
YouTubeの活用は、マーケティングにおける非常に効果的な手段の一つです。
特に、人気ユーチューバーにPRを依頼するタイアップ動画は、幅広い層への拡散力と訴求力に優れており、YouTubeを活用する王道のマーケティング手法といえます。
しかし中には、
- 「ユーチューバーにPRを依頼する手順は?」
- 「ユーチューバーに依頼する際にかかる費用は?」
- 「ユーチューバーに依頼する際に気をつけるべき点は?」
というように、さまざまな疑問や悩みを持つマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ユーチューバーにタイアップ動画でのPRを依頼したい方に向けて、
- ユーチューバーにPR依頼するメリット
- PRを依頼するまでの流れや方法
- PR依頼する際の費用・料金相場
- キャスティング会社のおすすめ5選
- PRを成功させるためのポイント・注意点
などを網羅的に解説します。
ユーチューバーによる実際のPR(企業案件)事例も紹介していますので、施策の参考としてお役立てください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
ユーチューバーにPR依頼するインフルエンサーマーケティング(企業案件)とは
人気ユーチューバーにPR依頼する施策は、企業の「インフルエンサーマーケティング」に分類されます。
YouTubeで活躍するインフルエンサー=ユーチューバーの人気や発信力、企画力を商材のプロモーションに活かしてもらうことができるので、認知拡大や売上アップ、集客などに効果的です。
なお、一般的にユーチューバーは、PR依頼のことを「企業案件」と呼び、投稿されたPR用動画は「タイアップ動画」「案件動画」などと呼ばれます。
インフルエンサーとユーチューバー(YouTuber)
インフルエンサーとは、SNSの情報発信を通じて多くの人々に影響力を持つ人のことを指し、主に活動するプラットフォームによって、「ユーチューバー」「インスタグラマー」「ティックトッカー」などと呼ばれます。
中でもユーチューバーは、世界最大の動画プラットフォームであるYouTubeで継続的に動画発信している人を指し、動画再生で得られる広告収入を主な収入源としています。
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーに自社の商品やサービスをPRしてもらうマーケティング手法を「インフルエンサーマーケティング」といいます。
ユーチューバーとのインフルエンサーマーケティングでは、動画の視覚と聴覚情報を活かした体験性の高いレビューコンテンツで、商材の魅力を詳しく発信することが可能です。
また、ユーチューバーは、従来のテレビタレントや芸能人よりも、消費者に近い目線を持つ存在として人気を獲得しています。
よって、タイアップ動画は視聴者の共感を生みやすく、ブランドの認知拡大はもちろん、消費行動を促すことにも期待できるでしょう。
なお、インフルエンサーマーケティングの基礎を学びたい方には、以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
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ユーチューバーにPRを依頼するメリット
ユーチューバーにPRを依頼するインフルエンサーマーケティングには、次のようなメリットが挙げられます。
1. 人気ユーチューバーの膨大なファンにPRすることで話題獲得に
人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングの最大のメリットは、抱えている多くのファンに自社製品やサービスの情報を届けられる点です。
数十万人~数百万人という大規模なフォロワーにブランドやサービスの理解を深めてもらうことができ、InstagramやX(旧Twitter)など、別媒体での口コミ発信による二次拡散=話題獲得にも期待できます。
2. 顧客層のターゲティングがしやすい
YouTubeでのインフルエンサーマーケティングでは、PRしたいジャンルに応じて、さまざまな客層にターゲティングがしやすい点も大きなメリットです。
例えば、ファッション情報を発信するユーチューバーには、お洒落や流行に敏感なファンが多いため、最新のファッションアイテムをPRしたい場合に、ニーズとマッチした情報を届けることができます。
いかに商材と相性の良いユーチューバーを起用できるかが、マーケティングの無駄をなくし、費用対効果を高めることにつながるでしょう。
3. 動画制作のプロにタイアップ投稿を任せることができる
ユーチューバーの多くは、プロの動画クリエイターでもあるため、質の高いタイアップ動画に期待することができます。
また、視聴者の関心を引くアイデアや企画力も備えているため、商材に合った最適なアプローチで、PRに貢献してもらえるでしょう。
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4.長尺動画で多くの情報を届けられる
テレビCMやSNSの広告動画は、長くても数分ほどですが、YouTubeでのタイアップ動画は、基本的に時間に制限がなく、商品やサービスの丁寧な解説が可能になっています。
また、映像コンテンツだからこそ伝わる臨場感や、テロップ、ナレーションなど、伝えられる情報量の多さもYouTubeならではのメリットです。
ユーチューバーにPR依頼する際の費用・料金相場
次に、実際にユーチューバーにPR依頼する際の費用・料金相場について解説します。
見積もりの具体例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ユーチューバーへPRを依頼する費用相場はフォロワー単価2円~5円
一般的に、ユーチューバーにPR依頼する際の費用相場は、1投稿あたり「フォロワー数×2~5円」と言われています。
たとえば、フォロワー数が5万人のユーチューバーにPR依頼する場合は、10万円~25万円が費用相場ということになります。
ユーチューバーの情報発信力に比例して費用も大きくなるというシンプルな費用算出方法です。
ユーチューバーのもつフォロワー(チャンネル登録者)1人当たりの単価を「フォロワー単価」と呼び、ユーチューバーマーケティングの費用は一般的にフォロワー単価によって算出されます。
このフォロワー単価の相場については、Business Insider Japanが複数企業に対して行った取材によると、以下のような回答が得られています。
複数企業に取材すると、案件やフォロワー数、投稿内容によって大きく変わるが、広告費の相場は「1フォロワー=3〜4円」「1フォロワー=2~3円」という回答が寄せられた。
なお、
- チャンネル登録者数が数百万人規模のトップユーチューバー
- チャンネル登録者数が数万人規模の一般的なユーチューバー
ではフォロワー単価が変動します。
特に前者の場合は、一回の起用で数百万円~数千万円の費用が必要になるケースもあります。
ユーチューバーがインフルエンサー事務所に所属している場合には、フォロワー単価やユーチューバーのキャスティング費用について、確認してみるといいでしょう。
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【パターン別】ユーチューバーにPRを依頼する際の見積例
よりイメージしやすくするため、ユーチューバーにPR依頼する際の見積例を、特に需要の高い「商品ギフティング」と「現地訪問」のケースで紹介します。
商品ギフティングの場合
「商品ギフティング」は、商品をユーチューバーに送って体験してもらい、レビュー発信を通じてPRする方法です。
相性の良いジャンルには、物販、お取り寄せグルメ、アプリ、デジタルサービスなどが挙げられます。
例えば、以下の条件のとき、
- ユーチューバーチャンネル登録者数:5万人
- キャスティング人数:3名
- フォロワー単価:2円
- YouTube動画投稿1回
見積金額は、5万人 x 3名 x 2円 =30万円となります。
現地訪問の場合
「現地訪問」は、ユーチューバーに店舗や観光地、イベントなどに来てもらい、現地で体験した感想を通じてPR発信する方法です。
相性が良いジャンルには、実店舗販売、観光地、ポップアップイベントなどが挙げられます。
例えば、以下の条件のとき、
- ユーチューバーチャンネル登録者数:5万人
- キャスティング人数:3名
- フォロワー単価:2円
- YouTube動画投稿1回
見積金額は、5万人 x 3名 x 2円 =30万円となります。
そして、現地訪問の場合はさらに
- 「インフルエンサーの時間拘束費用」
- 「交通費」
- 「宿泊費」
- 「アクティビティ費」
なども加算されます。
したがって、上記例の場合は、35~40万円前後の金額イメージとなるでしょう。
依頼する施策内容によって費用が変わることに注意しよう!
今回は、シンプルな見積例を紹介しましたが、
- 他SNS(Twitter、Instagramなど)での追加投稿
- ライブ配信による商品セールス
- 新商品の監修・コラボ
- ブログ記事の執筆
など、ユーチューバーに依頼する施策内容によって費用は変動します。
どのくらいの費用(フォロワー数)を見込んでおくべき?
インフルエンサーにPR依頼する際の費用は、一概には言えませんが、弊社の体感では、フォロワー数50万人を超えるインフルエンサーであれば、確実に効果を実感していただける企業が多い印象です。
ある程度の発信ボリュームを確保することで、情報を届けられるユーザーの幅が広がるため、PR施策のインパクトを生み出しやすくなります。
また、フォロワー数以外にも、
- 商材と親和性の高いインフルエンサーを選定する
- インフルエンサーが不正なフォロワー買いをしていない
- インフルエンサーの過去実績データから高い成果を見込める
といった条件をクリアしていることが重要です。
人気ユーチューバーにPRを依頼するまでの流れ
続いて、実際に人気ユーチューバーにPRを依頼するまでの流れを見ていきましょう。
1.自社ターゲットと親和性の高いユーチューバーを選定する
まず初めにするべきことは、起用するユーチューバーの選定です。
選定する際の基準には、自社商材・ターゲットとユーチューバーの親和性が挙げられます。
たとえば、自社商材が20代女性へ向けた化粧品だった場合、起用するユーチューバーの条件は、
- 20代女性のフォロワーが多い
- 美容・コスメへの興味が強いフォロワーが多い
となります。
女性アイドルのファンに男性が多いように、ユーチューバーの属性とフォロワーの属性は必ずしも一致しません。
ユーチューバーのファンの属性(フォロワー属性)をあらかじめ確認した上で、自社商材・ターゲットと相性の良いユーチューバーを選定しましょう。
2.ユーチューバーに依頼(条件交渉)する
起用したいユーチューバーを選定したら、実際にコンタクトを取り、依頼と条件交渉を行うことになります。
報酬やスケジュール、動画内容など、様々な条件をしっかりと取り決め、必要に応じて交渉を行いましょう。
大切なのは、後にトラブルや大きな変更が起きないようにすることです。
- 動画内容の詳細
- 公開スケジュール
- いつまでに商品が届くか
- 下書きチェックはいつか
など、事前に細かな点まで決めてから、正式に依頼しましょう。
3.ユーチューバーに製品やサービスを体験してもらう
依頼したユーチューバーに、宣伝したい製品やサービスを体験してもらいます。
ユーチューバーが実際に製品やサービスを体験し、仕様や特徴を把握することがPRの説得力につながります。
また、SNSの発信では、いかに共感を生み出せるかもポイントになるため、「製品に込める想いやストーリー」の部分も、ユーチューバーに伝えておきましょう。
4.ユーチューバーが制作した動画を確認・投稿
ユーチューバーの動画制作が完了したら、出来上がった動画をチェックします。
動画内容に不備や間違いがないか、製品やサービスが視聴者に魅力的に伝わるか、しっかりと確認しましょう。
動画は制作に大きな労力が必要となるため、なるべく撮り直しが無いように事前に内容をすり合わせておくことが重要です。
また、ステマだと思われないように、タイアップの関係性が明示されていることも忘れずに確認しましょう。
全てのチェックが完了したら、ユーチューバーに動画を投稿してもらいます。
5.効果測定
動画を公開して一定期間が経過したら、ユーチューバーから動画のアナリティクスデータを提供してもらいます。
動画のパフォーマンスを分析することで、次回以降の施策の改善策を探ることが大切です。
動画の視聴数以外に、ECサイトやホームページへの遷移数、動画経由の商品購入数など、さまざまなデータをもとに成果測定を行いましょう。
ユーチューバーを複数起用している場合では、どんなユーチューバーと自社ブランドの相性がよいか、どのようなコンテンツ内容が話題になりやすいかなどを判断する指標にもなります。
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人気ユーチューバーにPRを依頼する3つの方法とメリット・デメリット
人気ユーチューバーに自社製品やサービスのPRを依頼する方法には、
- ユーチューバーへ直接依頼
- ユーチューバー検索プラットフォームの活用
- ユーチューバーキャスティング会社/事務所への依頼
という3つの方法が挙げられます。
以下、それぞれの方法のメリットとデメリットを解説します。
1. ユーチューバーへ直接依頼
1つ目の方法は、企業から直接ユーチューバーに連絡してコンタクトを取る方法です。
メリット
ユーチューバーに直接依頼すると、仲介業者がいない分費用を安く抑えることができます。
また、間に第三者を挟まないため意思疎通がしやすく、ユーチューバーにPRの意図をスピーディーに伝えられる点もメリットです。
デメリット
商材と親和性の高いユーチューバーの選定と依頼、スケジュール管理、投稿ディレクション、下書きチェック、ステマ防止、トラブル発生時の対応など、すべての業務を自社で行う必要があります。
また、社内にノウハウが無い場合に、成果が出しづらいだけでなく、炎上のリスクも高まるため注意が必要です。
こんな人におすすめ
ユーチューバーに直接依頼する場合は、自社にユーチューバーマーケティングについてのノウハウと人的リソースが十分にある場合におすすめです。
2.ユーチューバーマッチングプラットフォームの活用
2つ目の方法は、ユーチューバーマッチングプラットフォームを活用する方法です。
メリット
プラットフォーム上で登録しているユーチューバーを検索出来たり、高機能な分析ツールを活用できる点が魅力です。
自社と親和性の高いユーチューバーを見つけやすく、プラットフォーム上でPR依頼や投稿の確認が行えるなど、便利な機能を備えています。
デメリット
基本的には直接依頼の場合と同様に、自社で選定・依頼・商品発送・インフルエンサーマネジメントなどを行う必要があるため、ある程度のノウハウと人的リソースが必要になります。(オプションで案件サポートをしてくれるサービスもあります。)
また、月額あるいは年額でプラットフォーム利用料が必要になる場合が多いため、別途予算の確保も必要です。
こんな人におすすめ
過去、ユーチューバーにPRを依頼したことがあり、自社にユーチューバーマーケティングについてのノウハウと人的リソースをある程度持っている場合におすすめです。
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3. ユーチューバーキャスティング会社/事務所への依頼
3つ目の方法は、ユーチューバーキャスティング会社/事務所に依頼する方法です。
メリット
ユーチューバーキャスティング会社/事務所は、さまざまなジャンルで活躍する人気ユーチューバーが所属しており、過去のPR実績が豊富です。
よって、自社ターゲットや商材と親和性がよく、高い成果が期待できるユーチューバーを選定・紹介してもらえる点が魅力です。
また、企画立案、インフルエンサー管理、商品発送、投稿ディレクション、ステマ防止、効果分析レポートなどでプロのサポートが受けられるため安心感があります。
デメリット
プラットフォームを通した場合と同様、ユーチューバーキャスティング会社が自社とユーチューバーの間に入ることになるため、直接コンタクトを取る方法よりもコストは高めになります。
また、自社の施策イメージをズレなくユーチューバーに伝えられるように、PR内容をあらかじめ丁寧にすり合わせておく必要があります。
こんな人におすすめ
YouTubeに関する豊富な知識と実績データをもっており、効果的な施策実施からトラブル対策・対応などYouTubeのプロからの手厚いサポートが受けられるため、自社にノウハウや人的リソースが無い場合でもおすすめです。
キャスティング会社のおすすめ5選
起用するユーチューバーの選定やマネジメント・動画の企画立案には専門のノウハウが必要になるため、多くの企業はキャスティング会社に依頼してYouTubeでのプロモーションを実施します。
本項で、YouTubeでのプロモーション施策におすすめのキャスティング会社5社をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Find Model
画像:Find Model
Find Modelでは、インフルエンサーマーケティングにまつわる全てのサービスをワンストップで提供しています。
これまで担当したインフルエンサーマーケティングのプロジェクトは、16,500件以上。豊富な経験を基に、最新トレンドや業界ノウハウを取り入れたディレクションを行っているのが特徴です。
特に、キャスティングの際には、専門チームが過去のPR実績・ユーチューバーの視聴者層を考慮し、企画や商材に適切なインフルエンサーをピックアップしてくれます。
効果的な企画立案・最適なインフルエンサーの起用・細やかなディレクションによって、プロモーションの効果を最大限まで高められるため、クライアントの満足度も高く、企業案件数は年々増加しています。
株式会社エビリー
画像:株式会社エビリー
株式会社エビリーの特徴は、国内最大級のYouTubeデーターベース "kamui tracker"を活用したインフルエンサーマーケティングです。
kamui trackerでは、国内で2016年以降に実施された10万件以上のYouTuberタイアップについて、動画データを保持しています。
業種も美容、ゲーム、食品、家電、おもちゃ、アプリ、ファッションなどさまざまであり、競合や類似企業の事例を自社のタイアップ施策に活用することで、効果的なプロモーションが実施可能です。
株式会社エイスリー
画像:株式会社エイスリー
株式会社エイスリーは、「タレントドリブンマーケティング」を提唱しており、世界の才能をつなぐプロフェッショナルとして長年培ってきたキャスティング業務のノウハウ、経験、実績を凝縮した、包括的なマーケティングソリューションをが強みです。
マーケティングプランと親和性の高いタレント(才能)を戦略的に起用することで、企業の事業成長に貢献しています。
株式会社BitStar
画像:BitStar Agent (ビットスターエージェント)
株式会社BitStarは、100万人以上のインフルエンサーネットワークと累計10,000超の案件実績を誇るインフルエンサーマーケティング会社です。
独自のインフルエンサーデータベースで、事前に依頼候補を検索することができるので、丁寧にインフルエンサーを選定することができます。
株式会社GOLD CAST/ゴールドキャスト
株式会社ゴールドキャストは、芸能人・モデル・スポーツ選手など、5,000件以上の豊富なキャスティング実績を持つ会社です。
オンラインオーディションやキャスティング後のCM・広告制作等も対応可能であり、YouTube以外の映像広告全般も依頼することができます。
芸能人の起用が初めてという方にもおすすめです。
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ユーチューバーへのPR依頼を成功させるためのポイント・注意点
続いて、ユーチューバーへのPR依頼を成功させるためのポイント・注意点を解説します。
YouTubeマーケティングの成果に大きく影響を及ぼす内容ですので、しっかりと確認しましょう。
フォロワー属性を確認する
自社のターゲット属性とユーチューバーのフォロワー属性がズレていると、PR施策の効果が十分に発揮されません。
ユーチューバーの特徴だけでなく、視聴するファンの年代や性別、趣味嗜好などを必ず想定し、商材との親和性にこだわってキャスティングしましょう。
フォロワー買いをしていないか確認する
「フォロワー買い」は、金銭でフォロワーを購入する行為であり、あたかもたくさんのファンがいるように見せかける水増し行為です。
フォロワー買いをしている偽インフルエンサーは、PRしてもエンゲージメントを得られず、マーケティング効果が極めて低くなります。
コメント数やその内容までしっかりと確認し、しっかりとファンからエンゲージメントを獲得できているユーチューバーに依頼しましょう。
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ステルスマーケティング(ステマ)防止に努める
「ステルスマーケティング」とは、企業がユーチューバーに報酬(宣伝関係)を隠したまま宣伝させ、あたかもユーチューバーが自発的におすすめしているように見せかける行為です。
ステルスマーケティングが発覚した場合、ユーチューバーも依頼している企業も大きく信頼を失うことになります。
タイアップ動画は、必ず企業案件であることがわかるように明示し、ステマで炎上することがないように徹底しましょう。
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ユーチューバーのセンスを信頼し過度な指示・ディレクションは控える
企業から注文や指示が多くなると、ユーチューバー本来の魅力が表現できず、視聴者から評価が低いPR動画を作り上げてしまうことになりかねません。
人気ユーチューバーは、すでに多くのユーザーから高い評価を受けている動画・企画のプロであるため、センスや技術を信頼し、過度な指示・ディレクションは控えるように注意しましょう。
人気ユーチューバーを起用したPR動画の成功事例
最後に、人気ユーチューバーを起用したPR動画の成功事例をご紹介します。
日本コカ•コーラ株式会社×きまぐれクック
動画:巨大ザメと大量のカニで作るまさかの料理とは!?|YouTube
YouTubeチャンネル:きまぐれクックKimagure Cook
上記は、「日本コカ•コーラ株式会社」と、魚さばき系ユーチューバーの「きまぐれクック」さんによるタイアップ動画です。
同社が手掛ける緑茶ブランド「綾鷹」のおにぎり店「綾鷹屋」をPRする内容になっており、巨大ザメと大量のカニをさばいておにぎりを作るという同チャンネルらしい企画で注目を集めました。
作ったおにぎりは、実際に期間限定メニューとして店頭で販売されており、話題性と集客に大きく貢献したことがうかがえます。
また、本事例でPRした「綾鷹屋」は、期間限定営業の店舗ということもあり、瞬発的なプロモーション効果が期待できるユーチューバーマーケティングと好相性であったといえるでしょう。
Naturecan株式会社×ひなちゃんねる
YouTubeチャンネル:ひなちゃんねる / Hinata Kato
上記は、英国発のグローバルウェルネスブランド「Naturecan」と、ダイエット・美容系ユーチューバー「ひなちゃんねる」さんのタイアップ動画です。
動画は、3日間の朝ごはんメニューを紹介する内容になっており、人気ユーチューバーのプライベートな一面を見れる企画を選んだことで、ファンの視聴意欲を掻き立てています。
また、愛用している商品ラインナップを自然な流れで紹介しており、愛着が気持ちがこもっていることで、説得力のあるPR動画に仕上がっていました。
そして動画の最後には、お得なクーポンコードも周知しており、認知効果に加えてしっかりと売上向上の成果も得ていることがうかがえるでしょう。
ファミリーマート×エガちゃんねる EGA-CHANNEL さん
動画:とうとう、あのコンビニに呼び出されました|YouTube
YouTubeチャンネル:エガちゃんねる EGA-CHANNEL
上記は、お馴染みのコンビニエンスストア「ファミリーマート」と、大人気YouTuberでお笑い芸人の「江頭2:50」さんのタイアップ動画です。
動画は、エガちゃんねるとファミリーマートのコラボ商品として、新作のポテトチップスを開発・販売する企画になっており、コラボ経緯や、ファミリーマート社員の本音など、 視聴者の興味関心を刺激する構成になっています。
商品開発を行う江頭さんの普段は見られないシーンが盛りだくさんで、25分という長尺を感じさせない仕上がりです。
視聴者からは、「完売で買えなかった」といったコメントが寄せられており、コラボ商品のPR効果が絶大であったこともうかがえました。
まとめ
今回は、ユーチューバー(YouTuber)へのPR依頼の流れや費用相場、成功のポイントを解説いたしました。
インフルエンサーマーケティングの中でも、YouTubeでのタイアップPRは、商品に関する詳細なプロモーションに適しています。
新商品や期間限定のイベントなど、瞬間的に話題性の獲得や売上向上につなげたい場合には、ぜひユーチューバーを起用したPR施策を検討してみていかがでしょうか?
YouTubeでの施策も含め、インフルエンサーマーケティングについてのご相談は、「Find Model」にお気軽にお問い合わせください!
お気軽にご相談ください


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