SNSが普及した現代では、日本のインターネット利用者のうち約8割が何かしらのSNSを利用していると言われています。
そのため、企業は多くのユーザーにアプローチできるマーケティングツールとしてSNSを積極的に活用しており、認知拡大やブランディング、売上増加に役立てています。
そこで本記事では、SNSの中でも特にユーザー数が多い、
- X(旧Twitter)
- TikTok
- YouTube
- LINE
といったサービスの特徴やユーザー数、年齢層をご紹介していきます。
また、各SNSのマーケティングツールとしての使い方も解説しているので、ぜひ本記事を参考に今後のマーケティングにお役立てください。
目次
SNSって何?
Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略であるSNSは、コミュニケーションプラットフォームとして作られたネットワークサービスです。
企業のホームページやブログよりもユーザーと近い距離でコミュニケーションを取れることが大きな特徴であり、従来の掲示板やメールなどで行われていたコミュニケーションは、現在ではSNSによって代替されています。
また、SNSは気軽に双方向コミュニケーションを取れることも特徴で、投稿に対して「いいね!」や「シェア」ができることも魅力といえるでしょう。
SNSごとの特徴・使い方・ユーザー数の比較
数あるSNSの中でも、
- X(旧Twitter)
- TikTok
- YouTube
- LINE
といったサービスは、日本国内に多くのユーザーを抱える人気SNSであり、「6大SNS」とも言われています。
マーケティングツールとして導入する前に、上記サービスのそれぞれの特徴や使い方、利用するユーザー数を見ていきましょう。
Facebook(フェイスブック)
国内月間アクティブユーザー数:約2,600万人(2019年7月時点)
全世界月間アクティブユーザー数:約29億9,000万人(2023年4月時点)
Facebookは世界最大のSNSと呼ばれ、ビジネスには必要不可欠な存在として捉えられています。
国内でも月間約2,600万人のユーザーがFacebookを活用しており、実名制を採用していることから信頼性が高く、ビジネスシーンで利用での利用が多いことが特徴です。
また、X(旧Twitter)やInstagramと比較すると、30代〜40代以上の利用者が多いことも分かっています。
Facebookの使い方
Facebookは撮った写真や思ったことを投稿できるだけでなく、
- 投稿のシェア
- イベントの作成
- Facebook内のメッセージでやり取り
など多くの機能があります。
多くの企業はFacebookを広告媒体として利用しているほか、社内の共有掲示板としても活用しています。
また、イベント情報や採用情報、社内の紹介として利用している企業もあります。
X(旧Twitter)
国内月間アクティブユーザー数:約4,500万(2017年10月時点)
全世界月間アクティブユーザー数:約5億4,000万人(2023年7月時点)
140字までの短い文章を投稿できることが特徴のX(旧Twitter)は、リアルタイム性が高い特徴があることから情報収集ツールとして幅広い年齢層から利用されています。
特に20代と30代にアクティブユーザーが多いため、消費の中心世代に対するリーチやトレンドのリサーチに適したマーケティングツールといえるでしょう。
匿名でアカウント作成できるほか、複数のアカウントを保持することも可能であり、爆発的な拡散力が魅力のSNSです。
X(旧Twitter)の使い方
X(旧Twitter)は以下のような使い方があります。
- 調査や分析のマーケティングツール
- 製品やサービス、イベント情報等のPR
- キャンペーンや新製品情報の告知
- コミュニケーションを通してブランド力やロイヤリティの向上
- ユーザーへの直接的なサポート
まず、X(旧Twitter)は幅広い年齢層に利用されていることから調査・分析ツールとして利用することができます。
また、Facebookと同様に広告の媒体として使うこともでき、企業のブランド力やロイヤリティの向上につなげたり、ユーザーのサポートとしてのコミュニケーションツールにもなるでしょう。
Instagram(インスタグラム)
国内月間アクティブユーザー数:約3,300万人(2019年6月時点)
全世界月間アクティブユーザー数:約20億人(2023年2月時点)
Instagramは、画像や動画をコミュニケーションの中心としたソーシャルメディアであり、フィルター機能を使って手軽にお洒落な写真を投稿できることが特徴。
エンゲージメント率はFacebookの約10倍にも登ると言われており、10〜30代の女性ユーザーを中心に利用されていることから、アパレルやコスメ、飲食業界との親和性が高いSNSといえるでしょう。
Instagramの使い方
Instagramは、写真を投稿して製品を紹介するのが一般的な使い方です。
また、Instagramの投稿にはハッシュタグを用いることが多く、特定のハッシュタグをつけてユーザーに投稿を促す「投稿キャンペーン」では、自社ブランドの認知拡大やフォロワー数獲得といった効果を期待できます。
そのほかにも、近年はインフルエンサーを起用した「インフルエンサーマーケティング」も多くの企業が実施しており、ハイクオリティーな写真や動画、多彩な機能を活用したマーケティングが企業に求められています。
TikTok(ティックトック)
国内月間アクティブユーザー数:約1,690万人(2021年10月時点)
全世界月間アクティブユーザー数:約10億5,100万人(2023年9月時点)
TikTokは最大10分までの動画を投稿・共有できるSNSで、10~20代の若年層を中心に人気の動画プラットフォームです。
スマートフォンだけで撮影、編集、投稿できる手軽さから急激にシェアを拡大していることが特徴として挙げられ、アパレルや美容、ゲーム、映画などのエンターテイメントとの親和性が高く、企業のプロモーションでも活用しやすいSNSでしょう。
TikTokの使い方
TikTokは製品やサービスの紹介に適しており、
- PR動画を作成し、ハッシュタグを用いて拡散を促す
- ユーザー参加型のキャンペーンを打ち出す
など、さまざまな方法で製品やサービス、ブランドの認知を拡大することが可能です。
また、「#踊ってみた」などの特定の人気が高いハッシュタグを利用することで、リーチできるユーザー数が増えるため いいねやフォロワーを獲得しやすくなります。
TikTokをマーケティングツールとして利用する際には、自社の製品やサービスをただ紹介するのではなく、流行の機能を活用したりユーザーが楽しめるコンテンツ作成を心掛けるなど、利用者目線に立ったコンテンツ制作力が求められるでしょう。
YouTube(ユーチューブ)
国内月間アクティブユーザー数:約7,000万人(2022年10月時点)
全世界月間アクティブユーザー数:約25億2,700万人(2023年6月時点)
YouTubeは、PCやスマートフォン、ゲーム機などで気軽に動画を視聴できる動画投稿プラットフォームであり、10代~50代にかけて年代問わず幅広く人気のSNSです。
動画に特化していることから、文字や画像が中心のSNSよりも多くの情報を発信できることが特徴で、
YouTubeの使い方
YouTubeは文字では伝わりづらい製品の使い方やサービスを実際に利用する様子を発信することに適しており、YouTube用に作成した動画を他のプラットフォームに流用することもできます。
また、インフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらうインフルエンサーマーケティングも盛んに行われており、多くのユーザーにリーチしたい場合は「YouTubeショート」を活用することがおすすめです。
LINE(ライン)
国内月間アクティブユーザー数:約9,800万人(2023年4月時点)
全世界月間アクティブユーザー数:約1億9,900万人(2023年8月時点)
LINEは、国内で最もメジャーなメッセージアプリであり、日本では年代にかかわらず多くの人が利用しています。
その一方で海外での利用者数は他のSNSに比べて多くないため、国内向けのマーケティングに役立つプラットフォームといえるでしょう。
LINEの使い方
LINEは、主にメルマガ配信やユーザーとの直接的なコミュニケーションに使われることが多く、
- 従来のメール配信よりもユーザーに気付いてもらいやすい
- ユーザーとの距離が近く、顧客満足度の向上に取り組みやすい
といったメリットがあります。
また、広告配信機能である「LINE広告」を活用することで、LINEニュースやLINEマンガといったサービス上で広告配信ができることも魅力です。
まとめ
本記事では、人気SNSの特徴と使い方、ユーザー層の違いを比較してきましたが、いかがでしたか?
SNSアカウントの運用は、各SNSごとの特性を把握した上で活用することが大事なポイントです。
また、自社サービスやブランドの特徴を活かした運用をすることで、潜在顧客を囲い込むことも可能になるため、導入するSNS選びは慎重に行うことも大事な要素といえるでしょう。
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