新幹線や地下鉄などの電車は、私たちの日々の生活になくてはならない存在です。
通勤や通学といった移動手段はもちろん、旅行の際の陸路として利用すれば、観光地の街並みを眺めたり、その土地の雰囲気を味わうことができるのも、電車の醍醐味ですよね。
現在では、それぞれの鉄道会社がTwitterアカウント運用を通じて、
- 鉄道の運行情報
- 地域の観光情報
- 鉄道にまつわるグッズやイベントの紹介
など様々な情報を発信しており、
- 認知拡大や、ブランディングの定着
- 利用者の増加
- 関連商品の販促
に繋げています。
今回は、「【解説】鉄道会社のTwitter企業アカウント運用事例5選」と題し、上手なアカウント運用のポイントなどを紹介していきます。
鉄道業界に限らず、様々な企業にとっても参考になる内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【解説】鉄道会社のTwitter企業アカウント運用事例5選
それではさっそく、鉄道会社のTwitter企業アカウント運用事例5選をご紹介していきましょう。
東京メトロ【公式】(@tokyometro_info)
画像:東京メトロ【公式】(@tokyometro_info)|Twitter
アカウント:東京メトロ【公式】(@tokyometro_info)|Twitter
フォロワー数:154.5万人(2022年2月現在)
まず一つ目に紹介する鉄道会社のTwitter企業アカウントは、「東京メトロ【公式】(@tokyometro_info)」です。
東京メトロは、都心から周辺地域まで、数多くの地下鉄路線を有する鉄道会社、東京地下鉄株式会社の愛称。
様々な路線との直通運転や、改札を介さない乗り換えといった利便さで、数多くの人々に利用されています。
東京メトロのTwitterアカウントでは、同社地下鉄にまつわるイベント情報や、ニュースが投稿されています。
特に、駅構内のお店や施設で買えるおすすめグッズなどの紹介にも力を入れている点が特徴となっています。
今回は、
- 自動販売機型のガチャガチャ
- 冷凍自動販売機
といった設備紹介の投稿を、事例として取り上げます。
/
小籠包の名店「 #京鼎樓 」が#冷凍自動販売機 で#日比谷線 #恵比寿駅 に登場❗
\~商品ラインナップ~
🥢#小籠包
🥟#餃子
🍚#大根餅
本場台湾の本格的な味を電子レンジやフライパンで簡単調理🍳通勤・通学途中にご利用いただき、ご自宅でお店の味をお楽しみください。#おうちごはん #台湾 pic.twitter.com/s7NsgjW8vw
— 東京メトロ【公式】 (@tokyometro_info) February 8, 2022
上記の投稿では、小籠包が人気のお店「 #京鼎樓 」の冷凍自動販売機が新しく登場した旨が紹介されています。
投稿を見たユーザーが利用しやすいように、
- 「路線」と「駅名」
- 「商品のラインナップ」
がわかりやすく明記されていますね。
また投稿文に、
- 「電子レンジやフライパンで簡単調理」
- 「通勤・通学途中にご利用いただき」
とあるように、ユーザーに対して利便性などのメリットを感じさせる文章を添え、Twitterから利用客の販売促進へ繋げる意識が感じ取れます。
今日は、実際に三越前駅で「#座る狐」を2回ガチャってみました!結果は…対照的な2匹が🦊
電車の中でこっそりと開封するのがたまりませんでした…😊
みなさんも見かけた際には、ぜひチャレンジしてみてくださいね!#ガチャガチャ #東京メトロ #パンダの穴 pic.twitter.com/5So08m3cM5— 東京メトロ【公式】 (@tokyometro_info) February 17, 2022
さらに、駅構内に設置されている「自動販売機型のBOXガチャ」を紹介する一連の投稿では、実際にガチャガチャを購入し、開封する模様が投稿されています。
例として実際に購入して内容をレビューし、ユーザーに具体的な商品のイメージを伝えることで、購買意欲を掻き立て、販売数アップが期待できますね。
さらに、スタッフの方が実際に商品を購入してレビューしてくれているという点からは親切さや好感を感じますね。
本事例は、ユーザー目線をしっかりと捉えたSNS投稿を行う際にぜひ参考にしたいTwitterアカウントです。
ずらし旅【JR東海公式】(@zurashi_tabi)
画像:ずらし旅【JR東海公式】(@zurashi_tabi)|Twitter
アカウント:ずらし旅【JR東海公式】(@zurashi_tabi)|Twitter
フォロワー数:6.9万人(2022年2月現在)
次に紹介する鉄道会社のTwitter企業アカウントは、「ずらし旅【JR東海公式】(@zurashi_tabi)」です。
ずらし旅は、JR東海による「旅は、ずらすと、面白い」をテーマとした、旅する時間や場所、行動をずらした新しい旅の形を提案するサービス。
コロナ禍で人混みを避けることができる「分散型旅行」の取り組みとしても注目を集めています。
ずらし旅【JR東海公式】のTwitterアカウントでは、主に沿線地域の隠れた名所やグルメが紹介されています。
今回は、アカウント運用で参考にしたい事例として、グルメ紹介の投稿を取り上げます。
📢今週のmadoのおすすめグルメ‼
2月最初のおすすめグルメはクイズでスタート✨おいらは何を食べようとしているでしょうか~🤤
ヒントはこの特徴的&画期的な専用スプーン。
『名古屋人のソウルフード』ズラ🍜わかった人は➡️RT+回答をコメント!
食べたことある人は➡️いいねをしてね!👍 pic.twitter.com/svDaQasdRm— ずらし旅【JR東海公式】 (@zurashi_tabi) February 1, 2022
上記の投稿では、名古屋のおすすめグルメを紹介する際の、取っ掛かりとして、ユーザーにクイズ形式での問いかけが行われています。
ただグルメを紹介するのではなく、クイズ形式で問いかけることで、
- 疑問に感じるユーザーには、興味を持つきっかけを
- 答えを知っているユーザーには、親近感を
与えることができ、ユーザーの関心を惹きつけることに成功しています。
また、クイズ形式の投稿では、
- わかった人はRT
- 食べたことある人はいいね
というように、惹きつけたユーザーの、関心を行動に変換する施策によって、エンゲージメント率(反応率)の向上にもつなげています。
📢今週のmadoのおすすめグルメ‼
滋賀と言えば「近江牛🐄」が有名だけど、他にも美味しいご当地グルメがいっぱいあるズラ😆
今日はおいらが厳選した滋賀のずらしグルメ四天王✨をご紹介‼️
みんなが食べてみたいのはどれ❓
滋賀のみんなは「滋賀に来たら絶対これ食べて!」を教えてほしいズラ🤗
— ずらし旅【JR東海公式】 (@zurashi_tabi) February 15, 2022
また、上記の投稿では、アンケート機能を使うことで、ユーザーがワンクリックで参加できる問いかけを行っています。
ユーザーが気軽に参加して楽しめるコンテンツを提供することで、ユーザーを巻き込むことに成功していますね。
本事例では、ユーザーの関心を集めるコミュニケーションや、きっかけ作りが非常に上手な点を、参考にしていきたいですね!
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【完全版】フォロワー増やすTwitter企業アカウント運用マニュアル
けいきゅん【京急電鉄公式】(@keikyunofficial)
画像:けいきゅん【京急電鉄公式】(@keikyunofficial)|Twitter
アカウント:けいきゅん【京急電鉄公式】(@keikyunofficial)|Twitter
フォロワー数:2万人(2022年2月現在)
続いて紹介する鉄道会社のTwitter企業アカウントは、「けいきゅん【京急電鉄公式】(@keikyunofficial)」です。
京急電鉄は、神奈川県横浜市を本拠地とする鉄道会社で、東京は品川、神奈川は三浦半島南部まで路線を展開しています。
けいきゅん【京急電鉄公式】のTwitterアカウントでは、アカウント名にある通り、「けいきゅん」というマスコットキャラクターが登場し、観光地やグルメ情報の紹介をしています。
今日から #キッズチャレンジ の募集が始まったよ!
#金沢動物園 で1日園長体験ができるんだって!
どんな動物がいるのかな〜?
他にも三浦で大根収穫体験をしたり漁師鍋を作るきゅん!
おいしく作れるかな?みんなの応募待ってるね~!https://t.co/vha7koo2jV#けいきゅん #京急 pic.twitter.com/5Lmty4bEKG— けいきゅん【京急電鉄公式】 (@keikyunofficial) February 16, 2022
上記の投稿では、けいきゅんが、「#キッズチャレンジ」という金沢動物園 での1日園長体験の紹介をしています。
マスコットキャラクターを用いたアカウント運用は、印象的なキャラクターに見慣れることで、企業ブランドの定着に繋がります。
また、子供にも親しんでもらえることから、本事例のような、親子をターゲットとした販促で大いに効果が期待できますね。
尚、人形を用いることで、様々な投稿写真に登場させやすくなるので、紹介する観光地やグルメを紹介する度にユーザーの目に触れ、認知されやすい工夫になっています。
マスコットキャラクターを採用する際には、
- キャラクター に見慣れることによる企業ブランドの定着が狙える
- 子供からの親しみやすさで、親子に向けた販促に効果が期待できる
- 人形を用いることで、投稿に登場させる際の利便性が向上し、ユーザーの目に触れる回数を増やせる
といったポイントを抑えていきましょう!
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マスコットキャラクターが運営する企業Twitterアカウント5選
東急電鉄 公式@のるるんと一緒(@Tokyu_lines)
画像:東急電鉄 公式@のるるんと一緒(@Tokyu_lines)|Twitter
アカウント:東急電鉄 公式@のるるんと一緒(@Tokyu_lines)|Twitter
フォロワー数:5.1万人(2022年2月現在)
続いて紹介する鉄道会社のTwitter企業アカウントは、「東急電鉄 公式@のるるんと一緒(@Tokyu_lines)」です。
東急電鉄は、東急ホテルズや東急百貨店で知られる東急グループの中心事業として、渋谷を本拠地に、東京から神奈川方面に幅広く路線展開しています。
東急電鉄 公式@のるるんと一緒のTwitterアカウントでは、主に、鉄道に関連するイベント情報の発信や、YouTubeのCMの紹介など、幅広い情報が投稿されています。
東急電鉄のTwitterアカウントでも「のるるん」というマスコットキャラクターが用いられており、本項では、鉄道会社のマスコットキャラクター同士によるコラボレーションの事例として取り上げます。
京王電鉄のけい太くんから、バレンタインのお菓子をいただきました🍫🍫🍫のるるん、とてもうれしそうですね☺️けい太くん、ありがとう🙏✨#のるるん#けい太くん#バレンタイン@keiopr_official pic.twitter.com/m5QTJi4n1r
— 東急電鉄 公式@のるるんと一緒 (@Tokyu_lines) February 9, 2022
中の人Iです!
もうすぐバレンタイン!ということで、、、
けい太くんは、東急電鉄ののるるん(@tokyu_lines)からナボナをもらったみたいです!
けい太くん、嬉しそう🎁💛のるるん、ありがとう!#バレンタイン pic.twitter.com/1QKzj0BeTF— 京王電鉄広報 公式 (@keiopr_official) February 9, 2022
上記の投稿からは、東急電鉄 公式の「のるるん」が、京王電鉄広報 公式(@keiopr_official)のマスコットキャラクター「けい太くん」とバレンタインでお菓子をプレゼントするやり取りの様子が伺えますね。
マスコットキャラクター同士のやり取りを通して、企業間が絡むことが話題性を生み、業界全体の活気が伝わるので、シナジー効果を生んでいますね。
また、その後の東急電鉄 公式のTwitterでは、下記のような投稿がされています。
のるるんがお友達にプレゼントした「のるるんナボナ」は、亀屋万年堂の通販サイトから購入できます✨バニラ(5050系)、チョコレート(2020系)、ミックスベリー(3020系)の3種類🍩ちょっとした贈り物にぴったり♪#のるるん#のるるんナボナ#バレンタイン#5050系#2020系#6020系@kameyamannendo pic.twitter.com/Hv8JUn0Fml
— 東急電鉄 公式@のるるんと一緒 (@Tokyu_lines) February 12, 2022
企業間でのやり取りを通して注目を集めた上で、さりげなくマスコットキャラクターのタイアップ商品を紹介していることがわかります。
本事例では、コラボ投稿をきっかけに、しっかりと自社の関連商品のプロモーションに繋げている点も非常に参考になりますね!
のせでん【公式】(@Noseden_PR)
画像:のせでん【公式】(@Noseden_PR)|Twitter
アカウント:のせでん【公式】(@Noseden_PR)|Twitter
フォロワー数:1.3万人(2022年2月現在)
最後に紹介する鉄道会社のTwitter企業アカウントは、「のせでん【公式】(@Noseden_PR)」です。
「のせでん」の愛称で親しまれる能勢電鉄は、兵庫県の川西市や能勢地方を走るローカル鉄道。
古くから続くクラシカルなデザインの鉄道車両が、鉄道ファンから人気を集めています。
のせでん【公式】のTwitterアカウントでは、人気の鉄道車両にフォーカスした投稿が中心となっています。
並びました1700系兄弟。#あと1人いたはず pic.twitter.com/5vxo8H6g8p
— のせでん【公式】 (@Noseden_PR) February 15, 2022
上記の投稿のように、鉄道車両にスポットを当てた投稿では、「兄弟」や「あと1人いたはず」とあるように、車両を擬人化するような表現による投稿の工夫があり、ファンからの愛着を得ています。
また、その人気から、鉄道部品やグッズも多く販売されており、自社サイトではオークション販売も行われています。
のせでん鉄道部品オークション開催中!
貴重な1500系・1700系を中心に出品しています。
1700系誕生60周年のヘッドマークは、何度見てもいいなぁと思ったりします。
1/13(木)まで入札受付ですので、まだ時間はありますよ!
■オークションページはこちらhttps://t.co/qbgPLACQ6s pic.twitter.com/1ufhUixjDy— のせでん【公式】 (@Noseden_PR) January 6, 2022
実際に上記の投稿のように、のせでん【公式】のTwitterアカウントでは、鉄道ファン必見の部品オークションの情報を画像付きで紹介しています。
入札受付の期間も提示しており、ファンのオークションへの参加、商品の購入を促していますね。
Twitterの企業アカウント運営では、本事例のように、普段の投稿からうまく自社の商品・サービスに対するファンを生成する施策を打ち出していきましょう。
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まとめ
今回は、鉄道会社によるTwitter企業アカウントの上手なアカウント運用のポイントなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
Twitterアカウント運用の事例を考察する中で、
- ユーザーに具体定期なイメージを抱かせる自社設備の紹介
- マスコットキャラクターを用いた運用や企業間でコミュニケーションを取るメリット
- ファンから愛されるブランディングや定着に繋げる工夫
など、重要なポイントについて、理解を深めることができたのではないでしょうか。
鉄道業界に限らず、様々な企業で活かして頂けるので、ぜひ今後のTwitterアカウント運用にお役立てください!
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