画像:TikTok adds legacy account options
人気動画プラットフォーム「TikTok」に、ユーザーが亡くなった後のアカウントの取り扱いをあらかじめ設定できる「レガシーアカウント(追悼アカウント)」のオプションが新たに追加されました。
「管理を任せる」か「削除する」かを選択可能に

画像:TikTok adds legacy account options
アプリのアカウント設定から利用できるようになったこの新機能では、万が一の際に備えて、ユーザー自身がアカウントの行く末を決定できます。具体的には、信頼できる別のユーザー(レガシーコンタクト)を指名してアカウントの管理を委ねるか、プロフィールを完全に削除するかの2つのオプションが用意されています。
アプリ研究者のRadu Oncescu氏やJonah Manzano氏がSNS「Threads」で共有したスクリーンショットによると、レガシーコンタクトを指名する場合、その人物にどのような操作権限を与えるかまで細かく設定できる仕様になっています。
なお、実際にユーザーが亡くなり、ご家族や法定代理人がアカウントの削除や追悼アカウント化を申請する場合には、関係性を示す証明書や死亡診断書の提出が求められます。厳格な手続きを経ることで、ユーザー本人の意思に反した不正な操作が防がれ、大切な個人情報が守られます。
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「デジタル遺産」が問われるソーシャルメディア時代
自分がこの世を去った後、インターネット上に残されたデータ(デジタル遺産)をどう扱うかは、現代のSNS時代において非常に重要な課題となっています。
英ガーディアン紙が報じた2019年のオックスフォード大学の研究によれば、Facebook上にある「故人のプロフィール数」は、2100年までに最大49億件に達し、生きているユーザーの数を上回る可能性があると予測されています。すでに世界中で数百万人のSNSユーザーが亡くなっており、故人のプライバシー保護はもちろん、プラットフォーム側のデータ保存容量の観点からも無視できない問題です。
自分がネット上に遺す足跡をどのように管理し、どう締めくくるのか。今回のTikTokのアップデートは、私たち一人ひとりが自身の「オンラインレガシー」について考える上で、非常に価値のある機能と言えるでしょう。設定を見直す良い機会として、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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