インフルエンサーマーケティング事業を運営しているFind Modelは、2023年11月27日~12月1日にかけて自社インフルエンサーネットワークに登録しているインスタグラマー(Instagramフォロワー1万人以上)375名を対象に「【2023年 秋】インフルエンサー実態調査」を実施。
本アンケート調査では、
- Instagramの1日の平均利用時間
- Instagramのアプリ内で主に見ている場所(フィード/ストーリーズ/リールなど)
- 投稿を作成するペース
- リール動画や発見タブの利用状況
- Instagram広告の効果
といった様々なトピックについてお伺いしました。
Instagramで人気を集めるインスタグラマーが主に利用している機能やInstagram広告の実際の効果など、Instagramの利用状況がまとめて分かる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
Instagramの利用時間について
Q.Instagramを1日にどれくらい利用しますか?
Instagramの1日あたりの利用時間は、「1~2時間」が27.7%と最も高く、「30分~1時間」が24.3%、「3時間以上」が24.0%と続く結果となりました。
ソーシャルメディア事業を行うMixBloomが発表した「Average Time Spent on Social Media (2023)」によると、1日あたりの平均Instagram利用時間は29分となっていることから、インスタグラマーの95%以上は平均よりも長くInstagramを利用していることが分かります。
また昨年の結果と比較すると利用時間は全体的に増加傾向にあり、特に「30分~1時間」の割合の増加が顕著です。
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Q.Instagramで最初に見るのはどこですか?
Instagramを開いて最初に観るのは「フィード」が48.0%で最も多いものの「ストーリーズ」も45.9%と大きな差はなく、全体の約94%のインスタグラマーが最初にフィードまたはストーリーズを見ていることが分かる結果となりました。
フィード、ストーリーズともにアプリを開いたときに表示される要素であるため、必然的に最初に見るユーザーの割合は増えやすく、広告の掲載場所としても人気です。
昨年と比較すると「発見タブ」や「リール」の割合もわずかに増えていますが、最初に見る内容としてはかなり少数派のままとなっています。
Q.Instagramで何を一番長く見ていますか?
Instagramで一番長く見ている内容は、「フィード」が35.5%で最も多く、「ストーリーズ」が32.8%%、「発見タブ」が19.2%、「リール」が12.5%という結果になりました。
昨年と比較すると、ストーリーズや発見タブには大きな変化は見られないものの、フィードが約10%減少、リールは6.5%増加となっています。
上記の理由としてはSNS全体におけるショート動画の人気上昇が影響していると推測でき、短尺の動画はユーザーの注目を集めやすいためインスタグラマーからの注目度も上がっているようです。
ただ、全体の割合としては1割強と少数派であることには変わらないため、多くのユーザーにアプローチしたい場合はフィードやストーリーズを軸とした運用がおすすめといえるでしょう。
Instagramでの投稿ペースについて(フィード/ストーリーズ/リール)
Q.フィード投稿のペースはどのくらいですか?
フィードの投稿ペースでは、「週に2~3回」と回答したインスタグラマーが30.4%と最も高い結果に。
次いで「毎日」が21.9%、「週に4~5回」が17.9%、「週に1回」、「週に1回未満」が同率で14.9%となっています。
インスタグラマーの約6割が週に2回以上のフィード投稿をしていることが分かり、Instagramで人気を集めるうえでフィード投稿の大事さが分かるアンケート結果といえるでしょう。
フィード投稿は最大2,200文字と10枚の画像・動画を載せられるため、Instagram上の情報発信で最も一般的に使われる投稿場所であり、フォロワーへのアプローチをするためには使いこなすことが必須となる機能です。
Q.ストーリーズの投稿ペースはどのくらいですか?
ストーリーズの投稿ペースでは、「毎日」と回答したインスタグラマーが45.9%と最も高い結果に。
次いで「週に4〜5回」が22.4%、「週に2〜3回」が16.8%、「週に1回未満」が8.0%、「週に1回」が6.9%という結果になりました。
割合の構成は昨年と大きく変わっておらず、インスタグラマーの半数近くがストーリーズ投稿を毎日シェアしていることが分かります。
ストーリーズは24時間で投稿自体が消えるため、気軽に投稿できることが魅力です。
Q.リール動画の投稿ペースはどのくらいですか?
リール動画の投稿ペースでは、「月に1回」と回答したインスタグラマーが27.7%と最も高い結果に。
次いで「投稿しない」が23.2%、「週に2〜3回」が14.7%、「週に1回」が13.9%、「隔週に1回」が12.8%、「週に4〜5回以上」が7.7%という結果になりました。
フィードやストーリーズに比べると、インスタグラマーがリール動画を投稿する頻度はかなり低く、ひと月に1回または投稿しない方が半数以上となっています。
インスタグラマーのジャンルによってはリールが不向きなケースもあるため、リールを投稿するインスタグラマーの割合が低いことも必然的といえるでしょう。
ただ、リール動画はフォロワー外のユーザーへのアプローチを実現しやすい明確なメリットがあるため、企業とインスタグラマーのタイアップ投稿ではリール投稿も増えてきています。
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リール動画の利用状況について
Q.リール動画からアカウントをフォローした経験はありますか?
リール動画からアカウントをフォローした経験については、「ある」が50.7%、「ない」が49.3%とほぼ同数の結果となりました。
昨年と比べると「ある」と回答したインスタグラマーが6%増加しており、リール動画の注目度は高くなっていることが窺えます。
先ほどもお伝えしたように、リール動画はフォローしていないユーザーの投稿を見つけやすいため、新しいアカウントを発見する場として多くのインスタグラマーに活用されていると推測できるでしょう。
Q.リール動画で見た商品やサービスを購入した経験はありますか?
リール動画から商品やサービスを購入した経験については、「ある」が34.1%、「ない」が「65.9%」という結果となりました。
リールは画像よりも多くの情報を共有することができるため、商品やサービスの魅力が伝わりやすい投稿形態であるといえ、「ある」の回答が昨年より1割程増えていることからも、リールはプロモーションの場としても効果を発揮していることが分かるアンケート結果といえるでしょう。
発見タブの利用状況について
Q.発見タブに表示される投稿からアカウントをフォローした経験はありますか?
発見タブからアカウントをフォローした経験は、「ある」が68.8%、「ない」が31.2%という結果となり、約7割のインスタグラマーが発見タブからアカウントをフォローしている結果となりました。
Instagramの虫眼鏡マークからアクセスできる発見タブは、各ユーザーの興味関心に基づいてInstagramが自動でおすすめの投稿を表示するページとなっており、情報収集に活用されることが多いです。
また、自身の投稿が発見タブに掲載されやすくなるための工夫としては、
- 保存率が高い投稿を作成する
- アカウントに統一感を出す
- ユーザーとのコミュニケーションを積極的に行う
などがあります。
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Q.発見タブに表示される投稿で見た商品やサービスを購入した経験はありますか?
発見タブから商品やサービスを購入した経験については、「ある」が45.9%、「ない」が「54.1%」という結果となりました。
リール動画からの購入経験があるインスタグラマーは34.1%であったため、リールよりも発見タブへの掲載の方が購入につながりやすいことが分かります。
発見タブにはアカウントの興味関心に基づいた内容が表示されることから、購入につながりやすいことも納得の結果といえるでしょう。
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Instagram広告の効果について
Q.表示される広告からアカウントをフォローしたことはありますか?
広告からアカウントをフォローした経験は、「ある」が36%、「ない」が64%という結果となり、広告からのフォローは昨年よりも少ない割合になっています。
広告出稿の目的はフォロワー獲得よりもエンゲージメント増加による認知拡大や商品購入・問い合わせ数増加といったコンバージョンを重視しているケースが一般的であることから、広告からのフォローが少ないことは想定内という企業も多いのではないでしょうか。
また、フォロワーを増やしたい場合は広告出稿よりもInstagramキャンペーンを実施してアカウントのフォローをキャンペーンの参加条件とするなどの工夫をすることがおすすめです。
Q.広告で見た商品やサービスを購入した経験はありますか?
広告から商品やサービスを購入した経験については、「ある」が39.5%、「ない」が「60.5%」という結果で、昨年からほぼ変化していません。
広告最適化ツールを提供するWordStreamが発表した「Google Ads Benchmarks for YOUR Industry」によると、Google広告の平均コンバージョン率はリスティング広告で3.17%、ディスプレイ広告で0.46%となっているため、インスタグラマーに対するInstagram広告のCVRはかなり高水準といえます。
Instagram広告が高いCVRを実現できる理由としては、
- Meta社が持つFacebookのデータを活用した精密なターゲティングができる
- 様々な視点から効果測定ができ、PDCAを回しやすい
- 投稿内の商品を購入できるショッピング機能がある
といった要素を挙げることができるでしょう。
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まとめ
本記事では、インスタグラマーのInstagram利用状況について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
インスタグラマーとして人気を集めるための工夫や機能ごとの利用実態など、アカウント運用の参考になるポイントが多くあったのではないでしょうか。
また、記事内でもご紹介しましたがInstagram広告のコンバージョン率はかなり高く、今後も多くの企業に注目される広告媒体となっていくでしょう。
InstagramをはじめとしたSNSアカウントの運用代行やインフルエンサーマーケティングに興味がある方は、最大2.5億人以上へのリーチが可能なFind Modelにぜひご相談ください。
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