
インスタグラムの認証バッジとはアカウント名の隣の青いチェックマークで、著名人やブランドの公式アカウントを証明するものです。
2014年12月に認証バッジが導入され、利用者はフォローする著名人、有名人、ブランドをさらに見つけやすくなりました。
インスタグラムから正式に認証されていることでアカウントへの信頼感が高まり、フォロワー数の増加やなりすまし被害を防げるといったメリットがあります。
今回はこのインスタグラムの認証バッジについてどのようなシステムなのか、申請は可能なのかといったことを詳しく解説していきたいと思います。
★2019年02月09日追記:インスタグラム認証バッジの申請要件、認証バッジの申請方法と手順について追記・編集しました
目次
インスタグラムの認証バッジとはアカウント名の隣の青いチェックマークで、著名人やブランドの公式アカウントを証明するもの
まず、インスタグラムの認証バッジとは何かを簡単に説明しておきましょう。
インスタグラムの認証バッジとは
認証バッジとは、検索画面やプロフィールのインスタグラムアカウント名の隣にある青いチェックマーク です。
これは、このアカウントが、著名人、有名人、グローバルブランドの公式アカウントであることをインスタグラムが公式に確認したことを示します。
認証バッジがある事で有名人や有名ブランドのアカウントのなりすましを防ぎ、利用者が正しいアカウントを見つけられるようにしています。
インスタグラムの認証バッジの具体例を紹介
有名ブランドや企業、芸能人の方で認証バッジを取得しているアカウントをいくつかご紹介します。
出典:@ikeajapan(IKEA)
出典:@cocacola_japan(コカ・コーラ)
出典:@tetsukokuroyanagi(黒柳徹子さん)
出典:@justinbieber(ジャスティン・ビーバーさん)
インスタグラムの認証バッジを得る3つのメリット
有名人や公式アカウントにつけられる認証バッジですが、取得することによるメリットがあります。
公式アカウントであることがアピールでき、フォロー率があがる
認証バッジを持つ事で公式アカウントであることがアピールでき、フォロー率があがる傾向にあります。
有名人の場合は、認証バッジのあるアカウントとないアカウントが存在していた場合、認証バッジありのアカウントが本物のアカウントであることは周知の通りです。
そのため複数のアカウントがあった場合には、認証バッジのあるアカウントの信頼性が高まってフォロー率もあがります。
また、企業やブランドにとっても認証バッジのあるアカウントということは、ステータス的に非常に重要な意味を持ちます。
良く知っているブランド名の横に青いバッジがあることが、インスタグラムのユーザーにとって当たり前となったいま、この青いバッジはブランドに対する消費者目線での信頼感を与えています。認証バッジを得ることはブランドの信頼性を高めるためにも役立ちます。
なりすまし被害の対策になる
SNSでは誰かが自分の名前や企業名を騙ってなりすましをするケースがあります。例えばこちらはタレントの橋本環奈さんのマネージャーと名乗るアカウントです。
実はこちらはなりすましアカウントで橋本環奈さん自身が次のようにコメントしています。
「私、Instagramしていません!偽アカウントがあるそうで見てみたんですが、私本人だと思ってコメントして下さってる方もいました。その方々のコメントが見れないのは悲しいので、オフィシャルを作りました」
認証バッジはこうしたなりすましを防ぐ有効な手段となり、ユーザーの安心感、信頼感につながるメリットがあります。
なりすましアカウント対策に効果のある認証バッジですが、有名人や有名ブランド以外のアカウントでは申請することが難しい現状もあります。
なりすましアカウント報告フォーム
もし、認証バッジがない状態で誰かが自分になりすましていたら、インスタグラムに報告することで対応してもらえます。
インスタグラムアプリのオプションメニュー内の「問題を報告」から報告するか、こちらのフォームからなりすましアカウントを報告することが可能です。
認証バッジが取得できるならばいちいちこうした報告を行う煩わしさも減りますから、取得できる方は認証バッジの取得をしておきましょう。
インスタグラム内の検索で上位に表示されやすい
認証バッジを保有するアカウントはインスタグラム内の検索で上位や目立つ場所に表示されやすくなります。
検索して上位にでてくるアカウントは、あなたの好みをインスタグラム独自のアルゴリズムにより分析し、あなたにおすすめしたいアカウントです。
認証バッジを取得したアカウントは信頼性やブランド力が高まっているので、多くの人にフォローされたり、ハッシュタグなどで言及されたりする率が増える傾向にあるといえます。
そのため、おすすめとして目に触れる機会も増えやすくなります。
インスタグラム認証バッジを取得できるアカウントの条件・要件
インスタグラムの認証バッジを取得できるアカウントの要件については、インスタグラムから正式に発表されています。
以下、認証バッジを申請できるアカウントの要件になります。
- 本物である: 実在の個人または登記されているビジネスや団体を表すアカウントである必要があります。
- 独自性がある: アカウントが表す人物やビジネスの、独自のプレゼンスである必要があります。個人やビジネスごとに1つのアカウントのみが認証を受けられます。ただし、言語別のアカウントは例外です。一般的な趣味・関心のアカウント(例: @puppymemes)は認証していません。
- 完全である: アカウントが公開されていて、自己紹介、プロフィール写真、1つ以上の投稿がある必要があります。プロフィールには、他のソーシャルメディアサービスへの[私を追加]リンクを含めてはいけません。
- 有名である: 広く知られており、よく検索される個人、ブランド、団体を表すアカウントである必要があります。Instagramでは複数のニュースソースで取り上げられているアカウントを審査し、有料コンテンツや広告は審査対象のソースとしてみなしません。
これらの要件を満たすことがインスタグラムの認証アカウントを申請・取得するための大前提となるため、インスタグラムの利用ポリシーに沿ったアカウントづくりを進めましょう。
インスタグラム認証バッジを取得申請する方法
ここからはインスタグラムの認証バッジの申請方法について解説していきます。
認証バッジの申請手順は以下のとおりです。
- 認証バッジ取得の要件を満たしたインスタグラムアカウントと本人確認書類を準備する
- インスタグラムのアプリの設定オプションメニューから認証バッジの取得申請を行う
- 申請後、インスタグラムからの承認を待つ
それぞれ詳しく説明していきましょう。
参考:自分のプロフィールの認証バッジをリクエストするにはどうすればよいですか。|Instagramヘルプセンター
インスタグラムアカウントと本人確認書類を準備する
まず、先ほど紹介した認証バッジの取得要件を満たしたインスタグラムアカウントを準備します。
その上で、申請には本人確認書類が必要になります。
個人としてインスタグラムの認証バッジを申請する場合は公的機関の発行した写真付き本人確認書類を、企業のビジネスとして認証バッジを申請したい場合は正式な事業者書類を準備しましょう。
具体的に以下のような書類となります。
【個人として申請する場合】
- 運転免許証
- パスポート
- 国民識別カード
など
【ビジネスとして申請する場合】
- 納税申告書
- 最近の公共料金請求書
- 会社定款
など
インスタグラム認証バッジの申請手順
必要なものが準備できたら、申請に移ります。
まず、認証バッジを取得したいアカウントのメニューボタンから「設定」をタップします。
オプションメニュー「アカウント」項の中に「認証をリクエスト」ボタンがあるので、タップしましょう。
すると、Instagram認証リクエストの入力フォームとなります。
「氏名(本名)」「別の名前(※ある場合は芸名、ペンネームなど)」「カテゴリ」を入力します。
カテゴリは以下の中から選択できますので、自分のアカウントに最も近いものを選びましょう。
- News/Media:ニュース、メディア関係
- Sports:スポーツ関係
- Goverment/Politics:自治体、政府、政治関係
- Music:音楽関係
- Fashion:ファッション関係
- Entertainment:娯楽、趣味関係
- Blogger/Influencer:ブロガー、インフルエンサー関係
- Business/Brand/Organization:ビジネス、ブランド、組織、団体関係
- Other:上記に当てはまらないもの
必要事項の入力が完了したら、本人確認書類をアップロードしますので「ファイルを選択」をタップしましょう。
- 用意した書類をその場で写真に撮ってアップロード
- 端末に保存した写真から選んでアップロード
からアップロード方法を選べます。
尚、アップロードする書類写真ははっきりと情報が読み取れるものを添付しましょう。
画像がぼやけていたり、汚れているなどすると、書類の情報が読み取れなくなり不承認の原因となります。
情報の入力と書類のアップロードが完了したら、一番下にある「送信」ボタンをタップしましょう。
以上で、インスタグラムの認証バッジの申請は完了となります。
審査プロセスが完了するとインスタグラムから通知が届きます。無事承認されると、アカウントに認証されることを示す青いチェックマークが追加されます。
認証バッジの取得申請に関する留意点・注意点
インスタグラムの認証バッジを申請後、留意する点がありますので補足として解説しておきます。
インスタグラムから認証バッジに対して支払いを請求されることはない
インスタグラムの認証バッジは無料で申請することができます。
申請後、金銭的な支払いを要求されることはありません。
認証バッジを申請した後はどうなりますか。|Instagramヘルプセンター
認証バッジの取得申請をしても確約されるわけではない
インスタグラムの認証バッジは、申請しても認証が確約されるわけではありません。
アカウントが認証の条件を満たしていない場合は、非承認となり却下されます。
申請が却下されても30日後に改めて申請できる
申請が却下された場合、申請から30日後に新しい申請を送ることができます。
申請が却下された原因を追究し、アカウントをブラッシュアップしたら再度申請してみましょう。
認証バッジを取得した後も誠実に運営する必要がある
インスタグラムの認証バッジはInstagramの運営元が管理しています。
もし認証バッジを取得した後、インスタグラムのポリシーに違反して運営を続けた場合、Instagramの運営元が認証が不適切なアカウントだと認識し、認証バッジを取り消すことがあります。
以下の場合には、アカウントを取り消した上でアカウントを停止する措置がとられますので、気をつけましょう。
- 認証バッジを宣伝、譲渡、販売する
- プロフィール写真、自己紹介、または名前のセクションを使って他のサービスを宣伝する
- サードパーティを通じてアカウントの認証を受けようとする
インスタグラムの認証バッジがなくても公式アカウントであることを示す方法
インスタグラムの認証バッジはそう簡単に取得できるものではありません。
ここでは、インスタグラムの認証バッジを取得していなくても公式のアカウントだと示す方法について紹介します。
公式HPからリンクを貼る
自分の公式ウェブサイトがある場合はインスタグラムのプロフィールに公式サイトへのリンクを追加することで、そのアカウントが自分自身のものであることを示すことが可能です。
Twitter等の他SNSで認証済みアカウントを持っている場合、そのアカウントからリンクを貼る
公式HP以外にもFacebookページ、またはTwitterアカウントから自分のインスタグラムのアカウントに対しリンクを貼ることも可能です。
インスタグラムでは認証バッジが申請できていなくても、Twitterなど他のSNSでは認証される場合もあります。そういうケースでは他のSNSの認証済みアカウントからリンクをり、公式アカウントであることを示すことができます。
インスタグラムの認証バッジがあれば企業やブランドの信頼性を増し、ブランドや集客戦略に有利になります。現状は中規模の企業や個人の取得は難しい面もありますが、こちらで説明したような方法で工夫することで、代替的に自社の信頼性を増すような施策を講じることも可能です。
まとめ:企業のインスタグラム公式アカウントに認証バッジを導入しよう
インスタグラム認証バッジはそのアカウントが本物の企業や著名人が運営していると示す大事な役割となります。
ブランドとしての信頼性にもつながりますので、是非取得したいところです。
取得申請自体は何度もできますので、却下された場合でもアカウントを成長させたり不適切なコンテンツを整理するなどして再度申請してみましょう。
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