企業がSNSマーケティングを実施する際には、目的に応じて様々な手法が用いられます。
また、運用するSNSごとに強みが異なるため、実施するキャンペーンの使い分けもたいへん重要です。
今回は、Instagramの広告キャンペーンについて、
- フォトキャンペーン
- モニターキャンペーン
- ハッシュタグキャンペーン
- インスタライブ×プレゼントキャンペーン
- フォロー&いいね キャンペーン
のメリットと成功事例をご紹介します。
是非とも本記事をご参考に、自社のInstagramアカウントに合ったキャンペーン手法を取り入れていただければ幸いです。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
【2023年最新版】Instagramキャンペーン成功事例3選
まずはじめに、2023年最新のInstagramキャンペーン事例から
- フォトキャンペーン
- モニターキャンペーン
- ハッシュタグキャンペーン
3つの成功事例をご紹介し、活用するメリットなどを合わせてご紹介します。
フォトキャンペーン
「フォトキャンペーン」は、Instagramの最大の強みである写真コンテンツを活かしやすい点が大きなメリットです。
キャンペーンによりユーザーの参加意欲を高めることでコンテンツの質は高まり、美しい写真は新規ユーザーに向けて高い訴求効果をもたらします。
質の高いUGCを得ることで、SNS上のブランド、及び商品価値を高めることができるのです。
フォトキャンペーンの成功事例:びゅうたび
列車旅/旅行のお役立ち情報を発信する旅行メディア「びゅうたび」のInstagramアカウントでは、「夏旅フォトキャンペーン」を実施。
- びゅうたび会員に登録
- 「#こんな夏を待っていた」「@viewtabi」を付けて2023年に行った夏旅の写真を投稿
という条件で、抽選で100名様に割引クーポンが3000円分がプレゼントされました。
本フォトキャンペーンの特徴は、自社会員サイトにInstagramのアカウント登録することが条件に含まれている点です。
キャンペーンを通じて自社会員獲得につなげることで、クーポン情報やキャンペーンのお知らせなどで直接ユーザーにアプローチする機会を獲得しています。
会員登録を条件に加えたキャンペーンは少しハードルが上がるようにも思えますが、本キャンペーンは合計30万円分相当の特典を設けることで、参加の手間と成果のバランスがうまく設定されている点もポイントです。
自社会員の獲得は、ユーザーの準顧客化、リピーターの獲得など長期的なメリットにつながるため、先行投資的にフォトキャンペーンを実施する施策は非常に有効と言えるでしょう。
また、フォトキャンペーンによる質の高いUGCにより、サービスの認知拡大と同時に本キャンペーン自体の拡散効果にも期待できる点も押さえておきたいポイントですね。
モニターキャンペーン
「モニターキャンペーン」は、新商品をモニターに試供してもらい、リアルな口コミを増やすことができる点から、新商品・サービスの認知拡大に非常に効果的な施策です。
特にInstagramは、女性ユーザーや、10代後半〜30代以降のミドル層の利用が多く、口コミやレビュー投稿を日頃から参考にしているユーザーが多いため、モニターキャンペーンと非常に相性が良くなっています。
モニターキャンペーンの成功事例:アップリカ
大手ベビー用品メーカー「アップリカ」では、新発売する抱っこひも商品「ラクリス」のモニターキャンペーンを実施。
主な応募条件は、
- Instagramで「ラクリス」を使って赤ちゃんを抱っこする様子を指定期間中に最低3回投稿する
- 「ラクリス」を使用した感想に関するアンケートに協力する
となっており、50名のモニターが募集されました。
本キャンペーンは、商品の発売時期に対して効果的なタイミングでモニター募集している点がポイントになっており、9月上旬に発売が予定される「ラクリス」に対して、1ヶ月前のタイミングでモニターキャンペーンの募集投稿が発信されました。
このキャンペーンタイミングは、
- 発売時期に合わせて口コミ投稿やレビューを増やすことができること
- 新商品の事前セールスの役割を果たしていること
という2つのメリットを持ち合わせています。
新商品の発売直後の期間は最も注目が集まりやすく、ユーザーが最新のレビューを検索し始めるタイミングであるため、レビューや感想の母数が多いことで売上も軌道に乗りやすくなります。
また、本事例の「抱っこ紐」など、1つの商品が長く使われる商品では、発売が決まった段階で早めに情報をリリースすることで、見込み顧客を逃さずにキープすることにもつながるのです。
新発売商品×モニターキャンペーンは非常に相性の良い施策ですので、本事例のように、実施するタイミングに注意を払うことで、さらに施策成果を高めていきましょう。
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ハッシュタグキャンペーン
「ハッシュタグキャンペーン」は、SNSキャンペーンの王道手法の1つであり、特にハッシュタグ検索の利用率が高いInstagramにおいて非常に有効なキャンペーン施策になります。
ハッシュタグキャンペーンでは、オリジナルハッシュタグを用いることで、自社に関連するコンテンツを紐付け、検索性を高める効果に期待できます。
特に、ブランドや商品名を含めたオリジナルハッシュタグが用いられるケースが多く、新規層に向けた認知拡大に効果的です。
ハッシュタグキャンペーンの成功事例:とちぎきぶん
栃木県の魅力を届ける「とちぎきぶん」では、地元の特産品などが当たる「ハッシュタグ投稿キャンペーン」を実施。
応募条件は、
- @tochigi_kibunをフォロー
- とちぎに関連する写真を「#とちぎきぶん」をつけて投稿
というハッシュタグ×フォトキャンペーンになっています。
本キャンペーンの最大の特徴としては、恒例的キャンペーン実施でファンの長期的な定着につなげている点が挙げられます。
まず注目すべきはそのキャンペーン期間で、「2023年5月1日(月)~2024年2月29日(木)」と、かなりの長期間に渡って実施されています。
また、プレゼントとテーマが毎月変わる点もポイントで、2023年8月は「とちぎの夏」をテーマに、
- 元気あっぷむら 高根沢ジェラート8個セット:3名
- Fujita BAKESTORE ふじたおやつ便:5名
がプレゼントされています。
季節感のあるテーマで毎月異なるプレゼントが用意されていることで、フォロワーの離脱率低下、ひいてはファンの定着に大きな成果を上げていることが窺えます。
SNSキャンペーンでは、実施時にフォロワーが増えた際に、後に離脱する可能性もケアしなくてはなりません。
本事例のように、定期的にキャンペーンを実施することで確実にファンを定着させることができるので、エンゲージメント率の動向などを見ながら、毎月とは言わずとも、ファンの関心が薄れる前に次の施策を打ち出していきましょう。
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【年間・シーズン】Instagramキャンペーン・プロモーション事例リンク集
「Find model」が担当したInstagramキャンペーン成功事例2選
次に、本メディアサイト「インスタラボ」も運営する「Find model」が実際に手がけたInstagramキャンペーン成功事例2選をご紹介いたします。
実際に施策に携わった上での"リアルな成果"を通じて、Instagramキャンペーンのメリットを感じ取っていただければ幸いです。
インスタライブ×プレゼントキャンペーン:「ガードナーベルト」様
「ガードナーベルト | 腰サポート|骨盤・姿勢ケア| 健康(@guardnerbelt)」様の事例では、インスタライブを活用したプレゼントキャンペーンを実施。
プレゼントの当選者発表をインスタライブでリアル配信することで、キャンペーン参加をきっかけに視聴促進、さらにはコミュニケーションの場を通じたファン化の機会としての役割も果たしました。
また、プレゼントの当選発表というイベント要素で楽しみを持ってライブ配信に臨めることが、コメントやいいねといったリアクションの獲得にもつながっています。
ライブコンテンツは、ユーザーとより近い距離感で接することができる上、リアルタイムでニーズを汲み取りやすいことから、ファンのロイヤリティ向上に力を発揮します。
本事例においても、結果としてフォロワー獲得だけにとどまらず、その後のファンの育成にもつながる成果を得ることができました。
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Find Modelと企業が行ったInstagram施策の事例まとめ
フォロー&いいね キャンペーン:「アルゲマリンボディソープ」様
「アルゲマリンボディソープ(@algemarin.showergel)」様の事例では、看板商品のアルゲマリンボディーソープをプレゼントする「フォロー&いいね キャンペーン」を実施。同時にキャンペーン投稿を広告配信し、広く情報を周知させることでフォロワー獲得を中心とした施策効果を目指しました。
キャンペーンの応募方法は
- 公式アカウントをフォロー
- この投稿に「いいね」をする
という王道の内容になっていますが、メインクリエイティブで「どっちの香りが好き?」と問いかける形でアプローチし、多くのユーザーの興味関心に触れることで、新規層のリアクション獲得しています。
また、投稿の細かな工夫としては、「フォロー&いいね キャンペーン」の軽便性を活かし、投稿の2枚目に応募方法を表記し、以降の画像で商品の魅力を訴求。
ユーザーの参加ハードルをクリアした上でアプローチすることで、商品の魅力が浸透しやすい心理効果にもつながっています。
本事例は結果的に、キャンペーン前1700名→広告配信後に4900名と大きな成果に結びつき、シミュレーション値よりも大きく訴求することに成功しました。
よく使われる王道のキャンペーン形式であっても、広告配信との組み合わせや投稿クリエイティブの工夫を加えることで、訴求効果を最大限に引き出すことができるのです。
まとめ
以上、「【Instagram編】SNS広告キャンペーン成功事例5選」はいかがでしたでしょうか?
最新の成功事例ということもあり、従来のキャンペーン手法に加えて企業独自の工夫点も多く見受けられましたね。
また、今回は「Find model」が担当した成功事例もご紹介させていただきました。
商品や目的、ターゲット層に合わせたノウハウを取り入れることで、SNSキャンペーンはより大きな成果につながります。
SNSキャンペーンをご検討の際は、是非ともサポート実績豊富な「Find model」にお気軽にご相談くさい!
最後までご覧いただきましてありがとうございました!
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