X(旧Twitter)は、iOSアプリ向けに新しい返信機能である「動画でリアクション(React with video)」の提供を開始しました。この新機能により、ユーザーは気になる投稿に対して、動画形式でのコメントやリアクションをこれまで以上に手軽に行えるようになります。
元の投稿を見せながら録画できる多彩なフォーマット

画像:X introduces video reaction option for iOS
新機能は、各投稿の返信オプションから利用可能です。機能を選択すると新しい録画ウィンドウが開き、自動的にインカメラが起動して、すぐに動画による返信を撮影できる状態になります。

画像:X introduces video reaction option for iOS
録画のフォーマットも柔軟で、自分の自撮り動画を元の投稿に「オーバーレイ(重ね合わせ)」して表示させたり、「画面分割(スプリットスクリーン)」の形式を選んだりすることが可能です。画面上に元の投稿を表示したまま撮影できるため、ネイティブかつ直接的な動画返信が可能となり、「どの投稿に対する意見なのか」という文脈を視聴者へ明確に伝えることができます。
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「解説・意見の共有」はXの柱
Xのプロダクト責任者であるNikita Bier氏は、この新機能によってユーザーがより深くコンテンツと関われるようになると期待を寄せています。
Bier氏は次のように語っています。
「意見や解説(コメンタリー)は、Xを支える最も重要な柱の一つです。そして時に、自分の考えを共有するための最良の方法は『動画』なのです」
実際、既存のコンテンツに対するリアクションはXにおいて極めて重要な要素です。2023年にリンダ・ヤッカリーノCEOは、「アプリ内で毎日共有される5億件の投稿のうち、3億件が引用投稿やリポストである」と明らかにしました。これは、X上の日常的なアクティビティの大半がコンテンツへの反応によって生み出されており、純粋なオリジナル投稿は全体の約20%に過ぎないことを意味しています。
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動画時代の新しいコミュニケーションスタイルとして定着するか
Xの利用傾向を考えれば、今回の新機能は非常に有意義なオプションと言えます。普及における最大の障壁があるとすれば、「ユーザーがカメラの前に立って顔を出すことに抵抗を感じないかどうか」という点でしょう。
しかし、TikTokが台頭する昨今のSNS事情において、他のコンテンツに動画を重ねて返信したり、グリーンスクリーン機能を使って参考資料を画面に映し出しながら解説したりするスタイルは、すでに一般的なアプローチとして定着しつつあります。
最近のXでは、動画関連のアクティビティが目に見えて増加しています。この「動画でリアクション」機能が受け入れられれば、プラットフォーム上での動画のやり取りがさらに活発になり、タイムライン全体のエンゲージメントを力強く牽引する起爆剤になるかもしれません。
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