今や若者に大人気のSNSであるInstagram。
近年ではそのユーザー数もますます増加していて、アクティブユーザーは世界で10億人以上と言われています。
日本においてもその人気は衰えることを知らず、なんと3,300万人以上のユーザー数がいると言われています。
そんなInstagramを、企業のSNSマーケティングとして利用することで、売り上げや認知度向上につなげるケースが多くなってきています。
Instagramを用いたマーケティングは、その市場規模からも無視することのできないマーケティング手法のひとつ言えるでしょう。
そこで本記事では、企業のInstagram担当者の方に向けてInstagram運用において抑えるべきルールをご紹介していきます。
目次
Instagramとは
Instagramとは写真や動画を投稿・共有することができるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。
TwitterやFacebookといった他のSNSとの違いは、文章よりも写真や動画を投稿することをメインとしている点です。
Instagramは写真や動画など視覚的に楽しむことを目的として開発されており、たとえば以下のような目を引く魅力的なコンテンツが日々共有されています。
2010年にアメリカのサンフランシスコにて誕生したInstagram。
画像や動画を簡単に投稿し、また気に入った投稿に気軽に「いいね」をつけて共有することができるスタイルは革新的で、その人気は瞬く間に広まっていきました。
現在、Facebookの傘下に入ったInstagramは、世界で10億人以上にものぼるユーザー数を抱えた大人気SNSへと成長しています。
Instagramで企業アカウントを運用するメリット
SNSマーケティングの一環として、企業がInstagramを活用するメリットはどこにあるのでしょうか。
企業の認知度向上につながる
Instagramに投稿された写真や動画が、ユーザーの間で話題となることで人気を獲得して、その企業の名前が知れ渡ることが起こります。
近年では、自社の認知度を広める目的でインスタを始めるという企業は多くなっております。
マーケティングの一つとして数多くの企業がSNSを利用している現状において、InstagramなどのSNSを活用した自社ブランディングが重要になっています。
Instagramマーケティングをする際には、自社のターゲットとしているユーザーがメインで利用している時間帯を分析することが重要です。
投稿のタイミングをコントロールすることにより、目的とするユーザーに自社アカウントを効率的に見つけてもらえる可能性が高くなるのです。
個人ユーザーとの接点がもてる
一昔前まで、企業が商品やサービスを宣伝する際にはテレビや新聞といった媒体をメインとしていました。
テレビや新聞などの媒体を通した宣伝では、企業から一般消費者への一方通行の接点しか持ち得ませんでした。
しかし、SNSを通した宣伝が主流となってきている近年においてこの関係性は変わりました。
企業はSNSを通して一般消費者と双方向のコミュニケーションをとることができるようになったのです。
自社の商品やサービスを利用した一般消費者は、SNSで意見を投稿し、口コミとして広がっていきます。
その口コミを検索し、また一般消費者から直接フィードバックをもらうことで、一般消費者の生の声を収集することができるのです。
自社サイトや実店舗への誘導ができる
Instagramを通して、企業やブランドの認知度がアップすれば、自社商品の購入や自社サイトへのアクセスアップなどが期待できます。
自社アカウントのプロフィール画面に、自社サイトのURLを記載することができるので、プロフィール画面に訪れたユーザーをターゲットとして自社サイトへ誘致することができます。
またInstagram内で人気となった投稿により、実店舗への誘致をはかることもできるのです。
さらに最近では、Instagramのショッピング機能を利用することで自社の商品購入につなげているケースも多くなってきております。
Instagramにおけるショッピング機能とは、
- ショッピングバッグのアイコンが付いた投稿を見つける
- 写真をタップすると、商品名と価格が書かれたタグが表れる
- タグをタップすると商品詳細ページが表示される
- 「購入する」をタップすると商品ページ(外部ECサイト)に移動する
ことによって気になる投稿を見たユーザーがお手軽にその商品を購入できる機能のことです。
このようにInstagramの運用を通して、気軽に自社サイトや実店舗への誘致を行うことが可能なのです。
Instagram運用ルール6つのポイント
企業の主要なマーケティング活動の一つになっているSNSマーケティング。
中でも、Instagramを利用したSNSマーケティングは、利用者数・共有されやすさの観点からも大変有効な手法です。
Instagramマーケティングを行う上では、Instagramの定期的・効果的な運用が必要となります。
社内の複数メンバーでアカウントを管理することが多い、企業の公式アカウント運用においては、その運用ルールを事前に決定しおくことが重要です。
実際に、人気のInstagram企業アカウントの多くは、社内の誰がみても理解できるような運用ルールをマニュアル化することで成果を上げているのです。
以下ではInstagram運用の際における6つの基本ポイントをまとめましたので、それぞれご紹介していきましょう。
アカウント運用の目的
企業がInstagramを運用する上では、まずその運用目的を明確にすることが重要となります。
例えば、
- 自社・自社商品やサービスの認知度を高めたい
- 自社サイト・実店舗へ誘致したい
- 一般消費者との接点をもちたい
- 自社のファンを獲得したい
などの目的が考えられます。
明確な運用目的があることで、日々のInstagram運用における進捗度合いをしっかりと確認することができるようになります。
Instagramマーケティングにおいては、それぞれの目的に合わせて様々な運用方法をとる必要性があるため、まずは社内で運用目的を明確化させましょう。
ターゲット
企業のマーケティング活動においては、ターゲットを明確に設定することが欠かせません。
Instagramマーケティングにおいても、それは同じです。
Instagramを運用する上で、ターゲットとする年齢別・性別に分けるだけでなく、居住地や職業別など深いパーソナルな情報まで落とし込むことで、理想とするターゲット像が明確になります。
ターゲットを出来るだけ詳細に設定し具体化することで、Instagram運用のベースができあがります。
理想とするターゲット像の興味関心に沿った投稿画像・動画や、Instagramを利用していそうな時間などが見えてくることで無駄のないInstagram運用が可能となるのです。
KGI・KPIの設定
SNSマーケティングにおいては、KGI・KPIの設定が必要不可欠です。
KGIとは、Key Goal Indicator(キー・ゴール・インジケーター)の略で、日本語では重要目標達成指標という意味になります。
KPIとは、Key Performance Indicator(キー・パフォーマンス・インジケーター)の略で、日本語では重要業績評価指標という意味です。
要するに、KGIとは最終的なゴール・KPIとは最終的なゴールを達成するための小ゴールといった意味合いになります。
中でもKPIの設定は、Instagram運用の最終的な目的を達成するために重要な鍵となります。
KPIは数値としての指標を設定することが必要で、例えば「自社ブランドの認知度向上をはかりたい」とした場合、
- 1投稿にあたりの平均コメント数
- ハッシュタグ投稿の数
などをKPIとして設定することが適切です。
KPIは複数設定することもでき、またKGIに向けて適切な効果測定がはかれていないと判断した場合には、柔軟にKPIを修正することも可能です。
投稿スタイル
SNSマーケティングにおいては、そのアカウントがもつ世界観をユーザーにうまく伝えることが人気獲得のために必要です。
特にInstagramにおいては、写真や動画をメインに投稿するSNSであるため、その世界観を大切にする運用スタイルはユーザーに統一感をもったアカウントであるといった印象を与えることにつながります。
投稿した写真や動画のテーマが統一されていることで、どのようなことを発信するアカウントなのかを一目で伝えることができます。
自社アカウントの投稿スタイルが定まっていなければ、ユーザーの離脱にもつながってしまうので非常に重要なポイントと言えるでしょう。
投稿スタイルを統一させている企業アカウントの例
こちらは、デジタルアート集団である「チームラボ」の公式Instagramアカウント(@teamlab)です。
チームラボのアカウントでは、このようにスマホの縦型全画面に没入感の高くとても綺麗な画像や動画を積極的に発信する投稿スタイルをとっています。
チームラボのアカウントをみたユーザーに、このような場に実際に足を運んでみたくなるような感覚を与えることで実店舗への誘導にうまく成功しているのです。
投稿スケジュール
企業内において、誰がどのタイミングでどのような写真・動画を投稿するのかを予め決めておくことは非常に大切です。
SNSの運用に求められることは、数多くいるユーザーを飽きさせないために途切れることのない定期的な運用をすることです。
Instagramには写真や動画を投稿する通常の投稿とストーリー機能という2つの投稿方法があります。
ストーリー機能での投稿は、投稿した写真や動画が24時間以内に消えてしまうといった特徴があるので、更新頻度を上げてユーザーに定期的にみてもらえるような施策が必要です。
社内において、事前に1ヶ月間ごとの運用計画をしっかり立ててから運用を開始するようにしましょう。
炎上・トラブルの対処方法をマニュアル化
Instagram運用において気をつけなければならないのが、炎上などのトラブルが発生した際の対応方法です。
予めトラブルを想定した運用を行っていると、実際にトラブルが発生した際にその場しのぎで対応してしまい、火に油を注ぐことになりかねません。
自社の投稿による発言が、物議をかもすようなことになる可能性があります。
また自社のアカウントの投稿に対するコメントやDM(ダイレクトメッセージ)において、苦情や問い合わせが届いた場合にはどうするのか。
社内のカスタマーサポートやマーケティングなどの関係部署とも相談しながら、予め対応をマニュアル化させておきましょう。
まとめ
Instagramの運用ルールに関してご紹介してきましたがいかがでしたか。
フォロワー数の多い人気企業アカウントほど、事前に運用ルールを決めて戦略的に活用しています。
今回ご紹介した運用ルールは、Instagramを活用したマーケティングを行っていくための基礎・基本ともなるので、事前にしっかりと準備を整えておきましょう。
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