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画像:X adds video overlays

X(旧Twitter)は先日、iOS版アプリにおいて、アップロードする動画にテキストを追加できる新機能を発表しました。これにより、ユーザーはよりエンゲージメントの高い魅力的な動画コンテンツをプラットフォーム内で手軽に作成できるようになります。

直感的な操作でテキストや絵文字を配置可能に

XのエンジニアであるAllegra Jacchia氏が公開したデモ動画によると、この新しい「ビデオオーバーレイ機能」を使うことで、動画クリップ上にテキストや絵文字をシンプルかつ直感的に配置できることがわかります。

SNS全体における動画編集ツールの進化という視点で見れば、今回の機能追加はささやかなものかもしれません。しかし、競合他社のアプリと比較してクリエイティブ機能が遅れをとっていたXにとっては、非常に大きな一歩と言えます。

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「ビデオファースト」を掲げたXのこれまで

振り返ると2024年当時、XのCEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏は、ユーザーの動画に対するエンゲージメントの高まりを受け、プラットフォームの動画強化を強力に推進していました。彼女は「Xはビデオファーストのプラットフォームになる」と繰り返し宣言し、動画コンテンツの拡充と視聴体験の向上に注力していく姿勢をアピールしていました。

その言葉通り、タイムライン上での動画の視聴数は劇的に増加しています。しかし、これは必ずしもX独自の施策が成功したからとは言えないようです。

昨年5月、Xはクロエ・カーダシアンやタッカー・カールソンといった著名人を起用した「Xオリジナル」の動画番組ラインナップを大々的に発表しました。しかし、残念ながらこれらの番組の多くは視聴者からの反響に乏しく、いつの間にかひっそりと姿を消してしまいました。Xは同時期に動画エディタのアップデートを行い、そして今回のテキストオーバーレイ機能の追加へと至っています。

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動画視聴数増加の本当の理由と、今後の課題

では、なぜX上でこれほどまでに動画の消費が増えているのでしょうか。その理由は、プラットフォームの機能そのものよりも、ソーシャルメディア全体で動画の制作・視聴が爆発的に増加しているという世の中のトレンドにあります。さらに、Xのアルゴリズムがアプリの滞在時間を伸ばす目的で、動画投稿をユーザーの目に入りやすく(ブースト)している点も大きく影響しています。

これらの背景を踏まえると、X自体が真の意味で「ビデオファースト」のアプリになるための抜本的な改革は、まだ十分に行われていないのが実情です。

今になってようやく動画へのテキスト追加機能が実装されたという事実は、TikTokやInstagramなど、他のSNSが提供する高度な動画作成・編集ツールにいかにXが遅れをとっているかを浮き彫りにしています。

とはいえ、今回のアップデートがXの独自の動画体験に新たな要素を加えたポジティブな進化であることは間違いありません。今後、クリエイターや一般ユーザーに向けたさらなる機能拡充が行われるのか、引き続き注目が集まります。

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