普段みなさんはどのようなジャンルの「インスタグラマー」をフォローしていますか?
Instagramには、コスメ系・グルメ系・旅行系…など多岐にわたるジャンルのインスタグラマーが存在します。
インスタグラマーのジャンルには、王道からニッチなものまで幅広くありますが、各ジャンルを成立させているのは、偏にインスタグラマーによる投稿努力によるものです。
高画質な写真やテンポよく編集された動画投稿によって、特定のジャンル界隈を盛り上げています。
今回は、2023年最新版!いま最もあついインスタグラマーのジャンル7選を実際のインスタグラマー事例とともにご紹介します!
みなさんが今まで知らなかった新たなジャンルの発見につながるかも!?
また企業のインフルエンサーマーケティングにおいて、自社のプロモーションと親和性の高いインスタグラマーのジャンルを見つける際に参考になる記事にもなっています。
自社のペルソナとマッチするInstagramユーザーへのPRの足がかりとして、まずはインスタグラマーにはどのようなジャンルが存在するのかを把握しておきましょう。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
【2023最新】インスタグラマーの人気ジャンル7選!いま最も狙い目なジャンルが丸わかり!
それではさっそく、2023年最新版!インスタグラマーの人気ジャンルを紹介していきましょう。
写真系インスタグラマー
最初にご紹介するのは、Instagramの王道ジャンルともいえる「写真系インスタグラマー」です。
日本では2017年に「インスタ映え」という言葉がユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞を受賞するほど、Instagram=写真というイメージが強く根付いています。
画像:詩歩/Shiho (死ぬまでに行きたい!世界の絶景📚著者)(@shiho_zekkei)|Instagram
アカウント名:詩歩/Shiho (死ぬまでに行きたい!世界の絶景📚著者)(@shiho_zekkei)|Instagram
フォロワー数:15.8万人(2023年1月現在)
本アカウントは、写真系インスタグラマー「詩歩/Shiho (死ぬまでに行きたい!世界の絶景📚著者)」さんです。
最近はコロナ禍の関係もあり国内が主ですが、以前はその名の通り海外の絶景を撮影していた人気の写真家さんです。
投稿の特徴をまず挙げるとすれば、「写真の中に文字を入れていない」という点でしょう。
Instagramでは編集で文字を入れることも可能ですが、ユーザーは純粋に絶景を見たい方が多いので、文字などの他の情報はノイズとなります。
本投稿は、長野県にある白馬マウンテンハーバーのタイアッププロモーション投稿となります。
本投稿の写真では絶景の写真の中にあえて「自分自身も映り込む」写真も数枚入れています。
自分自身も画角に映っている写真により、ただの絶景写真ではなく「詩歩/Shiho (死ぬまでに行きたい!世界の絶景📚著者)」さん独自の絶景写真であることがわかります。
また、すべての投稿に英訳文を入れていて、絶景に惹かれて閲覧した海外ユーザーへの配慮がしっかりできているのも高ポイントです。
以上のような配慮により、ユーザーは絶景というよりも「『詩歩/Shiho (死ぬまでに行きたい!世界の絶景📚著者)』さんが撮影する絶景」のファンになるのです。
写真系インスタグラマーの特色を生かすのであれば、絶景が売りのホテルや旅行系企業、またはカメラなどを販売しているガジェット系企業のPRが最適といえるでしょう。
リール系インスタグラマー
続いてご紹介するインスタグラマーのジャンルは、「リール系インスタグラマー」です。
リールとは、最大90秒の縦動画の投稿・視聴ができる機能です。
Instagramには一見そっくりなストーリーズという機能もありますが、ストーリーズがフォローしているユーザーの投稿のみ表示されるのに対し、リールはフォローしていなくてもランダムに動画が表示されます。
Instagramでは、より多くの人に認知してもらうことを目的とした場合、ストーリーズよりもリールのほうが効率がいいのです。
画像:げんじ(@genji_official)|Instagram
アカウント名:げんじ(@genji_official)|Instagram
フォロワー数:28.8万人(2023年1月現在)
本アカウントは、リール系インスタグラマー「げんじ」さんです。
ファッションデザイナーのげんじさんはそのセンスを生かし、男性のコーディネートや今買うべきアイテムなどを解説しています。
デザイナーということで自身でもブランドを展開していますが、それに限らずユニクロの商品もおすすめしており、非常に好感が持てるインスタグラマーです。
本投稿のリールでもユニクロのおすすめ夏アイテムを7点紹介しています。
この投稿ではまず1分間で7アイテムをテンポよく紹介しているにもかかわらず、価格やセールスポイントをしっかりと押さえています。
さらにリールということで、実際に着た時にどうなるかを静止画ではなく動画で伝えられるのもわかりやすいです。
本投稿では「社長社長」から始まる掛け合いによって、本リール自体が1つの会話になっていて、最初につかまれたら思わず最後まで見てしまう工夫がされています。
TikTokのようなテンポの良い編集やテロップ挿入、そしてサムネ作成も工夫のうちの1つでしょう。
リール系では本投稿のように「動画を最後まで見てもらう工夫」が不可欠となります。
リールはInstagram内でも新しいツールということもあり、服飾やコスメなどの最新トレンドを扱っている企業のPRに、リール系インスタグラマーは向いています。
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動画系インスタグラマー
続いてご紹介するインスタグラマーのジャンルは、「動画系インスタグラマー」です。
Instagramの機能にライブ機能「インスタライブ」があり、最大4時間のリアルタイムの動画配信を行うことができます。
有名人やインフルエンサーであれば、ファンとの交流などに使われるツールです。
インスタライブはアーカイブを残すかどうかを選択できますが、リールとは違い長時間の動画を投稿することが可能なので、あえてアーカイブを残して活用しているのが「動画系インスタグラマー」なのです。
画像:もんちゃん👉🏻📸👈🏻|ハンドメイド作品の撮り方📽(@mon_de_camera)|Instagram
アカウント名:もんちゃん👉🏻📸👈🏻|ハンドメイド作品の撮り方📽(@mon_de_camera)|Instagram
フォロワー数:3.1万人(2023年1月現在)
本アカウントは、動画系インスタグラマー「もんちゃん👉🏻📸👈🏻|ハンドメイド作品の撮り方📽」さんです。
最近ではハンドメイド作品を作りネット上で販売することが流行っていますが、「もんちゃん👉🏻📸👈🏻|ハンドメイド作品の撮り方📽」さんはプロの写真家として、ハンドメイド作品をスマホや一眼レフで撮影する際のコツを教えてくれるインスタグラマーです。
本投稿は、「ハンドメイド作品を雨の日に撮影するコツ」を指南しているインスタライブのアーカイブ動画です。
リールと異なり長時間の動画なので、わかりにくい細部までしっかりと説明できるというのが1つの大きなポイントです。
さらにインスタライブなので、わかりにくい点に対してユーザーが直接コメントで質問ができるというのも魅力です。
YouTubeのHowTo動画とは異なり、即時性のコミュニケーションなので、ユーザーのストレスも少なくてすみます。
上記のように、ユーザーへのHowToの場合は動画系インスタグラマーの手法を取り入れるのも1つの手といえるでしょう。
動画系インスタグラマーの特徴・双方向のコミュニケーションや細やかな説明を活かすのであれば、家電をはじめとしたさまざまな機能を持つ機器のメーカーのPRに持って来いと言えます。
ランキング系インスタグラマー
続いてご紹介するインスタグラマーのジャンルは、「ランキング系インスタグラマー」です。
ユーザーにとってInstagramの使用目的の1つに「効率のよい情報収集」が挙げられます。
だからこそインフルエンサーの情報は有益なんですが、インフルエンサーが商品をランキング形式で紹介することで、より分かりやすい指標となります。
さらに素直な感想をもとにしたランキングを作成することで、「忖度のないジャッジができる」という印象をユーザーに与えることもできるのです。
画像:のあこ🧚🏻♀️コスメと美容(@noako_cosme)|Instagram
アカウント名:のあこ🧚🏻♀️コスメと美容(@noako_cosme)|Instagram
フォロワー数:8.7万人(2023年1月現在)
本アカウントは、ランキング系インスタグラマー「のあこ🧚🏻♀️コスメと美容」さんです。
自らを「家賃よりコスメにお金を使うオタク」と銘打ち、「自分の肌で人体実験🧪したもの」を紹介しています。
当プロフィールからも、評価に対して妥協しない人間性が垣間見れますね。
本投稿は、「ドン・キホーテに行ったら絶対買ってみて欲しいアイテム」のベスト10を紹介しています。
まずパッと見でベスト10すべてを把握できる投稿内容となっています。
ユーザーは最初の画像を見て自分が知っているアイテムがあるかを知らず知らずのうちに脳内で判定しています。
もし知らないものだったら「一体どういうものなんだろう?」と知りたくなりますし、知っているものでも「インフルエンサーはどのように紹介するのだろう?」「インフルエンサーと同じものに目をつけていてうれしい」という感情がわきます。
さらに次の画像で商品の名前、メーカー、価格、使用しての感想、ひとことアドバイスが見やすくコンパクトにまとまっています。
本投稿のような画像を店別・アイテム別に投稿することで、ユーザーが「のあこ🧚🏻♀️コスメと美容」さんのInstagramを閲覧する回数も増えていくのです。
ランキング系は多くの人に響く内容なので、食品や雑貨関連のように、誰もが手軽に手にする商品を扱うメーカーのPRであれば反響も大きいでしょう。
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漫画系インスタグラマー
続いてご紹介するインスタグラマーのジャンルは、「漫画系インスタグラマー」です。
近年では漫画もすっかりカルチャーの1つとして認められ、特に10代や20代にとっては自らを「オタク」というのも憚られなくなってきました。
そんな中、Instagramでも写真ではなく漫画を投稿するインフルエンサーが増えてきました。
漫画は写真と異なり、画風の違いが如実に出てくるので、「絵のタッチを見て一目でわかる」という点では特徴的なインフルエンサーのジャンルです。
画像:mateppe | イラストレーター(@mateppe)|Instagram
アカウント名:mateppe | イラストレーター(@mateppe)|Instagram
フォロワー数:7.5万人(2023年1月現在)
本アカウントは漫画系インスタグラマー「mateppe | イラストレーター」さんです。
「大人になってもキュンとしたい」をコンセプトに男性の1枚絵の漫画を投稿しているインスタグラマーです。
本投稿は、確かに女性がキュンしてしまいそうな場面を雰囲気よく描いています。
さらに文章でクスッと来る一言も添えられていて、漫画に対する納得感をより持たせていますね。
Instagramでは他にも育児エッセイ漫画など様々な種類がありますが、漫画系インフルエンサーは「いかにユーザーが共感できるか」が肝となるのです。
漫画系はその特性上、ストーリーも組みやすいですし、読んでもらうハードルも低くなるので、金融商材や不動産などの一見お堅い商材を取り扱う企業との相性は意外と良いのです。
テキスト系インスタグラマー
続いてご紹介するインスタグラマーのジャンルは、「テキスト系インスタグラマー」です。
Instagramは写真投稿が主ですが、載せる写真が文字だけの画像でも問題はありません。
むしろ運用方法によっては、画像ではなく文字主体のほうが効率的という場合もあるのです。
画像:超絶シンプル英会話(mami)(@english.eikaiwa)|Instagram
アカウント名:超絶シンプル英会話(mami)(@english.eikaiwa)|Instagram
フォロワー数:8.8万人(2023年1月現在)
本アカウントはテキスト系インスタグラマー「超絶シンプル英会話(mami)」さんです。
多くの日本人がマスターしたいけどなかなかできない「英語」について、要点を抑えてシンプルに教えてくれます。
英語学習に関する本も多数出版しており、先生として人気を集めるインスタグラマーです。
本投稿は、英語の中でも比較的最初に習う「What’s your name?」について、失礼のない言い回しを教えてくれる投稿です。
一見当たり前の内容を否定することで、ユーザーが気になって思わず見てしまう、という仕掛けになっています。
また本投稿では、今話題のアニメ映画「劇場版呪術廻戦0」からセリフを引用し、英語で言えばどうなるかをテスト形式で出題しています。
学生にとって親しみやすい題材をピックアップし、そこから英語に興味を持ってもらうように図るという狙いです。
本事例のように、テキスト系インスタグラマーは言語系をはじめとした学習系インスタグラマーに多いのが特徴です。
ただテキスト系といっても、テキストの中に挿絵の要領でイラストを入れることでさらに見やすくなります。
もちろんテキスト系インスタグラマーは学習教材を扱う企業のPRに強いです。
メインターゲットも学生だけではなく、資格取得を目標とする社会人まで幅広い層が想定されるでしょう。
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手書き系インスタグラマー
最後にご紹介するインスタグラマーのジャンルは、「手書き系インスタグラマー」です。
これまで紹介したインスタグラマーは、画像に文字を入れる際にスマホなどのデジタル機器を使用していました。
そこで、あえて「手書き」の文字を投稿するのが手書き系インスタグラマーです。
アカウント名:ぽこ。(@i.am.poco)|Instagram
フォロワー数:1万人(2023年1月現在)
本アカウントは手書き系インスタグラマー「ぽこ。」さんです。
見ていただいてわかる通り、これまでのインスタグラマーと違い、「万年筆で手書きした文章をひたすら写真でアップする」という手法を取っています。
見た目こそシンプルですが、様々な写真が並ぶInstagramでは逆にこのシンプルさが目立つこともあるのです。
書く内容は、本投稿のように他のインスタグラマーの言葉や、歌詞の引用などです。
よい言葉というのはそれだけで沁みますが、万年筆で上手く書きあげることでさらに良いものへと昇華していくのです。
どんなに時代がデジタル化に進んでも、良い手書き文字は人の心を落ち着かせるもの。
ジャンル人口としてはまだまだ少ないですが、逆に言えばブルーオーシャンのジャンルといえるでしょう。
手書き系インスタグラマーは、感情に訴えかけるという意味では、映画やドラマをはじめとしたエンタメ系、また占いなどのスピリチュアル系の企業PRに向いていると言えます。
まとめ
今回は、インスタグラマーについて、投稿方法でジャンル分けをして紹介させていただきました。
多くの人の認識では「Instagram=写真映えのアプリ」と思われていますが、あえて違うジャンルの投稿をすることで差別化を図っているインスタグラマーも数多くいるのです。
本記事では写真系以外に
- リール系
- 動画系
- ランキング系
- 漫画系
- テキスト系
- 手書き系
についてご紹介させていただきました。
新しいクリエイターやInstagramの新機能により新たなジャンルのインスタグラマーが誕生するかもしれません!
そして企業のマーケティング・PRや広報担当の方は、この記事をもとに最適なジャンルのインフルエンサーを探してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
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