皆さんは、インターネットやSNSを利用する際に、商品・サービスをPRする広告を見かけたことはありますか?
現在、企業・個人でマーケティング施策を打ち出している方の多くがこの「Web広告」を利用しています。
近年Web広告は、従来のテレビ・街頭広告などに取って代わり、最も多くの見込み顧客へリーチできる手段として認知されはじめました。
そこで本記事では、Web広告のメリットや種類、特徴について詳しく解説していきます。
Web広告を活用して商品・サービスの売上・集客アップをしたいとお考えの企業のSNS担当者・マーケターの方はぜひこの記事を参考にされてみてはいかがでしょうか。
目次
Web広告とは
Web広告とは、インターネットを通じて配信される広告のことです。
各SNS、検索エンジン、Webサイト、メールマガジンなどで表示されるあらゆる広告がWeb広告に分類されます。
他にも「ネット広告」「オンライン広告」などと呼ばれることもあり、企業が商品・サービスのマーケティング戦略として行うことも増えています。
Web広告の種類や特徴を理解し、費用対効果の高いWeb広告を活用すれば、商品・サービスの訴求力も高められるでしょう。
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Web広告のメリット
スマートフォンやパソコン、タブレット端末などが普及した現代において、インターネットやSNSは私たちの生活に欠かせない存在であり、日常で最も目にしやすい媒体です。
また、近年では商品・サービスの購入時にネット上のレビューを見て購入を決めているという方は58.2%、レビューを全体的もしくは部分的にでも信用しているという方は75.4%にまでのぼりました。(出典:消費者の信頼を確保するための消費者レビューの管理|消費者庁 令和2年6月12日)
画像:消費者の信頼を確保するための消費者レビューの管理|消費者庁
ネット・SNS上で影響力を持つインフルエンサーや一般ユーザーのレビューの他、興味をもったキーワードを検索した際、WebサイトやSNSで投稿を閲覧している際など、Web広告でのPRは顕在的・潜在的両方の見込み顧客の目に触れることができる効果的なアプローチです。
また、Web広告の種類によっては、自社のターゲティングや予算、KPIに合わせて出稿できますので、マーケティング施策に合わせて柔軟に対応させることができます。
Web広告は、現在マーケティング戦略を考える上で最も理解しておきたい施策といえるでしょう。
以下では、Web広告の種類や特徴について解説していきますので、ぜひ参考にされてみてください。
Web広告の種類と特徴
それではさっそく、Web広告の種類ごとに特徴、メリット・デメリットなどを詳しくご紹介していきます。
純広告
純広告は、広告掲載の単価が決まっている特定のメディアに配信する広告です。
例えば、化粧品ブランドであれば、コスメの情報メディアやファッション誌のWeb媒体など、自社のターゲット層と親和性のあるWebサイトへ出稿します。
出稿するメディアが選べる点で訴求力は高いものの、イメージとしては従来の街頭広告に近いものがあります。
一定の単価を支払えばそれ以上の運用の手間がかからないことや、認知度向上を期待できるというメリットがある一方で、掲載期間・場所が決まってしまっているので、効果が少なくても調整できずに費用が発生してしまうといったデメリットもあるので注意しておきましょう。
SNS広告
SNS広告は、Twitter、Instagram、TikTokなどといったソーシャルネットワークサービス(SNS)に配信する広告です。
「プロモーション」や「広告」などの表示があるかどうかで普通の投稿かSNS広告かを見分けることが可能です。
- TwitterのSNS広告事例
- InstagramのSNS広告事例
- TikTokのSNS広告事例
スマートフォンなどのモバイル端末の普及によって私たちの生活に欠かせない存在となっているSNS。
そんなSNSのタイムラインや動画の合間に表示させることで、ユーザーに受け入れられやすい形で自然とPRすることができます。
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アフィリエイト広告(成果報酬型広告)
アフィリエイト広告とは、自身で運用するブログもしくは他ユーザーのブログ、SNSアカウントなどに設置してもらう広告のことです。
報酬はユーザーからのクリックなどあらかじめ設定されているコンバージョンが達成された際に発生し、広告主から媒体主へ報酬が支払われます。
コンバージョン数に応じて報酬が発生するため、費用対効果が高くなりやすいことがメリット。
ただし、他のWeb広告が配信されるWebサイト・SNSを選べるのに対し、アフィリエイト広告は意図しないサイトに掲載される可能性があり、ブランディングを重視したいという方には不安な一面もある広告スタイルとなっています。
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告(検索連動型広告)では、検索窓から検索したキーワードに関連した広告・Webサイトが検索結果画面トップに表示されるようになっています。
最も相応しい検索結果よりも上部に表示されるため、リスティング広告を見かけたことがある方がほとんどでしょう。
最も目に留まる場所に広告を出稿することができますので、訴求力は抜群です。
商品・サービスに興味を持って検索した顕在層へアプローチできるので、費用対効果を高めやすいというメリットがあります。
また、最低出稿額が決められていないため、自社で自由に予算設定することが可能。まずは少額からWeb広告を試してみたいという方にもおすすめのアプローチです。
ディスプレイ広告(バナー広告)
画像:Yahoo!Japan
ディスプレイ広告(バナー広告)は、Webサイトやアプリの広告枠に、画像または動画と文章を組み合わせたバナーで表示される広告です。
Googleの場合、
- Webサイト
- YouTube、GmailなどGoogleのサービス
- モバイルアプリ
などの場所に表示されます。
Yahoo! Japanの場合、
- Yahoo! Japanトップページ
- Yahoo! ニュース
- Yahoo! メール
などの場所に。
その他では、
- LINE
- 朝日新聞デジタル
- CookPad
など表示場所は様々です。
文章のみの広告よりも目に留まりやすく、見込み顧客へのアプローチとしても効果的。自由にクリエイティブを作成してPRできるため、商品・サービスのビジュアルをアピールしたい場合や、世界観をPRしたい場合にもおすすめのWeb広告です。
動画広告
動画広告とは、動画を用いた広告で「YouTube広告」などが代表として挙げられます。
YouTubeトップ画面上部に表示させたり(画像赤枠)、
画像:YouTube
動画の前後や合間に表示させることができます。5秒以上再生でスキップ可能な広告スタイル、スキップ不可の広告スタイルなど、KPIやターゲット層、予算に合わせて設定することも可能です。
短い時間でも情報量の多いPRをすることができたり、動画によるPRで印象に残りやすいといったメリットがあります。
ただし、動画作成にコストがかかることや、スキップされてしまう可能性があるなどのデメリットについても留意しておきましょう。
YouTube広告に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、是非参考にされてみてください。
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アドネットワーク広告
アドネットワークは、広告を出稿可能な多数のWebサイト(Webサイト・SNS・ブログなど)を集めた広告配信ネットワークのことです。
アドネットワーク広告(ディスプレイ広告とも呼ばれる)は、それら複数の媒体に対して、一度にまとめて広告を表示させることができます。
ターゲット設定をすると、適切な場所・タイミングを捉え、見込み顧客に戦略的にWeb広告を表示することが可能に。
より多くのコンバージョンを獲得するために、自動的に最適化してくれるため、ターゲティング、入札、クリエイティブを常に最適な組み合わせで活用していくことができるのです。
アドネットワーク広告の代表的な媒体としては、
- Googleディスプレイネットワーク(GDN)
- Yahoo!広告 ディスプレイ広告 運用型(YDA)
上記2種類が挙げられます。
リターゲティング広告
リターゲティング広告では、1度特定のWebサイトにアクセスしたユーザーが、そのWebサイトから離脱した後も追跡して広告を配信します。
何日か前に検索した商品・サービスの広告が別サイトでも表示された場合は、リターゲティング広告を利用しているということになります。
例えば、前日に下記の「日本エレクトロン株式会社」のWebサイトへアクセスした後、
テレ朝newsのWebサイトにアクセスしたところ、赤枠部分のように同サイトの広告が表示されました。
画像:テレ朝news
興味を持ったユーザーがWebサイトにアクセスしたとしても、ほとんどの場合コンバージョンに至らずに離脱してしまいます。
1度のアクセスで商品・サービス購入をするユーザーは決して多くないですが、無関心なユーザーをターゲットとするよりも、サイトに訪れた見込み顧客へ再度アプローチ(リターゲティング)することで、再びサイトにアクセスしてもらうなどのコンバージョンへと繋げることができるのです。
タイアップ広告
タイアップ広告は、商品・サービスの魅力を紹介した記事をWebメディアに掲載してもらう広告です。
最近では特に、InstagramやYouTubeでタイアップ広告を見たことがあるという方は多いのではないでしょうか?
下記投稿のように、フォロワーの多いインフルエンサーにタイアップ広告をお願いすることで、ターゲット層や潜在的な見込み顧客へ効果的なPRを行うことができます。
通常の投稿とほぼ変わらない記事投稿によって、ユーザーにさりげなく商品・サービスの魅力を伝えることができます。
また、コンテンツの面白さやインフルエンサーの影響力によって、ユーザーに興味を持ってもらえる可能性が高まります。
他の広告スタイルではアプローチしづらいユーザーや、潜在的な顧客へのアプローチに最適です。
メール広告
メール広告とは、電子メールで配信する広告です。テキスト形式もしくはHTML形式で配信することができ、HTML形式では配画像・動画などを用いて自由な表現をすることも可能です。
他のWeb広告と比較して時間と手間がかからないことがメリット。急遽情報を発信したい時にも対応できるため、広告主にとって利便性の高い広告スタイルといえるでしょう。
ただし、メール配信を希望しているユーザーにしか配信することができないので、新規顧客を獲得したいという場合には他の媒体から集客・メール広告へと誘導する必要があります。
まとめ
今回はWeb広告の種類や特徴、メリット・デメリットについて詳しく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。
KPI設定やターゲティングをしっかり行うことで、利用するべきWeb広告の種類も定まり、より効率良く運用を行っていくことができます。
また、自社にノウハウがないという場合や別業務との兼ね合いでWeb広告やSNS運用に労力が割けないとお悩みの方は、代理店に相談・委託することもおすすめの方法です。
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