【CICAブーム】の火付け役!「VT Cosmetics」のマーケティング戦略を徹底考察!

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ここ数年の日本のコスメ業界に新ブームを巻き起こした「CICAコスメ」。

今ではコスメ業界の1つの商品ジャンルとして広く認知されるようになりました。

中でも、日本におけるCICAブームの火付け役と言われているのが、CICAコスメの本場、韓国発祥のコスメブランド「VT Cosmetics」です。

同社は、2015年に韓国・ソウルで創業。その後、韓国の7人組アイドルグループ「BTS」とのコラボなどをきっかけにCICA商品が爆発的な人気を獲得、韓国の化粧品ブランドの地位を世界に押し広げることとなりました。

本記事では、そんな「VT Cosmetics」を取り上げ、マーケティング戦略を徹底考察していきます。

数年間で大きな発展を遂げた「VT Cosmetics」の軌跡を辿ることで、マーケティング成功に近づくためのヒントを汲み取っていきます。是非とも最後までご覧いただきご参考にしていただければ幸いです。

目次

CICA(シカ)について

まずは、「VT Cosmetics」のマーケティング戦略を辿る上で重要なキーワードとなる「CICA(シカ)」について解説します。

CICA(シカ)とは?

CICA(シカ)は、セリ科の植物、ツボクサから抽出される成分のことを指し、学名であるCentella Asiatica(センテラ アジアチカ)が名前の由来とされています。

アジアでは古くから親しまれてきた植物で、“野生のトラが傷を癒すためにツボクサを擦り付けた”という言い伝えから「タイガーハーブ」とも呼ばれています。

抗酸化作用や抗炎症作用に期待できることから、韓国を中心にスキンケアエキスとしてコスメ商品に用いられるようになります。

その後、本記事で取り上げる「VT Cosmetics」をはじめ、CICAコスメ商品が世界でも発売されるようになり、徐々に現在のCICAコスメジャンルが確立されました。

CICAの主な特徴と商品

CICAの特徴は、肌・皮膚の再生促進効果であり、ニキビやシワなどの肌トラブルの防止・改善に期待できると言われています。

化粧水・乳液といった基礎化粧品から、携帯用クリーム・マスクといったものまで、様々なコスメ商品に用いられています。

また、最近では韓国以外のスキンケアブランドからもCICAを配合した商品が発売されており、スキンケア成分として世界的な認知を獲得しています。

CICAブームの背景

実は、ツボクサエキス自体は古くからその存在が知られており、欧米の化粧品などに用いられることもありました。

では、なぜ最近になってこれほどまでに注目されるようになったのでしょうか?

その理由として、

  • 韓国で「CICA」の名で売り出されたこと
  • コロナ禍のマスク生活

上記2点が挙げられます。

まず、美容大国・コスメ大国と呼ばれる韓国は、様々なブランドが凌ぎを削り合っていることやコスメ消費量の高さから、安価で質の高いコスメ商品が数多く流通しています。

日本でもプチプラコスメの筆頭として韓国ブランドが注目されることが多いですよね。

2018年頃から、それまで一般的ではなかったツボクサエキスが韓国で「CICA」という名で発信されるようになり、認知されやすいネーミングで、尚且つ安価で高い美容効果に期待できる成分として、少しづつ評価を高めてきたと考えられるでしょう。

さらに、コロナ禍のマスク生活もCICAブームに大きく影響していると考えられます。

コロナ禍で常日頃マスクを着用し、皆さんの中にも例えば、摩擦による肌トラブルなどに悩んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

お洒落を楽しんだり、魅力を増すためのコスメよりも、肌のトラブルを対策・解消するためのコスメに意識が向けられたことで、肌・皮膚の再生促進効果に強みを持つCICAがより脚光を浴びる理由に繋がったと考察できるでしょう。

 

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日本で【CICAブーム】を巻き起こした「VT Cosmetics」とは?

ここまではCICAの特徴やCICAブームの背景などを解説してきました。

しかしがら、CICAブームの要因はCICAの魅力や外的要因だけで語りきれるものではありません。

特に日本において、現在のCICAブームの火付け役となったのが韓国のコスメブランド「VT Cosmetics」です。

「VT Cosmetics」とは?

画像:VT STORY|VT公式オンラインショップ

「VT Cosmetics」は、2015年に韓国・ソウルで創業した比較的新しいコスメブランドです。

スキンケア、メイクアップ、ボディケアなどの製品を幅広く取り扱っており、韓国国内に多数の直営店を展開しているほか、オンラインストアやイベントでの露出などを通じて、世界中のユーザーにアプローチしています。

CICAに代表されるような天然素材を使用し、品質にこだわった肌に優しい化粧品が消費者に高く評価されています。

また、パッケージデザインや商品コンセプトも特徴的で、ユニークなキャラクターがプリントされた製品や、BTSとのコラボレーションなどで注目を集めています。

日本での流通

画像:VT COSMETICS JAPAN 公式オンラインショップ

「VT Cosmetics」の製品は主に、

  • 公式オンラインショップ
  • 全国の取扱店舗
  • オンラインモール(ネット通販)

で購入することが可能であるため、日本国内でも比較的入手しやすいコスメブランドと言えます。

公式オンラインショップ

「VT Cosmetics」の公式オンラインショップは公式HP上に設置されており、製品を検索・購入することができます。

最新の入荷情報が掴みやすいほか限定入荷割引などもあるので、最もポピュラーな購入経路の1つとなります。

全国の取扱店舗

「VT Cosmetics」の製品は、全国の百貨店・デパート・コスメストア・ドラッグストアなどでも販売されています。

店舗で実際に手に取って商品を確かめたい場合や、専門スタッフのアドバイスを受けて購入を検討したい場合におすすめの購入方法となります。

オンラインモール(ネット通販)

「VT Cosmetics」は、オンラインモール(ネット通販)にも出店しており、

  • Qoo10 公式ショップ
  • 楽天市場
  • Amazon
  • @cosme
  • マルイウェブ
  • Loftネットストア
  • Yahoo! ショッピング

で購入することができます。

主要なオンラインモール(ネット通販)を抑えていることから、消費者は普段からよく使う通販サービスを選んで、クーポン利用やポイント獲得など、お得に買い求めることができます。

 

「VT Cosmetics」のマーケティング戦略【BTSコラボで世界での認知獲得へ】

前項で「VT Cosmetics」の概要を解説する中で、日本国内で多数の販売チャネルを持つことがわかりました。

では、これほどの規模に拡大するまでに「VT Cosmetics」では、どのようなマーケティング戦略が敷かれたのでしょうか?

過去に行われた主要なマーケティング施策

  • 主にBTSとの広告契約で躍進を遂げた「前編」
  • 世界での認知獲得後の日本でのマーケティングをまとめた「後編」

に分け、時系列でご紹介していきます。

2017年〜|BTS(防弾少年団)と広告契約

画像:防弾少年団、コスメブランドVT Cosmeticsと正式なモデル契約|デバグ

「VT Cosmetics」が創業より数年で世界的なコスメブランドとして認知されるようになった1番の要因には、韓国の7人組アイドルグループ「BTS(防弾少年団)」を広告塔に採用したことが挙げられます。

韓国語、英語、中国語の3か国語で発表された公式のコメントでは、

TwitterやV Liveなど他のソーシャル・メディアを通して、防弾少年団はファンとのコミュニケーションを上手く図ってきました。
このコラボレーションにより、VT Cosmeticsは、防弾少年団が音楽でそうしているように、世界中の幅広い消費者へ、美容のトレンドを広めて行きます

というように、本コラボ施策を通して、世界中の消費者にアプローチしていく主旨が発表されています。

このBTS(防弾少年団)との広告モデル契約以降、「VT Cosmetics」は様々なVTSとのコラボ商品の発表を通じて、その認知を世界へと拡大させていくことになるのです。

2017年|BTS(防弾少年団)とのコラボ商品「コラーゲンパクト」を発表

2017年、BTS(防弾少年団)とVT Cosmeticsのコラボ商品として「コラーゲンパクト(ファンデーション)」を発表。ブラックとホワイトの2カラーのラインナップが用意されました。

この時のBTSは、韓国勢では初となる2週連続のビルボードチャートインを記録するなど、すでに世界的に注目を集めており、単なる地元韓国のアイドルとコスメブランドのコラボには収まらないほどの反響を生みました。

日本のファンの間でもTwitterをはじめとするSNSで話題になり、BTS×VTコスメのために韓国旅行を計画するユーザーや、購入できる通販サイトを探すユーザーの発信が多く見られました。

そして、そんな日本のBTSファンにとって嬉しいサプライズが。

突如として銀座に、本コラボ商品を取り扱う限定ショップがオープンすることになったのです。

オープンのたった数週間前にTwitterアカウントが開設されたにも関わらず、ツイートには多くの反響がありました。

そして下記のツイートでは、雨にも関わらず行列ができるほどのファンが来店している様子が紹介されています。

結果的に日本のファンにもコラボグッズの購入機会が与えられたことで、日本国内のファンの多さが改めて顕在化されると共に、「BTSとコラボしているコスメブランド」として「VT Cosmetics」というブランドの存在が認知されるようになりました。

2017年〜|「推し」のコラボ商品巡りSNS上でUGCが増加

BTS(防弾少年団)コラボの成功要因には、BTSが、「推し」の要素を持ったアイドルグループであったことも関係しています。

VT Cosmetics×BTSのコラボ商品の多くは、メンバー毎のメッセージや特典付きのものが多く、誰のものが当たるかは購入してみないと分からないというガチャ要素の強いものが見受けられました。

このガチャ要素こそが、7人組で構成されるBTSとのコラボ施策において重要な役割を果たしました。

グループ内に自分の「推しメンバー」を掲げるファンが多いことから、推しの特典を手に入れるべく交換を提案するなど、SNS上でファン同士によるコミュニケーションが活発化しました。

中でも情報拡散の早いTwitterでは、コラボ商品発売直後から多くのファンによるツイートが見られました。

また、上記のツイートから見て取れるように、こうしたファン同士のツイートには、商品の画像ブランドを表すハッシュタグ「#VT 」が含まれており、その全てがUGCとして拡散されていることがわかります。

こうした「推し」のコラボ商品を巡る動きが、BTSが広告モデルに採用されて以降、数年に渡り続いたことを踏まえれば、どれほど多くのユーザーに「VT」および「VT Cosmetics」の名が露出したか、その影響力の高さを想像することができますね。

2018年〜|「BT21」キャラクターコスメを展開開始

2018年には、BTSのキャラクター「BT21」とのコラボコスメのラインナップ展開がスタート。

BTSメンバーが自ら考案した「BT21」は、世界的なキャラクターブランド「LINE FRIENDS」の人気キャラクターとして現在まで広く親しまれており、以降、BTSファン以外のブランド認知も大きく拡大していくことになります。

上記の方のように、LINEでお馴染みの可愛いキャラクターをきっかけに、BTSファン以外の層にも高い訴求効果をもたらすことになりました。

また、「BT21」とのコラボコスメはリップやコンパクトなど、利用率が高く持ち運びやすいことも、キャラクターによる宣伝効果を最大限に引き出すことに繋がったと考えられます。

2019年|BTSメンバーイメージしたパフューム【L’ATELIER des SUBTILS】を発売

2019年には、BTSのメンバーをイメージした香水「L'ATELIER des SUBTILS」が発売されました。

メンバー7人のイメージをお洒落でゴージャスな香りに表現。メンバーごとに香りが異なるラインナップ展開になっており、それぞれの香りを比べたりと、楽しめる要素を含めた商品展開で話題を集めました。

また、本施策では、大阪を皮切りに日本各地でポップアップストアを開催。

多くのファンが詰め寄り、SNS上にも現地の様子を楽しむ投稿が数多く見られました。

この投稿をInstagramで見る

 

(@yuca0614)がシェアした投稿

上記の投稿内で紹介されているように、等身大のパネルフォトブースといった現地で写真を楽しめる工夫が見受けられますね。

フォトスポットはSNS上のUGCに繋がりやすいため、イベントの来場やコラボ商品の認知拡大に効果を発揮しています。

新商品の展示・試供による訴求だけでなく、SNSによる二次的な拡散効果も狙いの1つであったと考えられ、しっかりとその役割が果たされています。

2019年末|BTS(防弾少年団)との広告契約を終了

2019年12月、BTS(防弾少年団)との広告契約が終了となりました。

BTS側と再契約について議論して来たが、2017年より契約料が高騰し、年間100億ウォンの広告費が業績に負担になると判断し、再契約しないことに決めた。

引用元:KPOPNEWs365

BTSの爆発的な人気により年間のモデル契約料が高騰し、継続を断念したようです。

しかしながら、2017年からおよそ3年間に渡りBTSとタイアップしたコラボ・宣伝の効果は非常に大きく、この頃には既に「VT Cosmetics」の名を世界に認知させることに成功したといっても過言ではありません。

むしろBTSの市場価値がこれほどまでに高騰する以前に広告モデルに採用した、先見性の高いマーケティング戦略だったと言えるでしょう。

「VT Cosmetics」のマーケティング戦略【日本のCICAブームの先駆けに】

BTSをきっかけに「VT Cosmetics」を知った日本人は多いですが、一方で、コスメ好きの間では兼ねてから「CACAコスメブランド」としても認知を拡大させていました。

本項からは、VT Cosmeticsが「CICAブーム」を巻き起こすに至るまでの過程、そして最新のマーケティングについて解説します。

 

2017〜|Instagramで日本人向けに認知拡大を開始

2018年以前の「VT Cosmetics」は、国内での流通経路が確立されておらず、韓国のお土産でCICAパックが密かに人気を集める程度の認知度でした。

しかしながら、VT Cosmeticsでは、2017年4月の時点で日本向けのInstagram公式アカウント(@vtcosmetics_japan)のアカウントが開設されており、早い段階で日本進出を視野に入れていたことがわかります。

序盤の投稿では、上記のような自社コスメを愛用する韓国の人気のインフルエンサーなどの投稿が中心になっており、韓国の芸能に関心がある日本人の閲覧を促していきました。

2017年の後半から投稿のキャプションが日本語に代わり、少しずつCACA製品の紹介を中心とした投稿が増えていきます。

さらに同時期に「BTS(防弾少年団)と広告契約」を機にBTSをビジュアルに活かした投稿も増え、018年にかけて一気にフォロワーを増やしていきます。

そして、上記の2018年4月時点の投稿では2000件を超える「いいね」を獲得。

この頃には、すでに「CICA」と「BTS」というキーワードが多くの日本人ユーザーに浸透していることが窺えます。

早期からInstagramを活用し、

  1. 韓国インフルエンサーによる閲覧促進
  2. 日本語でのCICAコスメの紹介
  3. BTSによる認知拡大とブランド力のアピール

という段階的な認知拡大を図ったことが成功の鍵となりました。

2018年|自社ECサイトを中心に販売。来日イベントの開催も!

徐々に日本でも認知を獲得してきた同社の最初の主な販路は自社ECサイトでした。

Instagram上でも、興味を持ったユーザーを公式オンラインショップ「VT COSMETICS JAPAN」に促すフレーズなどが見られ、少しずつ日本で顧客を獲得していきました。

CICAシリーズについてユーザーに向けて丁寧に説明。

ツボクサエキスを使用した新しいコスメジャンルの開拓に努めていることが窺えます。

また、2018年ごろから日本各地でイベントショップが開催されるようになりました。

日本国内での直接的なプロモーションが始まり、Instagramを見ているけど購入には至らない見込み顧客の試供・ファン化の場として成果をもたらしました。

2019年|通販サイト「Qoo10」を中心に販売チャネル拡大。メディア露出も!

2019年以降は、「Qoo10」を皮切りに、オンラインモール(ネット通販)での販売経路を拡大させていきます。

それまではSNSでのPRや口コミをきっかけとした自社ECサイトでの販促がメインだったのに対し、コスメやファッションに興味を持つ広いターゲット層に向けて商品を提示・販売していくことになりました。

そして、販売チャネルの拡大に伴い、ユーザーの間でCICAの美容効果に注目が集まるようになり、少しずつ日本国内でのメディアの露出も増えていきました。

上記のAbemaTVのLIVE通販番組では、「最新の韓国トレンドメイク」というテーマで同社のCICAクリームが紹介されており、「若いユーザーに人気」というニュアンスが窺えます。

これには、販売経路として初めに「Qoo10」を開拓した点が少なからず関係しています。

「Qoo10」はプチプラや韓国コスメに強みを持つため、比較的若いユーザー層が多くなっています。

そして、若いユーザーのファンを獲得することはSNSでのUGCなど情報の二次拡散に期待できるため、結果としてその後のトレンド化の下地になったと考えられるのです。

2020年〜|日本で人気のインフルエンサーマーケティングがメインに

BTSとの広告契約終了に伴い心機一転、2020年からは日本国内で人気のインフルエンサーとのタイアップが増えていきます。

上記は、美容皮膚科ナースとして、様々なスキンケア商品を紹介されているインスタグラマー「てん子(@tenko0517)」によるタイアップPRです。

それまでは、BTSによる認知の最大化に重きを置いたマーケティングが主だったのに対し、2020年からは製品の魅力や特徴を詳細にPRするタイアップ施策に変遷していることがわかります。

上記では、人気ファッション系クリエイター「きりまる(@kirimaruuu)」さんとのコラボスキンケアコレクションを発表。

BTSのインフルエンス力とは違った切り口で、顧客獲得に特化したインフルエンサーマーケティングを活用していることが窺えますね。

2020年を境に「VT Cosmetics」のマーケティングは、CICAコスメの本質的な価値を伝えるフェーズに移行したと言えるでしょう。

2022年| 22年下半期ベストコスメ 70冠受賞!

日本国内のインフルエンサーマーケティングに移行したことでVT Cosmeticsは、「CICAコスメ」のパイオニアとして不動の地位を獲得していきます。

BTSとの広告契約が終了した2020年には、初めてベストコスメアワード(@cosme)に「CICAシートマスク」がランクイン。

  • 既に土台として充分なブランド認知を得ていたこと
  • その上で行った、インフルエンサーによるPRが一気の売上拡大につながったこと

が結果につながったと考えられます。

さらに、CACAシートマスク・CICAクリームを筆頭とした「CICAライン」は、コロナ禍のマスク生活で肌荒れに悩む人々からの評価を高めていきます。

そして、去る2022年下半期。なんと「VT COSMETICS」は、美容プラットフォームや美容ファッション誌、大型ファッション通販サイトなどが選出する数々のベストコスメを受賞し、「ベストコスメ70冠」という偉業を達成しました。

受賞した製品の内訳は、

  • CICA LINE(シカライン)65冠
  • CICA VITAL LINE(シカバイタルライン)5冠

となっており、まさにCICAコスメジャンルで頂点を手にしたのです。

“同社が手掛けるCICAコスメの品質の高さ”は言うまでもないですが、やはり「認知獲得→顧客獲得→売上獲得」というように段階ごとに最適なマーケティング過程を踏んできたことも、ベストコスメ70冠獲得という偉業の礎になったと考えられるでしょう。

参考:【ベストコスメ速報】VT COSMETICS 22年下半期ベストコスメ 70冠受賞!|PR TIMES

「VT Cosmetics」の最新のマーケティング施策

最後に、2023年現在の「VT Cosmetics」の最新のマーケティング施策をいくつかご紹介します。

新ブランドキャンペーン「Village Town」をスタート

画像:Village Town|VT Cosmetics

2023年2月にVT Cosmeticsから、「Village Town」という新たなブランドキャンペーンをスタートすることが発表されました。

ブランド独自の世界観を反映させた村「Village Town」を舞台に、同社の代名詞の「CICA」をめぐるストーリーを展開。

ストレスと平和をテーマにした切り口が、新たなブランドイメージの浸透と新しいターゲット層の顧客獲得につながりそうです。

新アンバサダーに北村匠海さんが就任

画像:北村匠海さん、VT COSMETICS アンバサダーに就任!|PR TIMES

2023年2月に「VT COSMETICS アンバサダー就任発表会」が行われ、新しいブランドアンバサダーに人気俳優・歌手の「北村匠海さん」が就任されました。

男性である北村匠海さんを起用したことで女性ファンはもちろん、新たに男性ユーザーへのPR効果にも期待できそうですね。

今後はCMに出演される他、前述したVTの新しいブランドキャンペーン「Village Town」にも参加しており、是非とも今後のPRに注目したいです。

CICA DAY(4月4日火曜日)

画像:4月4日(火)の“CICA DAY”を記念して 「CICA DAY by Village Town ~さあ、今日からCICAにしよう!~」キャンペーンを実施!|PR TIMES

2023年4月には、「4月4日(火)の4が付く火曜日」を「CICA DAY」と称し、 「CICA DAY by Village Town ~さあ、今日からCICAにしよう!~」キャンペーンを実施。

前述した新たなブランドキャンペーン「Village Town」と絡めたキャンペーンとなっており、数量限定の購入者特典など、まさに新たにCICAコスメを生活に取り入れていくことを促すキャンペーンになっています。

特に、4月という新たに何かを始めたい時期に「CICA DAY」という語呂合わせのアイデアで注目を集めている点がいいですね。

今回は新たなブランドの世界観が詰め込まれた「Village Town」を舞台にした初めてのキャンペーンとなりました。

今後も「Village Town」と新アンバサダーの「北村匠海さん」からどのようなキャンペーンが発信されていくのか気になるところですね。

引き続きVT Cosmeticsのマーケティング施策には注目していきましょう!

まとめ

さて今回は、「【CICAブーム】の火付け役!「VT Cosmetics」のマーケティング戦略を徹底考察!」ということで、同社のこれまでのマーケティング事例やニュースを取り上げながら解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

僅か数年で世界的なブランド認知を獲得し、日本でもCICAブームを巻き起こした同社のマーケティングでは、「認知獲得→顧客獲得→売上獲得」のフェーズが明確であった点がポイントになっていました。

また、BTSとのコラボによる認知の基盤作りの影響は大きいですが、さらにその後の日本国内でのインフルエンサーマーケティングによる説得力の高いPRも、顧客獲得や売上に大きく貢献しました。

インフルエンサーマーケティングでは、企業の現在地に応じて最適なキャスティングは異なります。

本記事で取り上げた事例のように、企業の状況や目的にあったインフルエンサーを起用することで、その効果を最大化することに期待できるでしょう。

尚、インフルエンサーマーケティングでお困りの企業様や、より大きな成果に繋げたい企業様は、是非ともキャスティング実績豊富な「Find model」にご相談ください。

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