今回インフルエンサーマーケティング施策を行った株式会社パワーサポートは、Apple関連製品のガジェットアクセサリーメーカーです。
累計販売数200万個を超えるスマホケース や、高品質の保護ガラス・PCアクセサリといった製品を、楽天市場・自社ECストア・Amazon・Yahoo!ショッピングの直営店にて販売しています。
この度、パワーサポート社で製品・ブランドの認知拡大に向けたInstagramキャンペーンを行うことに伴い、弊社 Find Modelはキャンペーン並びに商品へのリーチ増加を目的としたインフルエンサーマーケティング施策に尽力いたしました。
すると、最も投稿が伸びたインフルエンサーはインプレッションが1400%に上るなど高い効果が見られ、商品及びキャンペーンの認知拡大を実現することができました。
また、投稿のリーチ数のみならず、施策実施後の商品自体の売り上げが前年比の200%であったとの結果から、投稿やキャンペーンが実際に商品の売り上げに繋がったことが分かります。
本記事では、パワーサポート社とFind Modelが行ったInstagramのインフルエンサーマーケティング事例をご紹介します。
複数のインフルエンサーの中でも効果の高かった投稿の内容やポイントをご紹介していきますので、是非最後までご一読ください。
目次
パワーサポート社とFind Modelが行った施策の概要と結果
まずはじめに、Find Modelとパワーサポート社が行ったインフルエンサーマーケティング施策についてご紹介していきます。
インフルエンサーマーケティング施策の概要
今回のインフルエンサーマーケティング施策の概要は以下の通りです。
実施内容:Instagramフィード投稿もしくはリール投稿1回
起用人数:9名
予算:2,000,000円
KPI:商品及びキャンペーン情報の認知拡大
Instagramキャンペーンの概要
パワーサポート社が行ったキャンペーンの概要は以下の通りです。
①公式Instagramアカウント @powersupport_jp をフォロー
②商品の画像 or 動画を1投稿1枚で投稿
③ 投稿の際は @powersupport_jp をメンションして、#パワサポコンテストおよび#エアージャケットをタグ付け
→2か月間の期間で5位までに入賞したユーザーに商品のプレゼント
上記の内容をインフルエンサーの投稿で告知してもらうことで、キャンペーンの認知拡大を図りました。
施策の結果
Instagramでのインフルエンサーマーケティングを実施したところ、
・全体の結果としてリーチ率233.5%と平均(10~15%)を大幅に超える結果
・保存率についても0.93%と平均(0.2~0.4%)を大幅に超える結果
・インプレッションが1400%に上るインフルエンサーもいた
上記のような非常に高い結果が現れました。
また、今回の施策実施後、商品の売り上げが前年比200%に上がったとの結果も出ており、リーチ数が効果として表れていることも伺えます。
では、上記のように高いリーチを獲得するにはどんな風にインフルエンサーを選出する必要があるのか、実際の投稿から見ていきましょう。
インフルエンサーの実際の投稿
では、選定した9名のインフルエンサーの中から、特に高い結果を得られた3名のインフルエンサーの投稿をご紹介していきます。
りょう| モノがある便利な生活 さん
まずはじめに、りょう| モノがある便利な生活(@ryo_ipad_lover)さんの投稿とそのポイントをご紹介していきます。
サムネイル画像で「コレに変えない?」という文字での訴求を行う
1つ目のポイントは、1枚目の画像に、閲覧したユーザーに対して訴えかけるような文章を入れている点です。
「コレに変えない?」という大きな文字は目に留まりやすく、ユーザーはどんな投稿なのか気になって思わずタップ・スクロールを行うことが予測されます。
1枚目の画像はサムネイルにもなるため、投稿一覧やおすすめ欄に表示された際に、まず詳細を見てもらうための第一歩として非常に重要となります。
上記の投稿は、文字の大きさや文末に”?”のある文章をセレクトしたことがポイントだと言えるでしょう。
色ごとに詳しく商品の特徴を解説
上記の投稿では、商品の色ごとに画像を分けてそれぞれの商品の特徴を事細かに説明しています。
商品の種類ごとに解説を行うことで、ユーザーの様々なニーズに対応した幅広いメリットを提示することができます。
また、「モノ」の情報発信を行っているりょうさんならではの視点が分かることで、ユーザーが説得感を感じられる効果もありますね。
また今回、りょうさんはもともと一色のケースを提供予定でしたが、本人からの要望で複数の色を提供しました。
より良い投稿を行うためにインフルエンサー側から提案を行ってもらえることは企業側にとってもメリットであり、上記のようなりょうさんのこだわりが投稿のインプレッションの高さに繋がったと言えるでしょう。
メリット・デメリット両方を解説
投稿では、商品の「気になった点」として、デメリットも紹介しています。
上記のように正直な意見をしっかり提示することは、投稿に対するユーザーの信頼感や安心感につながります。
また、デメリットを挙げた後には、「ただそれ以外はいうことなし、ファンが多いのも納得」という文章を入れることで商品の良い部分を想起させることも忘れていません。
デメリットをあえて伝えることが、提示したメリットの説得力を上げ、投稿全体でプラスのイメージを感じさせることもあるため、上記のような投稿も有効となるでしょう。
かいま さん
続いて、かいま(@kaima_official)さんの投稿とそのポイントをご紹介します。
PR商品以外の製品と一緒に紹介
かいまさんは「買ったら揃える物」として7つのアイテムを紹介し、投稿の1つ目でパワーサポート社の商品を紹介しています。
一見、競合の商品を紹介していることはプロモーションをする企業にとっては好ましくない事にも思えますが、PRしたい商品以外のアイテムの情報もあることで、閲覧したユーザーは投稿に対して”広告感”を感じなくなり、有益な情報として投稿の内容を受け入れる効果があります。
投稿のいいねや保存数が増えやすくリーチ数が伸びやすくなることに加え、ユーザーから商品への信頼性も高まるなどの様々なメリットがあります。
独自の視点からのメリットを提案
かいまさんは、パワーサポート社のiPhoneケースに対し、「Appleのリンゴマークが透けるのでiPhoneのデザイン性を損いたくない人にもおすすめです」と紹介しています。
上記はiPhoneユーザーであり、Apple製品へのこだわりがあるかいまさんだからこそのメリット提案です。
上記のような提案は、商品へのこだわりのあるiPhoneユーザーから共感を呼びやすく、商品紹介への説得力にも繋がるため、非常に有効です。
商品購入の機会を提案
上記の投稿では「スマホを買ったら揃える物」として商品を紹介しています。
商品購入の機会提案を行うことで、最近スマホを買い替えた、もしくは買い替えようとしているユーザーに強くアプローチを行うことも出来ます。
ただ商品をおススメするよりも、商品への興味を訴求しやすい投稿を行っている点が魅力です。
ライフスタイル系インフルエンサーAさん(20代女性)
次に、ライフスタイル系インフルエンサーAさんの投稿とそのポイントをご紹介していきます。
商品+インフルエンサー本人が写った画像や動画
投稿では、パワーサポート社の商品と投稿主のAさんが一緒に映るよう、鏡ごしにiPhoneを構えて撮影した写真・動画を使用しています。
(※画像はイメージです)
情報発信系ではなく、ご本人がタレント性を持ったインフルエンサーの場合は、ご本人の写真が閲覧されやすいという特徴があります。
そのため、商品のみの画像ではなく両者が映った画像を使用するのはフォロワーに投稿を閲覧してもらうためにとても有効な方法です。
商品選びのポイントを紹介
投稿のキャプションでは、
・iPhone本体の色との相性を考えた商品選びのポイント
・インフルエンサーAさんのライフスタイルに適したiPhoneケース選びのポイント
の2点を踏まえた上でパワーサポート社の商品提案を行っています。
Aさん独自の商品の色選びのポイントを紹介するとともに、商品のメリットを挙げることで広告感が薄まり、フォロワーは安心感を感じることができます。
また、女性のライフスタイルを考慮したアイテム選びのポイントが言及されていることで、同世代の女性ユーザーからも共感を得られる文章が作られているのもポイントです。
画像に文字入れをされていないぶん、キャプションにてご自身の意見を取り入れた商品のメリット提案をすることで、ユーザーへの安心感・共感を促しているのが良いですね。
インフルエンサーの紹介・選定基準
では、上記の投稿を行ったインフルエンサーはどんなインフルエンサーだったのか、また、どういった選定基準で選ばれたのかをご紹介していきます。
りょう| モノがある便利な生活 さん
画像:@ryo_ipad_lover | Instagram
アカウント:りょう| モノがある便利な生活 さん
フォロワー:3.3万人(※2023年3月)
りょう| モノがある便利な生活 さんは、Apple関連アイテム・ガジェット ・ 便利アイテムを紹介しているインフルエンサーです。
”モノ”にクローズアップして便利アイテムの紹介投稿・Apple製品の情報を多く発信しています。
iPadやiPhoneについての有益情報を多く発信していることから、iPhoneユーザーやApple製品のファンのフォロワーが多いことが予測されます。
また、常に有効な情報を発信しているため、商品にも効率の良さや便利さを求めるユーザーが投稿を閲覧していることが分かります。
かいま さん
画像:@kaima_official_ | Instagram
アカウント:かいま
フォロワー:4.2万人(※2023年3月)
かいまさんは、貯金・節約にまつわる有益情報から「買ってよかったもの」紹介まで、生活の質を上げるための様々な情報を発信しているインフルエンサーです。
アイテム紹介以外にも日々の生活をよりよくするための情報やコツについて発信しており、「自分の暮らしを有意義なものにしたい」という意識があるフォロワーが多いことが伺えます。
インフルエンサーの選定基準
本インフルエンサーマーケティング施策の結果と分析
施策の結果
パワーサポート社とFind Modelが行ったインフルエンサーマーケティングは、以下のような結果が現れました。
9名のインフルエンサーによる施策全体の結果
・リール投稿:平均リーチ率 82.9% 平均保存率1.26%
・フィード投稿:平均リーチ率276.5% 平均保存率 0.84%
・全体:リーチ率 233.5%と平均(10~15%)を大幅に超える結果
保存率 0.93%と平均(0.2~0.4%)を大幅に超える結果
リーチ数の多さから、今回のキャンペーンやパワーサポート社の製品の認知拡大を実現できたことが予測できます。
また、保存率の高さからは、インフルエンサーによる投稿に対するユーザーの高い関心度が伺え、製品ターゲットとなる層に上手くリーチできていたことが分かりました。
紹介した3名のインフルエンサーの結果
本記事で紹介したインフルエンサー3名のリーチ数・保存数は以下の通りです。
@ryo_ipad_loverさん:リーチ数1013.8% 保存数1.53%
@ kaima_official_さん:リーチ数167.9% 保存数0.75%
ライフスタイル系インフルエンサーAさん:リーチ数74.8% 保存数0.36%
施策の結果分析
リーチ率が好結果になっていたインフルエンサーの特徴の一つとして、文字入れで投稿をしていたことが挙げられます。
文字入れ投稿をすることで、情報が可視化され、ユーザーの購買喚起を促すような投稿になっていたのではないかと考えられます。
上記の結果から、今後も文字入れ系インフルエンサーを起用し、情報を可視化させることが重要であると考えられます。
また、ライフスタイル系インフルエンサーで好結果となっていたインフルエンサーの共通点として、インフルエンサー自身にファンがついている(平均ENG率が高い)という事が挙げられます。
そのため、投稿後フォロワーからのリーチの初速が伸びやすく、結果として発見タブに露出される投稿になっていたのではないかと推測できます。
ライフスタイル系インフルエンサーを起用する際は、インフルエンサー自身にファンがついているインフルエンサーを選定することで、フォロワー内外へのリーチが獲得できる投稿をする必要があるでしょう。
Find Modelとは
今回インフルエンサー選定を行ったFind Modelは、インフルエンサーマーケティングを中心に、SNS広告配信、SNSアカウント運用代行などで10,000件以上の実績があり、企画から効果分析まで全てを任せられるトータルサポートが受けられます。
貴社の商材やサービスに最適なインフルエンサー/SNS/広告プランを提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、パワーサポート社とFind Modelが行なった事例を参考に、インフルエンサーマーケティングのポイントをご紹介いたしました。
今回の事例では、商品と相性のいいインフルエンサーを選定し、最適な投稿を行ってもらうことで、商品及びキャンペーンの知名度を上げることに成功したことがお分かりいただけたかと思います。
Find Modelでは、インフルエンサーを起用したマーケティング事業を運営しており、訪問型PR施策や、インスタグラマーによるレビュー投稿などのプロジェクトを実施してきました。
インフルエンサーマーケティンングの企画〜実施までトータルでサポート致しますので、SNSを活用したPR施策をお考えのご担当者様はぜひお気軽にご連絡ください。
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