アフィリエイトという言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
アフィリエイトは、手軽に副収入を得るための方法として、注目されてきました。
- 「アフィリエイトという言葉は聞いたことがあるけれど、どういうものか分からない」
- 「副業としてアフィリエイトをやってみたいけれどどうしたらいいんだろう」
- 「アフィリエイトを始めてみたけどイマイチ成果が出ない…」
- 「SNSでアフィリエイトって出来るの?」
色々な方がいらっしゃると思います。
今回は、アフィリエイトとはどのようなものか、SNSでアフィリエイトを行うにはどのようにするのか、方法についてご説明します。
アフィリエイトとは
アフィリエイトとは
アフィリエイトとは、商品やサービスを販売する広告形態の一種です。
画像:ドコモアフィリエイト
- ウェブサイトの運営者がある商品の広告をサイトやブログ等に掲載し
- サイトの訪問者がその広告から商品を購入すると
- 商品の広告主から、広告掲載者(=ウェブサイトの運営者)へ成功報酬が支払われる
という仕組みになっています。
広告掲載者が広告主から報酬を得るのは、ユーザーが広告から商品を購入した場合に限られるので、「成功報酬型広告」とも呼ばれます。
自身のウェブサイトに広告を掲載し、そこから広告収入を得る人は「アフィリエイター」と呼ばれています。
- 広告主は魅力的に商品やサービスを宣伝してもらえる
- 商品購入者は良い商品を紹介してもらえ、購入できる
- アフィリエイターは広告収入を得られる
という、いわゆる三方よしの状態をつくることができる広告手法です。
アフィリエイトに活用できるSNS
従来はブログやWEBサイトでアフィリエイトを行うのが取集でしたが、現在ではSNSの普及により、SNSを活用したアフィリエイトも主流になっています。
SNSは情報拡散性の高さもあり、SNSを活用すしたアフィリエイトは効率的に成果を得ることができるということで多くの企業・人が行っています。
主に以下のSNSを活用してアフィリエイトが行われています。
- YouTube
お馴染みのSNSですよね。だからこそ、アフィリエイトで有効に利用することができるのです。
SNSを使ったアフィリエイトの始め方
まず、SNSを使ったアフィリエイトの始め方、簡単な流れをご説明します。
SNSに商品広告を直接掲載する場合と、アフィリエイトブログへの集客を目的にSNSを利用する場合とがあるかと思いますが、流れはほとんど変わりません。
1. ブログ/SNSアカウントの作成
アフィリエイト広告を掲載するブログや、SNSアカウントを作成しましょう。
SNSアカウントやブログを立ち上げる際には、自身が得意とするジャンルのコンテンツを発信し、それに関連した商品を紹介するのがおすすめです。
SNSアカウントをブログの集客に利用しブログ上で商品を紹介する場合は、ブログのテーマがはっきりと伝わるようなプロフィールを作成しましょう。
2. ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)へ登録
ASPは、広告主とアフィリエイターの仲立ちをする存在です。
ASPとは「アフィリエイト・サービス・プロバイダ」の略で、広告主とアフィリエイターをつなげるプラットフォームサービスのことを指します。
企業はASPのプラットフォーム上へ広告案件を登録することができ、アフィリエイターはASP上に登録された広告主を見つけ提携することで自身の広告媒体(ブログやメディアなど)にアフィリエイト広告を掲載できるようになります。
アフィリエイターはASPのWebページ上で紹介されている商品・サービスの中から案件を選びます。
ですので、まずはASPのウェブサイトへアクセスして登録を完了させましょう。
ASPは複数存在しており、紹介されている広告案件の内容も異なります。登録料はいずれも無料ですので、複数登録しておくのがおすすめです。
3. 広告する商品を決定
ASPに登録したら、紹介されているアフィリエイト案件の中からブログ/SNSで紹介する商品を選びましょう。
商品の紹介はコンテンツの核となる部分です。
選ぶ商品によって、得られる利益の大きさがかなり変わってきます。
自分がその商品に関して詳細に語れるかという点とあわせて、報酬単価や、商品の信頼性なども考慮に入れるようにしましょう。
4. SNSで商品を紹介
商品の魅力を伝える記事や投稿を、ブログやSNSで発信しましょう。
記事や投稿には、必ずアフィリエイト広告を含めておいてください。
アフィリエイトで商品を販売し成果報酬を得るには「あなたの紹介から購入された」と分からなくてはなりません。
誰の紹介から商品が購入されたかを計測する仕組みが「アフィリエイトURL」です。(ただのURL)
あなた専用のアフィリエイトURLが用意され、あなた専用のアフィリエイトURL経由で購入された商品についての成果報酬が支払われます。
反対に、自分のアフィリエイトURLを経由しない購入はあなたの成果にならないので注意しましょう。
商品を紹介する投稿をする際には、必ず、その商品をおすすめする理由を熱意を持って伝えましょう。
商品の内容や使い方を淡々と伝えるだけでは、訪問者は商品に興味を持ってくれません。
- 訪問者が興味を持つ
- 広告をクリック
- 商品の購入
という流れを作るようなコンテンツを作成することが重要です。
そのためにも、自分で商品を購入し、心からユーザーにおすすめできる、おすすめしたいと思える商品を紹介しましょう。
各SNSにおけるアフィリエイトのやり方
ここまでで、アフィリエイト全体の仕組みについてご説明しました。
次に、各SNSにおけるアフィリエイトの仕組みや流れについてご説明します。
Twitterを活用したアフィリエイトの流れは、以下の通りです。
Twitterで直接アフィリエイトを行う場合
- 商品の紹介文+商品紹介のURLを添付してツイートを投稿
- ユーザーがツイートを見て、商品紹介のURLをタップ
- 商品紹介のURLからユーザーが商品を購入
- アフィリエイターに報酬が支払われる
アフィリエイトサイト・ブログへの集客を行う場合
- 商品の紹介文+アフィリエイトサイト・ブログのURLを添付してツイートを投稿
- ユーザーがツイートを見てアフィリエイトサイト・ブログに流入
- 流入したユーザーが、サイト・ブログに掲載されている広告をタップ
- 広告をタップしたユーザーが商品を購入
- アフィリエイターに報酬が支払われる
なお、Twitterを利用した直接のアフィリエイトには、いくつか重要な規制が設けられています。
全面的に禁止されている訳ではありませんが、運用の仕方によってはアカウントが凍結されてしまうこともありますので、公式ガイドラインに沿ったアカウントの運用を心がけましょう。
また、Twitterで商品紹介を行うことも可能ですが、1投稿140文字という制約があるため、商品を十分に紹介することが困難です。
したがって、Twitterの活用方法はブログへの集客をメインにした方が良いでしょう。
Instagramの投稿キャプションには、URLを載せることができません。(※URLを記載することはできるが、リンクとして機能しない)
したがって、Instagramを活用したアフィリエイトの流れは、主に以下の2通りとなります。
プロフィール欄を利用する方法(サイト・ブログへの集客を行う方法)
- サイト・ブログのURLをプロフィール欄に貼り付ける(アフィリエイトURLを貼り付けることは出来ません)
- 商品紹介の投稿をする
- 投稿のキャプションでプロフィール欄を閲覧するよう呼びかけ
- Instagramからサイト・ブログへユーザーが流入し、ブログに掲載された広告をタップ
- 広告をタップしたユーザーが、商品を購入
- アフィリエイターへ報酬が支払われる
ストーリーズを利用する方法(直接アフィリエイトを行う方法)
- ストーリーズに画像・商品を紹介する短文・商品紹介のURLを貼り付ける
- ストーリーズを投稿する
- ストーリーズを閲覧したユーザーが商品紹介のURLをタップ
- 商品紹介のURLからユーザーが商品を購入
- アフィリエイターへ報酬が支払われる
Instagramは画像の投稿がメインになりますので、工夫して、商品が魅力的に映るような画像を投稿するようにしましょう。
なお、現在は米国で「Instagramアフィリエイト」という機能がテストされています。
Instagramアフィリエイトが本導入されれば、今後、Instagramを活用したアフィリエイトはさらにやりやすくなるでしょう。
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YouTube
YouTubeを活用したアフィリエイトの流れは以下の通りです。
- YouTubeの動画内で、商品を紹介する
- 動画の概要欄に商品紹介のURLを掲載する
- 動画の視聴者が、商品紹介のURLをタップ
- 商品紹介のURLからユーザーが商品を購入
- アフィリエイターへ報酬が支払われる
動画の概要欄にアフィリエイトサイト・ブログのURLを添付することも出来ますが、YouTubeでは動画内で商品の説明が十分に出来るので、メインの誘導先となるのは商品紹介のURLになるでしょう。
動画を利用すれば、商品の魅力や使い方などを詳しく紹介することが出来ますが、撮影機材、撮影環境を整えるには一定のコストがかかります。
コストがかかってもいいから、アフィリエイトに力を入れたい!という方向けの媒体です。
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Facebookを活用したアフィリエイトの流れは以下の通りです。
Facebookにおいても、直接アフィリエイトを行う場合と、ブログへの集客を行う場合とに分けられます。
Facebookで直接アフィリエイトを行う場合
- 商品の紹介文+商品紹介のURLを添付してタイムラインに投稿
- ユーザーが投稿を見て、商品紹介のURLをタップ
- 商品紹介のURLからユーザーが商品を購入
- アフィリエイターに報酬が支払われる
アフィリエイトサイト・ブログへの集客を行う場合
- 商品の紹介文+アフィリエイトサイト・ブログのURLを添付してタイムラインに投稿
- ユーザーが投稿を見てアフィリエイトサイト・ブログに流入
- 流入したユーザーが、サイト・ブログに掲載されている広告をタップ
- 広告をタップしたユーザーが商品を購入
- アフィリエイターに報酬が支払われる
SNSでアフィリエイトをするときのポイント
SNSを活用してアフィリエイトを行う際に、気をつけておきたいポイントがいくつかありますので、ご紹介します。
ASPやアフィリエイト案件の規約を確認する
実際にアフィリエイト広告を掲載する前に、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)や、個々の案件の規約を確認しましょう。
ASPの中には、特定のSNSの利用を禁止している会社もあります。
また、ASPの規約では禁止されていなくても、個々の案件によっては、利用できるSNSが限られる場合があります。
規約違反とみなされると、ASPや広告主との契約を解除されたり、報酬の返還を求められたりする場合がありますので、事前にしっかりと規約の確認をしておきましょう。
アカウントやブログのテーマに合致した商品を選ぶ
アカウントやブログのテーマに即した商品を選ぶことも重要です。
ビジネス系のブログで化粧品を商品を紹介したり、料理系のブログでクレジットカードを紹介したりしていると、アフィリエイト収入の増加は見込めません。
収入が増えないどころか、今いるファンが離れてしまう結果につながってしまいます。
現在獲得しているファンが好みそうなジャンルや商品を紹介するようにしましょう。
テーマや商品に合ったSNSを選ぶ
広告を掲載する商品の性質によって、向いているSNSは異なってきます。
例えば、紹介する商品がビジネス書などの書籍なら、画像がメインのInstagramよりもTwitterや、Facebookが向いているでしょう。
逆に、紹介する商品が化粧品などの美容系なら、TwitterやFacebookよりもInstagramが向いているでしょう。
運営しているサイトのテーマや商品に適したSNSを利用するようにしましょう。
なお、紹介する商材が各SNSで許されているかも事前に確認しておきましょう。(タバコやアルコールなど、SNSによっては規制されているケースもあります。)
商品を選び、体験し、熱意をもって紹介する
自身が熱意を持って紹介できる商品を選びましょう。
アフィリエイターがブログやアカウントで発信する情報のテーマは、アフィリエイター自身の得意ジャンルであるはずです(料理、コスメ、ファッション、IT、ビジネス…等)。
その得意ジャンルにまつわる商品であれば、商品の魅力的なポイントや、おすすめしたい理由などが比較的容易に思い浮かぶでしょう。
得意なジャンルにまつわる良い商品を、熱意を持って商品を紹介すれば、自然とユーザーは興味を持ってくれます。
あなたの体験にまさる情報はありません。実際に商品を体験してメリット・デメリットを紹介し、客観的な意見も混ぜながら誠実に紹介しましょう。
データ分析してPDCAを回す
データを分析して、SNSの活用方法をブラッシュアップしていくことも重要な作業の一つです。
例えば、アフィリエイトのために複数のSNSを活用していた場合、特定のSNSからの流入が、他のSNSからの流入よりも多いということがあるかもしれません。
そういった場合には、アカウントの運用方法を分析して、特定のSNSが好調な理由を推測しましょう。
そのやり方が他のSNSに転用可能ならば、他のSNSからの流入数も向上させることが出来るかもしれません。
このように、データを分析して、SNSの活用方法をブラッシュアップしていきましょう。
広告の表現に細心の注意を払う
広告には商材の内容によって、「こう表現してはいけない」という法律が定められているものがあります。
たとえば、薬機法では、コスメ、サプリメント、あるいは医療エステなどでは「○○が治ります!」「○○に効きます!」などの表現をしてはいけないと定められています。
また、紹介の仕方にも注意を払う必要があります。景品表示法という法律では
- 優良誤認:紹介するアフィリエイト商材を誇大に良いものだと紹介する
- 有利誤認:年間同じ価格なのに「安いのは今だけ」のようにあたかも安いと紹介する
など、消費者が勘違いしたりだます紹介も禁止されています。
知らないうちに法律を侵していてはファンへの裏切りでもあり、自身の社会的信用も傷ついてしまいますので、関連する法律は必ず確認しておきましょう。
スパムのようなアフィリエイトは行わない
アフィリエイトは三方よしの構図を実現できる広告手法です。
しかし、報酬目当てに良いと思えない商品を紹介したり、アフィリエイト案件の紹介ばかりすると、今いるファンはあなたの良さを感じられなくなってしまい離れていってしまいます。
また、アフィリエイトしかしないとSNSにてスパム行為をしていると認識され、アカウントが凍結されるなどのリスクも高まってしまいます。
ぜひファンの人が喜ぶアフィリエイトを行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、SNSを活用したアフィリエイトの方法についてご紹介しました。
主要なSNSは全てアフィリエイトに活用することができますので、アフィリエイトを始めてみたい方、アフィリエイトの利益をより増加させたいという方は、ぜひSNSを有効に利用していきましょう。
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