
SNSを運営して人気コンテンツを作り出していく際に、画像や動画のデザインは重要な要素となります。
また昨今は、ネットワーク上で共有するプレゼンテーション用の資料やWeb広告などが主流になり、ビジネスのシーンにおいてもクオリティの高いデザイン性を求められる機会が増えてきています。
実際に、デザインツールを使いこなすことで、SNS運用やビジネスで成果を上げている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そして数多くのデザインツールがある中でも、特に注目を集めているのが、本記事で解説する「Canva(キャンバ)」です。
Canva(キャンバ)は、無料で使えるグラフィックツールとして知られ、世界中のユーザーがクリエイティブの場面に活用しています。
日本おいては、
- インスタグラマーがInstagramコンテンツ用の画像を作成したり
- ユーチューバーがサムネイルの作成に用いたり
SNSのコンテンツ作成において大変重宝されています。
本記事では、そんな「Canva(キャンバ)」のメリットや活用方法を解説していきます。
デザインツールとして人気を集めている理由や、SNS運営やビジネスで活用する際に参考になるポイントを学び取ることができる内容になっています。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
Canva(キャンバ)とは
画像:無料デザインアプリ・ツール・Canvaとは?|Canva
Canva(キャンバ)は、オーストラリア発のグラフィックデザインツールです。
パソコンのWebブラウザ上で利用できるほか、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末のアプリにも対応してます。
2013年に誕生し、世界190カ国で月間7,500万人以上(※2021年時点)のユーザーに利用されるほどの人気を誇ります。
参照:無料デザインアプリ・ツール・Canvaとは?|Canva
Canva(キャンバ)のメリット
さっそく本項では、Canva(キャンバ)のメリットについて紹介し、世界中で多くのユーザーから支持を集める理由を探っていきます。
また、Canva(キャンバ)の活用方法として、SNS運営やビジネスシーンでの利用機会についても触れていますので、ご参考にしていただければ幸いです。
無料で始められる
画像:プランと価格|Canva
Canva(キャンバ)のメリットでまず挙げたいのが、無料で始められる点です。
Canva(キャンバ)には無料プランがあり、
- 25万点を超える無料テンプレート
- 100種類以上のデザインタイプ(SNS投稿・プレゼンテーション・手紙など)
- 100万点以上の写真・画像素材
などをデザイン作成で利用できるほか、
- メンバーをチームに招待して作業を連携
- 5GBのクラウドストレージ
といった機能も利用することができます。
無料でありながらも多くのテンプレートや写真・画像素材が使えるため、組み合わせることでオリジナリティあふれるデザインを作り上げることができますね。
また、チームでデザイン作業を連携できる点や、5GBのクラウドストレージが備わってる点は、社内で業務やデザイン素材などを共有する際に役立ちそうです。
有料プランも
canva(キャンバ)には有料プランもあり、使用できる素材やテンプレートの質・数が増えるほか、クラウドストレージが100GBまで利用できるなど、より多くの機能を使えるようになります。
また、チームで利用することに特化した機能や料金プランも存在しており、企業で本格的に導入する際に検討していくといいでしょう。
※有料プランの詳細はCanvaの公式HPからご確認ください。
豊富なテンプレート
画像:無料デザインアプリ・ツール・Canvaとは?|Canva
Canva(キャンバ)では、用途ごとに用意された豊富なデザインテンプレートが用意されています。
テンプレートに当てはめて写真やテキストを編集するだけで、クオリティの高いオリジナルデザインを作れる点は魅力的ですね。
「Instagram投稿用」や「Facebookカバー」など、SNS運用で役立つテンプレートが非常に多いのも特徴です。
特にSNS投稿用テンプレートは、
- 手軽にクオリティの高いデザインが作成できるので、コンテンツの質・投稿頻度の向上につながる
- 同じテンプレートを使うことでコンテンツに統一感を生み出す
といったメリットに期待できます。
豊富な素材(写真・イラスト・フォント)
画像:無料デザインアプリ・ツール・Canvaとは?|Canva
Canva(キャンバ)を活用するメリットとして、豊富な素材が用意されてる点にも注目です。
デザイン作成の素材には、
- 写真
- イラスト
- テキスト
が豊富に取り揃えられており、前述した用途ごとのテンプレートと組み合わせることにより、自分だけのオリジナルのコンテンツを生み出すことを可能にしています。
写真
使用できる写真素材は100万点以上。
さらに、Instagramなど外部SNSと連携も可能で、SNSに投稿した画像をCanva(キャンバ)にアップロードし、編集を加えることができます。
イラスト
イラストにおいても、動くスタンプなども含め豊富なラインナップが用意されています。
また、アイコン・図形・グラフといった素材もあるため、SNSでのコンテンツ作成はもちろん、ビジネスシーンでの資料作成などにも適していると言えるでしょう。
フォント
様々なデザインのフォントが用意されており、日本語フォントも300種類以上。
手書きフォントからフォーマルなものまで、異なるテイストのフォントが使えるので、SNSで投稿するコンテンツの雰囲気や、資料作成といった用途に合わせて使い分けることができるでしょう。
画像:デザイン作成|Canva
実際にデザイン作成の際には、上記のように、検索欄からキーワードで素材を検索することができます。
また、検索履歴に応じたおすすめの素材が表示され、作成するコンテンツに適した素材を見つけやすくなっている点も魅力でしょう。
写真の加工ができる
画像:無料デザインアプリ・ツール・Canvaとは?|Canva
Canva(キャンバ)には、写真加工機能として、
- フィルター
- 調整
- 切り抜き・反転
の機能が備わっています。
- 写真の色合いやトーンを編集して統一感を持たせる
- 写真を使いやすいサイズに切り抜くことができる
といったメリットから、特に、綺麗な写真やトンマナが求められるInstagramの投稿作成に適していると言えるでしょう。
PCとスマホ両方で使える
画像:無料デザインアプリ・ツール・Canvaとは?|Canva
Canva(キャンバ)は、基本的にネットワーク接続環境下であれば、ブラウザ上で作業できるデザインツールサービスであるため、Web版アプリをインストールすることなく利用できます。
また、スマホでの利用に関しては、Android版、iOS版の両方に専用のアプリがあり、同じアカウントでログインすることで、編集中のデザインの続きをPC・スマホ両方から行うことができます。
例えば、「出先では隙間時間にスマホアプリで編集し、仕上げはPCで行う」など、作業の場所を選ばない利便性もメリットの1つになっています。
また、アプリ版・PC版ともに、Instagram・Facebook・TwitterなどのSNSと連携して直接投稿することができます。
コンテンツ作成から投稿までの作業がスムーズに行える点も、SNSユーザーから人気を集める所以と言えるでしょう。
動画編集ができる
canva(キャンバ)には、動画編集の機能も備わっており、中でも、YouTube動画エディターを使うことで、簡単にYouTube動画を作成できる点が大きな特徴です。
YouTube動画エディターには、YouTubeの規格に適した豊富なテンプレートや機能が備わっており、上記画像のようなエンディングシーンの作成やテロップ挿入などを簡単に行うことができます。
また、上記のようにYouTubeのサムネイル用のテンプレートも豊富に用意されており、
- 写真を差し替える
- テキスト打ち替える
といった簡単な作業を加えるだけで、サムネイルを作成することができます。
サムネイル作成から動画編集までを1つのツールで完結できる点は、YouTubeのコンテンツ作成において大きなメリットと言えるでしょう。
尚、本項で取り上げたYouTubeの動画作成と同様に、Instagramのストーリーズ用のテンプレート・TikTok用のテンプレートなどもあるため、幅広いSNSの動画投稿作成に活用することができます。
商用利用について
最後に、Canva(キャンバ)で作成したコンテンツの商用利用について解説します。
特に、Canva(キャンバ)でSNSの投稿作成に利用し、企業の販促や、インフルエンサーとしての収益を目的とする方は、以下の内容をしっかりとご確認ください。
商用利用できる
Canva(キャンバ)で作成したコンテンツは、商用利用することができます。
無料プランであっても、Canvaで作成したコンテンツは商用利用が可能で、クレジット表記の必要もありません。
ただし、有料の素材やテンプレートを利用する場合には、個別に支払ってライセンスを獲得する、または有料プランへの加入が必要です。
有料の「Canva Pro」に加入すれば、どの素材も利用することができるようになります。
しかしながら無料プランで使える素材やテンプレートが豊富な点がCanvaの魅力でもあります。
まずは無料で利用し、有料素材の利用頻度や必要性に応じて有料プランの加入を検討していくのがいいでしょう。
商用利用ができないケース
基本的に商用利用が可能なCanva(キャンバ)ではありますが、以下の用途での利用は許可されていません。
- Canvaの素材(写真・音楽・動画など)を無加工の状態で、販売、再配布、クレジットの取得を行う
- Canvaで作成したデザインをつかって商標登録をする
- Canvaの素材をストックフォトサービスなどのサイトで販売する
参照:Canvaは商用利用可能!Canvaで許可されている商用利用と禁止事項について分かりやすく解説します|Canva
まず、Canvaのテンプレートや素材は、作成者が著作権を所有しているため、そのまま第三者に販売または配布することが禁じられています。著作権侵害にあたりますので注意しましょう。
また、Canvaで作成したデザインでは商標登録ができません。
商標登録に使用するロゴは固有のデザインである必要があるため、テンプレートを用いることができない為です。
(※尚、一般的な図形や線を使ってロゴを作成した場合や、オリジナルの素材にCanva上で編集加えた場合には、商標登録が可能です。)
Canvaで使える素材やテンプレートは、あくまでもオリジナルの創作物をデザインするためのものであるということを留意しておきましょう。
まとめ
本記事では、人気デザインツールCanva(キャンバ)について、メリットや活用方法を解説させていただきました。
ビジネスシーンでの活用機会はさることながら、様々なSNSの投稿作成に適しているデザインツールであることがわかったのではないでしょうか。
特に、Instagramでの写真を用いた投稿や、YouTubeのサムネイル・動画編集においては、非常に親和性の高い機能が見られました。
無料で使い始められることや、利便性の高さから、これからSNS運用を始める企業様やインフルエンサーの方におすすめのデザインツールと言えるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、Canva(キャンバ)の利用を検討してみてはいかがでしょうか?
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