社ブランドの世界観や製品・サービスを魅力的に紹介することで、ユーザーに興味を持ってもらうことができ、継続的に情報に触れてもらえるメリットがあります。
また、「ショッピング機能」で投稿から直接ECサイトへ誘導したり、「ストーリーズ」でフォロワーとコミュニケーションしたり、「まとめ機能」で重要度の高い投稿を優先的に見せたり、見込み顧客の獲得から売上につなげてファン化まで、様々な場面で活用できる点も強みです。
また、最近ではInstagramのチャットから企業と顧客が直接やり取り~購入までを完結させることができる新機能や、SNSからの集客に効果的な実店舗の「地図検索」機能も追加され、企業アカウントのメリットがますます増えてきています。
フォロワーを伸ばし売り上げにもつなげるインスタグラムアカウントの運営方法は以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
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【完全版】売上とフォロワー増やすInstagramアカウント運用マニュアル
2. インスタグラム広告配信
インスタグラム広告は、自分のインスタグラムフォロワー以外のユーザーに情報を届けることができるインスタグラムの広告配信機能です。
親会社である実名登録制のSNSである「Facebook」の広告データを活用できることから、年齢、性別、住まい、興味関心、職業、ライフステージなどをもとに広告を配信するユーザーを詳細に設定できる点に強みがあります。
インスタグラムの利用者ではなく、世界最大のSNSであるFacebookへも広告を配信できるため、新規顧客の拡大にも一役買ってくれるでしょう。
数百円から配信でき、止めたいタイミングですぐに広告を停止できるなど、柔軟な運用も可能です。
関連記事
【かんたん図解】Instagram広告の出し方マニュアル|費用や運用ポイントまで徹底解説!
3. インスタグラムキャンペーン
インスタグラムキャンペーンは、インスタグラムを通して行うプロモーション施策です。
「自社のアカウントをフォローした上でハッシュタグつき投稿をする」などの参加条件を満たしたユーザーに対して抽選でプレゼントをするという形式が一般的です。
フォロワーにメリットを提供しつつ、販促、UGC(ユーザーの投稿)の獲得、話題性の創出など目的に応じて企画ができるため多くの企業が取り入れています。
インスタグラムキャンペーンを行うにあたり、健全なマーケティング活動を目的としてガイドライン改訂が行われていますので、必ず確認するようにしましょう。
ガイドラインの変更については以下の関連記事で紹介しています。
関連記事
絶対参考になるInstagramキャンペーン成功事例とガイドラインを解説
4. インフルエンサー(インスタグラマー)マーケティング
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インフルエンサーマーケティングとは、SNSで多くのフォロワーを獲得している人気の「インフルエンサー(インスタグラマー)」に自社製品やサービスのPRをしてもらいます。
インスタグラマーはコスメ、ファッション、旅行、ライフスタイルなど、様々なジャンルに特化したスペシャリストであり、発信する内容も専門的であることから訴求力の高いPRが可能となります。
また、情報の伝播力も大きく、インスタグラマーによっては数十万人から数百万人に対して情報を届ける力をもっているため、一度にタイへの多くのユーザーへブランドの魅力を伝えられる点もメリットです。
インスタグラムだけでなくYouTubeやTwitterを活用しているインスタグラマーも多く、様々なSNSをまたいで情報を届けたり施策を行う際にも心強い味方となってくれるでしょう。
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インフルエンサーマーケティングとは? 基礎から応用まで5分で理解!
インスタグラムマーケティングのメリット
企業がインスタグラムマーケティングを行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
インスタグラムマーケティングには主に、
- 無料で情報発信ができる
- ハッシュタグ検索で検索の対象になる
- 企業のブランディング効果がある
- 様々な機能で集客・販売につなげられる
- 購買意欲を高められる
といった5つのメリットがあります。
それぞれわかりやすくご紹介していきましょう。
無料で情報発信ができる
一般的に企業のマーケティング活動においては、顧客のニーズを満たす価値を創造する過程において必要なコストがかかってしまうもの。
しかし、インスタグラムなどSNSを活用したマーケティングにおいては、コストがかからずに無料で始めることができます。
また、日常の投稿も一切費用をかけることなく自由に行うことができます。
インスタグラムを活用することで、企業はプラットフォーム費用ゼロでマーケティングを始めることができるのです。
ハッシュタグ検索で検索の対象になる
インスタグラムには、ハッシュタグ検索と呼ばれる機能が備わっています。
ハッシュタグ検索とは、「#(ハッシュタグ)」と呼ばれる記号を文字の前につけることで、該当するキーワードがインスタグラム上でタグ化して表示されることを言います。
例えば「#iPhone」と検索した場合、様々な人が投稿したiPhoneに関する投稿を一気に閲覧することが可能なのです。
以上のような機能を有効活用することで、自社の商品・サービスに関する投稿にハッシュタグをつけて投稿するだけで広範囲に拡散されていきます。
該当の商品を気になるユーザーは、ハッシュタグ検索を利用するので効果的な宣伝活動が可能となるでしょう。
ハッシュタグ検索を通して、インスタグラムユーザーが自社の商品・サービス見つける機会が多くなるのです。
企業のブランディング効果がある
インスタグラムは、写真・動画の投稿をメインにしたユーザーの視覚にダイレクトに訴えることのできるSNSです。
企業のインスタグラムアカウントから統一感を持った写真・動画を投稿することで、企業固有の世界観を演出することが可能です。
統一感を持ったインスタグラム運用によって、他に類を見ない企業独自のアカウントとなり結果的に企業ブランディングにつながります。
様々な機能で集客・販売につなげられる
インスタグラムにはユーザーの購買意欲を高め、集客・販売を後押しする様々な機能が備わっています。
- ショッピング機能:投稿した写真や動画からワンクリックでショッピングが行うことができる
- ウォッシュリスト:気になる商品を自分専用のウィッシュリストに追加し、後からいつでも購入できる
- 地図検索機能:店舗や施設などの場所をマップ上に表示できる
- 予約機能:プロフィール画面からサロンの予約を行うことができる
- チャット機能:Instagramから承認された企業と商品購入を検討しているユーザーがチャット上で質問、購入、注文追跡などを行える。企業側はチャット上で購入確認、支払い請求、支払い手続きまで確認できる
インスタグラムのアプリ一つで、企業を発見し、興味を抱かせ、購入からリピートにつなげることまで一貫して行うことができるのです。
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- 【かんたん解説】Instagramショッピング機能(Shop Now)の使い方と導入事例
- 【かんたん図解】Instagramの位置情報を新しく追加・登録する方法
- 美容サロンがInstagramに予約ボタンを追加する方法
購買意欲を高められる
Instagramでは、写真・動画で視覚的にわかりやすい商品・サービスのPRを行うことが可能です。
ターゲット層やフォロワーの共感を得られるような魅力的なコンテンツを投稿することで、商品・サービスに興味を持ってもらいやすくなります。
商品・サービス利用の具体的なイメージができるような投稿をして、ユーザーの「使ってみたい」「行ってみたい」というような購買意欲を駆り立てることができるのです。
Instagramの投稿では「インスタ映え」を意識することで、ユーザーの購買意欲をさらに後押ししていきましょう。
インスタグラムマーケティングのデメリット
インスタグラムマーケティングは、企業が行うマーケティング活動の中でも突出して費用対効果の高い施策です。
大変魅力あるインスタグラムマーケティングですが、メリットばかりではなくもちろんデメリットも存在します。
インスタグラムマーケティングのデメリットとして、
- すぐに成果は出ない
- 運用に負担がかかる
- 写真・動画との相性が良くない商品・サービスはInstagram活用が難しい
- 他のSNSと比較して拡散力が弱い
といった4つのデメリットをご紹介します。
インスタグラムマーケティングのデメリットもしっかりと把握した上で、より効果的なマーケティングを施策しましょう。
すぐに成果は出ない
インスタグラムなどSNS運用は、思った成果が出るまで時間がかかるものです。
多くのユーザーから興味を持ってもらえるようなコンテンツを絶えず発信していくことで、徐々に成果が出ていきます。
インスタグラム広告に関しても同様です。潤沢な予算があっても運用改善を通して最適化をしなくては思うような成果は得られません。
インスタグラムマーケティングは、一朝一夕に成功するものではないということは肝に銘じておきましょう。
運用に負担がかかる
インスタグラムマーケティングでは、絶えずユーザーの興味関心を集めるコンテンツを発信し続ける必要があります。
また、ハッシュタグ検索やコメントを見てユーザーの反応を逐一拾い上げて、次の投稿に活かすことが大切です。
アカウント運用を基本に、広告運用、キャンペーン、インスタグラマー施策など、それぞれの施策を実施するにあたり人的なリソースが必要になります。
社内にインスタグラムマーケティングを行う体制ができていない場合、多くの場合、担当者が兼任となって大きな負担となることを留意しておきましょう。
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写真・動画との相性が良くない商品・サービスはInstagram活用が難しい
Instagramは主に写真・動画をメインとしたSNSであるため、ビジュアルでユーザーの興味を惹くことが難しい商品・サービスとの相性が良くないというデメリットがあります。
また、著作権などの関係で撮影が難しいものや、ビジュアルで表現できないものは拡散がしにくく、他にもギャンブルや金融系など、一般的にイメージが悪いものもあまり適してると言えません。
上記業種以外にも、Instagram活用が難しいと考えられるのは、BtoB向け商品・サービスやコンサル、ITなどの企業アカウント。これらの企業アカウントは、ユーザーと積極的にコミュニケーションを図ったり、ターゲット層と親和性の高い投稿などで上手なブランディングを行っていくことが必要です。
また、流行のハッシュタグやイベントに合わせた投稿を行って、投稿の注目度を高める工夫をするのも良いでしょう。
他のSNSと比較して拡散力が弱い
Instagramは、Twitter・YouTubeなど他のSNSにある「リツイート・引用リツイート」「シェア」のような拡散機能が備わっていません。不特定多数のユーザーへとリーチするためには、投稿を見つけてもらうための工夫が必要になります。
唯一不特定多数のユーザーに閲覧してもらいやすいのは「リール動画」です。リール動画なら、リール専用タブからおすすめ表示でフォロワー外のユーザーへとリーチすることが可能です。
また、Twitter・Facebookとシェアできる機能を活用して、違うSNSからInstagramへと誘導する方法も効果的なアプローチといえるでしょう。
SNSプラットフォームごとの違い
SNSでは他プラットフォームにおいてもインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングが活用されています。
では、他のプラットフォームとInstagramにおける違いはどういった点があるのでしょうか。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)には、以下のような特徴があります。
- テキストのみ、もしくはテキストと画像・動画などの投稿が可能
- リポスト機能などによる拡散性の高さ
- トレンド性・リアルタイム感の高さ
インスタグラム比べると文章での発信による効果が高く、タイムラインが回りやすいのもポイントです。
ビジュアルを活用した発信が不得意な企業に向いているプラットフォームであると言えるでしょう。
Facebookには、以下のような特徴があります。
- テキストのみ、もしくはテキストと画像・動画などの投稿が可能
- 実名制であることから、クローズドなコミュニティで使用されやすい
- 拡散力が低い
- 年齢層が比較的に高い
Facebookは知人などと繋がりやすいプラットフォームとなっており、BtoBとの相性が良いと言えます。
消費者向けに利用する際には、既存客などに対してセールやイベントなどの告知を行う目的で利用するなど、特定の層に向けたプロモーションに活用するのが有効となるでしょう。
Instagramには、以下のような特徴があります。
- 写真や動画による投稿がメイン
- 拡散力は低い
- おすすめ投稿が表示されやす
- 10〜30代の利用率が高い
先述したようにビジュアルによるアプローチが有効であり、フォトジェニック(写真写りが良い、写真向き)なコンテンツとの親和性が高いです。
合わせて、女性のユーザーが多いため「綺麗・かわいい・美味しそう・楽しい・面白い・憧れる」など感情に直接伝わりやすい情報や商材が適していると言えます。
中でも、特にアパレル・コスメ・食品・ECサイトなどは、インスタグラムマーケティングに向いていると言えるでしょう。
下記の記事で企業の事例を紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
インスタグラムマーケティングの始め方
インスタグラムマーケティングを行う際には、以下のような順序を踏む必要があります。
- 目的やターゲットを決める
- アカウントの作成
- コンテンツの作成
- ターゲットユーザーにリーチする
- インフルエンサーマーケティングの活用
- 効果測定
目的やターゲットを決める
インスタグラムマーケティングを行う際にはまず、目的やターゲットを設定することが必要となります。
- 自社のブランディングやイメージの向上
- 商品の売り上げ向上
- 企業の認知拡大
といった目的が主に上げられ、それぞれに有効なアクションも異なります。
また、リーチしたいターゲット層の年齢・性別・興味関心をあらかじめ明確にすることで、インスタグラムマーケティングの成果を高めていくことも必要となるでしょう。
アカウントの作成
実際にインスタグラムマーケティングを始めるにあたって、アカウントを作成していきましょう。
アカウント作成にはメールアドレスや電話番号が必要となります。
ユーザー名には企業やブランド・店舗の名前を使用しましょう。
また、Instagramのアカウントには個人アカウントとプロアカウントの2種類が存在します。
プロアカウントはビジネスアカウントとクリエイターアカウントがありますが、企業がInstagramを運営する際にはビジネスアカウントの使用が推奨されます。
ビジネスアカウントに設定することで、
- インサイト分析
- アカウントのカテゴリ設定
- ショッピング機能
- 広告出稿
といった機能を活用することが可能となります。
コンテンツの作成
アカウントを作成したら、投稿を行っていきましょう。
設定した目的やゴールに合ったコンテンツを作成していくことが必要です。
投稿には、
- フィード投稿
- リール動画
- ストーリーズ
- ライブ配信
といった様々な機能があります。
自身の商材やアプローチしたい内容と相性の良い機能を使い分けていきましょう。
ターゲットユーザーにリーチする
コンテンツを作成しても、ターゲット層に投稿を見てもらうには様々な工夫が必要です。
- ハッシュタグの活用
- ユーザーの投稿にいいねをする
- 位置情報機能の活用
- 広告出稿
- キャンペーン投稿
といったアクションを行い、投稿やアカウントを見てもらう工夫をしましょう。
上記のアクションを行う際にも、ターゲット層を意識することで、フォロワー増加に有効なアプローチをしていくことが重要です。
インフルエンサーマーケティングの活用
インスタグラムマーケティングでは、インフルエンサーの影響力を活かしたインフルエンサーマーケティングも有効な手法です。
インフルエンサーとコラボしたタイアップ投稿を作成することで、自社の商品やアカウントの認知拡大・購買促進を行うことができます。
自社の商品・サービスと親和性のあるインフルエンサーを選定し、有効なインフルエンサーマーケティングを行っていきましょう。
関連記事▼
⇒ インスタラボを運営するFind Modelの詳細については こちら
効果測定
インスタグラムマーケティングを進めたら、マーケティングの成果を図る必要があります。
「インスタグラムインサイト」と呼ばれる、フォロワーについての情報や投稿のインプレッションなどの基本的な数値を確認できる機能を使い分析を行うことができます。
「インスタグラムインサイト」を使用するには、ビジネスアカウント・クリエイターアカウントへの切り替えが必要になります。
また、「インスタグラムインサイト」の他にも、様々なツールがサードパーティーから供給されています。
ハッシュタグの傾向の分析や、指標のレポートなど有料・無料版などがあるため、キャンペーン運用時に役立つ分析や競合他社の解析などを目的としたより細かいニーズにあったツールの中から自社にあったものを選択するのがおすすめです。
分析方法については以下関連記事で詳しく紹介していますのでぜひご活用ください。
関連記事
- 【徹底解説】Instagramインサイト分析で過去最大の効果を出す具体的な技術
- インスタグラムの効果測定はどうする?KPIを決めるポイント
- インスタグラム分析が効率的かつ高精度に行える便利ツール7つを紹介
インスタグラムマーケティングの成功事例
インスタグラムマーケティングにおいて、インスタグラマーを起用した施策が一般的ではあるものの、それ以外にも、認知度を上げる目的の一つとして「キャンペーンの活用」があります。
実際に興味関心のあるユーザーとの交流も促せるため、多くの企業が積極的に取り入れています。企業のブランドイメージやアイテムに合わせて様々なキャンペーンが開催されています。
この章では、代表的なキャンペーンの手法を事例とともにご紹介します。
別記事インフルエンサーを起用し、商品を魅力的にPRできた成功事例8選では、インスタグラムの活用にあわせてインスタグラマーを起用した成功事例についてご紹介しています。
投稿一覧を利用したキャンペーン事例
【公式】愛知県政150周年
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インスタグラムの機能の一つに#ハッシュタグ(投稿した写真の検索用のキーワードとなり、フォローしている人の投稿以外の情報を探すことが出来る)があります。
インスタグラムのキャンペーンにはこのハッシュタグを活用したものが多く存在します。
愛知県政150周年を記念して行われたハッシュタグキャンペーンでは、「#わたしの愛知」とハッシュタグを入れて投稿されたユーザーの画像をWebカタログのように表示しています。
ハッシュタグを利用することで、インスタグラムの投稿上の中から情報を探くなることはもちろん、ハッシュタグをつけてもらうことで、ユーザーの投稿の情報の収集や管理などKPIの分析にも役立ちます。
ユーザー応募・参加を促すキャンペーン事例
ホテルオークラJRハウステンボス
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インスタグラム上ではユーザーがキャンペーンに応募や参加できる、参加型のキャンペーンも数多く人気があります。
ホテルオークラJRハウステンボスでは「#思い出のホテルオークラjrハウステンボス」ハッシュタグを入れて、ホテルオークラJRハウステンボスで過ごした思い出の写真をユーザーに投稿してもらい、その中から抽選で3名様にホテルオリジナル商品をプレゼントするというキャンペーンが行われました。
入賞者には「プレゼント」を贈ることで、投稿者のモチベーションにもつながります。
一般的参加者はもちろんインフルエンサーを巻き込むことで、話題性が更に向上します。
自然に商品プロモーションが行えることも、こうした参加型キャンペーンのメリットといえます。
インスタグラムと実店舗を連動させたキャンペーン事例
プレミアム・アウトレット
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インスタグラムなどのSNSと実店舗を連動させるキャンペーンは「O2O」と呼ばれていています。
O2Oとは、Online(オンライン) to Offline(オフライン)の略で、インターネット(オンライン)をキッカケに現実(オフライン)での行動を促進、ユーザーの購買意欲を高める施策のことです。
三菱のプレミアム・アウトレットでは2022年11月~12月の期間でInstagramとオフラインを繋いだO2Oキャンペーンがおこわなわれています。
キャンペーンの概要は「PREMIUM OUTLETS® CHRISTMAS」をテーマに、ディズニーキャラクター達が彩るイルミネーションの写真と共に「#poxmas22」のハッシュタグをつけてInstagramへ投稿するというもの。
ユーザーの投稿によって実際の店舗の魅力的な写真が拡散されることで、新規顧客の訪問促進にもなるキャンペーンになっています。
クロスメディアを利用したキャンペーン事例
丸亀製麵
画像:≪一般参加型オーディション企画「食いっプリ!グランプリ!」続報≫ TikTok の総再生回数2億回突破!|PR TIMES
クロスメディアとは、1つの媒体(メディア)だけで、キャンペーンを完結させずに、他の媒体も利用してキャンペーンを完結させる手法です。
例えば、インスタグラム内でキャンペーンを行うのだけではなく、TwitterやTikTokなど様々なメディア(媒体)を利用したキャンペーンのことです。
2021年丸亀製麺がクロスメディアを用いたキャンペーンを行いました。
丸亀製麵の「食いっプリ!グランプリ!」は、丸亀製麺店舗で購入したうどんを食べる写真を、Twitter・Instagram・TikTok のいずれかのSNSでハッシュタグ「#食いっプリグランプリ」をつけて動画投稿するもの。
また、「最高の食いっぷり」グランプリに選ばれた方は、丸亀製麺の新CMへ出演権も獲得できるようになっており、様々なメディアから様々な方法でキャンペーンを盛り上げるように設計されています。
また、このキャンペーンはクロスメディアとO2Oキャンペーンの組み合わせとなるため、ハッシュタグキャンペーンに参加したいユーザーが実店舗に足を運ぶ機会を作り出すこともできています。
ユーザーがキャンペーンに参加し、投稿を行うことでインスタグラム上で企業の露出が増えることになります。多くのユーザーが参加しやすく、話題になりやすいキャンペーンをいかに行うかがクロスメディアキャンペーンの重要なポイントなのです。
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まとめ
この記事では「インスタグラムマーケティング」を中心に、基本的なインスタグラムの使い方や、活用方法、インスタグラムマーケティングを行う上で重要なキャンペーン事例などをご紹介しました。
企業のWEB担当者の方で、これから「インスタグラムマーケティングをはじめたいけれど…具体的にどうしたらいいんだろう?」という方の参考になれば幸いです。
既にインスタグラムマーケティングを行っている方は、キャンペーンや広告など活用することで、費用対効果が良くブランディングイメージの向上につながります。
この機会に、是非企業の皆様もインスタグラムマーケティングの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
今後もインスタラボではインフルエンサーマーケティングのナレッジや事例をご紹介していきます。
御社のマーケティング活動の参考になれば幸いです。
なお、弊社Find Modelでは、インスタグラムマーケティングにおけるアカウント運用からインフルエンサーマーケティングのサポート、広告運用まで、様々なサービスを行っています。
インスタグラムマーケティングに挑戦したいとお考えの企業ご担当者様は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績13,700件、最大2.6億リーチ可能なFind Model(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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