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近年数多くの企業が自社商品・サービスPRの定番として取り入れている「SNSマーケティング」をご存知でしょうか?

パソコン・スマートフォンが普及した現代において、Instagram、Twitter、YouTubeなどをはじめとするSNSは、不特定多数の見込み顧客へとリーチするために欠かせない手段です。

そして現在、BtoC(Business to Consumer)企業だけでなく、BtoB(Business to Business)企業においてもSNS活用は重要となってきています。

今回は、そんなBtoB企業が使えるSNSでのPR方法をご紹介していきます。

集客・売上アップをしたいBtoB企業のSNS担当者・マーケターの方はぜひこの記事を参考にされてみてはいかがでしょうか?

BtoB企業が使える!SNS広告を活用したPR方法

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BtoB企業のSNSマーケティングの重要なポイントは、ターゲット層・ペルソナを明確に定義することです。

気軽にコミュニケーションが取れるという強みを持つSNSにおいては、ターゲットをはっきり決めておくことで効果的なPRが行えます。

また、自社にノウハウがない場合には、SNSマーケティングを専門とする代理店に相談してみるのも良い方法です。

おすすめの代理店については以下の記事を参考にされてみてください。

【2022年最新版】SNSマーケティングにオススメの代理店15選

それではさっそく、BtoB企業が使えるSNSでのPR方法を詳しく解説していきます。

SNS広告のメリット

SNSでは、ユーザーのタイムラインにおいて投稿の合間やフィードなど目に留まる場所に広告を打ち出すことができるようになっています。

2022年3月に株式会社電通が公表した「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」では、検索連動型広告、およびSNSやアドネットワークを通じて入札方式で取引されるインターネット広告媒体費用は全体の85.2%を占め、前年比126.3%の1兆8,382億円と現在主流の広告媒体となっていることが伺えました。

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画像:2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析

BtoB企業におけるSNS広告運用のメリットとしては、

  • 従来のマス広告よりも安価にアプローチできる
  • 精度の高いターゲティングができる
  • ユーザーの興味・関心に合わせて配信ができる
  • 見込み顧客へアプローチできる
  • 自社商品・サービスのブランディングができる

上記5点が挙げられます。

  • 従来のマス広告よりも安価にアプローチできる

従来の雑誌広告は、原稿作成~広告掲載まで少なくとも1ヶ月以上のタイムラグがあり、1ページ枠約数10万円程度の費用が掛かっていましたが、SNS広告では1ドルからの出稿が可能で、費用対効果を出したいという場合でも月10万円程度からそれなりの結果を見込める広告出稿が可能です。

 

  • 精度の高いターゲティングができる

SNS広告では、地域、性別、年齢などに合わせた細かいターゲティング設定をすることができます。

したがって、安価な費用設定でもトライアンドエラーによるターゲティング設定の改善(ターゲット、デザイン、配信日時など)を行っていくことでさらに費用対効果を高めることも可能になるのです。

例えば、主婦層をターゲットにしたい場合は、家事がひと段落した昼過ぎの時間帯を狙って広告配信を行うなど、自社のペルソナの傾向に見合った検証をするのが良いでしょう。

BtoB企業の場合にも、同様に検証を行いながら最も効果的な時間帯などを探っていくことが重要です。

 

  • ユーザーの興味・関心に合わせて広告配信ができる

SNS広告では、ユーザーのフォローの傾向などから分析した趣味・関心に合わせたターゲティング設定や広告配信場所を選ぶことが可能です。

BtoB企業においては、自社と関連性の高いワードや他の投稿などの近くに広告配信ができたり、自社と似通ったフォローが多いユーザーへリーチすることができるなどのメリットがあります。

 

  • 見込み顧客へアプローチできる

SNS広告はユーザーの傾向に合わせた広告配信が行えることから、今すぐに特定の商品を購入したいというユーザーではなく、具体的にはイメージがないけれど今後購入可能性があるという見込み顧客へのアプローチにも最適です。

  • 自社商品・サービスのブランディングができる

SNSマーケティングを行うことで、企業の価値観・世界観をPRすることもできます。

また、SNSには多くのユーザーがいるため、SNSが流入口となってECサイトや公式サイトを多くの方に閲覧してもらうきっかけにもなります。

企業の世界観・価値観をより多くの方へ伝えて共感を得ることによって、新たな顧客やファンを獲得できる可能性が増すでしょう。

SNSアカウント運用のメリット

BtoB企業のSNSアカウント運用のメリットとしては、

  • 顧客との単純接触効果を狙える
  • 顧客のロイヤリティ向上を図れる
  • ユーザーの意見・データを知ることができる
  • 自社商品・サービスのブランディングができる

上記4点が挙げられます。

  • 顧客との単純接触効果を狙える

BtoC企業は、様々なメディア・街頭広告など顧客と日常的に接点を作ることができますが、BtoB企業の場合は、そのような顧客との接点が作りにくいという側面があります。

顧客が何度も企業の情報に触れることで親しみを持つようになる「単純接触効果」を得ることは、他社と比較する際にも有利に働きます。 そこでSNSを活用すれば、単純接触効果を狙うことが可能になります。

定期的な投稿・配信や顧客のためになるような親しみやすい情報発信で、企業に対する信頼性・訴求力をアップさせることができるのです。

 

  • 顧客のロイヤリティ向上を図れる

顧客にSNSをチェックしてもらうことで継続的に企業情報を提供できます。

また、リプライやダイレクトメッセージ、コメント欄などから直接コミュニケーションできるので、顧客をファン化させ、リピート率向上やさらなる見込み顧客へとリーチできる可能性があるのです。

 

  • ユーザーの意見・データを知ることができる

SNSを活用することで、ユーザーの率直な意見を知ることも可能です。

また、ユーザーのプロフィール欄や投稿内容から、どのような属性のユーザーが自社に興味を持っているのかを知ることができます。

SNSから得たユーザーの情報は、その後のSNSマーケティング施策や自社商品・サービスの開発に活かすこともできます。

 

  • 自社商品・サービスのブランディングができる

自社ブランドの世界観・価値観をSNSで発信することで、ユーザーに対して自社の印象やブランドイメージ向上へ繋げることができます。

ノウハウや最新情報を発信することで先端企業であるという信頼感を印象付けることができたり、ユーモアのある投稿で親近感を持ってもらえる可能性もあります。

競合他社との差別化を図る上でも、今や身近なツールとなったSNSでのブランディングを徹底することで自社を選んでもらえるようにしていきましょう。

5大SNSにおけるBtoB企業におすすめのPR方法

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ここからは各SNSごとに分けて、BtoB企業におすすめのPR方法を解説していきます。

Instagramを活用したPR

Instagramは、おしゃれな写真・動画が中心となっており、ビジュアル重視のブランディングに向いているSNSです。

ユーザーは若年層が多いため、BtoBよりもBtoCに向いていると考える方も多いですが、企業の世界観・価値観を視覚的に伝えることが効果的なアプローチになる場合もあります。

情報量の多いタイムラインにおいて文章での投稿は流し見されやすかったり、文章のみでは伝えきれないという場合も多くあります。

Instagramを活用して世界観を伝えることで親和性が高まり、競合他社との差別化の面でメリットとなる可能性があるのです。

 

下記投稿は、BtoB企業として知名度の高い大手製薬会社・ファイザー日本法人のInstagram投稿です。

社員の顔写真とインタビュー内容の要点が画像に分かりやすく入れ込まれており、ユーザーの目に留まる工夫がされています。

また、キャプションの最後には「記事は、ストーリーズハイライトの「メディア取材」からチェックいただけます👀」と記載されていました。

プロフィール画面中央に設定できるストーリーズハイライトに情報をまとめておくことで、メディア取材のサイトや情報にアクセスしやすくしている点も参考にしたいポイントです。

sns-btob-marketing-3.jpg画像:@pfizer_japan|Instagram

項目ごとにハイライトをまとめておくことで、Instagramの投稿で掲載しきれなかった企業情報も取りこぼさずに閲覧してもらえる可能性がぐっと上がります。

ファイザー日本法人【公式】のようにInstagramの機能を上手く活用して利便性を高めることは、企業の価値観・世界観をより分かりやすく、より理解してもらうために重要なポイントといえるでしょう。

関連記事

Instagramのハイライトを設定・並び換える方法

【かんたん図解】InstagramストーリーズにURLリンクを追加する方法

YouTubeを活用したPR

YouTubeは、動画を投稿・視聴できるSNSです。

また、YouTube広告は出稿スタイルが豊富なため、多方面への認知拡大やニッチな層へのリーチ力を高めることができるという点でメリットがあります。

近年TikTokの流行によって台頭したショートムービー形式の投稿スタイル「YouTubeショート」も登場し、新たな層への訴求力も増してきたことも特徴の一つです。

YouTubeでは長編動画のアップロードも可能ですので、他のSNSよりもより詳細に企業理念・イメージを伝えることが可能です。

例えば、企業の代表や社員がYouTubeで情報発信してブランディングを高める施策がおすすめのアプローチといえます。

 

下記投稿は、大手電気機器メーカー・オムロン株式会社のYouTube企業アカウントの事例です。

企業理念や社員メッセージ、ブランドイメージなどが分かりやすい投稿を定期的に行っており、情報量の多く理解しやすいアカウント作りができていることが分かります。


動画による解説によって、企業に対する親和性や信頼感アップを狙うことができますので、自社の商品・サービス、理念など見えづらい部分を可視化させたいという場合にはおすすめのSNSとなっています。

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[前編]人気ユーチューバーに聞くYouTubeマーケティングとウケる動画制作のコツ

[後編]人気ユーチューバーに聞くYouTubeマーケティングとウケる動画制作のコツ

Twitterを活用したPR

Twitterは、文章中心の発信に長けたSNSです。

SNSの中では最も拡散力が高く、情報拡散のスピードも速いため認知拡大に効果的なSNSといえます。

最近では画像・動画投稿の利便性も高まり、発信したい情報をさらに自由にアピールできるようになってきています。

若年層より30〜40代の利用者が最も多く、BtoBマーケティングで活用する企業も多く見られます。

上記のように、企業の取締役が企業名を開示し、自社サイトへの導線のある個人アカウント運用を行って、SNSマーケティングやスキルのノウハウを共有しフォロワーを集め、企業のブランディングに繋げている事例も多く見られます。

Instagramはコンテンツ内容重視でフォロワーが増えるというわれていますが、Twitterは「誰が発信しているか」がエンゲージメントを獲得する上で最も重要です。

したがって、社員自身がSNS上で影響力を持てるようなSNS運用を行っていく、もしくはビジネスインフルエンサーとタイアップしてPRしてもらうという方法が効果的であるといえるでしょう。

LINEを活用したPR

LINEは、1対1のトークなどクローズドなコミュニケーションが取りやすいSNSです。他のSNSと比較しても圧倒的にユーザー数が多く、日本では月間ユーザー数が最も多いSNSとして、圧倒的に高いリーチ力を誇っています。

そんなLINEをBtoBで活用するならば、

  • 拡張機能を利用してコンバージョンに繋げる
  • メルマガ配信の代替として定期的なメッセージ配信・タイムライン投稿を行う

上記2つのアプローチがおすすめです。

LINE公式アカウントのプロフィール画面には、問い合わせや商品・サービス詳細など利便性の高いコンテンツを自由に設定できるようになっています。

下記画像のように「サービスページ」から公式ホームページへとリンクさせることも可能です。

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画像:日本医療美容機器|LINE公式アカウント

下記画像の赤枠部分にあるメニューは、様々な情報のページを項目ごとに分けて整理することができます。

ユーザーはメニューを左右にスライドさせて項目を選択できます。

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画像:日本医療美容機器|LINE公式アカウント

多くの情報をまとめておくことが可能なので、少し興味を持った顧客でも様々な企業情報を得ることができるのです。

上記のようにLINE公式アカウントを活用することで、見込み顧客の購買意欲を高めていくことが可能に

その他にもメルマガ配信の代替として定期的なメッセージ配信・タイムライン投稿を行うことができる機能も備わっています。

LINEは他のSNSと比較するとクローズドなSNSではありますが、より親密なやり取りができるという点を活かした距離感の近いマーケティングが可能です。

TikTokを活用したPR

TikTokは、ショートムービーの投稿・視聴ができるSNSです。人気が加速した当初は主に10代など若年層がメインユーザーでしたが、近年では30~40代のユーザーが増加しています。

BtoB企業がTikTokを活用するメリットとしては、

  • TikTok投稿がストック資産として継続的にユーザーにリーチすることができる
  • 動画によるPRで具体的な使用イメージが湧きやすい
  • 参入障壁が低い

上記3点が挙げられます。

現段階では、他のSNSと比較してTikTokを活用している企業は少ない傾向にあるため、ユーザーの目に留まる動画作りをすることで多くのユーザーにリーチし、競合他社よりも認知度を高められる可能性があるのです。

また、YouTubeのような長尺動画より作成に手間がかからないため、他の業務との並行もしやすいのもメリットでしょう。

プロフィールにECサイト・ランディングページなどのURLを掲載できるため、コンバージョンも期待できますし、投稿はストック資産として販売促進に貢献してくれます。

下記投稿は、西新宿の警備会社・大京警備保障のTikTok投稿です。

普段の投稿は若年層でも楽しめるようなキャッチーでトレンド感のあるものばかりですが、そのような投稿によってフォロワーを徐々に伸ばし、その上でライブ配信によるセミナーを開催しています。

本事例のように訴求力が高まった状態で企業からの情報発信を行うことは効果的な方法です。

@dkykeibi_tokyo 大京警備保障社長×ながの社長 最強の2人の対談が実現‼️ 「有名企業アカウントに学ぶTikTokの今とこれから」 日時:10月5日 水曜日19時~ 場所:TikTok Live @ながの社長 ♬ Studiopolis Zone Act 1 From Sonic Mania - cynai


営業をより効率的に行いたい企業にとって、TikTok活用は非常に良いアプローチといえるでしょう。

まとめ

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今回は、BtoB企業が使えるSNSでのPR方法をご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

ご紹介したのは、

  • SNS広告活用のメリット
  • 5大SNSにおけるおすすめのPR方法

上記2点でした。

ぜひ本記事を参考に、SNS広告やおすすめの投稿方法を試してコンバージョン率・エンゲージメント率の高いSNS運用を行ってみてはいかがでしょうか。

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