2024年12月、X(旧Twitter)は投稿分析機能に新たな要素を追加しました。
このアップデートにより、各投稿へのエンゲージメントがフォロワーと非フォロワーのどちらから来ているかをグラフで可視化できるようになりました。
これは、コンテンツ戦略の改善に役立つデータとして注目されていますが、同時に、アルゴリズムによるレコメンド機能の進化と、クリエイターの成長戦略に関する新たな課題を浮き彫りにしています。
X Daily Newsの投稿に見られるように、新しい分析グラフはエンゲージメントの内訳を明確に示しています。一見、リーチ拡大に役立つ情報に見えますが、実態は複雑です。
アルゴリズムがフォロワーへのリーチを制限する一方で、非フォロワーへの露出を優先してしまっているのです。
Threadsをはじめとする他のソーシャルメディアプラットフォームでも同様の傾向が報告されているのですが、フォロワー以外のユーザーからのエンゲージメントが想像以上に高いケースが少なくありません。
これは、アルゴリズム主導の「おすすめフィード」の影響が大きいと考えられます。
ユーザーは自分に最適化されたコンテンツを自動的に受け取れるため、「フォロー」ボタンを押す必要性が薄れているのです。この変化は、ユーザーエンゲージメント率の向上やプラットフォームへの滞在時間の増加に貢献する一方で、クリエイターにとっては悩みの種となっています。
なぜなら、熱心なコミュニティを構築し、将来的に収益化につなげたいクリエイターにとって、フォロワーの存在は不可欠だからです。アルゴリズムが非フォロワーへの露出を優先する現状は、クリエイターの成長を阻害する可能性があります。
現時点では、全てのXユーザーがフォロワーと非フォロワーのエンゲージメントに大きな不均衡を抱えているわけではありません。しかし、アルゴリズムの進化に伴い、この傾向は強まる可能性があり、Xは対応を迫られることになるでしょう。
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