TwitterやInstagram をはじめとするSNSサービスでアカウントを持っていることが当たり前にもなった現代において、時に"SNS疲れ"を感じるユーザーも増えているのではないでしょうか。
もちろんSNSは活用することで多くのメリットが得られますが、投稿への批判や「いいね」やフォロワーの数字など、SNSに関して思い悩むことも時たまあるでしょう。
そんな"SNS疲れ"を感じたユーザーから今注目されているのが、"癒されるやさしいSNS"として話題の「GRAVITY(グラビティ)」です。
ではいったい、どんな点が"癒される" "優しい"と言われる理由なのでしょうか。
本記事では、「GRAVITY(グラビティ)」の特徴や使用方法などをご紹介していきます!
SNSを活用していきたい方や、新しいSNSにご興味のあるという方は是非最後までご一読ください。
目次
優しいSNS 「GRAVITY(グラビティ)」とは?
GRAVITY(グラビティ)はTwitterやInstagramをはじめとするSNSサービスと同じく、文章や写真を投稿し、他ユーザーからいいねやコメントをもらうことができるSNSサービスです。
チャットや音声通話を行うことも出来ます。
では一体どんな点が他のSNSサービスとは違うのでしょうか。
順番に特徴を見ていきましょう。
匿名性が高い
GRAVITY(グラビティ)の特徴としてはまず、匿名性が高いことが挙げられます。
アプリ内で設定するアイコンは、もともと指定された数種類の中からしか選ぶことができないため、自身の写真や画像を使用することができません。
上記の点から自身と他者アカウントの区別があまりつかないという特徴があり、プロフィールから格差が生じません。
アカウントから分かる情報が少ないことで、性別・年齢・出身・職業にこだわりなく純粋に会話を楽しむことができます。
また、他ユーザーから検索されないように設定することも出来るため、既にフォローしているユーザー以外と繋がらないという選択をすることも可能となります。
一期一会を楽しむことができるアプリではありますが、"SNS疲れ"を感じたユーザーにとって上記の設定はサービスに対して安心感を感じられるポイントとなるでしょう。
フォロイー・フォロワーの数字が表示されない
GRAVITY(グラビティ)ではフォロイー数・フォロワー数が表示されない仕組みとなっています。
自身のアカウントを表示させたときには表示されますが、公開されるように設定しない限り他ユーザーから自身のフォロイー・フォロワー数は確認できない仕組みとなっています。
他ユーザーが誰をフォローしているか、また、誰にフォローされているかといった情報も分からないことでユーザーの関係性が見えにくく、安心感や信頼感に繋がっていることが分かります。
また、フォロイー・フォロワー数の比率「FF比」といった数字を気にする必要もなく、自分の「いいね」を他ユーザーに閲覧されることもないため、気軽にフォローやいいねを行うことができます。
「他ユーザーからどう見られるか」を一切気にせず楽しめるサービスであると言えるでしょう。
投稿をアプリ内で拡散できない
GRAVITY(グラビティ)にはTwitterでいうリツイートのような仕組みがありません。
そのため、投稿を「バズらせる」ことや知名度を上げることを目的として利用するユーザーがいないのも、気楽にサービスを利用できる理由となっているでしょう。
いいねやリツイートといった数字に固執して投稿を行うことが無いため、純粋にサービスを楽しむことができます。
また、違う意見を持ったユーザーから批判が殺到するといった心配も少ないため、他のSNSよりも安心して投稿を行うことができるのもポイントですね。
「GRAVITY(グラビティ)」の使い方や機能
では、実際の使い方や主な機能としてどんなものがあるのかをご紹介していきます。
GRAVITY(グラビティ)の始め方
GRAVITY(グラビティ)はApp Store/Google Playからダウンロードすることができます。
ダウンロードしたらまず、登録を行いましょう。
ご自身の登録しやすい方法でアカウントを作成したら、ニックネーム・生年月日・性別を設定します。
2023年4月現在は、生年月日は他ユーザーに公開されない仕組みとなっています。
次に、アイコンを選択します。
先述した通り、GRAVITY(グラビティ)では既存のシンプルなイラストからアイコンを選択するシステムとなっていますので、自身のイメージに合うイラスト・カラーを設定しましょう。
また、”趣味タグ”の設定も行うことができます。
"音楽" "ファッション"などの既存のタグ以外にも、自身でタグを作成することも可能となっています。
趣味タグはプロフィールに表示される仕組みとなっていますので、共通の趣味を持った仲間と繋がりたい際はぜひ活用していきましょう。
性格診断テスト
GRAVITY(グラビティ)にはアプリのモチーフである宇宙に関連した性格診断が用意されています。
年齢や性別といったカテゴライズよりも、本当に気の合う仲間を見つけることを目的としたアプリとなっていることから、相性のよいユーザーを優先的に表示させる狙いがあるのではないかと推測されます。
表示されるいくつかの質問に答えると、「外的性格」と「内的性格」の2つの診断結果が出ます。
「外的性格」はプロフィールに表示され、フォロー外の他ユーザーからも閲覧できますが、「内的性格」は自分と相互フォロワーのみは閲覧できる仕組みとなっています。
上記の診断は登録時の一度きりしか受けることができないため、正直に直感的に答えるようにするとよいでしょう。
外的性格、内的性格はそれぞれ下記の9種類から判断されるようです。
- 創造者
- 反逆者
- リーダー
- 守護者
- 魔術師
- 賢人
- 愛する人
- ヒーロー
- お調子者
投稿する
プロフィールや性格診断が終わったら投稿を作成してみましょう。
マイページにある「+」をタップすることで投稿を行うことができます。
1,000文字以内のテキスト、画像、動画、ハッシュタグ、音楽(Spotifyに連携されています)、音声などの投稿を行うことが可能です。
また、独自の絵文字も入力できるようになったので、より感情を表現しやすくなりました。
投稿の公開設定は"全体公開" "フォロワーのみ" "友達(相互フォロワー)のみ"の3種類から選択することができます。
公開できる範囲を選択することで安心感を持ってクローズドな発信が行えることも「優しいSNS」と言われることの理由ではないでしょうか。
探索機能
GRAVITY(グラビティ)では、自分と相性の良い・趣味の似た他ユーザーを見つけるための様々な機能があります。
・話題を提案することでつながることのできる"星と交信"機能
・共感度の高いユーザーをアプリが勝手に見つけてくれる"星の予報"機能
・興味のあるジャンルから探索できる"宇宙探索"機能
・匿名で通話を行える"宇宙通話"機能(「通話券」が必要となる)
以下のような様々なアプローチから自身でユーザーを探索するほか、"音楽の星" "ゲームの星"といった共通の話題で集まったグループのようなものに参加することで他のユーザーとつながることも可能です。
また、Twitterの検索機能のように、キーワードやハッシュタグを指定してユーザーを検索することも出来ます。
多方面のアプローチから他ユーザーとつながりを作れる点も、GRAVITY(グラビティ)ならではの魅力ではないでしょうか。
メッセージ送信
ゆるくつながることで知られているGRAVITY(グラビティ)ですが、メッセージ機能でDMを送ることができます。
送信者と受信者以外は閲覧することができず、相互フォローの関係でないと送信できません。
テキストメッセージのほか、写真の送信にも対応しています。
仲良くなったユーザーとやりとりをしたい場合、活用していきましょう。
音声ルーム機能
GRAVITY(グラビティ)には音声のグループチャットを行える音声ルーム機能が存在します。
共通の話題に沿って集まったユーザーたちで会話を楽しむことができます。
GRAVITY(グラビティ)の公式Twitterでは「音声ルーム紹介」として、様々なジャンルの音声ルームのトピックと開催日時を紹介しています。
音声ルームに入ってもマイクをオンにして通話をする必要はなく、他の人の話を聞くだけでもOKとなっていますので、まずは興味のある分野の音声ルームに入ってみましょう。
利用しているユーザー層は?
「優しいSNS」としても人気なGRAVITY(グラビティ)ですが、アプリ起動ユーザー数を見てみると、リリース直後の2021年5月に37.8万人と急増して以降、2021年9月から2022年1月にかけてユーザー数が20万人弱に落ち着いていました。
しかし、そこからユーザー数は緩やかに増加し、2022年9月には30万人まで増えているようです。
また、2021年10月〜2022年9月の1年間の調べでは、男女比はほぼ1:1である一方、年代では20代の割合が53.6%と、20代の利用者が半数を占めていることが分かりました。
加えて、アプリごとの「月平均アプリ起動日数」を比較してみると、Instagram、 Twitterは15日であるのに対し、GRAVITYの起動日数は9日と少ない傾向にあるようです。
上記の結果から、TwitterやInstagramといったSNSの使用に慣れ親しんでいる若者が匿名性や安心感を持って楽しめる新しいSNSとしてGRAVITY(グラビティ)を活用しているのではないかと推測することができました。
まとめ
以上、"優しいSNS"「GRAVITY(グラビティ)」の特徴や使用方法などをご紹介しましたが、いかがでしたか。
今もなおTwitterやInstagramをはじめとする主要SNSのシェア数は高いですが、ユーザーのニーズによって今後は様々なSNSが使い分けられていくことが予測されます。
ターゲットを絞ってSNSマーケティングを行う際には主要SNS以外での発信が効果的になる場合もありますので、今後も新しいSNSサービスに注目していきましょう。
また、主要SNSを含むSNSでのアカウント運用やマーケティングにお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
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