総務省が発表した「令和5年版 情報通信白書」によると、日本のSNS利用者数は2022年時点で1億200万人と8割以上の日本国民がSNSを利用している状況となっており、デジタルマーケティングを行う上でInstagram、YouTube、Facebook、X(旧Twitter)などのSNS広告はより重要な要素となっています。
そこで本記事では、各プラットフォームごとのSNS広告の特徴や課金方式、出稿方法の流れと手順、さらに各SNS広告について詳しく書かれた記事へのリンクをまとめました。
自社でSNS広告出稿を検討している際にぜひご活用ください。
※以下のリストをクリックすることで目的の項目までジャンプできます。
- YouTube広告の特徴、課金形態、出稿方法はこちら
- Facebook広告の特徴、課金形態、出稿方法はこちら
- Instagram広告の特徴、課金形態、出稿方法はこちら
- X(旧Twitter)広告の特徴、課金形態、出稿方法はこちら
目次
各SNS(YouTube,Facebook,Instagram,X(旧Twitter))のユーザー数データ
まず、各SNSプラットフォームのユーザー数について確認しておきましょう。
5大SNSの月間利用ユーザー数(全世界)
SNS名称 | 月間利用者数 (MAU) |
発表・ 出典元 |
32億7,000万人 | 2024/02 | |
YouTube | 25億1400万人 | 2024/04 |
20億人 | 2024/02 | |
TikTok | 15億8,200万人 | 2024/02 |
X(旧Twitter) | 5億4,156万人 | 2023/7 |
全世界で見た主要SNSのユーザー数は、Facebookがトップの32.7億人となっています。次にYouTubeの25.1億人、そしてInstagramの20億人となっています。
5大SNSの月間利用ユーザー数(日本国内)
SNS名称 | 月間利用者数 (MAU) |
発表・ 出典元 |
YouTube | 7,000万人 | 2022/5 |
X(旧Twitter) | 6,658万人 | 2024/01 |
3,300万人 | 2019/06 | |
2,600万人 | 2019/07 | |
TikTok | 1,700万人 | 2021/8 |
日本国内のSNSユーザー数を見ると、YouTubeが7,000万人と最も多くなっています。
Instagramの成長には目をみはるものがあります。2015年6月時点では810万人のユーザー数が、およそ4年で4倍以上となり最も成長率の大きな数字になりました。
また、上記数値は2019年に公表されたデータとなっていますが、2023年に開催された『Meta Marketing Summit Japan』では、「日本のInstagramの利用者数は、2019年に公表した3,300万人から4年の間に倍以上に広がっています」と発表されており、6,600万人以上にまで成長していることも予測できます。
X(旧Twitter)により公表されている数字は「ユーザー数」ではなく「アカウント数」であることに留意する必要があります。一人のユーザーが複数アカウントを開設できるため実際のユーザー数は4,500万人よりも下回ると予想されますが、それを加味しても拡散力が高い人気のSNSです。
その他、各SNSプラットフォームにおける年代ごとの人口や男女構成比などは、【最新版 Excelデータ配布】6大SNSユーザー数(Facebook,X(旧Twitter),Instagram,YouTube,LINE,TikTok) と利用企業数比較の記事にて詳しく解説しています。
また、
- 世界と日本の人気SNSユーザー数ランキング
- 5大SNS(LINE,Facebook, X(旧Twitter), Instagram, YouTube)の日本国内の男女別・年代別のユーザー数の最新データ
- 5大SNS+世界で人気のSNSユーザー数最新情報および情報リソースリンク
をExcelファイルにまとめて無料配布中ですので併せてご活用ください。
YouTube広告の特徴や費用、出稿方法まとめ
ここではYouTube広告の特徴、課金形態、出稿方法を紹介します。
YouTube広告の特徴
YouTube動画広告はその名のとおり動画を媒体とした広告です。
動画は文字や画像といった媒体と比較して利用者の興味を惹きやすく、YouTubeのユーザーは当然動画を視聴するためにYouTubeを利用するので広告を視聴してもらえる機会自体が多くなります。
またYouTubeはGoogleと深く連携したサービスのため、Googleが提供しているサービスを通じて様々なプレイスに広く広告を掲載することができ、YouTubeのみならず多くのインターネット利用者の目に付く機会があるのが特徴です。
YouTube広告フォーマットの例
利用できる広告フォーマットの例を紹介しましょう。
インストリーム広告
画像:Google広告ヘルプ
YouTube広告の「インストリーム広告」は、他の動画の再生前・再生中、または再生後に再生される広告タイプです。
再生開始から5秒経過するとユーザーがスキップ可能なタイプと、スキップ不可(動画は15 秒以下)の2種類のインストリーム広告があります。
インフィード動画広告
画像:Google Rich Media Gallery より インスタラボで編集
YouTube広告の「TrueViewディスカバリー広告」は、ユーザーが動画を検索している検索結果画面に表示されるのが特徴のフォーマットです。
バンパー広告
画像:Google Rich Media Gallery より インスタラボにより編集
YouTube広告の「バンパー広告」は、インストリーム広告と同様に他の動画の再生前・再生中、または再生後に再生される広告タイプです。ただし、バンパー広告は6秒以下の短い動画広告となり、ユーザーはバンパー広告をスキップすることはできません。
アウトストリーム広告
画像:YouTube の TrueView キャンペーンやユニバーサル アプリ キャンペーンで縦長の動画広告を利用できるようになりました|Google広告ヘルプ
YouTube広告の「アウトストリーム広告」は、モバイル(スマートフォンやタブレットなど)専用の広告フォーマットです。アウトストリーム広告は外部のウェブサイトやアプリなどYouTube以外のコンテンツで表示できるのが特徴です。
マストヘッド広告
画像:Google広告ヘルプ
マストヘッド広告は、Google広告で利用できる他のキャンペーンとは異なり、Googleの営業担当者を通じてのみ実装できる広告フォーマットです。
マストヘッド広告の注目動画は、ホームフィード上部でパソコンからは最大30 秒間音声なし、モバイル・テレビ画面からは時間の制約なく自動再生されます。クリックで音声をオンにすることも可能です。
オーバーレイ広告
画像:HikakinTV
オーバーレイの画像広告もしくはテキスト広告が、動画の再生画面の下部20%の範囲で表示されます。オーバーレイ広告はパソコンでのみ配信可能です。
YouTube広告の費用・課金形態
YouTube広告の課金形態には主に以下のものがあります。
- スキップ可能なインストリーム広告(CPV):ユーザーが30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴するか、30秒経過する前に広告を操作した場合に課金。30秒経過する前にユーザーが広告をスキップした場合は課金されない。
- スキップ不可のインストリーム広告(CPM):広告が1,000回表示されるたびに課金。
- ディスカバリー広告(CPC):ユーザーが検索結果でサムネイルをクリックし動画広告を視聴した場合のみ課金。
- バンパー広告(CPM):広告が1,000回表示されるたびに課金。
- アウトストリーム広告(CPV):動画広告の面積の50%以上が2秒以上視聴された場合に課金。
- マストヘッド広告(CPM):Googleの営業担当者を通じてのみ実装できる広告フォーマットのため、レートの見積もり・キャンペーンのインプレッション目標については、Googleの広告チームに応相談。
- オーバーレイ広告(CPC/CPM):オーバーレイ広告では2種類の課金システムから選択が可能です。ユーザーが広告をクリックした場合に課金されるCPC、広告が1,000回表示されるたびに課金されるCPMのどちらかを選択することができます。
YouTube広告の出稿手順
YouTube動画広告を出稿する場合は「YouTubeアカウント」と「Google広告(旧グーグルアドワーズ)アカウント」が必要になるのであらかじめ取得しておきましょう。
YouTube広告を出稿する際の手順は以下のようになります。
- YouTubeアカウント、グーグル広告アカウントを開設する
- 作成した広告用の動画をYouTubeにアップロードする
- Google広告(旧Googleアドワーズ)から作成
・達成したい目的を選択
・広告配信の詳細を入力
・広告グループを作成
・動画広告を作成、公開
YouTube動画広告の特徴や作り方、出稿方法手順をわかりやすく徹底解説の記事では、動画広告の出稿手順を実際の広告作成画面を見ながらわかりやすく紹介しています。また、広告用動画クリエイティブの作成のポイントも紹介していますので是非ご活用ください。
Facebook広告の特徴や費用、出稿方法まとめ
ここではFacebook広告の特徴と出稿方法を紹介します。
Facebook広告の特徴
Facebook広告はその名のとおりFacebook内に出稿できる広告のことです。
ただし、広告が配信される場所はFacebook内だけではなく、
- Facebook社がサービスを提供しているMarketplace(マーケットプレイス)
- Messenger(メッセンジャー)受信箱への広告配信
- Audience Network(オーディエンスネットワーク)に登録されているアプリやサイト
- Instagramのフィードやストーリーズ
へ出稿することができます。
詳細なターゲティングに加えて世界的に人気のMessengerやInstagramと連携して広告を出せる点がFacebook広告の強みとなります。
Facebook広告フォーマットの例
利用できる広告フォーマットの例を紹介しましょう。
画像・動画広告
画像引用:簡単に作成できるFacebook写真広告で想像をかきたてましょう | Meta
画像引用:動画でブランドのストーリーを伝え、ビジネスを構築しましょう | Meta
Facebook広告の「画像広告」「動画広告」は画像と動画にテキストを合わせて表示する広告フォーマットです。
PCとモバイルのFacebookフィード(タイムライン)に表示されます。
カルーセル広告
画像引用:広告フォーマットのタイプ|facebook business 広告主様向けヘルプ
Facebook広告の「カルーセル広告」は、様々な画像をスライドショー形式に表示させることができる広告フォーマットです。
コレクション広告
画像引用:コレクション広告のテンプレートを選択します|facebook business
Facebook広告の「コレクション広告」は、自社製品をカタログにして一覧表示できる広告フォーマットです。製品に高い関心を持つユーザーに働きかけウェブサイトやアプリでの購入に誘導できることから小売業やECに最適です。
ダイナミック広告
画像引用:自動車業界向けダイナミック広告を設定する|facebook business 広告主様向けヘルプ
Facebook広告の「ダイナミック広告」は、あらかじめ製品カタログを作成しておくことで、ユーザー情報から分析した最適な広告を「おすすめ製品」として自動的に表示してくれる広告フォーマットです。
Messenger広告
Messenger広告は、Facebookのダイレクトメッセージ機能である「Messenger」のメッセージ一覧におすすめ表示される広告フォーマットです。
上記画像のように、広告をタップし、商品・サービスの詳細を企業と直接やりとりすることも可能。
スライドショー広告
スライドショー広告は、動画のように動きや音、テキストを掲載できる広告フォーマットです。軽量なため、デバイスや接続速度を気にせずスムーズに広告表示させることができます。
ユーザーは、気になった商品画像をタップするか、画面下部に表示されるECサイトへアクセスボタンをタップすることで、商品の詳細・購入ページへと簡単に移動することが可能です。
プレイアブル広告
プレイアブル広告は、 ユーザーがアプリをダウンロードする前に、インタラクティブなプレビューを表示することができる広告フォーマットです。
広告動画終了後にアプリダウンロード画面へと誘導することも可能。
Facebook広告の費用・課金形態
Facebook広告の課金形態には主に以下のものがあります。
- クリック課金(CPC):広告に掲載されているリンククリックの単価ベースでの課金
- インプレッション課金(CPM):ニュースフィードやタイムラインなど、ユーザーの画面に広告が表示された回数(インプレッション数)1,000件当たりの単価ベースで課金
- アプリのインストール課金(CPI):広告からアプリがインストールされるごとの課金
- ページに対するエンゲージメント課金(CPE):Facebookページの「いいね!」や「シェア」などエンゲージメントごとに課金
- 投稿に対するエンゲージメント課金(CPE):投稿の「いいね!」「シェア」「コメント」などのエンゲージメントごとに課金
- 動画の再生(CPV):広告の動画が10秒以上再生されるごとに課金。10秒以下の動画の場合、動画が最後まで再生されると課金
Facebook広告の出稿手順
Facebook広告を出稿する場合は「Facebookアカウント」が必要になるのであらかじめ取得しておきましょう。
Facebook広告を出稿する際の手順は以下のようになります。
- Facebookアカウントを開設する
- 広告用クリエイティブを用意する
- Facebook広告を作成する
・マーケティングの目的を選ぶ
・ゴールの設定
・ターゲット設定
・広告配信場所の設定
・予算と掲載期間の設定
・広告クリエイティブの設定
Facebook広告の詳しい出稿手順はFacebook広告の特徴やメリット、費用の課金方式から出稿方法まで徹底解説の記事で詳しく解説しています。実際の作成画面を見ながらわかりやすく解説していますので、是非ご活用ください。
Instagram広告の特徴や費用、出稿方法まとめ
ここではInstagram広告の特徴と出稿方法を紹介します。
Instagram広告の特徴
Instagram広告とは、Instagramのタイムライン上あるいはストーリーズ上に写真や動画などの形式で出稿できる広告です。
Facebook広告の精度の高いターゲティングを活用し、Instagramストーリーズをはじめとしたダイナミックなクリエイティブによりユーザーの行動換気を促せる点が強みとなります。
画像、動画、カルーセル広告など、様々な形式の広告を作ることができるので自社の希望に合わせて柔軟にクリエイティブを作成することができます。また、課金方式は成果報酬型となっており細かく設定できるので無駄のない広告出稿をすることができるのも魅力の一つです。
また、ECサイト(ネットショップ)を運営している場合は、Instagramショッピング機能とInstagram広告をあわせることでシームレスな購買体験をユーザーに提供することができます。
Instagramショッピング機能の詳細や導入の方法はInstagram「ショッピング機能(Shop Now)」を導入する設定方法と日本国内活用事例の記事にて詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
Instagram広告フォーマットの例
Instagram広告で利用できる広告フォーマットの例を紹介しましょう。
写真・動画広告
出典元:ブランドの認知度アップ: Instagram写真広告
Instagram広告の「写真広告/動画広告」は、作成した広告クリエイティブ(静止画あるいは動画)をユーザーのフィード(タイムライン)上に表示させる広告です。
カルーセル広告
出典元:ストーリーをより詳しく伝えて訴求|Instagramビジネス
Instagram広告の「カルーセル広告」は複数枚の画像と動画およびキャプション(テキスト)を組合せてスライドショー形式で表示できる形式です。
ユーザーのフィード(タイムライン)上に表示させることができます。
ストーリーズ広告
Instagram広告の「ストーリーズ広告」は、ストーリーズのフィード(タイムライン)に表示できる広告です。
スマートフォン全画面表示のダイナミックな動画・画像クリエイティブを通してユーザーに訴求できます。
コレクション広告
Instagram広告の「コレクション広告」は、自社製品をカタログ形式にして表示できる広告フォーマットです。
Instagramショッピング機能とあわせてECサイト(オンラインショップ)への入り口として活用することができます。
発見タブ広告
画像:発見タブ広告|Meta
発見タブ広告は、発見タブの投稿内へ表示することができる広告フォーマットです。
発見タブで小さいメディアを選択すると、写真・動画広告がInstagramフィードと同じように表示される発見フィード(画像中央)へ移動します。大きいメディアをクリックすると、動画広告のみ表示される発見タブ動画(画像右)に移動します。
Instagram広告の費用・課金形態
Instagram広告の課金形態には主に以下のものがあります。
- CPM課金:広告が1000回表示されるたびに課金
- CPC課金:広告がクリックされるたびに課金
- CPI課金:アプリがインストールされるたびに課金
- CPV課金:動画が10秒以上再生されるたびに課金
アプリをインスト―ルさせたい、ブランド認知を広げたいなど、目的に応じて課金方式を使い分けることができます。
尚、Instagram広告は100円から出稿が可能です。。
Instagram広告の出稿手順
広告出稿の前提として「Facebookページ」「Instaramアカウント」が必要になるのであらかじめ用意しておきましょう。
Instagram広告を出稿する際の手順は以下のようになります。
- Facebookページ、Instagramアカウントを作成
- FacebookページとInstagramアカウントをリンクさせる
- Instagram広告を設定・作成する
・目的を設定
・広告セットを設定
・広告クリエイティブを設定
・広告内容の確認、公開
尚、Instagram広告はスマートフォンでもPCでも作成が可能です。
スマートフォンでは過去の投稿を広告として手軽に再利用したいときに、PCでは新しくクリエイティブを作成したり詳細にターゲティングしたいときに活用するといった使い分けができます。
【かんたん図解】Instagram広告の出し方マニュアル。費用対効果を高めるポイントも解説の記事では実際の広告作成画面を見ながら順を追ってわかりやすく紹介しています。また、成功事例、PDCAを回して効果を高めるコツなども詳しく解説していますので是非ご活用ください。
X(旧Twitter)広告の特徴や費用、出稿方法まとめ
ここではX(旧Twitter)広告の特徴と出稿方法を紹介します。
X(旧Twitter)広告の特徴
X(旧Twitter)広告はTwitter内に出稿できる広告です。
画像や動画を活用した広告フォーマットで、リポスト機能を活用した高い拡散性が特徴の広告となっています。
また、X(旧Twitter)広告に対する課金は一次拡散(X(旧Twitter)広告ツイート)のみに行われるのも特徴です。
リポストによる二次拡散が進めば進むほど広告あたりのコストが安くなる点はX(旧Twitter)広告を利用する大きなメリットです。
X(旧Twitter)広告フォーマットの例
利用できる広告フォーマットの例を紹介しましょう。
プロモ広告
画像:Xビジネス
X(旧Twitter)広告の「プロモ広告」とは、X(旧Twitter)のフィード(タイムライン)上に表示される、広告用ポストのことです。プロモには「プロモーション」というラベルが表示されますが、それ以外は通常のポストと同様で、リポスト・返信・いいねの操作が可能です。
プロモ広告には次の種類があります。
- 画像広告:商品やサービスについて1枚の画像で紹介することが可能
- 動画広告:ウェブサイトやアプリに誘導したり、エンゲージメントを高めたりすることが可能
- カルーセル広告:複数の商品やプロモーションを紹介するため、水平方向にスワイプ可能な画像や動画を最大6つ使うことが可能
- テキスト広告:標準的なポストのすべての要素を備えており、シンプルかつ自然に他のコンテンツに溶け込み、フォロワー外にもポストをリーチすることが可能
フォロワー獲得広告
画像:Xビジネス
フォロワー獲得広告は、広告主のアカウントのフォロワー数獲得を目的とした広告フォーマットです。
注目されやすいように設計されており、ターゲティングしたオーディエンスにアカウントをプロモーションし、認知度を高めたり、新しいフォロワーを獲得したりするために活用できます。
Amplify
Amplifyは、自社が出稿する広告と関連性の高い動画コンテンツに連動して打ち出せる広告です。
Amplifyには以下の2種類のプログラムがあります。
- Amplifyプレロール:選択したカテゴリーの動画コンテンツの視聴時に流れる動画広告
- Amplifyスポンサーシップ:選択したコンテンツパートナーと提携関係を結び、投稿ごとに管理して配信できる動画広告
Amplifyは動画広告であることから、ユーザーにインパクトを与えたり、自社のブランドイメージを効果的に訴求することが可能となるでしょう。
テイクオーバー
画像:Xビジネス
テイクオーバーは、タイムラインや [話題を検索] タブの上部に広告を独占的に表示される広告であり、膨大なリーチを可能にすることが可能です。
ブランドは、「広告の一等地」であるX(旧Twitter)のデスクトップを独占でき、リーチを最大限に拡大することができます。
テイクオーバー商品は、次のように配置されます。
- タイムラインテイクオーバー:ブランド広告を1日の最初の広告として、会話の一番上に表示される。ユーザーがその日最初に見る広告が企業のブランド広告となる。
- トレンドテイクオーバー・トレンドテイクオーバープラス:トレンドに連動して広告を表示し、[話題を検索] タブで始まる会話にメッセージを表示する。トレンドテイクオーバープラスは、動画クリエイティブ要素を加え、没入感を高めることが可能。
X(旧Twitter)広告の費用・課金形態
X(旧Twitter)広告の課金形態には主に以下のものがあります。
- インプレッション課金(CPM):インプレッション(広告の表示)数で課金
- エンゲージメント課金(CPE):ポストのエンゲージメント(返信・リポスト・いいね)数で課金
- フォロワー課金(CPE):ユーザーからアカウントがフォローされると課金
- ウェブサイトのクリック数とコンバージョン(CPC):リンクのクリック数とウェブサイトカードのクリック数で課金
- アプリのインストール数または起動回数(CPI):アプリのインストール数やアプリのクリック数
- 動画再生あたり(CPV):動画の50%以上が画面に表示された状態で2秒経過した場合か、動画の拡大表示またはミュート解除の操作を行った場合にカウント。
- 3秒/100%表示再生あたり(CPV):動画全体が画面に表示された状態で3秒経過した場合か、動画の拡大表示またはミュート解除の操作を行った場合にカウント。
「閲覧」「返信」「リポスト」のような利用者のアクションに応じて課金される方式がメインとなっており、対象となるアクションは広告タイプやキャンペーンの目的に応じて異なります。金額(単価)は10円からのオークション方式での決定となります。
X(旧Twitter)広告の出稿手順
X(旧Twitter)広告を出稿する場合は「X(旧Twitter)アカウント」が必要になるのであらかじめ取得しておきましょう。
X(旧Twitter)広告を出稿する際の手順は以下のようになります。
- X(旧Twitter)アカウントを開設する
- 広告用クリエイティブを用意する
- X(旧Twitter)広告を作成する
・広告配信目的を選ぶ
・予算、配信期間を設定
・広告グループを設定
・ターゲットを設定
・広告配信用ツイートを作成
X(旧Twitter)広告の詳しい出稿手順はX(旧Twitter)広告とは?費用や種類、作成・出稿方法を解説!の記事にて詳しく説明しています。
X(旧Twitter)広告は初回とそれ以降で出稿の手順が少し変わるので混乱するケースがありますが、この記事では実際の作成画面を見ながらわかりやすく解説していますので、是非ご活用ください。
SNSマーケティングを行う際にはアカウント運用の地固めをしておこう
SNSを活用した広告で集客する場合も、自社ブランドのSNSアカウント運用を行うようにしておくことをオススメします。
というのも、広告を通してブランドを認知した際、ブランドに興味をもったユーザーはブランドのSNSアカウントを見に行く傾向があるためです。
ブランドについての情報をSNS上で集めるユーザーも多く、UGC(ユーザーのブランドに関する投稿)やSNSアカウントでの情報量が少ないと興味を失ってしまうこともあります。
SNS広告によってターゲットに興味を持ってもらえても、離脱の可能性があるのは機会損失となります。
SNSマーケティングを行う際は、広告とあわせてぜひSNSアカウント運用にも力を入れておきましょう。
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SNS広告クリエイティブの作成や運用に困っているなら
身の回りを見ると、スマートフォンそしてSNSを利用していない人を探すことが困難なほど、私たちの生活に浸透している欠かせないツールとなっています。
人々に密接であるほど、広告としての効果も高まりますので、SNS広告を活用したマーケティングはより注目されていくでしょう。
ただSNS広告を配信するために必要になる「広告クリエイティブ」の作成やPDCAサイクルを回してSNS広告を運用するためのリソースがなく、費用対効果を最大化できていないケースも見受けられます。
自社での広告運用が難しいとお感じの方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
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インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績13,700件、最大3.2億リーチ可能なFind Model(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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