そんなInstagram広告は、詳細なターゲティングが可能であることに加え、魅力的な写真や動画を通して多くの人に自社製品・サービスについての広告を配信できることから大きく注目されています。
この記事では、今話題のInstagram広告について、
- Instagram広告の特徴やメリット
- Instagram広告の種類
- Instagram広告を出稿する手順
などを紹介・解説していきます。
図解も交えてわかりやすく解説していますので、
- 「Instagram広告を出稿してみたいけれどやり方が分からない」
- 「自社に合った広告の選び方が分からない」
とお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にInstagram広告出稿に挑戦してみましょう。
目次
- 1 Instagram広告の特徴・メリット
- 2 Instagram広告の種類
- 3 Instagram広告の費用・課金方式
- 4 【事前準備】Instagram広告を出稿する方法と手順
- 5 Instagram広告作成の3つの方法
- 6 【PC・初心者向け】Instagram広告の配信方法と手順
- 7 【PC・中上級者向け】Instagram広告の作成・配信方法と手順
- 8 【スマホ・初心者向け】Instagram広告の作成・配信方法と手順
- 9 Instagram広告の効果測定で見るべき項目
- 10 Instagram広告のコンテンツ制作時におさえるべき4つのポイント
- 11 【Q&A】Instagram広告に関するよくある質問
- 12 まとめ
Instagram広告の特徴・メリット
Instagram広告とは
Instagram広告は、人気SNSであるInstagramのフィード(タイムライン)、ストーリーズ、リールなどに写真や動画形式で出稿できる広告です。
一般的なユーザーのInstagram投稿の間に挿入される形で広告が配信されるため、魅力的な画像・動画広告を自然な流れで閲覧してもらうことができます。
画像:@freedom.architects_official|Instagram
広告クリエイティブの下には「詳しくはこちら」といったCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンを設置でき、ユーザーのクリックを促しやすくなっています。
さらに、そのままECサイト等の自社WEBサイトへ遷移させることもできるため、購買や申込などにもつなげやすくなっているのが特徴です。
精度の高いターゲティングができる
精度の高いターゲティングができる点も大きな特徴です。
InstagramはFacebookと同様「Meta」傘下のサービスであり、Instagramにおいても実名情報をもとにした精度の高い広告ターゲティングが可能です。
年齢、性別、地域、趣味(興味関心)、職業、結婚など、広告配信先を詳細にターゲティングすることで費用の無駄を抑えて、企業のターゲットへ的確に広告を届けることができます。
低予算で広告配信できる
Instagram広告の最低出稿金額は1日100円となっています。
低予算で費用を抑えた広告配信が可能であり、状況に応じて予算の変更、広告配信の中断やクリエイティブ画像の切り替えなども可能なため、柔軟な広告運用が可能です。
精度の高いターゲティングにより、高い費用対効果が見込める点も魅力です。
目的に応じて様々な形式の広告を配信できる
Instagram広告では様々な形式の広告を配信できます。
- 画像・動画広告・ストーリーズ広告でインパクトのある訴求をする
- カルーセル(複数枚)広告でブランドストーリーを語る
という基本の広告フォーマットに加えて
- ショッピング広告でECの購買につなげる
- アンケート広告でユーザーの反応率を高める
- パートナーシップ広告でインスタグラマーの投稿を広告として配信する
など、様々な形式のInstagram広告を作ることができるので自社の目的に合わせて柔軟に作成・配信することが可能です。
Z世代・ミレニアル世代にリーチしやすい
Instagramは20代や30代を中心に利用されるSNSプラットフォームであり、アクティブユーザー数は日本国内だけで約3,300万アカウントと言われています。
そのため、他のSNSと比べてもInstagram広告はZ世代やミレニアム世代のユーザーにリーチしやすいといえ、今後の消費の中心となる世代にアプローチできること大きな特徴といえるでしょう。
Instagram広告の種類
Instagram広告には、配信面において
- フィード広告
- ストーリーズ広告
- 発見タブ広告
- リール広告
が存在します。
また、広告フォーマットの種類として、
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- プロフィールフィード広告
- アンケート広告
- ショッピング広告
- パートナーシップ広告
といった多くの種類があります。
以上の広告フォーマットおよび追加機能にはそれぞれ特徴があり、クリエイティブの条件やサイズも異なるため、目的に合わせて適切な広告を選択し配信する必要があるといえるでしょう。
そこでこの章では種類ごとの特徴を詳しくご紹介していくので、広告の種類を選ぶ際の参考にしてみてください。
Instagram広告にはさまざまなサイズの仕様がありますので、配信するInstagram広告の種類に最適なフォーマットの仕様を確認し画像や動画クリエイティブを作成しましょう。
Instagram広告の画像・動画サイズ仕様▼
Facebook広告ガイド|Facebook for Business
フィード広告
画像:Instagramでブランドを構築|Instagram Business
「フィード広告」は、ユーザーが投稿するフィードに配信する広告です。
ユーザーのタイムラインの投稿に自然に流れてくるため、閲覧されやすいのが特徴です。
また、ユーザーはフォローしたアカウントの投稿に対して興味・関心度が高いため、コンテンツへの注目度も高まりやすいことが期待できるでしょう。
ストーリーズ広告
画像:Instagramでブランドを構築|Instagram Business
「ストーリーズ広告」は、Instagramストーリーズ上の他ユーザーの投稿の間に自然と挿入される広告形式です。
スマホ全画面表示のダイナミックな画像・動画によるインパクトと没入感でブランドアピールできるメリットがあります。
画像:Instagramで新しいターゲット層を開拓するには|Instagram Business
また、日本において、Instagramストーリーズはデイリーアクティブアカウントの70%を超える利用率を誇る人気機能となっており、広告のインパクトも大きいことから広告配信場所としても大きく注目されています。
発見タブ広告
画像:Instagramでブランドを構築|Instagram Business
「発見タブ広告」は、Instagramの発見タブ(虫眼鏡アイコン)のページに表示される広告形式です。
能動的に情報を探しているユーザーへ広告が配信されるため、ユーザーは新しい発見ができ、ブランドは新規見込み客の獲得につながる、まさに発見を促す広告形式です。
リール広告
画像:Instagramリール広告のご紹介: ビジネスを拡大して新規顧客にリーチする:Facebook for Business
「リール広告」は、Instagramリールの投稿と投稿の間に挿入される広告のことです。
Instagramリールと同様にいいねやコメントの機能が搭載されているだけでなく、動画内で宣伝されている商品やサービスについての詳細をボタン一つですぐに知ることができます。
また、通常のリール投稿の間に挿入されるため広告感を押さえた広告配信が可能で、従来の広告に比べてユーザーが違和感を感じにくい点が特徴です。
関連記事
Instagramのリール広告とは?メリットや表示される場所などわかりやすく解説
画像広告
画像:Instagramでブランドを構築|Instagram Business
Instagram広告の「写真広告」は、静止画とキャプション(テキスト)を表示することができる基本的な広告です。
Instagramのフィード(タイムライン)上に他のユーザーの投稿と投稿の間に自然に広告が表示されるので、ユーザーにも違和感なくシームレスな広告発信が可能です。
広告の下には様々な種類のCTAボタンを設置できるため、ユーザーの行動を促しやすく、クリック率の向上が見込めます。
動画広告
画像:Instagramでブランドを構築|Instagram Business
「動画広告」は、動画とキャプション(テキスト)を表示できる広告形式です。
Instagramのフィード上の他の投稿の間に自然に挿入され、広告が表示されると自動的に動画が再生されるため、ユーザーの注目を集めやすくなっています。
動画によるブランドストーリーの訴求や、テロップやエフェクトなどの動的な効果によりユーザーが興味を持ちやすい特徴があります。
カルーセル広告
出典元:ストーリーをより詳しく伝えて訴求|Instagramビジネス
「カルーセル広告」は、複数枚の写真や動画とキャプション(テキスト)を表示することができる広告形式です。
1つの広告で最大10枚の画像や動画を表示し、それぞれに別のリンクを付けることができます。
ブランドストーリーや製品の複数の特長を紹介するなど、ユーザーにブランド理解を深めてもらいやすいメリットがあります。
コレクション広告
画像:Instagramでブランドを構築|Instagram Business
「コレクション広告」は自社製品をカタログ形式にして表示できる広告フォーマットです。
メインとなる大きい画像・動画の下にあらかじめ登録した商品カタログが表示され、それぞれの商品をタップすると詳細が表示されるようになっています。
さらに、Instagramショッピング機能によりそのまま購買につなげることもできるため、ECサイトと相性のよい広告形式です。
プロフィールフィード広告
あるユーザーのプロフィールを閲覧し、投稿の1つをタップし、フィードを下にスクロールすると、投稿の間に広告が挿入される機能が「プロフィールフィード広告」です。
ただし現在のところ、10代のユーザーの公開プロフィールは除外されています。
これにより、新しいオーディエンスへのリーチが容易になります。
アンケート広告
「Instagramアンケート広告」は、Instagramストーリーズ上で二者択一の質問スタンプを付加することができる機能です。
アンケートスタンプをつけることでユーザーの反応を高める効果があります。
成功事例の一つでは、アンケート機能を使わない場合と比べて、
- 獲得単価18%削減
- コンバージョン率1.8倍の改善
- クリック率11%向上
となり、広告効果を高める結果を生み出しています。
ストーリーズ広告に簡単に追加できますので是非活用して見ましょう。
ショッピング広告
画像:Instagram、ショッピング投稿を広告として配信する機能をすベてのビジネスに提供開始|Facebook Newsroom
「Instagramショッピング広告」は、表示された広告のタグからそのまま自然にECサイトでの購入を促せる広告形式です。
通常の写真・動画広告やストーリーズ広告に自社で販売している商品の詳細(商品名、金額)タグを追加し、タップするとそのまま自社のECサイトへ遷移させることができます。
画像:@botanist_official|Instagram
InstagramからシームレスにECサイトの商品ページへ遷移させることができるため、ユーザーの購買熱量を保ったまま商品の購入へつなげることができるメリットがあります。
実際に、日本のInstagram利用者のうち80%が、商品やサービスを購入するか決める情報収集のためにInstagramを活用しているというデータがあります。
また、2020年12月にアライドアーキテクツが行った調査では、Instagramユーザーの33%がショッピングタグが付いた投稿からの購入経験があると回答しています。
上記の情報からもInstagramショッピング機能は企業商品・サービスの売上アップに大きく貢献してくれることが分かるでしょう。
関連記事
Instagramショッピング機能(Shop Now)を導入・設定する方法をわかりやすく解説
パートナーシップ広告
画像:Instagram、ブランドコンテンツ広告の提供開始を発表|Instagram Business
「パートナーシップ広告」は、人気インスタグラマー(インフルエンサー)のInstagram投稿を自社の広告として配信できる広告機能です。
人気インスタグラマーの作る写真や動画投稿はクオリティが高いため、訴求力の高いInstagram広告を配信することが可能となります。
たとえば、人気インスタグラマーに自社製品をInstagramでPRしてもらった後、その投稿をパートナーシップ広告として配信することで、より広い範囲のターゲットに魅力的な広告を配信することができます。
インスタグラマーと企業の双方で簡単な設定をするだけで活用できますので、訴求力の高いクリエイティブによるInstagram広告の配信手法として検討してみるとよいでしょう。
関連記事
Instagramのパートナーシップ広告とは?特徴や設定方法・手順をわかりやすく解説
Instagram広告の費用・課金方式
Instagram広告の特徴や種類が分かったところで、続いてはInstagram広告にかかる費用について解説していきます。
Instagram広告にはいつくかの課金方式が存在し、
- CPM
- CPC
- CPI
- CPV
といった4つの種類があります。
それぞれに異なる特徴があるので、各課金方式ついて詳しく見ていきましょう。
CPM|広告が1000回表示されるたびに課金
CPM(Cost Per Mille)とは、広告が1,000回表示される毎に課金が発生する方式であり、「インプレッション課金」とも呼ばれます。
またCPMは表示回数に応じて課金されることから、サービスやブランドの認知を拡大したい場合におすすめの課金方式といえるでしょう。
なお、CPMは1インプレッションあたり0.5〜1円が相場であり、1,000回表示された際の費用は500円から1,000円程度です。
CPC|広告がクリックされるたびに課金
CPC(Cost Per Click)とは、広告がクリックされる毎に課金が発生する方式であり、広告が表示されただけでは課金が発生しないことが特徴。
そのため、自社サイトやダウンロードサイトへの誘導や商品の購入が目的の場合に効果を期待できる課金方法といえるでしょう。
また、CPCは1クリックあたり40~100円程度が相場となっています。
CPI |アプリがインストールされるたびに課金
CPI(Cost Per Install)とは、アプリがインストールされる毎に課金が発生する方式であり、広告の成果が分かりやすいことが特徴。
そんなCPIは、広告からインストールされることで収益が確実に発生する有料アプリのインストールを増やしたい場合におすすめの課金方式といえます。
また、CPIは1インストールあたり100~150円程度が相場と、他の方式に比べて高めの設定になっています。
CPV|動画が10秒以上再生されるたびに課金
CPV(Cost Per View)とは、広告動画が10秒視聴される、または動画を最後まで視聴される毎に課金が発生する方式。
そのため、CPVは広告の表示回数よりも動画の内容を見てほしい場合におすすめの課金方式といえるでしょう。
また、CPVは1再生あたり4~7円程度が相場となっています。
上記4種類の課金方式の中から、広告出稿の目的に応じて適切な課金方式を選択するようにしましょう。
【事前準備】Instagram広告を出稿する方法と手順
ここからはいよいよInstagram広告の出稿手順を解説していきますが、その前にInstagram広告を配信するための事前準備を済ませておきましょう。
Instagram広告配信で必要なもの
Instagram広告の配信には以下が必要になりますのであらかじめ準備しておきましょう。
- Facebookページ(Facebookアカウントが必要)
- Instagramアカウント(プロアカウント設定が必要)
- Instagram広告配信用の画像・動画
- 支払い用のクレジットカード、デビットカード、Paypal、銀行振込のいずれか
広告作成の前提として「Facebookページ」と「Instagramのアカウント」が必要になるので、先に準備しておきましょう。
参考リンク
Facebookページの設定方法(Facebook公式ページ)
※Instagramアカウントが無くてもInstagramに広告を出稿することができますが、運用上便利なためInstagramアカウントも作成しておくことをおすすめします(後述)
新しく作成した画像や動画を広告として配信したいときは「広告クリエイティブ」も準備しておきましょう。
※広告クリエイティブは、自身の過去のInstagram投稿を広告として配信する場合は必要ありません。
「Facebookページ」と「Instagramのアカウント」をリンクさせておく
Instagram広告の配信のために、FacebookとInstagramのアカウントを関連付けます。
アカウントのリンクはFacebookページ、Instagramアカウントのそれぞれから行うことができます。
Facebookでの操作
作成したFacebookページ
⇒ [設定(メニュー欄)]
⇒ [Instagram]をクリック
⇒ 自身のInstagramアカウントにログインする
Instagramでの操作
自身のInstagramプロフィール
⇒ [設定(右上メニューアイコン)]
⇒ [アカウント]
⇒ [リンク済みのアカウント]
⇒[Facebook]を選びログインする
それぞれのアカウントをリンクできたら、いよいよ広告を作成していきましょう。
Instagram広告作成の3つの方法
Instagram広告の作成方法には大きく3パターンが存在します。
※以下をクリック/タップすることで目的の項目にジャンプできます。
- 【PC・初心者向け】簡易的な設定で配信
PCを使用。直観的な操作でターゲット、予算、クリエイティブなど簡易的に設定できる。 - 【PC・中上級者向け】詳細な設定で配信
PCを使用。より詳細なターゲティング、設定などカスタマイズできる。 - 【スマホ・初心者向け】簡易的な設定で配信
スマホのInstagramアプリを使用。直観的な操作でターゲット、予算を設定できる。過去のInstagram投稿のみ配信可能。
以下では、まずPCで作成する1、2の広告作成方法を紹介し、その後に3のスマホで作成する方法を紹介していきましょう。
【PC・初心者向け】Instagram広告の配信方法と手順
まず、PCで簡易的にInstagram広告を作成する方法を紹介します。
Instagram広告は以下の手順で作成・配信していきます。
- マーケティングの目的を選択する
- 広告セット名、ゴールの詳細設定
- ターゲット(オーディエンス)を設定する
- 広告を配信する場所の設定
- 予算と掲載期間の設定
- 広告クリエイティブ(画像・動画)を設定する
たくさん手順があるように見えますが、流れの中で簡単に広告の設定ができますので、安心してください。
Instagram広告の設定・配信の流れ▼
まず、Facebookページのメニューから「広告センター」を選び、「広告を作成」をクリックしましょう。
すると広告を配信する目的選択になりますので、目的のカードを選択しましょう。
マーケティングの目的を選ぶと、広告作成画面に移ります。
画面左側では広告クリエイティブの「画像」「テキスト」「CTAボタン」「URL」の編集が可能です。
右側には「プレビュー」「推定リーチ数」「支払いの概要」が表示されますので、広告作成や効果試算の参考にしましょう。
画面の下にいくと、オーディエンス(ターゲット)設定画面が表示されます。
「オーディエンス詳細」の編集ボタンをクリックしましょう。
すると、オーディエンスの編集画面が表示され、「性別」「年齢層」「地域」「ターゲットの興味関心」の設定ができます。
「詳細ターゲット設定」の「参照」をクリックすると、さらに細かいターゲットの属性を設定することができます。
自社の配信したいターゲットにあわせてカスタマイズしましょう。
続いて、広告を配信する「期間」と「予算」を設定できます。
こちらのInstagram広告作成方法は簡易版のため、今時点から配信開始する想定のため、広告配信終了日のみが設定できます。(広告配信予約は不可)
また、一日に消化する予算を設定します。スライドを左右に動かす、あるいは、金額横の編集ボタン(ペンアイコン)より直接金額を入力しましょう。
最後に広告の配信先と支払い方法の設定を行います。
広告配信先は必要に応じてチェックを外しましょう。また、このInstagram広告設定方法は簡易版のため広告配信先にFacebookが必須で含まれてしまいます。
広告支払い用のクレジットカードを設定したら、広告配信完了です。
設定ができたら、最後に画面下にある「今すぐ配信」をクリックして設定完了です。
作成した広告内容がInstagram広告ポリシーに準拠しているか自動的に審査され、承認されることで広告の配信が開始されます。
以上がPCを活用した簡易的なInstagram広告の作成・配信方法になります。
【PC・中上級者向け】Instagram広告の作成・配信方法と手順
続いて、PCで詳細にInstagram広告を作成する方法を紹介します。
Instagram広告は以下の手順で作成・配信していきます。
- Facebook広告マネージャーを表示する
- マーケティングの目的を選択する
- 広告セット名、ゴールの詳細設定
- ターゲット(オーディエンス)を設定する
- 広告を配信する場所の設定
- 予算と掲載期間の設定
- 広告クリエイティブ(画像・動画)を設定する
こちらも流れの中で広告の設定ができますので、安心してください。
1. Facebook広告マネージャーを表示する
まず、広告作成用の「広告マネージャー」を表示させます。以下のページから広告マネージャーを開きましょう。
⇒ 広告マネージャ - 広告キャンペーンの司令本部へようこそ|FACEBOOK for Business
まだ広告マネージャー(ビジネスマネージャー)を作成していない場合は、流れに沿って作成することができます。
(※Facebookの仕様アップデートによりデザインが一部変更になっている場合がありますが、内容に大きな変更はありませんのでご安心ください)
2. マーケティングの目的を選択する
広告マネージャーが表示されたら左上部「+作成」ボタンをクリックしましょう。
最初にマーケティングの目的を選択します。
広告を出稿して目指すゴールが認知拡大なのか、Webサイトへの誘導なのか、アプリのインストールなのか、商品の購入なのかによって、広告配信の最適化施策は大きく変わるため、「何のために広告を出稿するのか」を明確化することが一番最初のステップです。
この目的設定によって適切な広告の種類や広告費用の課金方法が決まってくるため、ここを明確に決めることがInstagram広告で結果を出すための基盤とも言えます。
3. 広告セット名、ゴールの詳細設定
マーケティングの目的を選んだら、今回作成する広告の名前を設定します。
キャンペーン名や期間など、管理しやすい広告名称を設定しましょう。
次に、その広告のゴールの詳細を設定します。
上の画像では「トラフィック」となっていますが、最初に選んだマーケティングの目的によって内容が変わりますので、それぞれ自分が広告を出す目的にあわせて設定しましょう。
また、ここではダイナミッククリエイティブとクーポンの設定もすることができます。
- ダイナミッククリエイティブ
あらかじめカタログに製品を複数設定しておくことで、見ているユーザーに最適な広告が自動的に表示されるようになります - クーポン
あらかじめクーポン広告を設定しておくことで、広告と一緒にFacebookのフィード上にクーポンが表示されるようになります
4. ターゲット(オーディエンス)を設定する
続いて、広告のターゲット(オーディエンス)を設定します。
オーディエンスの設定では下記の項目を設定することができます。
- カスタムオーディエンス
メールアドレス、携帯電話番号、FacebookユーザーIDまたはアプリのユーザーIDなどを使用して、広告を表示したいオーディエンスを作成したり保存することができます - 地域
国、市区町村、郵便番号などの情報からターゲットを絞ることができます - 年齢
ターゲットとする年齢層を設定できます - 性別
すべて、男性、女性から選ぶことができます - 言語
特定の言語を使っているユーザーを絞ることができます。たとえば、日本に住んでいて英語を話している人など - 詳細ターゲット設定
ユーザーの趣味、関心、興味などからターゲットを絞ることができます - つながり
自分のFacebookページに「いいね!」した人、自社が提供しているアプリを使用した人、イベントに参加する人などをフィルタリングすることができます
リーチしたいユーザー層に合わせてターゲット設定を行いましょう。
尚、広告作成画面の右側にはオーディエンスの広さや潜在リーチ、推定リーチの数が表示されるので参考にしながら設定すると良いでしょう。
5. 広告を配信する場所の設定
次に広告を配信する場所を設定します。
- 自動配置(推奨)
システムが広告の表示効果を最大化するように自動的に配信場所を最適化してくれます - 配置を編集
Instagramのほか、Facebook、Messengerなど、広告の配信先を自分で細かく選ぶことができます。
6. 予算と掲載期間の設定
広告の予算と掲載期間を設定していきます。
- 広告配信の最適化
ランディングページビュー、リンクのクリック、インプレッションなど、目的に応じてどのように広告を配信するかを設定できます。 - コストコントロール
クリック平均単価を設定することができます。 - 予算の設定
予算の設定方法は「1日の予算」と「通算予算」の2通りの設定方法があります。「1日の予算」では1日あたりに使用できる予算が設定可能で、金額の下限は100円となります。
広告が配信され消化金額が設定した予算に達した場合、その時点でその日の広告配信は停止されます。
全体の広告配信期間のうちに使用できる予算が決まっているようなときは「通算予算」を選択し金額を設定します。 - 掲載期間の設定
掲載期間の設定は期間を定めず継続して広告の掲載を行う「広告セットを今日から継続的に掲載する」と「開始日と終了日を設定」の2通りから選択し設定を行います。
予算の設定で「通算予算」を設定した場合は広告スケジュールの項目を設定することができます。
常に広告を配信する設定はもちろん、広告の配信を行う曜日と時間を細かに設定することが可能です。
7. 広告クリエイティブを設定する
ここまでの設定が完了したら最後に広告クリエイティブの設定を行います。
アイデンティティの設定
作成したクリエイティブを選択する前にアイデンティティの設定を行います。
アイデンティティの設定とは、どのアカウントから広告を出稿するのかの設定です。
広告を出したいInstagramアカウントを選択しましょう。
広告形式の選択
広告形式の設定では先にご紹介した広告フォーマットの中から使用したいものを選択します。目的に応じて最適なものを選びましょう。
インスタントエクスペリエンスを追加
インスタントエクスペリエンスとは、モバイル用のランディングページ表示機能です。あらかじめ作成しておくことで、ユーザーにストレスなく自然な流れでランディングページを表示させることができます。
詳しくは以下のページを参照ください。
⇒ インスタントエクスペリエンスについて|facebook business 広告主様向けヘルプ
広告クリエイティブの選択、見出し、CTA、テキスト設定
ここであらかじめ作成しておいた画像や動画などの広告クリエイティブを選択、確認します。
画面左でクリエイティブを選択し、右側に実際に広告として配信されたときのプレビューが表示されます。
プレビューを参照しながら作成した広告がどのように表示されるのかを確認し、併せて広告に掲載したいリンクのURL、見出しやCTA、テキストも設定します。
CTAや広告のテキスト内容によって広告効果が大きく左右されるので、効果的なものを設定することが大切です。
また、広告プレビューは配信場所ごとにどのように表示されるのかを確認できます。モバイルとデスクトップそれぞれのニュースフィードでどのように表示されるか、ユーザーにとって魅力を感じられるような広告になっているかなどを確認しましょう。
ここで思うように広告が表示されていない場合はクリエイティブを調整して再度アップロードします。尚、クリエイティブをアップロードする際にもクリエイティブの推奨要件が表示されるので、不備のないように確認をしておきましょう。
広告の最終確認、配信
すべての設定が終わったら、最後に広告テキストの設定と広告のプレビューを確認します。
広告内容の確認が完了し問題がないようであれば「注文確定」ボタンを押しましょう。審査が完了、承認され次第、設定したスケジュールに応じて広告の配信が開始されます。
広告の設定が無事に完了すると、Facebook広告マネージャーに作成した広告が追加されます。
配信途中でも予算や配信期間の変更などを行うことができますので、運用している中で最適化していくことができます。
以上が、PCを活用したInstagram広告の詳細な設定と配信方法になります。
【スマホ・初心者向け】Instagram広告の作成・配信方法と手順
ここでは、スマホ(スマートフォン)からInstagram広告を作成する方法を紹介していきましょう。
実は、スマホ(スマートフォン)のInstagramアプリからも広告を簡単につくることができます(※過去の自分の投稿が対象になります)
前提として、スマホで広告を作成するためにはInstagramアカウントをビジネスアカウントに移行しておく必要がありますのでまだInstagramビジネスアカウントの設定が済んでいない方は以下の記事を参考に移行しておきましょう。
関連記事
Instagramビジネスアカウント移行手順と人気企業プロフィールの作り方
まず、自身のプロフィールページを表示します。ビジネスアカウントに移行完了していれば「広告」ボタンが現れているのでクリックします。
続けて「広告を作成」ボタンをタップしましょう。
すると、広告に使う写真の選択画面になります。過去にInstagramで投稿した投稿の中から広告に使いたいものを選択しましょう。
次にその広告をタップした人を遷移させたい場所を指定します。「自分のプロフィール」「ウェブサイト」「店頭」などを選ぶことができます。
リンクを設定したら、広告を表示させたいターゲットを設定します。「自動(Automatic)」では自分のフォロワーに似た人を自動的にターゲット設定してくれます。
手動でもターゲットを設定することができるので、目的に応じて変更しましょう。
広告にかける「予算」と「配信期間」を設定します。
予算は100円~10万円の間、期間は1日~30日の間で設定可能です。設定した内容により、合計消化金額と推定リーチ数が算出されます。
予算と期間を設定すると、確認画面になり、「広告を作成」ボタンをタップすることによって広告の出稿が完了します。
以上がスマホでInstagram広告を設定する手順になります。
過去の人気投稿をあらためてInstagram上に表示させ、新しい広告と過去の投稿の組み合わせでPRの相乗効果を狙うといった使い方もできます。
Instagram広告の効果測定で見るべき項目
Instagram広告の効果測定は、Facebook広告と同様に「広告マネージャ」を通して確認することが出来ます。
参考:Facebook広告マネージャについて(Facebook Business)
広告マネージャを活用して確認できる数字は、一部抜粋するだけでも次のような項目があります。
【リーチ】
指定した期間で広告を見たユーザーの数です。広告を表示した回数が表示されるインプレッションとは異なり、広告を見たユーザーの数だけが計算されます。【ソーシャルリーチ】
Facebookページにいいねをしてくれる友達やイベント参加に返事をした友達のユーザー数が表示されます。Facebookでのイベントやアプリ宣伝をしていない場合、ソーシャルリーチは表示されません。【レスポンス】
ユーザーが広告を閲覧してから24時間以内、もしくは28日以内にクリックやそれ以外のアクションを行った回数がグラフで表示されます。【キャンペーンのリーチ】
キャンペーン全体の広告を閲覧したユーザーの数です。こちらもインプレッションとは異なり、広告の表示回数ではなく、広告を閲覧したユーザーの数のみが表示されます。【頻度】
ユーザーが広告を見た平均回数です。【クリック数】
広告のクリック数です。アプリのインストールや外部リンクへの誘導などが含まれます。【CTR】
広告に対するクリック数を指定した期間で割り算した数です。指定期間での広告のクリック率が分かります。【入札価格】
ワンクリック(CPC)と1000インプレッション(CPM)あたりの広告の最大掲載料金を変更することができます。
沢山の数字が確認できるため、どの値を確認すればよいか迷う方も多いですが、その場合は自社の「広告出稿の目的」に立ち返ることが重要です。
もし広告出稿の目的が「認知拡大」である場合、重要視すべき指標は「リーチ」や「インプレッション」であり、クリック率やクリック単価(CTR)の優先度は下げるべきでしょう。
逆に、アプリのインストールを目的とする場合は「CPI」を重要指標として設定するべきです。
二兎追うものは一兎をも得ずということわざの通り、すべての数字を追うのではなく、あくまでも目的の達成のための指標が何であるかを考えることが大切です。
Instagram広告のKPIの設定方法と数値の確認方法についてはインスタグラム広告を出した後に確認!KPIや数値の見方を合わせてご覧ください。
数値の分析を効率よく行いたい方はインスタグラム分析が効率的かつ高精度に行える便利ツール7つを紹介の記事もご活用ください。無料で利用できるInstagramインサイトの使用方法と、様々な用途別で使えるツールを紹介しています。
Instagram広告のコンテンツ制作時におさえるべき4つのポイント
広告形式や課金方法が決まったら、成果を上げた成功事例に共通する3つのポイントも意識したうえで具体的なコンテンツ制作を行いましょう。
Instagram広告だからこそ気をつけなければならないポイントがいくつもあるので一つずつチェックしていきます。
ビジュアルに訴えかける、インスタ映えするクリエイティブを制作する
Instagram広告において、何よりも大切なのは写真や動画などのクリエイティブです。魅力的でないクリエイティブは、ほんの一瞬でユーザーに流されてしまいます。
まず目的とする広告スタイルの仕様条件(前述)に適したクリエイティブ制作を意識しましょう。写真クリエイティブなら正方形型とする、ストーリーズ広告を活用したいなら9:16のサイズに合わせて画像や動画を制作するといった形です。
また、テキスト要素が少ないほど広告のパフォーマンスが高くなるとFacebook広告の公式ヘルプにて言及されていることから、広告全体に占めるテキスト要素は20%以内を目安に作成しましょう。
Instagram広告の画像・動画サイズ仕様▼
Facebook広告ガイド|Facebook for Business
今流行りのトレンド、色使い、画角、フォント、人物など、成功事例などはとにかく分析して良い要素を抽出しましょう。もちろん、自社の世界観を最大限に生かすバランス感覚と工夫も忘れてはなりません。
動画の場合はターゲット層を意識したストーリーにする、ファーストビュー(冒頭数秒)を最大限に活用する、音声なしでも伝わる内容にするなど、ユーザーを引き付けていきます。
クリエイティブが魅力的であるか否かはInstagram広告を成功させる最も重要な要素ですので、徹底的に作りこみましょう。
Instagram広告公式ページに、クリエイティブづくりのコツも紹介されていますので、是非活用してください。
適切なターゲティング設定
Instgarm広告はターゲティング設定を細かく設定できることが特徴であると先述しました。
しかし、絞りすぎていまうとターゲットが競合し、CPAが上昇してしまうなどの懸念もあります。
ターゲットを設定する際は、自社の目的やゴールを広い視点でとらえ、潜在顧客を取り込めるように心がけましょう。
なお、Instagram広告には「自動最適機能」があり、様々なデータを基にしてInstagramが自動で広告の運用を行ってくれますので、初めて広告出稿を行う方は活用していきたい方法です。
複数回広告出稿を行う場合、結果を分析し、設定を変更しながらより効果のある絞り込みを行うといったアクションが重要となるでしょう。
使いまわしを前提にせず、クリエイティブ制作に注力することで結果的にコストパフォーマンスがよくなる
Instagram広告のサイズ形式はWEBディスプレイ広告(GDNやYDNなど)で使われている一般的なサイズ感とは異なります。
ですので、基本的にはInstagram広告はインスタグラム専用という位置づけになり、広告クリエイティブは使いまわしがきかないという認識でいましょう。
もちろん、様々なプラットフォームで使い回すことを前提に広告クリエイティブを制作することもできます。しかし、SNSユーザーはとても繊細です。少しでも「違和感」を感じてしまうとなかなか興味を持ってもらえません。
ですので、Instagram広告で成果を出したいなら、使いまわし前提ではなく、Instagramに最適化されたクリエイティブを制作することが大切です。
労力やコストを惜しむと、結果的に広告のパフォーマンスが悪化し、トータルで考えると費用対効果が悪い結果となります。
物質的価値(モノ)ではなく、経験的価値(コト)を訴求する
インスタグラムは「感情」や「情緒」に訴えかけるメディアです。
そのため、たとえ電化製品であってもそのスペックや競合比較ではなく、その商品が経験価値としてどれだけ魅力的か、その商品がある生活がどれだけ豊かであるかを訴求するべきでしょう。
ユーザーにとってその商品を所有したり、そのサービスを利用することによって、どのようなベネフィットがあるかを直感的かつ感情的に訴求することが、Instagram広告において重要なポイントです。
物(モノ)ではなく体験(コト)訴求が効果的になっている背景は、インスタグラムのメインユーザーである「ミレニアル世代」が大きく関係しています。ミレニアル世代の特徴を理解することはInstagram広告の効果を高めるためにも重要です。
以下の記事では、ミレニアル世代へ向けたマーケティングについて詳しく解説しているので、併せてご活用ください。
関連記事
【事例あり】ミレニアル世代のマーケティングで絶対外せない14要素
【Q&A】Instagram広告に関するよくある質問
ここからは、Instagram広告を出稿する際によくある質問をQ&A形式でご紹介していきます。
気になる項目があればぜひチェックしてみてください。
Instagram広告の出稿の最低価格はいくらから?
インスタグラムの広告出稿は、最低100円から配信することが可能です。
元々は最低出稿金額が500万円と非常に高額でしたが、現在では予算に合わせて配信を行うことが可能となりました。
広告出稿の目的から算出される、予算の目安や上述した課金方法の詳細まで知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事
インスタグラム広告の費用|課金方法や単価、およその出稿予算を解説
Instagram広告の方向性を大きく決める「目的」と「CTA」には何を設定すれば良い?
すでに紹介した成功事例のような結果を生み出す広告を出稿するために、おさえるべきポイントがいくつかあります。
その中でも、Instagram広告を配信する「目的」と「CTA(Call To Action)」の設定は最重要事項で、慎重に練る必要があります。
「目的」は広告を配信することによって実現したいことを選ぶ必要があり、「CTA」では広告の閲覧者に対して行ってほしい「ネクストアクション」を選ぶ必要があります。
Instagram広告の「目的」は次のうちから選ぶことが可能です。
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
- トラフィック(ウェブサイトへのクリック数またはアプリストアへのクリック数)
- アプリのインストール
- エンゲージメント(投稿のエンゲージメントのみ)
- 動画の再生
- コンバージョン(ウェブサイトでのコンバージョンまたはアプリ内コンバージョン)
- リード獲得
配信する画像または動画の直下に表示されるCTAには次のようなものが一例としてあげられます。
- ボタンなし
- 音楽を聴く
- 申し込む
- 予約する
- お問い合わせ
- ダウンロード
- クーポンを入手
- 見積もり
- 上映時間を表示
- 詳しくはこちら
- 予約リクエスト
- メニューを見る
- 購入する
- 登録する
- フォローする
- 他の動画を見る
- メッセージを送信
- メニューを見る
- インストールする
- ゲームをプレイ
たとえば、CTAの「予約する」と「予約リクエスト」は似た表現ですが、ターゲットとしているユーザーによって受け入れられやすさが変わってきます。
広告閲覧ユーザーのアクションを決定づける、広告の成果が上下する大事な要素となりますので、慎重に選びましょう。
Instagram広告にハッシュタグは必要?
通常のインスタグラムの投稿の場合、ハッシュタグをつけることにより検索経由で投稿のリーチ数を増やすためという目的が最も大きいですが、広告出稿の場合、検索結果には表示されないため、その点は寄与しません。
その上で、ハッシュタグは以下のように広告出稿の目的によって使い分ける必要があります。
ハッシュタグ自体の認知度を上げたいのであれば広告にもつけるべき
Instagram広告にハッシュタグをつけたほうがよいシチュエーションは、そのハッシュタグ自体の認知拡大を目的としている場合です。
例えば、インスタグラム内での投稿キャンペーンの認知を目的とする場合、その投稿キャンペーンに利用するオリジナルハッシュタグも合わせて認知してもらう必要性があります。
その場合、投稿内容にハッシュタグを含めることは非常に有力な手法となります。
CV獲得や自社サイトへの遷移を目的とする広告にはハッシュタグをつける必要なし
ダイレクトレスポンス広告など、直接的にWebサイトへの遷移やアプリのインストール、商品の購入を目的とする場合は、ハッシュタグをつけないほうがよいです。
その理由としては、本来とってほしいアクション(Webサイトへの遷移等)よりも、ハッシュタグをクリックすることによりインスタグラム内でハッシュタグを検索してしまう可能性が高まるためです。
基本的にユーザーにとってほしいネクストアクションは一つに絞るべきであり、それがハッシュタグの認知でない場合は避けたほうが良いでしょう。
広告出稿にInstagramアカウントは必須?
Instagram広告は、Instagramアカウントが無くてもFacebookの広告管理画面から出稿することが出来ます。
しかし Instagramアカウントがない状態では、
- 広告に対するコメントへの返信ができない
- 広告からInstagramプロフィールページに遷移できない(ユーザーによるフォロー・いいねができない)
などといったデメリットがあるため、Instagram広告の出稿をしたい場合はInstagramアカウントも同時に開設することがおすすめです。
まとめ
Instagram広告は、これまでのディスプレイ広告とはまったく違う概念で取り組まなければならない一方、その可能性は非常に大きく、事業成長に大きく貢献する可能性を秘めています。
そのために最適な広告クリエイティブを制作したり、広告運用の最適化を行うことは非常に大切です。
さまざまな機能も順次追加されていますので、自社ブランドにとって有利な機能を積極的に取り入れて、ブランドの成長のツールとして大いに活用しましょう。
また、SNS上の広告配信代行サービスに興味がある方は、フォロワー獲得から売り上げアップまで費用対効果を最大化するFind Modelにぜひご相談ください。
インスタグラム広告とはどのようなものか、配信できる広告の種類や、広告配信の手順についてわかりやすくまとめた資料を公開しています。(全58ページ)
無料でダウンロードできますので、あわせてご活用ください。
インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFind Model(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
▼関連記事
▼おすすめ資料をダウンロードする