パソコン、タブレット、スマートフォンなどをはじめとする「ガジェット」は、近年私たちの生活になくてはならない存在です。
快適な生活をサポートするガジェットは、インターネットやSNSなどのソーシャルプラットフォームの普及と共にますますニーズが高まっています。
みなさんは、ガジェットを販売・製造している企業も続々とSNSアカウント運用を始めていることをご存知でしょうか。
今回は、ガジェット関連企業のInstagram企業アカウント5選をご紹介します!
また本記事では、企業のInstagram運用で参考にしたい、Instagram運用のポイントも併せてご紹介します。
Instagramを使ってガジェットの集客・売り上げをアップさせたいSNS担当者、マーケターの方は、ぜひ本記事を参考にされてみてはいかがでしょうか。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
【解説】ガジェット関連のInstagram企業アカウント運用事例5選
それではさっそく、ガジェット関連企業が運用しているInstagram企業アカウント5選と参考ポイントを解説していきましょう。
razer
まず最初にご紹介するガジェット関連企業が運用しているInstagram企業アカウントは、「razer」です。
アカウント名:razer
フォロワー数:718万人(2022年3月現在)
razerは、シンガポールに本拠地を構えるゲーミングデバイスメーカーです。
ゲーム用のヘッドセットやゲーミングPCなどを中心にハードウェア、ソフトウェアの開発・製造・販売を行っています。
コンピュータゲームをスポーツとして競う「eスポーツ」の流行によって、razerの取り扱うゲーム関連のガジェットが今注目を集めているのです。
razerの普段のInstagram投稿は、
- 商品・サービス紹介
- オリジナルアニメPR
- コラボレーション情報
上記のようなものがメインとなっています。
razerのInstagramアカウント運用において参考になるポイントとしては、他社とのコラボレーションでシナジー効果を生み出している点が挙げられます。
razerは、オリジナルキャラクターをモチーフに幅広いジャンルで商品展開を行っている「サンリオ」とコラボレーションした商品をいくつか販売しています。
下記の投稿は、サンリオの人気キャラクター「ぐでたま」とコラボレーションした商品紹介です。
また、下記の投稿でも、サンリオのキャラクターとコラボレーションした商品を紹介していました。
Instagramでは、他社の人気キャラクターとコラボレーションすることで、新たな見込み顧客へとリーチする上で非常に効果的なアプローチ方法です。
また、話題性も獲得できるため、マーケティング施策にマッチした企業であれば、双方にとってシナジー効果をもたらすチャンスとなります。
企業のInstagram運用では、PRする商品のターゲット層をペルソナ単位まで設定し、どんな企業・インフルエンサーとコラボレーションすれば効果的なPRを行うことができるのかを探っていきましょう。
また、既存フォロワーのニーズを調査することで、痒い所に手が届くコラボレーション商品を生み出し、フォロワーとの親和性を高めることもできます。
企業のInstagram運用において、コラボレーション相手を選定する際は、企業・インフルエンサーの特徴やSNSをチェックし、具体的なファン層とニーズをしっかりと把握しましょう。
Roland | ローランド公式
次にご紹介するガジェット関連企業が運用しているInstagram企業アカウントは、「Roland | ローランド公式」です。
アカウント名:roland_jp
フォロワー数:1.4万人(2022年3月現在)
Roland | ローランド公式は、電子ピアノ、シンセサイザー、ギター関連製品などの電子楽器や映像関連製品、ソフトウェアを製造・販売している企業です。
クオリティの高い電子楽器のメーカーとして、長年に渡って世界中に多くのファンを獲得しています。
Roland | ローランド公式の普段のInstagram投稿は、
- 商品紹介
- 楽器演奏動画
- コラボレーション情報
- 最新ニュース
上記のようなものがメインとなっています。
Roland | ローランド公式のInstagramアカウント運用で参考になるポイントとしては、インフルエンサーを起用し、潜在顧客にリーチできるPRを行っている点が挙げられます。
下記の投稿は、フリースタイルピアニスト兼人気YouTuberのけいちゃんさんと画家の小林舞香さんとのコラボレーション動画です。
SNSを利用するユーザーは、商品購入の際にインフルエンサーの意見・レビューを重要視する傾向にあります。
よって、インフルエンサーによる商品PRは、インフルエンサーをフォローしているユーザーに対して、説得力高くPRができるというメリットがあるのです。
特に、多くのフォロワーを抱える人気インフルエンサーに商品をPRしてもらうことで、自社のみのPRよりもはるかに高い宣伝効果が期待できます。
企業のInstagram運用では、ユーザーの購買意欲を高めることにつながるインフルエンサーマーケティング施策を検討してみましょう。
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Canon EOS 公式
続いてご紹介するガジェット関連企業が運用しているInstagram企業アカウントは、「Canon EOS 公式」です。
アカウント名:eos_canonjp
フォロワー数:17.4万人(2022年3月現在)
Canon EOS 公式は、カメラ、ビデオなどの映像機器や電子機器を製造・販売している大手精密機器メーカー「キヤノン」が販売するレンズ交換式カメラEOS(イオス)の日本国内公式アカウントです。
キャノンは長年多くのカメラ好きに愛される一眼レフを製造・販売しており、Instagramの投稿では、そのクオリティの高さが分かる写真の数々がアップされています。
Canon EOS 公式の普段のInstagram投稿は、
- 商品紹介
- 投稿シェア
- インフルエンサーによる連載企画
- 最新ニュース
上記のようなものがメインとなっています。
Canon EOS 公式のInstagramアカウント運用で参考になるポイントとしては、ハッシュタグを利用して高クオリティのUGCを獲得している点が挙げられます。
下記の投稿では、「#my_eos_photo」というオリジナルハッシュタグを利用した一般ユーザーの投稿を紹介していました。
Instagramには、「#(ハッシュ)」をキーワードの前に付けることでタグ化できる「ハッシュタグ」機能というものがあります。
ハッシュタグを利用することで、同じキーワードでの投稿を簡単に検索できたり、趣向の似たユーザー間で話題を共有することが可能になるのです。
Canon EOS 公式のInstagramアカウントでは、オリジナルハッシュタグ「#my_eos_photo」を作成し、商品を使用した一般ユーザーの投稿をシェアしています。
一般ユーザーの投稿が、企業の公式Instagramアカウントにシェアされることで、ユーザー参加型のコンテンツとして話題性が高まり、公式アカウントに採用されるために多くの一般ユーザーが高クオリティの写真投稿を行おうとします。
Instagramでは、多数の一般ユーザーが作り出すコンテンツ「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」を獲得することが、企業の幅広い情報拡散と認知度向上において重要となっています。
本アカウントのような高クオリティのUGCを獲得するために、ユーザーにハッシュタグ利用を促すことも上手な商品PRの一つといえるでしょう。
また、高クオリティのUGCによって、SNS担当者のPRにおける労力削減にも繋がりますので、積極的にUGCを獲得する施策を打っていきましょう。
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CASIO G-SHOCK Official
次にご紹介するガジェット関連企業が運用しているInstagram企業アカウントは、「CASIO G-SHOCK Official」です。
画像:gshock_casio_official|Instagram
アカウント名:gshock_casio_official
フォロワー数:77.3万人(2022年3月現在)
CASIO G-SHOCK Officialは、電卓、電子楽器、時計などを製造・販売する電機メーカー「CASIO」の腕時計ブランドです。
「落としても壊れない丈夫な時計」をコンセプトに、洗練されたデザインや高機能素材で多くのファンを集めるCASIO G-SHOCKは、スポーツ選手とのコラボレーションを行うなど、近年ますますそのブランド力を高めています。
CASIO G-SHOCK Officialの普段のInstagram投稿は、
- 商品紹介
- インフルエンサーによる商品PR
- コラボレーション情報
上記のようなものがメインとなっています。
CASIO G-SHOCK OfficialのInstagramアカウント運用で参考になるポイントとしては、リール投稿を活用することで、自社アカウントの既存フォロワー以外へリーチしている点が挙げられます。
下記の投稿は、本Instagramアカウントによるリール投稿です。
Instagramでは通常のフィード投稿の他、ストーリー、リールなど投稿の種類がいくつか存在します。
「リール」は、最長60秒までの縦長動画が視聴・投稿できる機能であり、フォロワー外のユーザーにもリーチできるという点が最大のメリットです。
通常のInstagramフィード投稿は、既存フォロワーへのエンゲージメント獲得に強い効果があります。
一方で、リールは動画の画面から簡単にコメント投稿やフォローもできるため、新規フォロワーを獲得するチャンスとして有効です。
また、リールはちょっとした空き時間や暇つぶしで視聴されることが多いため、要点を抑えたテンポの良い動画作りがエンゲージメントを高めるポイントとなっています。
企業のInstagram運用では、リールを活用して、普段から定期的に新規フォロワーを獲得する機会を作り出していきましょう。
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ASUS JAPAN
そして最後にご紹介するガジェット関連企業が運用しているInstagram企業アカウントは、「ASUS JAPAN」です。
アカウント名:asusjapan
フォロワー数:1.1万人(2022年3月現在)
ASUS JAPANは、ノートパソコンやスマートフォンなどのガジェットを製造・販売している企業です。
マザーボードは世界第1位の実績を誇り、その技術力を駆使した高性能な商品・サービスは、ガジェット初心者からプロまで幅広い層に愛用されています。
ASUS JAPANの普段のInstagram投稿は、
- 商品紹介
- キャンペーン・セール情報
上記のようなものがメインとなっています。
ASUS JAPANのInstagramアカウント運用で参考になるポイントとしては、他SNSと連携して自社のプレゼントキャンペーンに話題性を持たせている点が挙げられます。
下記の投稿では、ASUS JAPANのスマートフォン「Zenfone 8」が2週連続で合計2名に当たるTwitterプレゼントキャンペーンの告知を行っていました。
SNSキャンペーンは、既存フォロワーに賞品プレゼントなどのメリットをもたらし、また新規フォロワーも多く獲得できるチャンスです。
また、アンケート回答をSNSキャンペーンの応募条件に含めることで、マーケティング施策や商品開発に活かせるヒントが得られる可能性もあります。
本Instagramアカウントでは、「詳しくはASUS JAPAN公式Twitterにて!」といったように、InstagramでTwitterの公式アカウントによるキャンペーンの誘導を告知しています。
本事例のように、他のSNSと連携を取って情報拡散を行うことで、InstagramとTwitterの双方で話題性の高いPRを実現させることができます。
企業のSNS運用において、認知度向上のために自社SNSアカウント間で連携を取る際には、プレゼントキャンペーンなどを媒体として相互連携を図っていくことが大切です。
まとめ
今回は、ガジェット関連企業のInstagram企業アカウント5選とアカウント運用で参考になるポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
本記事でご紹介したInstagramアカウントは、
- razer
- Roland | ローランド公式
- Canon EOS 公式
- CASIO G-SHOCK Official
- ASUS JAPAN
以上の5つです。
商品・サービスのターゲット層に合わせたインフルエンサーマーケティングを行ったり、Instagramの機能を駆使して効率的に情報拡散を行っているなど、企業によって工夫の仕方は様々です。
商品・企業をどのようにアピールしたいかを明確にすることで、相応しいアカウント運用方法も見えてくるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、ガジェット関連企業のInstagramアカウント運用を施策・検討されてみてはいかがでしょうか。
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