雲仙観光局様主催で、観光事業者向けのInstagram運用セミナーを雲仙BASEにて現地開催しました。
当日は23名(20社以上)が参加し、行政・団体や宿泊施設、飲食店など幅広い業種が集まりました。
セミナーではInstagram運用の全体像を体系的に解説し、目的設計から投稿設計、分析・改善、地域活用まで扱っています。
参加者からは「フィード・リール・ストーリーズの違い」「アカウントの方向性」など、実務に直結する質問が多く寄せられました。
本記事では当日の要点を再現できる形で整理します。アジェンダ、投影資料、アンケート結果をまとめます。
概要

画像:雲仙観光局提供資料
- 主催:雲仙観光局様
- 開催日時:2026年2月24日(火)14:00〜16:00
- 開催場所:雲仙BASE(現地開催)
- 参加者数:23名(20社以上)
- 参加者属性:宿泊業・飲食業・小売・物販・一次産業・行政・団体など幅広い業種が参加
開催背景

画像:雲仙観光局提供資料
観光領域では、旅行前の情報収集の段階でInstagramが参照される場面が増えています。
公式サイトだけでなく、現地の雰囲気や体験イメージを得る情報源として活用されやすく、特に観光地では「保存された投稿」がそのまま検討リストになることも少なくありません。
雲仙観光局様からは、事業者の投稿自体は実施できている一方で、「なんとなく」の運用にとどまり、数字を見て分析しながら改善する動きが十分ではない、という課題感が共有されていました。
そこで今回は、インサイト分析に踏み込んだ内容とし、データに基づいた運用に落とし込めることを狙いとしました。
本セミナーでは、勘や感覚に頼るのではなく、データに基づいたInstagram運用で「雲仙ファンを増やす」ことをゴールに掲げました。
具体的には、将来の来訪候補として「保存」される投稿づくり、雲仙の魅力が伝わる伸びる投稿の共通点整理、明日から回せる改善サイクル(PDCA)の設計という3点を中心に取り上げました。
アジェンダ

画像:雲仙観光局提供資料
当日の内容は、以下の流れで進行しました。
1.なぜ今、観光事業者にInstagramが重要なのか
観光の意思決定において、Instagramが「興味・検討」をつくる役割を担うことを整理しました。
あわせて、観光地では保存された投稿が来訪検討に直結しやすい点も重要なポイントとして共有しました。
2.観光におけるInstagramの役割とKGI/KPIの考え方
投稿を増やすこと自体が目的にならないよう、KGI(最終ゴール)とKPI(中間指標)を整理し、目的から逆算して運用を設計する考え方を解説しました。
あわせて、観光領域で指標をどう捉えるかのポイントも共有しました。
3.保存される投稿を作るためのアカウント設計・投稿の考え方
観光領域では「行きたい」「あとで見返したい」ニーズが強く、フォロワー数だけでなく保存を軸に投稿の価値を捉えることが有効です。
保存される投稿を継続的に作るための設計(プロフィール・投稿内容の考え方)を共有しました。
4.インサイト分析と、成果につなげるPDCAの回し方
インサイトの基本構造と指標の見方、成果が出た投稿を再現するための分析方法、改善の回し方を解説しました。
投稿を「分解して改善する」視点を持つことで、運用を継続的に伸ばしていく流れを整理しました。
5.雲仙ならではのInstagram活用と、明日からのアクション
雲仙のInstagram活用では、プロフィールを「雲仙の案内所」として位置づけ、訪問前の不安や疑問を解消する情報設計が重要であることを共有しました。
業種別(宿泊業/飲食店/農家・体験・物販)に考えるプロフィール設計や、リールで「音と動き」を活かして惹きつける表現、フィードでカタログ型投稿として有益性を出す考え方を紹介。
具体例として「雲仙温泉の泉質・効能比較表」「雨の日でも楽しめるスポットまとめ」「年代別(カップル・家族)モデルコース」など、保存につながる企画の方向性が提示されました。
投影資料のポイント
ここからは、当日投影した資料のうち、参加者の実務に直結するポイントを抜粋して紹介します。※実際の投影スライド画像を2〜4枚入れる前提で構成予定
①追うべきは「フォロワー数」より「保存数」

出典:ソーシャルワイヤー株式会社 セミナー投影資料
観光領域では「行きたい」「あとで見返したい」ニーズが強く、検討行動に近い指標として保存数が重要です。
セミナーでは、保存数を「熱量の証」と捉え、KPIの優先項目として保存数を置く考え方を共有しました。
保存率(保存数÷リーチ数)は0.2〜0.4%を目安にしつつ、フォロワーへのリーチも含めて確認し、投稿改善につなげる方法を解説しました。
②Instagram運用におけるKGIとKPIの考え方

出典:ソーシャルワイヤー株式会社 セミナー投影資料
Instagram運用では、まずKGI(最終ゴール)として「来訪・予約・来店など最終的に起こしたい行動」を定め、そこからKPI(中間指標)を逆算して設計する考え方を共有しました。
Instagramはその一歩手前の興味・検討をつくる役割を担うため、KPIは保存数、プロフィールアクセス、リーチ数などを設定し、ゴールに近づいているかを測ります。
投稿や分析が単なる作業にならないよう、目的と指標を揃えたうえで改善につなげることが重要です。
③季節を先取りするキーワード戦略(1か月前から準備)

出典:ソーシャルワイヤー株式会社 セミナー投影資料
観光領域では季節性の影響が大きく、繁忙期に入ってからではなく、ユーザーが検索し始める「1か月前」から情報を届けて保存を促す設計が重要です。
セミナーでは、季節ごとに「発信タイミング」と「キーワード・テーマ」を先に決めて企画する方法を紹介しました。
例えば、春は3〜4月発信でミヤマキリシマ、新緑、ツツジ、春の散策、夏は6〜7月発信で避暑地、涼しい山の上、ナイトハイクなど。
投稿内容と需要の波を合わせることで、保存されやすい情報提供につながります。
④勝ち投稿の見極め:4つの分解軸

出典:ソーシャルワイヤー株式会社 セミナー投影資料
成果が出た投稿を「なんとなく良かった」で終わらせず、要因を4つの軸で分解して再現性を高める方法を共有しました。
観光領域は「悩み解決」が強いことを前提に、①テーマ(誰のどんな悩みを解決するか/例:子連れで安心、雨の日でも満足)、②構図(最初の1秒・1枚目で結論を先に提示し、文字は大きく短く)、③情報量(時間・料金・地名など具体情報を入れる)、④CTA(保存を促す、プロフィールへの誘導)をチェックします。
改善ポイントを特定し、次の投稿に反映する流れを解説しました。
アンケート結果

画像:雲仙観光局提供資料
アンケートは22名から回答を得ました。
満足度は、有効回答22名のうち「満足・とても満足」が17名で約77%となり、全体として高い評価が得られました。
また、実務に「すぐに活かせそう」10名(約45%)、「一部活かせそう」5名(約23%)となり、多くの参加者が実務に活かせる内容だったことがうかがえます。
一方で「もう少し整理が必要」も7名(約32%)あり、観光領域では運用テクニック以前に、指標の捉え方や投稿設計など「判断基準を整理したい」ニーズが大きいことがうかがえます。
「参考になった内容(複数選択)」では、「フォロワー数より保存数を重視する考え方」が最多(10名)で、次いで「投稿タイプ別の役割理解(フィード/リール/ストーリーズ)」(6名)となりました。さらに「明日から使える改善チェックリスト」(4名)や「保存から予約・来店につながる導線の考え方」(3名)も支持されました。
参加者からは、次のような声も寄せられています。
- 「保存数が大切ということが分かり、インサイトで分析して次の投稿につなげる意味が理解できました。まずは投稿を再開したいと思います」
- 「内容についていけない部分もありましたが、冒頭3秒(1枚目)の掴みから改善したいと思いました」
さらに「個別に相談したい内容(複数選択)」では、「投稿内容・ネタ出しについて相談したい」が3名、「分析・改善方法を詳しく知りたい」が2名となりました。運用の方向性や投稿設計に加え、分析・改善まで含めた今後の情報提供や個別相談への関心も見られました。
まとめ

画像:雲仙観光局提供資料
今回は、雲仙観光局様主催のもと、雲仙BASEで現地開催したInstagram運用セミナーの開催レポートをお届けしました。
参加者からは機能の違いやアカウントの方向性に関する質問が多く寄せられ、観光領域では「目的・指標・投稿の役割」を整理する支援ニーズが高いことが改めてうかがえます。
「Find Model」では、観光・自治体領域向けに同様のセミナー開催(現地/オンライン)も可能です。ご相談・お問い合わせはお気軽にお寄せください。


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