日々、SNSが情報発信の中心になりつつあるなかで、Instagramを利用されているという方も少なくないと思います。
今日では、個人の投稿だけでなく、企業がプロモーションとしてアカウント運用しているケースも当たり前になりました。
Instagramを利用している方であれば、キャンペーンなどの広告や投稿を目にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、そんなキャンペーンを利用した、企業のInstagram運用についてご紹介します。
目次
Instagramでキャンペーンを行うメリット
そもそもInstagramでキャンペーンを行うことで、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、具体的なメリットについて見ていきましょう。
より多くのユーザーにリーチできる
InstagramをはじめとするSNSでのキャンペーンは、まだ商品やサービスを知らないユーザーに投稿を見てもらえる可能性があります。
現在、Instagramには日本国内において3,300万人ものアクティブユーザーが存在しており、今後も増加が見込まれています。
また、情報の発信や拡散に活発な若年層の利用率も高いため、10代を中心とする若い世代に刺さるようなプロモーションができれば、予想を上回る情報の拡散が期待できます。
最近では40~50代の女性の利用率も高まっているため、様々な年齢層への宣伝効果も期待できます。
拡散力の高いSNSでの宣伝は、より多くのユーザーに自社の存在をアピールできるチャンスを作れます。
参加ハードルが低い
ユーザーにとって参加しやすい点もInstagramでのキャンペーンの魅力の1つです。
SNS上でのキャンペーンが普及する前は、ハガキで送付するものや、メールで応募しなければいけない形式のものが一般的で、応募する側の作業が面倒なものが多くありました。
しかし、InstagramなどのSNSでの応募は、スマホなどの端末から手軽に参加することができ、応募のための手間が圧倒的に少ないため、参加のハードルを下げることができます。
Instagramのキャンペーンの手法は様々ですが、おもに次の2つが一般的です。
- ハッシュタグを利用したキャンペーン(写真投稿+ハッシュタグ)
- いいね!を利用したキャンペーン(いいね!を押すだけ)
作業工程自体も少なく済むため、多くのユーザーにキャンペーンに参加してもらえる可能性があります。
参加したユーザーの投稿自体が宣伝になる
Instagramの最大の特徴は、写真や動画の投稿が必須である点です。
たとえば、写真投稿+ハッシュタグの形でキャンペーンを行えば、ユーザーが自社に関する投稿を、必ず写真や動画などの形式で投稿してくれます。
また、Instagramはビジュアル重視のSNSでもあるため、いわゆる「映える」コンテンツが人気投稿になりやすい傾向にあります。
キャンペーンを利用して投稿してもらうユーザーのオシャレな写真は、投稿自体が商品やサービスの宣伝になるため、企業側としても宣伝コストがかからないメリットがあります。
キャンペーンに必要な準備
Instagramで広告やキャンペーンを行うためには、ただアカウントを持っているだけでは始められません。
ここでは、キャンペーンに必要な準備についてご紹介します。
FacebookにInstagramアカウントを紐づける
そもそもInstagramは、Facebook傘下のサービスです。
その関係もあってか、Instagramでビジネスアカウントや広告を行うためには、Facebookページが必要になります。
Facebookページとは、Facebook上のホームページのことです。
まずはFacebookにアクセスし、Facebookページの作成を行いましょう。
作成に関しては下記のリンクをご覧ください。
詳細:Facebookページの設定方法(Facebook公式ページ)
Instagramビジネスアカウントの設定
Instagramには、ビジネスアカウントという種類が存在します。
ビジネスアカウントでは
- インサイト情報を取得できる(投稿ごとのデータや、フォロワーの情報)
- 投稿ごとに広告を出せる
- アカウントのホームに企業情報を載せられる(メールアドレス、住所、電話番号)
などのサービスを利用できます。
キャンペーン用のハッシュタグを決める
アカウントの準備ができたら、キャンペーン用のハッシュタグを決めていきましょう。
どんなものでも基本的に自由ですが、ハッシュタグは英数、カナ、数字などの表記が1文字でも違うと別のものと認識されてしまいます。
上記の投稿は、エミフルMASAKIという愛媛のショッピングモールのInstagramアカウントで投稿されたキャンペーンの概要です。
ショッピングモールの最寄り駅付近に咲いているひまわりの写真や動画を「#エミフルひまわり2020」というハッシュタグをつけて投稿するというシンプルな形式。
キャンペーンの参加内容が分かりやすく、ハッシュタグもシンプルなもので設定されており、当選者3名にフジ商品券1万円分をプレゼントするという参加メリットが魅力的なキャンペーンになっています。
キャンペーン用のハッシュタグを作る際は、「企業または商品名+キャッチャーな一言」のように、シンプルかつ分かりやすいものが良いでしょう。
※2021年1月現在、Instagramの規約改定により、見返り(金品や景品等)のあるキャンペーンは規約に反する可能性があります。キャンペーンはInstagram 規約を確認してやりましょう。
キャンペーン実施の手順
キャンペーンの流れを把握できたら、いよいよ実際にキャンペーンを企画していきましょう。
キャンペーンの計画から実施後の効果分析までを綿密に計画することで、効果的な運用を行うことができます。
ここからは、実際のキャンペーン実施についてご紹介します。
キャンペーンの目的を決める(KGIの設定)
まず、キャンペーンを実施する目的を決めましょう。KGI(最終目標)の設定です。
- ブランドや企業自体の認知度を上げたい
- 新商品の販売促進
- 売上を向上させたい…
など、キャンペーンの目的は様々です。
KGI(最終目標)は具体的に数値で表せるものが良いでしょう。。
KGIを具体的にすることによって、KPI(目標を達成するための指標)もより明確にすることができ、キャンペーン実施後の効果測定も効率的に行えます。
自社の現状や課題と照らし合わせて、キャンペーン実施の目的は明確にしておきましょう。
具体的な内容を決める
目的が決まったら、具体的なキャンペーンの内容を決めていきます。
キャンペーン実施に重要な要素は様々ですが、
- 目的に沿ったKPI(目標を達成するための指標)を設定する
- ターゲットユーザーを明確にする
- ユーザーにキャンペーンに参加するメリットを提示する
- 季節に合わせるのか、売り上げが高い時期に行うのか
などが大まかな要素になります。
KGI(最終目標)に合わせたキャンペーン内容を検討しましょう。
実施後の効果測定を行う
実際にキャンペーンを行ったら、効果測定を行いましょう。
設定したKPIに沿って目標を達成できたのかが重要です。
達成できたのであれば、なにが効果的だったのか。
達成できなかったのであれば、なにが足りなかったのかを分析するのが重要です。
キャンペーン実施の際に設定したビジネスアカウントは、インサイト(投稿に関するデータ)が閲覧できます。
投稿にどれだけの反響があったのか、ユーザーの年齢層、時間帯など、インサイトを用いて分析を行いましょう。
効果分析を行うことで、より効果的な施策に繋げることができます。
まとめ
今回は、Instagram運用におけるキャンペーンについてご紹介しました。
Instagramは国内の利用者増加率が1位のSNSで、今後さらなる増加が見込まれています。
Instagramでのキャンペーンを有効に活用できれば、より自社の商品やサービスをまだ見ぬユーザーに届けることができるでしょう。
是非、自社のコンテンツにあったキャンペーン内容で、プロモーションを検討してみてはいかがでしょうか。
SNSマーケティング専門メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでは、SNSマーケティングのリーディングカンパニーとしてナショナルクライアントを中心に豊富な支援実績がございます。
- 施策目的に最適なInstagramキャンペーンの立案
- 施策内容・適切なKPIの設計
- キャンペーン実施支援
- 炎上監視
- 効果分析レポーティング
まで、ワンストップで提供させていただきます。
Instagramマーケティングの実績データも豊富に蓄積されていますので、高い成果が期待できる目的に沿ったInstagramキャンペーン施策の実現が可能です。
是非お気軽にご相談ください。
お電話でのお問い合わせはこちら▼
050-3184-0601