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「バズ(る)」とはインターネット、特にSNS上での口コミの連鎖により情報が爆発的に拡散し大きな話題となることを指します。

そして「バズマーケティング」とは、「バズる」状態を意図的・戦略的に生み出していく一つのマーケティングのアプローチです。

企業のポジティブな情報が「バズる」ことで大きな話題となり、ブラントの認知拡大からファンの獲得・購買につながるなど、享受できるメリットは計り知れません。

バズを意図的に起こすことはなかなか難しいと思われがちですが、戦略的に口コミを誘発し話題の拡散を生み出す「バズマーケティング」により、バズる状態につながりやすくすることは可能です。

本記事では、戦略的なバズマーケティングにより大きな話題を生み出す仕組みを具体的な成功事例と共に詳しく解説します。

目次

バズマーケティングとは

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まず、バズマーケティングとはどのようなものなのか、なぜ注目されているのかを以下で紹介していきましょう。

「バズる」とは

バズる」とは、インターネット、特にSNS上で情報が口コミを通して爆発的に拡散し大きな話題となることを指します。

一般的には「リツイート」というシェア機能をもち情報拡散性に優れた「Twitter」にて話題になることでしばしばバズる状態が生み出されます。

もともとは英語の「Buzz(ブンブン言う、ガヤガヤする)」が語源と言われており、まさにSNS上での口コミが拡散しガヤガヤと話題になっている様子を表すのにぴったりの言葉といえるでしょう。

バズマーケティングとは

「バズマーケティング」とは、SNS上での爆発的な情報拡散を生み出す「バズる」状態を生み出すためのマーケティングアプローチです。

「企業メディア」「個人メディア」の2つのメディアのシナジーにより戦略的に口コミを生み出し、SNS上での話題化を狙います。

たとえば以下は、ドラッグストアチェーンを展開する株式会社ココカラファイン(@cocokarafineInc)によるTwitterキャンペーンの投稿です。

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画像:トレンド|Twitter(2020/07/13 15:00時点)

こちらのキャンペーン投稿で使われているハッシュタグ「#特茶はじめます」は2020年7月13日にTwitterのトレンドにランクインし、1.3万リツイートと5200件以上のコメントを獲得するなど、大きな話題を生み出しました。

(※Twitterのトレンドにランクインすることで、投稿がピックアップされて表示されるため多くのTwitterユーザーの流入が見込める。)

企業の提供した「きっかけ」によりSNSで口コミが発生。広く拡散されることでトレンドとなり膨大なSNSユーザーへ情報を届けることに成功しています。

さらに話題が大きくなれば、テレビなどマスメディアへの露出も期待できるため、費用対効果の高い施策の実現が期待できます。

 

バズマーケティングが注目される理由とメリット・デメリット

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ここからはなぜバズマーケティングが大きく注目されているのか、そしてどのようなメリット・デメリットがあるのか紹介していきましょう。

バズマーケティングが注目される理由とデータ

そもそもバズマーケティングがなぜ注目されているのかというと、SNSを利用し、情報収集・発信を行っているユーザーが増えていることが挙げられます。

以下は総務省が2020年5月に発表した「令和元年通信利用動向調査の結果(概要)」のデータです。

sns-user-statistics-data-2020 画像:令和元年通信利用動向調査の結果(概要)|総務省

日本におけるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)利用状況は、2019年(令和元年)と2018年(平成30年)を比べると、すべての年代においてSNSの利用率が上昇していることが分かります。

 

また、以下は同調査によるソーシャルネットワーキングサービスの利用目的を表したグラフです。

sns-purpose-2020画像:令和元年通信利用動向調査の結果(概要)|総務省

SNSを利用する目的について、伸びている項目を見ると

  • 知りたいことについて情報を探すため:+6.2ポイント
  • 災害発生時の情報収集・発信のため:+4.6ポイント
  • 自分の情報や作品を発表したいから:+1.9ポイント

のように、情報収集・情報発信のツールとして利用しているユーザーが増えていることが分かります。

SNSの利用率が高まったことで、SNSでの情報発信を通して企業が消費者とつながるためのチャネルとして重要性が高まり、SNSを通したマーケティングを進める企業も大変多くなっているという状況です。

 

さらに、SNSの情報は消費者の購買行動にも影響を与えています。

以下は、市場調査メディア「ホノテ」が2018年にミレニアル世代に対して行った調査結果です。

millenials-sns-purchase-data画像:ミレニアル世代は貯金意識が高く、投資や資産運用に興味あり?消費意識やお財布事情などを調査|ホノテ

この調査によると、SNSに特に慣れ親しんでいる10代~30代の半分以上の人が買い物時にSNSの情報から影響を受けていることが分かります。

SNS上の情報が購買に影響を与えるということは、「SNS上で自社ブランドが話題となれば売上につながりやすくなる」と言い換えることがでるでしょう。

そのため、

  1. 企業から面白い情報を発見する
  2. みんなにシェアされる(口コミ発生)
  3. 爆発的な話題(バズる)になりブランドに注目が集まる
  4. ブランド製品・サービスの購入につながる

という流れを上手く作り出し企業の情報を拡散させる「バズマーケティング」への注目が集まり、SNSを使ったマーケティングを戦略的に展開している企業も大変多くなっています。

 

バズマーケティングのメリット

では、バズマーケティングを行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下にメリットを紹介しましょう。

爆発的な情報拡散が期待できる

バズマーケティングはSNS上での口コミを誘発して企業の発信する情報を話題化させる目的で行うため、SNS上での爆発的な情報拡散が期待できます。

消費者のリアルな口コミにより共感性の高いメッセージが広がる

消費者の口コミにより情報が広がっていくため、広告臭が少なく、消費者目線でのコメントにより共感が生まれやすいメッセージを広げられます。

UGCの獲得によりブランドの認知度アップ、ブランド理解を促せる

ブランドに関する言及やハッシュタグが含まれた投稿が増えることで、SNS上でのブランドの露出が増えて認知拡大につながります。

また、消費者目線のレビューも含まれるため、企業のブランドについて初めて知ったユーザーへのブランド理解促進にもつながります。

費用対効果の向上につながる

バズマーケティングではSNS上でのオーガニック拡散(自然的に発生する情報拡散)を狙うため、企業が多額の宣伝広告費を投じて情報を広げる場合に比べて費用対効果を高める効果もあります。

 

バズマーケティングのデメリット

続いてバズマーケティングのデメリットについて紹介しましょう。

商品への不満や誤解も拡散されてしまう可能性がある

良くも悪くも情報の拡散を狙うため、製品やサービスの至らない点など、ブランドのネガティブな一面も広がってしまう可能性があります。

もしネガティブな情報が広がってしまった場合は、自社製品やサービスをブラッシュアップさせるフィードバックとして真摯に受け止め、製品を改良していくことで消費者からの信頼回復を目指しましょう。

ネガティブイメージが広がった時に食い止めにくい

万が一ブランドに対して強い批判を伴うネガティブな投稿が拡散されてしまうと、最悪「炎上」の状態になり自体のブランドの毀損につながるリスクもあります。

SNSを活用したバズマーケティングをはじめ、今ではどのような情報もSNSに共有されますので、マーケティング担当者のIT・SNSリテラシーを高めて、不要の炎上が起こらないように丁寧に施策を行うことが求められます。

 

SNS時代の戦略的バズマーケティングに必須の「口コミネタ」と「メディア」

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それでは、一体どのようにバズマーケティングを行っていけばいいのでしょうか。

ここでは、バズマーケティングの仕組みを理解してマーケティング施策として落とし込むための仕組みを解説していきます。

バズマーケティングには「口コミネタ」と「メディア」が欠かせない

SNS上でバズるためには以下の2つの要素

  • 口コミネタ:ほかの人にシェアしたくなる情報
  • メディア :情報を伝達する媒体

が必要になります。

面白いネタであっても、その情報に興味をもって拡散してくれる人がいなくてはバズは生まれません。

また、多くの人に情報を届けることができるメディアをもっていても、他人にシェアするほどの面白いネタで無ければユーザーから興味を持たれず拡散されません。

したがって、バズマーケティングにおいては、「口コミネタ」と「メディア」の2つを抑えて、企業の発信したい情報を上手く組み込んでいくことが重要となります。

では「口コミネタ」と「メディア」とは具体的にどのようなものなのでしょうか。以下に紹介していきましょう。

 

バズマーケティングの「口コミネタ」とは

まず、バズマーケティングに欠かせない要素である「口コミネタ」について解説します。

他人にシェアしたくなる口コミネタとは、具体的に以下の要素を含んでいる情報のことを指します。

高い有益性

生活に役立つ知識、生活が便利になるグッズ、お得なキャンペーン情報など、人々の生活に高い有益性を提供できる情報です。

高い話題性

最新情報、緊急ニュース、災害情報、巷で流行っている人気の情報など、高い話題性を有する情報です。

高い議論性

賛否両論が生まれるテーマ、複数の選択肢から一つに投票する総選挙、新しい常識や価値観の発見など、高い議論性を有する情報です。

高いエンタメ性

とにかく面白い、かわいくて見ているだけで癒される、心から感動する、あっと驚くアイデアなど、高いエンタメ性を有する情報です。

これらの要素を一つあるいは複数含む情報をメディアにて情報発信してもらうことで、「他人にシェアしたくなる面白い情報」を多くの人に見てもらうことができます。

 

バズマーケティングの「メディア」とは

バズマーケティングに欠かせないもう一つの要素である「メディア」とは具体的にどのようなものか紹介しましょう。

メディアとしては「個人メディア」「企業メディア」の二つがあります。

個人メディア(インフルエンサー)

「個人メディア」はSNSにて数万人~数百万人という膨大なフォロワーを抱えるSNSにて情報発信力の高いユーザーを差します。

「個人メディア」はその影響力の高さから「インフルエンサー」(例:インスタグラマー、ユーチューバーなど)と呼ばれており、耳にしたこともあるでしょう。

個人が影響力を持つ時代では、個人も情報発信のメディアとして、場合によっては企業の発信する情報よりも信頼性のある情報として消費者は収集しています。

専門性の高さ、共感を生み出す情報の訴求力、SNSフォロワーとの信頼関係、など口コミを生み出すバズマーケティングにおいて必要な要素を兼ねそろえているため、企業の情報をPRしてもらう個人メディアとして「インフルエンサーマーケティング」も近年注目されている手法です。

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企業メディア(マスメディア、ニュースメディア・キュレーションメディアなど)

「企業メディア」としては、マスメディアであるテレビや新聞、多くの情報を取り扱うニュースメディアやキュレーションメディアなどを挙げることができます。

マスメディアは現代においても高い影響力を持っており、露出による消費者への影響力は計り知れません。

また、ニュースメディアやキュレーションメディアは企業のプレスリリース情報やSNS上で話題になっているネタなど、トレンド性の高い最新情報を取り扱っています。

こうした企業メディアに「面白いネタだ」と認識され、メディアに情報が掲載されれば、個人メディアと同様に多くの読者(消費者)に対して企業情報を届けることができます。

関連記事
企業広報・PRにSNSを活用し効果を高めるノウハウと成功事例まとめ

 

バズマーケティングの2つの成功パターン

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バズマーケティングに欠かせない「口コミネタ」と「個人・企業メディア」により、どのようにバズを発生させることができるのでしょうか。

ここでは、戦略的にバズるためのバズマーケティングの成功パターンを紹介します。

【バズるパターン1】個人メディアの話題を企業メディアが拡散

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SNSでバズるパターンの一つ目は、個人メディアの発信した情報がSNS上で話題化し、企業メディアが取り上げてさらに拡散される場合です。

今では気軽に発した一言が多くの人の共感を獲得して、SNS上で思いもよらずバズることもよくあります。

個人メディアとして影響力をもつインフルエンサーは常に良質な「口コミネタ」を発信しており、それを見たフォロワーが共感してさらにシェアすることで1次的な拡散が起こります。

さらにSNS上で話題になると面白いネタとして記事化されて企業メディアに掲載、あるいはテレビなどで取り上げられます。

そこでさらなる2次的な拡散が生まれ、SNSユーザーにシェアされ・・・というバズの拡散サイクルが生まれます。

 

【バズるパターン2】企業メディアの話題を個人メディアが拡散

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SNSでバズるパターンの2つ目は、企業メディアの発信した情報をSNSユーザーがシェアし、SNS上で爆発的に拡散される場合です。

たとえば企業発信した新製品のプレズリリースがニュースメディアに掲載され、それを見たSNSユーザーが「面白いネタだ」とSNS上でシェア・拡散することでSNS内で話題化しバズる状態へとつながっていきます。

一般ユーザーによる拡散もありますが、情報感度・影響力の高いインフルエンサーが元となってバズることはしばしば見られる現象です。

SNSでバズることで、企業メディアがさらに話題を取り上げて記事化・報道。さらにSNS上で拡散されるというサイクルが生み出されます。

 

個人メディアと企業メディアの双方に発信して情報をサイクルさせることが重要

バズマーケティングにおいては

  • 個人メディアが発信 ⇒ 企業メディアがさらに拡散
  • 企業メディアが発信 ⇒ 個人メディアがさらに拡散

を意識して、情報拡散のサイクルを生み出し、個人メディアと企業メディアのそれぞれに対してアプローチを仕掛けることが重要となります。

では、バズマーケティングを成功させるために、個人メディアと企業メディアに対してどのようなアプローチをかければよいのでしょうか。

以下でそれぞれの具体例を見ながら詳しく紹介していきましょう。

 

「個人メディア」起点のバズマーケティング成功事例

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まず、個人メディアであるインフルエンサーに情報を拡散してもらうバズマーケティングのアプローチ方法と成功事例をより具体的に紹介します。

個人メディアによるバズマーケティングの手法

個人メディア起点によるバズマーケティングの手法としては以下挙げることができます。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーに依頼して、SNSなどを通して自社ブランド製品やサービスのPRをしてもらう手法を「インフルエンサーマーケティング」と呼びます。

インフルエンサーのフォロワーには、そのインフルエンサーの専門ジャンルへの興味関心が高いフォロワーが多く存在しています。(たとえば、ファッションインフルエンサーのフォロワーにはファッションに興味のある人が多い)

インフルエンサーから興味関心の高いユーザーへPRしてもらうため、訴求力・共感性の高い情報発信が可能になります。

SNSキャンペーン

SNSキャンペーンを行うことでインフルエンサーをはじめとした消費者にメリットを提供しつつ、SNSにて投稿を拡散してもらう手法も広く行われています。

たとえばTwitterにおいてメジャーな「フォロー&リツイートキャンペーン」は、企業のTwitterアカウントをフォローした上でキャンペーンツイートもリツイート(シェア)してもらえるため、拡散力が高くバズにつながりやすいキャンペーン形式です。

SNSキャンペーンを行うことでSNS上にキャンペーンに関する投稿が増え話題になり、インフルエンサーが興味をもって参加することでさらに爆発的な拡散も期待できます。

SNS広告

SNS広告は年齢、性別、地域、興味関心、職業、ライフステージなど詳細なターゲティングが可能のため、自社ブランドの情報に強い興味を示すユーザーに対して的確に情報を発信することができます。

ユーザーの中には、インフルエンサーも含まれているため、興味を持ってもらえることにより情報拡散につながることも。

SNSキャンペーンの投稿を広告として配信したり、インフルエンサーの投稿を広告としてさらに2次配信させてもらうといった広告形式もあり、応用性が高く話題化も促しやすい手法です。

 

個人メディア(インフルエンサー)が起因して話題になったバズマーケティング成功事例

個人メディア(インフルエンサー)が起因して大きな話題となったバズマーケティングの事例を紹介しましょう。

こちらは主に男性用整髪料やフェイシャルペーパーを中心とした男性用化粧品において国内トップのシェアを誇る株式会社マンダムのブランド「GATSBY(ギャッツビー)」による事例です。

本事例では、個人メディアのインフルエンサーとして人気の元プロレスラーである「長州力(@rikichannel1203)」さんを起用し、以下のような同社製品のフェイシャルペーパーをPRしてもらっています。

実は上記の投稿は再投稿された2回目の投稿。

以下のツイートが1回目に投稿され、PR投稿でありながら商品の情報が一切ないことに気づいた長州力さんが焦っている様子などがSNS上で話題となりバズることとなりました。

この一連の投稿はSNSユーザーの興味関心を大きく掻き立て、以下のようなコメントも獲得しています。

「ああ、もう商品が気になってしまっている…これは新しい…」

「商品の記載がないと言ういまだかつてないマーケティング。流石です。」

「逆に何が出てくるのか引っ張られてて広告効果高いです!」

上記Twitter投稿に対する返信コメントより引用

 

結果的に、こちらの一連のTwitter投稿は2020年7月現在、合計で

  • 29万いいね
  • 8.3万リツイート
  • 3160コメント

という驚異的な反響を得ることに成功しました。

さらにこの一連のバズは企業メディアの目にとまり記事化もされています。

など、様々な企業メディアに掲載され、さらにバズを促進させました。

インフルエンサーによるPRのため初期費用はかかっていますが、その後のバズったことによる拡散は自然的に発生しているため、非常に高い費用対効果を実現しています。

個人メディアであるインフルエンサーが話題の火付け役となり、企業メディアがネタを取り上げてさらに拡散させた本事例は、

  • 口コミネタ:話題性・エンタメ性
  • メディア :長州力さん(個人メディア)

というバズマーケティングの要素が組み合わさった結果、「個人メディア ⇒ 企業メディア」の構図が上手く実現されたバズマーケティングの成功事例といえるでしょう。

 

「企業メディア」起点のバズマーケティング成功事例

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次に、企業メディアに情報を拡散してもらう場合のアプローチ方法について紹介します。

企業メディアを起点としたバズマーケティングの手法

企業メディアに興味を持たれて情報が記事化されることで、消費者への露出が増え、さらに個人メディアであるインフルエンサーが興味を示して拡散してくれればバズも生まれやすくなります。

企業メディアへの掲載方法としては、プレスリリース配信、メディアへの記事広告掲載、寄稿などが挙げられます。

プレスリリース配信

プレスリリースとは、企業や団体が、経営内容・新商品・新サービス・キャンペーンなどの情報をマスコミに知らせるための文書のことです。

従来、プレスリリースは報道関係者向けの情報発信でしたが、近年では企業メディアへの配信・掲載により直接消費者の目に触やすことも目的として積極的に配信されています。

企業メディアとしては

  • 大手新聞・通信社
    ロイター、読売オンライン、朝日新聞デジタル、毎日新聞、産経Bizなど
  • 大手ポータルサイト
    LINEニュース、エキサイトニュース、NEWS PICKS、Yahoo!ニュース、ニコニコニュース など

といったメディアがあり、ウェブサイト形式やスマホアプリ形式となっているものもあるなど様々な形態が存在します。

メディアに興味を持たれて記事化されたプレスリリース情報はインフルエンサーをはじめとした情報感度の高い消費者へ届きやすくなるため、SNSでの拡散の可能性を高めるためにもプレスリリース配信はバズマーケティングにおいて重要な手法となります。

メディアへの記事(広告)掲載

プレスリリース配信ではなく「寄稿」「記事広告」といった形で企業メディアに情報を掲載してもらうこともできます。

プレスリリースの場合、自社の発信する情報に企業メディアが高い関心をもってくれないと記事化・掲載はされません。

それに対して寄稿や記事広告は自身の意図を反映した記事がメディアに確実に掲載されるため、消費者の目に触れやすくなるメリットがあります。

ユーザーの役に立つ、あるいは新規性が高い情報が書かれた記事をメディアに掲載することで、読者が能動的にシェアしてバズを生むきっかけにつながるため、記事広告や寄稿も狙ってみましょう。

 

企業メディアが起因して話題になったバズマーケティング成功事例

企業メディアが起因して大きな話題を生み出したバズマーケティングの事例として、神奈川県中央部を基盤に鉄道事業を展開する相鉄グループによる「都心直通プロジェクト」の事例を紹介しましょう。

pressrelease-sotetsu画像:相鉄線から新宿駅までの前面展望ムービーを公開|NEWSCAST

こちらは同社の発信したプレスリリースです。

相鉄線の新宿駅までの直通運転開始にともない、先頭車両から見ることができる前面展望ムービーをYouTubeにて公開した情報をプレスリリースにて発信しています。

このプレスリリースは鉄道ファンを中心として大きな話題となり、上記プレスリリースは

  • ページビュー :約14,400PV
  • 掲載メディア数:約50メディア
  • 広告換算額  :約106万円

という結果となりました。(※プレスリリース配信メディア「NEWSCAST」提供の内部データによる)

プレスリリース自体のページビュー数や、プレスリリース1配信による100万円以上の広告換算額も注目です。

さらに、相鉄グループの発信したこちらのプレスリリース情報が

をはじめとした約50のメディアに掲載された点は見逃せません。面白いネタが記事化されるわかりやすい例と言えるでしょう。

加えて、各企業メディアはそれぞれSNSアカウントを持っており、そのSNSアカウントから消費者に対して情報を発信しているため、SNS上での消費者への情報拡散にも拍車がかかります。

 

同社の都心直通プロジェクトにはまだ続きがあります。先の前方展望ムービーに加えて、

  • 二階堂ふみ
  • 染谷将太
  • くるり
  • サカナクション
  • yui(FLOWER FLOWER)
  • ミゾベリョウ(odol)

(敬称略)

などの人気タレントやアーティストを起用した『相鉄都心直通記念ムービー「100 YEARS TRAIN」』の公開へとつなげています。

 

もちろんプレスリリースでも別途ムービーの情報を発信し企業メディアへの掲載。起用した著名人からもSNS上へ情報発信しています。

さらに、素晴らしい動画内容も相まってインフルエンサー(個人メディア)も興味を持って取り上げているなど、情報拡散の連鎖が生み出されました。

 

プロジェクトに起用されたアーティスト「サカナクション(@sakanaction)」によるTwitter投稿▼

 

インフルエンサー(個人メディア)の「​陳暁 夏代(@chinshonatsuyo)」さんによるTwitter投稿▼

結果的に本プロジェクトはSNS上でバズらせることに成功し、YouTube動画は2020年7月時点で

  • 前面展望ムービー第1弾:41万回再生
  • 前面展望ムービー第2弾:32万回再生
  • 100 YEARS TRAIN:321万回再生

という驚異的な結果を獲得しました。

 

本事例では起点としてバズマーケティングの要素である

  • 口コミネタ:有益性、話題性、エンタメ性
  • メディア :企業メディア(プレスリリース+ニュースメディア)

の組み合わせの上、さらに著名人やアーティストも巻き込みインフルエンサーをはじめとする消費者の興味関心を高めた、「企業メディア ⇒ 個人メディア」の構図が上手く実現された戦略的なバズマーケティングの成功事例といえるでしょう。

 

バズマーケティングを成功させるポイント

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さいごに、バズマーケティングを行い大きな話題を獲得するために意識すべきポイントを紹介しましょう。

インフルエンサー(個人メディア)に自社製品・サービスのPRを依頼するときはブランドと親和性の高い人を選ぶ

個人メディアであるインフルエンサーを起点としてバズマーケティング施策を行う際、起用するインフルエンサーは自社と親和性の高い人物にPRを依頼するようにしましょう。

たとえばPRしたい商材が女性向けファッションブランドであれば「ファッションに興味がある女性がフォロワーに多くいるインフルエンサー」を起用します。

もし仮にグルメインフルエンサーに依頼しても、ファッションに興味があるフォロワーへ情報が届きにくくなってしまいます。

また、フォロワー数の多い女性のインフルエンサーであっても「男性フォロワーの割合が高いインフルエンサー」を起用してしまうと、やはりターゲットとする「ファッションに興味ある女性」に情報が届きにくくなってしまいます。

インフルエンサーのフォロワー数だけに惑わされず、多くのターゲットに情報を届けてくれるインフルエンサーは誰かという「フォロワー属性」を意識して起用しましょう。

関連記事
インフルエンサーへの依頼方法と料金相場、魅力的なPR成功事例7選

 

個人メディア(インフルエンサー、SNSユーザー)向け情報と企業メディア向け情報は表現を変える

SNSユーザー向けの情報と企業メディア向け情報は内容は同じでも、表現はそれぞれの相手メディアにあわせて最適化しましょう。

SNSユーザー向けであれば、見たユーザーが親しみやすいように口語的にする、硬い言葉を使わずにトレンドの言葉を使うなど共感性を生むキーワードを盛り込みます。

企業メディア向け情報であれば、プレスリリース記事のタイトルをキャッチーにして、結論・概要をわかりやすく記載することで、ニュースメディアへの掲載を狙います。プレスリリースを書く際は以下の要素も参考にしてみてください。

読まれるニュースのポイント7つ
①ニュースタイトルは、前半にキーワードを入れる
②冒頭文はニュース内容を読み手に伝える情報を
③ニュース全体の文章構成は「頭括型」「双括型」を意識する
④内容のまとまりごとに、見出しをつけ段落を分ける
⑤同じ語尾を繰り返さない
⑥改行を効果的に使う
⑦漢字のひらく・とじるを統一する

引用:読まれるニュースのポイント7つ|NEWSCAST

個人メディアと企業メディアは性質が全く異なりますので、手間はかかりますが、必ず表現を最適化するようにしましょう。

 

プレスリリースに加えて広告を配信して露出とリーチを増やす

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プレスリリースを企業メディアに対して配信するとき、プレスリリース配信と同時にSNS広告を配信して消費者へ直接リリース情報を届ける手法も注目されています。

この「消費者に直接プレスリリース情報を届ける」というトレンドに乗り、現代ではプレスリリース配信と同時にSNS広告を配信できるプレスリリース配信サービスも存在しています。

たとえば、2019年に公開された新しいプレスリリース配信サービスNEWSCASTは、SEOに強いプレスリリースの配信と同時に、追加費用なくSNS広告をを自動配信できる「SNSオートプロモート」機能が標準搭載(追加費用なし)されています。

newscast-logo画像:NEWSCAST

加えて、プレスリリースを送りたい企業メディアを自分で簡単に選定できたり、同サービスと提携している大手企業メディアにプレスリリースがそのまま掲載されるというメリットも見逃せません。

プレスリリースとSNS広告によって「企業メディア」と「個人メディア(消費者)」の両方へアプローチし、情報拡散サイクルを生み出しやすくしているプレスリリース配信サービスも増えていますので、バズマーケティングのツールとして積極的に活用してみましょう。

⇒ NEWSCAST の詳細はこちら

 

SNSについてのリテラシーを高め、炎上防止に努める

ネガティブな情報が爆発的に拡散してしまう「炎上」は多くの場合「誤送信」「常識・モラルが欠けている」といった企業担当者の人為的なミスによって生まれます。

これはSNSマーケティング担当者のリテラシーの低さが起因して起こる事故のため、バズマーケティングをはじめとしたSNSのビジネス活用では、担当者のIT・SNSリテラシーを十分高めておくようにしましょう。

また、万が一炎上が起こったときに素早動けるようあらかじめ対応をマニュアル化しておくといざというとき安心です。

誠実なSNSマーケティングを行い、ファンの獲得およびファンとの良好なコミュニケーションを通して、ブランドの価値を高めていきましょう。

関連記事
ステマ(ステルスマーケティング)とは?炎上徹底防止マニュアル

 

ソーシャルリスニングによる効果測定を行う

バズマーケティングでは、Twitter・Instagram・Facebook・YouTubeなど人気SNS、企業メディア、個人のブログなど、様々な媒体が関連して情報が広がっていくため、複数の媒体をとおして話題を網羅的に把握する必要があります。

しかしながら、人間にはもはやできない作業になるため、SNSやインターネット上のビッグデータを活用した分析手法である「ソーシャルリスニング」を活用して、効果測定を行いましょう。

ソーシャルリスニングをすることで、

  • SNS上の投稿がポジティブか/ネガティブか
  • どういう属性のユーザーに見られたのか
  • どのくらいの数のユーザーに情報が届いたのか
  • バズを生み出すきっかけになったインフルエンサーは誰か

など、ビッグデータを元に人力ではまとめることができないボリュームの情報収集と整理・視覚化が可能になります。

SNSマーケティングの効果計測ではもはや必須の手法となっていますので、ソーシャルリスニングもあわせて導入してみましょう。

関連記事
ソーシャルリスニングとは?SNSマーケティングの効果を高める方法を徹底解説

 

SNS時代の戦略的バズマーケティングまとめ

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バズマーケティングのノウハウについて紹介してきましたが、いかがでしたか。

一例ではありますが、バズマーケティングにより積極的にSNS上で話題をつくりだすためのポイントを解説してきました。

「SNSでバズらせたい」と思っても具体的にどのような戦略を立てて実行すればいいのか、イメージがわかないことも多いかと思います。

本記事ので紹介した「口コミネタ」の用意と「企業メディア」「個人メディア」による情報拡散サイクルを生み出すことを意識して、ぜひSNSでの話題獲得を狙ってみてください。

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