Instagramで新規リーチが取れる「リールの使い方完全ガイド」を無料配布中！Instagram、Reelsの推奨尺を3分に延長 – アルゴリズム変更で長尺動画を後押し
ソーシャルメディアマーケターにとって、些細ながらも重要な変更点をお知らせします。
昨年5月、Instagramはニューヨークで開催したクリエイター向けイベントで、コンテンツのパフォーマンスを最大化し、動画のリーチを向上させるための様々なヒントを共有しました。
その際にInstagramが提示したスライドには、以下のような重要なポイントがまとめられていました。
画像 | Instagram Shares Reels Posting Tips at NYC Creator Event
このスライドからわかるように、1年も経たないうちに、Instagramは「90秒以上のReelsは避けるべき」と指摘していました。当時のInstagramによると、ユーザーは長尺のReelsにはあまり興味を示さず、そのため、広く推奨されることもなかったとのことです。
これは理にかなっているように思えましたが、今年1月、InstagramはTikTokに対抗する手段を模索し、TikTokが米国で禁止された場合に備えてTikTokクリエイターの受け皿となる可能性を探る中で、Reelsの長さを最大3分に延長しました。
当時、Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏は次のように説明しています。
「本日より、最大3分間のReelsをInstagramにアップロードできるようになります。これまで、Reelsは90秒まででしたが、それはInstagramを長尺動画ではなく、短尺動画に焦点を当てたいと考えていたからです。しかし、多くのクリエイターの皆様から、90秒では短すぎるというフィードバックを多数いただきました。そのため、この制限を3分に引き上げることで、皆様が本当に伝えたいストーリーを伝えられるようになることを願っています。」
つまり、今ではユーザーは長尺のReelsでも問題ないということでしょうか？
そして本日、ニューヨークで開催された最新のクリエイターイベントで、Instagramは以下の情報を共有しました。
画像 | Instagram Shares Reels Posting Tips at NYC Creator Event
これは昨年共有されたリストと全く同じですが、1点だけ変更があります。それは、「3分以上のReelsは投稿しない方が良い」という点です。
厳密に言うと、これはInstagramのアルゴリズムによる推奨に関するもので、昨年は90秒を超えるReelsは推奨されていませんでしたが、現在は推奨されています。その意味では、このアドバイスは理にかなっていますが、Instagramがこれをユーザーの好みの問題として捉えようとしていたのに対し、実際にはInstagram自身の意向によって左右されているという点が、滑稽に感じます。
Instagramは現在、他のアプリとの競争力を高めるために、ユーザーに長尺のコンテンツを投稿してほしいと考えています。そのため、長尺の動画は問題ないということになりましたが、それは視聴者の需要や好みとは全く関係ありません。
これは、アプリ自身が何を増幅するかを選択することによって、トレンドや変化を決定づけているということを改めて思い出させてくれます。そして、それはコンテンツ自体と同じくらい大きな影響力を持つことがよくあります。
アプリの最新の意向に沿うことが最善策と言えるでしょう。
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