昨今では、多くの企業がマーケティング戦略にSNS運用を取り入れるようになりました。
中でもTwitterは、更新のしやすさや情報拡散力の高さに優れており、導入しやすい点が魅力です。
また、Twitterキャンペーンを活用することで、フォロワー獲得といったアカウントの更なる成長につなげたり、賞品を通じて顧客満足度を高めたりと、多くの成果をあげることに期待できます。
そこで、本記事では、「ドリンク・飲料商品のTwitterキャンペーン成功事例5選」をご紹介し、事例ごとに戦略の狙いやポイントを掘り下げて解説していきます。
今後Twitterキャンペーンを実施したい、もっと成果を高めたいという企業様にお役立ていただける内容になっておりますので、是非とも最後までご覧ください。
目次
ドリンク・飲料商品のTwitterキャンペーン成功事例5選
それでは早速、「ドリンク・飲料商品のTwitterキャンペーン成功事例5選」をご紹介していきます。
CHILLOUT/無理せずチルする?
まずはじめにご紹介するのは、日本発のリラクゼーションドリンク「CHILLOUT (チルアウト)(@chillout_01)」が実施した「無理せずチルする?(キャンペーン)」です。
CHILLOUT (チルアウト)は、緊張やストレス緩和効果に期待されるギャバや、睡眠の改善効果に期待されるテアニンを配合した、リラクゼーションドリンクとして注目を集めています。
公式Twitterアカウントでは、様々なキャンペーン情報が配信されています。
/
無理せずチルする?
\仕事終わり、気分の切り替えに。
リラクゼーションドリンク #チルアウト ① @chillout_01 をフォロー
② 本投稿に #無理せずチルする をつけて引用RT抽選で500名様に #CHILLOUT が当たる!
さらに引用RT数に応じて、Wチャンスが上手に切りかえましょ
— CHILLOUT (チルアウト) (@chillout_01) October 3, 2022
特に大きな反響があったのが、上記の「無理せずチルする?(キャンペーン)」です。
応募方法は、
- アカウント(@chillout_01) をフォロー
- 投稿に「#無理せずチルする 」をつけて引用RT
となっており、抽選で500名に「CHILLOUT」がプレゼントされました。
さらに本キャンペーンでは、
- 20,000RTで、カロリーゼロver.の「CHILLOUT ゼログラビティ」
- 30,000RTで、Tシャツ+「CHILLOUT ゼログラビティ」
というように、応募RT数に応じて賞品がグレードアップするWチャンスを導入。
大規模な当選人数に加えて、RTで賞品がグレードアップするということもあり、「リツイート1.3万件」「引用ツイート2.2万件」「いいね9,550件」と、多くのユーザーから反響を獲得することに成功しました。
本事例のように、当選人数を多く設定することは、新しい顧客の獲得や、キャンペーンの話題性による認知獲得に効果を発揮します。
一方で、当選人数を少なく設定し、その分希少価値の高い賞品を設定することは、顧客のロイヤリティを高めることや、顧客への日頃の感謝を伝える際に効果的です。
Twitterに限らずSNSキャンペーンを実施する際には、キャンペーンの目的を明確にし、目的に見合った賞品選びを心がけていきましょう。
ANGEL CHAMPAGNE JAPAN/Twitterクリスマスボックスキャンペーン
次にご紹介するのは、シャンパンブランド「ANGEL CHAMPAGNE JAPAN (@angelchampagnej)」による「Twitterクリスマスボックスキャンペーン」です。
ANGEL CHAMPAGNE(エンジェルシャンパン)は、“名高いオノロジストと経験豊富な醸造責任者の監視の下造られた類のない味わい”と、美しいパッケージデザインが魅力的なシャンパンブランドです。
公式Twitterでは、商品PRやキャンペーン情報の他に、協賛する格闘技やスポーツイベントの情報などが発信されています。
今回は、2022年のクリスマス時期に合わせて実施された「Twitterクリスマスボックスキャンペーン」を取り上げます。
/
本日スタート
毎日Roséが当たるチャンス✨
\#クリスマスはエンジェルシャンパン
キャンペーン【1日目】応募方法
①当アカウントをフォロー
②この投稿をRT
③結果がすぐに届く!#ANGELCHAMPAGNE#エンジェルシャンパンしか勝たん#クリスマスボックス pic.twitter.com/AnUGHezWSB— ANGEL CHAMPAGNE JAPAN (@angelchampagnej) December 1, 2022
本キャンペーンは、2022年の12月1日〜12月25日まで、毎日1名にエンジェルシャンパンが当たるキャンペーンになっており、
- アカウント(@angelchampagnej)をフォロー
- 投稿をリツイート
することで、結果がすぐに届くという内容になっています。
クリスマス=シャンパンという時節を活かし、毎日当たるキャンペーンを実施することで、クリスマスシーズンの話題獲得に繋げ、競合ブランドとの差別化にも成功しています。
また、「#クリスマスはエンジェルシャンパン」という、時節と自社ブランドを直接結びつけるオリジナルハッシュタグを採用することで、ブランドイメージの定着に努めている点もいいですね。
特に本事例のキャンペーンは、1ヶ月近い期間で毎日実施されることから、オリジナルハッシュタグを用いてラベリングされた投稿を蓄積させることで、ユーザーの閲覧を徐々に増やしていくことにも期待できます。
時節に関連する商品の販促シーズンは、同じく競合にとっても勝負の時期です。
そこで本事例のように、競合に先んじてキャンペーンを実施することで、ユーザーの商品選択において優位性を得ることができます。
また、その際には、時節のワードを絡めたオリジナルハッシュタグを用いることで、ブランドイメージを誇示していきましょう。
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Twitterハッシュタグの付け方【NG例と気をつけるポイント】
森永製菓・カゴメ/森永製菓×カゴメ Wフォロー&RTキャンペーン
続いてご紹介するのは、「森永製菓(@morinaga_angel)」と「カゴメ(@KAGOME_JP)」のコラボ企画、「森永製菓×カゴメ Wフォロー&RTキャンペーン」です。
大手製造メーカー同士のコラボ企画ということで、注目度の高いキャンペーンとなりました。
/
「カラダもうれしいとっておきの1杯」☕
森永製菓×カゴメ
Wフォロー&RTキャンペーン✨
\
抽選で20名様に、#畑うまれのやさしいミルク #カカオの力 アソートセットをプレゼント①@KAGOME_JPと@morinaga_angelをWフォロー
②この投稿をリツイート
〆:11/27#飲むカカオ #植物性ミルク pic.twitter.com/25NbZjEzCx— 【公式】カゴメ (@KAGOME_JP) November 14, 2022
本キャンペーンは、カゴメのソイミルク商品「畑うまれのやさしいミルク」と森永製菓の機能性表示食品「カカオの力」を同時PRするキャンペーンとなっており、
- 両アカウント(@KAGOME_JP)と(@morinaga_angel)をWフォロー
- 投稿をリツイート
という応募方法の下、抽選で20名に「畑うまれのやさしいミルク」「カカオの力」のアソートセットをプレゼントするという内容でした。
本事例のポイントは、両ブランドの商品同士の相性を活かしてコラボキャンペーンを実施し、相乗効果を得ている点です。
上記ツイートの画像内には「カカオの力と畑うまれのやさしいミルクを混ぜるだけ」と表記があり、両商品の相性の良さを押し伝えています。
また、両商品がどちらも健康志向の商品であることもコラボキャンペーンの相乗効果を後押ししており、属性の近い顧客層に向けて効果的なアプローチとなっています。
カゴメさん、
うれしいキャンペーン企画をありがとうございます!!みなさん、ぜひぜひふるってご応募くださいね✨
詳しくは、こちらのカゴメさんの投稿をご覧ください♪
https://t.co/vGUbWOz65C— 森永製菓 (@morinaga_angel) November 14, 2022
また、本キャンペーンはカゴメが主体となって情報発信されていますが、上記のように森永乳業の公式アカウントでも、キャンペーン応募を促すコメントを添えて引用リツイートされており、互いに自社アカウントのフォロワーに対してキャンペーン情報を浸透させています。
本事例のように、企業同士の公式アカウントがコラボキャンペーンを実施することは、一方しかフォローしてないユーザーを循環させる効果につながるため、両企業が新しい顧客を獲得するチャンスになります。
さらに本事例では、商品同士の相性を全面に押し出し、セット商品として今後の売上効果にも期待できるキャンペーンになっている点が非常に参考になるでしょう。
下川はるかエイト/下川はるかエイトSNSキャンペーン第3弾!
続いてご紹介するのは、北海道下川町の特産トマト「はるかエイト」の公式アカウント「下川はるかエイト【公式】(@harukaeight0607)」で発信された「下川はるかエイトSNSキャンペーン第3弾!」です。
同アカウントでは、マスコットキャラクターとしてNON STYLE 石田明さんに弟子入りしているトマト漫才師「下川はるかエイト」を用い、地元・北海道下川町の魅力や関連商品のPRを行なっています。
キャラクターのコンセプトが個性的で、漫才公演を見に行く様子やお笑い番組の感想などもツイートされており、凝ったアカウント運用でフォロワーとの親密度を高めています。
下川はるかエイトSNSキャンペーン第3弾!
フォロー&リツイートで抽選で当たる下川町特産とまとジュース ふるさとの元気 180ml×6本 100名様
下川はるかエイトグッズ10名様ー 応募方法 ー
①下の2つのアカウントをフォロー@nposhimokan
@harukaeight0607
②この投稿をリツイート10/24まで pic.twitter.com/oAxaOZs7e9
— 下川はるかエイト【公式】 (@harukaeight0607) October 10, 2022
今回取り上げる「下川はるかエイトSNSキャンペーン第3弾!」では、地元、下川町のアカウント「しもかわ観光協会(@nposhimokan)」と協力。
Twitterキャンペーンで地元の認知を広げ、盛り上げることに成功しています。
具体的な応募方法は、
- 2つのアカウント、「しもかわ観光協会(@nposhimokan)」と「下川はるかエイト【公式】(@harukaeight0607)」をフォロー
- 投稿をリツイート
となっており、抽選で
- 下川町特産とまとジュース ふるさとの元気 180ml×6本 100名様
- 下川はるかエイトグッズ10名様
が賞品としてプレゼントされました。
普段からフォロワーが親しみやすいアカウントということもあり、応募のリツイートだけでなく、多くのコメントやいいねが送られています。
下川はるかエイト@harukaeight0607 様より、SNSキャンペーン第三弾
下川町ふるさと100%とまとジュースを頂きました。今朝、届いたので早速家族でグイッ!
程良い酸味とまろやかな甘み、すっごく美味しいですイラストも可愛い
6本頂いたので、夜はレッドアイにして続#ままもの当選報告 https://t.co/yPwpx5XuKR pic.twitter.com/gVZYyqOtPN
— ままも (@mamamon02) November 23, 2022
下川はるかエイト【公式】@harukaeight0607 様の
『下川はるかエイトSNSキャンペーン第3弾!』で、下川町特産とまとジュース「ふるさとの元気」6本が当選しました✨濃厚でとてもおいしいです
NON STYLE 石田さんのお弟子さんのトマト漫才師2人が付いたラベルがかわいい#猫丸の当選報告 pic.twitter.com/gI2PqXRNKJ— 猫丸 (@kapikapiobasan) November 23, 2022
また、上記2つのツイートのように、本事例では当選報告のツイートが非常に多く見られます。
トマトジュースの美味しさや、ラベルの可愛さなど、商品の訴求につながる内容も多く見受けられ、Twitterキャンペーンの満足度の高さが窺えます。
本事例の成功要因の1つには、日頃から親しみやすいアカウント運用に徹することで、高い顧客ロイヤリティを蓄積していた点が挙げられます。
キャンペーンを実際した際の、リアクション(拡散協力)や、当選後の質の高いUGCといった複利的な恩恵を得るためにも、日頃から丁寧なアカウント運用を心がけ、フォロワーとの信頼関係を築いていきましょう。
【公式】やまなし美酒めぐりキャンペーン/#やまなし美酒めぐり プレゼントキャンペーン
最後にご紹介するのは、山梨県の公式観光サイト「富士の国やまなし観光ネット」が運営する「【公式】やまなし美酒めぐりキャンペーン (@yamanashi_bisyu)」で発信された「#やまなし美酒めぐり プレゼントキャンペーン」です。
山梨県には沢山のワイナリーがあり、日本を代表するワイン産地として知られていますね。
本アカウントでは、ワイナリー巡りを通じて地元山梨県の観光発展を担う「やまなし美酒めぐり」の公式アカウントとして、ワイナリーを巡るデジタルスタンプラリーのPRや、山梨ワインの魅力を届けるツイートが発信されています。
/#やまなし美酒めぐり プレゼントキャンペーン 第1弾
\⚡️明日締切⚡️#山梨県産白ワイン を10名様にプレゼント‼️
▼参加方法
① @yamanashi_bisyu をフォロー
②この投稿をRT
※応募対象:20歳以上
締切:12/1 9:59スタンプラリーも実施中https://t.co/Qv7a3EltsM pic.twitter.com/l9d1fXPsOu
— 【公式】やまなし美酒めぐりキャンペーン (@yamanashi_bisyu) November 30, 2022
本事例では、山梨県産のワインが当たるTwitterキャンペーンを実施。
Twitterキャンペーンを通して、実際に地元のワインの味を試供できる機会を提供することで、山梨ワインへの認知拡大に貢献しています。
また当選者には、実際にワインの味を知ってもらえることで、同社が実施するデジタルスタンプラリー施作に関心を向けることにも期待できますね。
応募方法は、
- アカウント(@yamanashi_bisyu)をフォロー
- この投稿をリツイート
となっており、第一弾では白ワインが抽選で10名にプレゼントされました(※応募対象:20歳以上)
なお、本キャンペーンは本アカウントの最初のキャンペーンでありながら、「第一弾」と銘打っており、続く「第二弾」を期待させる布石が施されていました。
/#やまなし美酒めぐり プレゼントキャンペーン 第2弾
\第2弾は #山梨県産赤ワイン を10名様にプレゼント
▼参加方法
① @yamanashi_bisyu をフォロー
②この投稿をRT
※応募対象:20歳以上締切:1/1 9:59
スタンプラリーも実施中✨https://t.co/Qv7a3EltsM pic.twitter.com/1PxCdmkcFu
— 【公式】やまなし美酒めぐりキャンペーン (@yamanashi_bisyu) December 1, 2022
そして、第一弾から1ヶ月ほどの期間で実施された、第二弾では赤ワインを抽選で10名にプレゼントされています。
第一弾の時点から第二弾の実施を期待させ、定期的なキャンペーン実施を印象付けることで、フォロワーの獲得や、ユーザーに定期的に投稿をチェックしてもらえることに繋げています。
また、応募方法は第一弾と同様ですが、第二弾のキャンペーンツイートでは、スレッド機能を活用して画像で応募要項を添え、ユーザーの疑問を事前にケアすることに努められています。
短い期間の中で、第一弾から第二弾に向けてしっかりと改善が施されている点も素晴らしいですね。
本事例は、2022年10月に開設されたばかりで、尚且つキャンペーン専用の公式アカウントということもあり、キャンペーンに特化したアカウント作成を検討する際に、特に参考にしたい成功事例となっています。
まとめ
以上、「ドリンク・飲料商品のTwitterキャンペーン成功事例5選」はいかがでしたでしょうか?
一口にTwitterキャンペーンといっても、目的に応じて、賞品や応募方法に様々な工夫が見られましたね。
また、時節を活かしたキャンペーンで競合との差別化を図ったり、企業間コラボで新規顧客獲得といった相乗効果を得ている点は特に参考にしたいポイントです。
是非とも今後のSNSキャンペーン戦略にお役立ていただければ幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!
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