最近では、話題の出来事や流行のついて語られる際に「トレンド入り」という言葉をよく耳にします。
「トレンド入り」とは、Twitterで注目度の高まっているワードやハッシュタグがランキング形式で発表される「トレンド」に選出されることを指します。
Twitterは拡散力が高いことに加え、膨大なデータからユーザーの興味関心を導き出しているため、世間の今を知ることができる最新の情報ツールとしても浸透しています。
実際、その年に話題になったトレンドワードが発表される「Twitterトレンド大賞」は毎年大きな注目を集めており、まさに世相を表すSNSとして言えるでしょう。
さらに最近では、マーケティングの一環としてトレンド入りを目指す企業が増えてきており、話題獲得による認知拡大や、商品のヒットといった大きなメリットに期待が寄せられています。
トレンド入りを目指す際の有効作には「Twitterキャンペーン」が挙げられ、トレンド入りを果たした成功事例の多くが、何らかのTwitterキャンペーンを実施しています。
そこで本記事では、Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指す際のポイントや、得られるメリットについて解説していきます。
どのようなTwitterキャンペーンが有効で、どうしてトレンド入りに繋がるのか、基礎から応用まで理解を深められる内容となっております。
是非最後までご覧ください。
目次
トレンド入りで得られるメリット
まずはじめに、企業がトレンド入りを果たすことで得られるメリットについて解説していきます。
話題性の獲得と認知拡大
「トレンド入り」がもたらす最大のメリットはなんといっても話題性の獲得と認知拡大です。
現代において多くの人々は、SNSから流行を取り入れ、世間の話題に関する情報を集め、消費選択やコミュニケーションといった社会生活に活用しています。
その最たる例であるTwitterは、最新の情報を求めるユーザーからの注目度が極めて高く、閲覧頻度や拡散力に優れています。
そこで、企業が生み出すワードがTwitterのトレンド入りを果たすことができれば、多くの人々の目に留まり、注目され、拡散され、広く認知されるでしょう。
また、時節に絡めたワードで話題をさらうことができれば、販促シーズンで競合との差別化を図るといったメリットにも期待できます。
販促効果と顧客獲得
トレンド入りによる話題性の獲得と認知拡大は、同時に高い販促効果を生み出します。
前述でも触れたように、SNSで得られる情報はユーザーの消費行動に影響をもたらすため、トレンド入りして話題に上がることで「商品やサービスを一度試してみよう」という新規顧客への販促効果に繋がります。
そこで商品を気に入ってもらえれば、リピーターとして長期的な顧客を獲得することができるでしょう。
中には、口コミ投稿やリツイートによる拡散の連鎖を生むことで、商品の大ヒットを記録するケースも少なくはありません。
話題を獲得して広く認知されることが、消費のきっかけとなり、長期的な顧客獲得に繋がるというメリットの連鎖に繋がるのです。
ブランディングと顧客ロイヤリティの向上
トレンド入りによる効果は、既存の顧客に対してもメリットを生み出します。
トレンド入りすることは、それだけユーザーの関心が高いという証明であり、企業の存在感や勢いをアピールするなど、ブランディング向上に繋がります。
そして、ブランディング向上は、既存顧客からの信頼や愛着をより強固なものにする顧客ロイヤリティの向上をもたらし、ポジティブな口コミやリピート購入という形で長期的に企業を後押ししてくれるでしょう。
トレンド入りにTwitterキャンペーンが最適な理由
次に、トレンド入りにTwitterキャンペーンが最適な理由について解説していきます。
注目を集めることができる
トレンド入りを目指すことは、言い換えればトレンドを生み出すことであり、まず大前提として多くの人々の関心を寄せる必要があります。
Twitterキャンペーンを実施すれは、
- 魅力的な賞品を設定する
- 楽しめる要素を加える
といった工夫でユーザーに興味を持ってもらうことができます。
まずは注目を集めるために、Twitterキャンペーンで多くのユーザーを巻き込んでいくイメージを持つといいでしょう。
トレンドワードを取り入れることができる
トレンド入りを目指す際には、意図したトレンドワードをユーザーに広く浸透させることが重要です。
Twitterキャンペーンの中で、
- トレンドワードを参加条件のハッシュタグに設定する
- キャンペーンのタイトルやキャッチコピーに用いる
といったことに応用することで、狙ったトレンドワードに関するコンテンツを増やしたり、その存在感を高めることができます。
拡散することができる
前述した、注目を集めることやトレンドワードを取り入れることは、コンテンツを拡散することで初めて効果を発揮します。
いくら魅力的なキャンペーンであっても、トレンドワードを上手く取り入れたとしても、フォロワー外の新しいユーザーに認知されなければ意味がありません。
Twitterキャンペーンでは、例えば
- キャンペーン投稿のリツイート
- ハッシュタグを含めたUGC
を参加条件に組み込むことで、効果的にトレンドワードを拡散させていくことができるのです。
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Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指す際のポイント
いよいよ本項では、Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指すポイントを解説していきます。
前述したトレンド入りのメリットや、Twitterキャンペーンがトレンド入りに最適な理由を経たことで、スムーズに理解を深められるでしょう。
ハッシュタグでトレンド入りを狙う
企業がトレンド入りを目指す際、1番に狙うべきなのはハッシュタグでのトレンド入りです。
Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指すということは、キャンペーンで特定のワードを話題にすること。つまりは、ユーザーからユーザーへ効率的に情報が拡散されることが重要になります。
トレンドワードを、言葉(フレーズ)とハッシュタグで比べた際の明確な違いは、検索性の高さです。
ハッシュタグは、ツイート上でタップするだけでハッシュタグを含むツイートを簡単に検索することができるので、幅広いユーザー層に情報がリーチしやすいのです。
そこで有効になるのが、特定のハッシュタグでの投稿を応募条件に含めたハッシュタグキャンペーンです。
ハッシュタグキャンペーンは、UGC(一般ユーザーによる投稿)を促すことができるので、トレンド入りを狙うハッシュタグを含んだ投稿を増産することができます。
UGCを促すハッシュタグを設定する
それでは実際にどのようなハッシュタグでトレンド入りを目指せばいいのでしょうか。
ポイントの1つには、前項でも触れた「UGCを促すハッシュタグ」が挙げられます。
トレンド入りを目指すためには、狙ったハッシュタグを含むツイートを増やす必要があり、UGCの増加は理に適っていると言えるでしょう。
さらに、UGCを促すハッシュタグを選定する際には、ユーザー個人にフォーカスして能動的な投稿を促すことがポイントになります。
以下、過去にトレンド入りを果たした事例から掘り下げていきましょう。
UGCを促すハッシュタグキャンペーンでのトレンド入り事例「ドスパラ(@dospara_web)」
2020年1月。パソコン専門店「ドスパラ」の公式アカウントで行われたハッシュタグキャンペーンでは、数々のハッシュタグで連日トレンド入りし、注目を集めました。
- 2位 「#Windows7の思い」
- 1位 「#初PCの思い出」
- 1位 「#私のPCに足りないもの」
- 1位 「#私の人生変えたゲーム」
- 21位 「#あなたのPC環境」
- 2位 「#今のパソコン何代目」
- 4位 「#ガレリアほしい」
上記から窺える点として、「ユーザー個人」に対して問いかけるような内容が多いことが挙げられます。
パソコン、ゲームにまつわる思い出や環境などは、人それぞれ違うエピソードを持ち合わせているものであり、「企業と社会」よりも詳細な、「企業と個人」という関係性でアプローチすることで、能動的な発信を促すことに成功しているのです。
ハッシュタグキャンペーンでは、他にも例えば、
- 大喜利など個人の発想を促すハッシュタグ
- おすすめの使い方など、自社商品と絡めたハッシュタグ
なども候補に挙げられますが、
- 発想力が求めらるハッシュタグでは、周りのユーザーの評価が気になってしまい参加率が下がること
- 自社商品と自社商品と絡めたハッシュタグでは、広告臭により他のユーザーへの拡散に繋がり辛く、賞品の質に左右されやすくなること
といったデメリットに十分気をつける必要があります。
もちろん上記2つの例は、ユーザーとのコミュニケーションや商品PRを目的とするハッシュタグの場合には効果的です。
しかし、トレンド入りを目的にハッシュタグキャンペーンを行う場合には、ユーザー個人にフォーカスして能動的な投稿を促すことに意識を向けていくといいでしょう。
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価値の高い賞品を選ぶ
Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指す場合には、価値の高い賞品設定が重要です。
価値の高い賞品とは、以下のようなものが挙げられます。
- 価格的価値=金額の高い商品
- 希少価値=限定商品やコラボアイテムなど
- 実用価値=一年分の商品・サービス体験など
わかりやすく高価なものに限らず、付加価値を含めて魅力的な賞品を選定します。
また、その際の指標として、いかにユーザーの想像や期待を超えられるかが非常に重要です。
理由は、トレンド入りを目指すTwitterキャンペーンでは、単に参加率を上げるだけでなく、その先にある話題性の獲得が真の目的になるためです。
つまり、「これくらいで良いだろう」という考えでは足らず、ユーザーが驚くようなインパクトを与えられる賞品を意識しなくてはなりません。
また、現在の企業のネームバリューによっても、与えられるインパクトは異なります。
企業によっては、人気インフルエンサーや有名企業とのコラボといった希少価値の選択が、話題性獲得の最適解になることもあります。
まずは、扱う商品やブランドイメージなど、客観的に自社を分析することで、最適な賞品=価値の方向性を見出していきましょう。
短期間・即時性を意識する
一般的なTwitterキャンペーンでは、新規ユーザーの開拓といった認知拡大に重きが置かれるため、締め切りを長めに設定することで、多くのユーザーからの参加を待つことも少なくありません。
しかし、Twitterのトレンド機能は、常に最新の話題をピックアップするため、ユーザーの関心度が急速に高まったトレンドワードを独自のアルゴリズムで選出しています。
つまり、トレンド入りを目指すTwitterキャンペーンでは、瞬間的に多くのユーザーの関心を集めるために、短い期間の中で意図したトレンドワードを流行らせる必要があるのです。
また、期間というのは、応募の締切までの期間に限りません。
キャンペーンを見たユーザーが後回しにせず、「まさに今すぐに参加しよう」と思うためには、結果が出るまでの期間を早める即時性も重要になるのです。
ポイントをまとめると以下のようになります。
- 期間を短く設定することで機会損出を避けようという意識を生む。
- すぐに結果が得られるようにすることで、ユーザーの参加を決定づける。
Twitterキャンペーンを見たユーザーを、いかに逃さず巻き込んでいくかという点を意識し、特別な理由がなければ、期間は1日〜、長くても2週間以内がいいでしょう。
また、期間を設定する場合は、当選人数を増やして1日ごとに抽選を行うのも効果的です。
ユーザーが即時に結果を得られる「インスタントウィン」を検討してみるのもいいでしょう。
インスタントウィンを活用する
キャンペーンの即時性を高めるためには、インスタントウィンを活用するのも1つの手です。
インスタントウィンとは、応募したユーザーがその場で結果を知ることができるシステムの事です。
ユーザーの参加ハードルを一気に下げることができるので、漏れなく参加を決定づけることに期待できます。
実際に、インスタントウィンを用いることでUGCを促さずとも、トレンド入りを果たしている企業の事例もあります。
また、インスタントウィンをキャンペーンに活用する際は、
- 当選人数を多いこと
- 期間中何度も応募できること
上記2点がポイントになります。
インスタントウィンキャンペーンの即時性を活かすには、「当たるかも」と現実的に思える当選人数にすることで、参加率を限りなく高めることが大切になります。
また、何度も応募できるようにすることで、トレンド入りを狙うハッシュタグを含めたUGCを短期間で増やすことができるでしょう。
尚、インスタントウィンはTwitterに内蔵されている機能ではないため、別途ツールを使う必要があります。
ツールを選ぶ際は、賞品の受け渡しをスムーズに行えるよう、参加アカウントをリスト化できるものや、自動返信の内容を詳細にカスタマイズできるものを選ぶといいでしょう。
まとめ
「Twitterキャンペーンでトレンド入りを目指そう!ポイントやメリットを解説」はいかがでしたでしょうか?
多くの人々が注目を集めるTwitterのトレンド。トレンド入りを果たすことができれば、一気の話題獲得や認知拡大、商品のヒットといった大きなメリットに繋がります。
トレンド入り自体は一時的な話題性ではありますが、そこからもたらされるメリットは長期的なものばかりです。
ぜひ本記事を参考に、今後のTwitterキャンペーンでは、トレンド入りを目指してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
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