爆発的な拡散力やユーザーの年齢層の幅広さが強みであるX(旧Twitter)は、多くの企業・団体が公式アカウントを運用しています。
また、その拡散力の高さから短期間であっても広告効果を生み出しやすいこともX(旧Twitter)ならではの魅力であり、期間限定でアカウント運用をするケースも多くあることをご存知でしょうか。
そこで本記事では、イベントなどの期間限定でX(旧Twitter)公式アカウントを運用する時のコツをご紹介していきます。
実際のアカウント運用事例も紹介しているので、ぜひ本記事を参考に今後のX(旧Twitter)アカウント活用にお役立てください。
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目次
X(旧Twitter)公式アカウントのメリット
まずはX(旧Twitter)の公式アカウントを運用することで得られる主なメリットを見ていきましょう。
イベントの情報を簡単に拡散できる
X(旧Twitter)は最大140文字のショートテキストや画像、動画を投稿できることが特徴のSNSプラットフォームであり、リアルタイム性の高い情報発信が可能なことも強みです。
そのため、
- イベントの開催情報
- イベントの様子
- チケットの購入リンク
- ゲストの紹介
- 整理券などのリアルタイム情報
といったようにさまざまな使い方をすることが可能です。
特にイベントの様子や整理券の配布状況といったリアルタイム性の高い情報はウェブサイト上での発信よりもSNSの活用が適しており、手軽にイベントの情報発信ができることはX(旧Twitter)を活用するうえで大きなメリットといえるでしょう。
また、イベント参加者側もSNS上で簡単にイベント情報を入手できることや、ユーザーからのリポスト(旧リツイート)による情報拡散も期待しやすいことは明確な利点です。
低予算で運用できる
X(旧Twitter)はアカウントの作成や利用が無料なことに加え、広告も幅広い料金形態が用意されており、低予算から運用できることも特徴です。
また、X(旧Twitter)広告はユーザーが行ったアクションに応じて課金される方式(1フォローあたり○○円など)であることから、広告費が無駄になりにくいこともメリットといえます。
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ユーザーとのコミュニケーションが取れる
テキストを主体とするX(旧Twitter)はユーザーとのコミュニケーションが取りやすく、ユーザーから寄せられたコメントや質問に対してスピーディーな対応ができることはSNSを利用する大きなメリットでしょう。
また、いいねやリポスト(旧リツイート)によってユーザーの投稿に対してリアクションできることもX(旧Twitter)のメリットといえ、双方向コミュニケーションによりイベント参加者との距離感が近づくことはSNSならではの強みです。
イベントなどの期間限定アカウントを運用するときのコツ
続いて、イベントのような期間限定でX(旧Twitter)公式アカウントを運用する際に知っておきたい3つのコツをご紹介していきます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
オリジナルハッシュタグを活用する
1つ目のコツは、「オリジナルハッシュタグを活用する」こと。
イベントに関連した独自のハッシュタグは、コミュニティの形成やユーザー同士のコミュニケーションの発生につながり、イベント全体の盛り上がりに貢献するでしょう。
また、オリジナルハッシュタグは公式アカウントからの投稿に付けるだけでなく、「イベントへのご意見や感想はぜひ「#○○」を付けて投稿してください!」など、ユーザーに対して活用を促すことも大事です。
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リアルタイム性の高いコンテンツを共有する
2つ目のコツは、「リアルタイム性の高いコンテンツを共有する」こと。
期間限定のアカウント運用をする際には、イベントの裏側や舞台裏の様子などリアルタイム性の高い情報を写真や動画を使ってユーザーに共有することでイベント参加者とのつながりの強化を期待できます。
また、チケットの販売状況や混雑状況といった情報も臨機応変に発信できるため、アカウント運用時にはイベント参加者にとって情報価値のあるコンテンツを共有するようにしましょう。
ユーザーの興味を惹く投稿を定期的に作成する
3つ目のコツは、「ユーザーの興味を惹く投稿を定期的に作成する」こと。
イベント開催前にアカウントへの注目を集め、イベント開催中にもSNSを通じて参加者の熱量を高めるためには、ユーザーの興味を惹く投稿を作成し続けることが大事なポイントとなります。
投稿の例としては、
- 開催を記念したX(旧Twitter)キャンペーンを実施する
- 登場するゲストなどの特別な発表を複数回に分けて投稿する
- イベント開催の当日までカウントダウン形式で投稿を作成する
などが挙げられ、イベントの性質に応じてユーザーの関心を集め続けられる工夫をするようにしましょう。
また、期間限定のアカウント運用を行う際には事前に投稿の企画やスケジュールを決めておくこともおすすめです。
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期間限定のX(旧Twitter)公式アカウント運用成功事例3選
最後に、期間限定のX(旧Twitter)公式アカウントを運用した成功事例をご紹介していきます。
参考になるポイントも解説しているので、ぜひアカウント運用にお役立てください。
1.アミューズメント エキスポ
はじめにご紹介するのは、「アミューズメント エキスポ」が実施したX(旧Twitter)公式アカウント運用事例です。
アミューズメント エキスポは、ゲームセンターや遊園施設で楽しめるゲームマシンや遊具の最新機種が遊び放題なイベントであり、2023年11月25日に東京ビッグサイトで開催されました。
また、会場内にあるマシンが無料で楽しめるほかにもミュージックフェスも同時に開催され、人気の声優やDJなどが出演し話題を呼んだイベントです。
そんなアミューズメント エキスポのX(旧Twitter)アカウントでは、
- イベント会場の様子
- ミュージックフェスの舞台裏
- イベント出演者からのコメント紹介
などを投稿して運営されています。
🤖巨大ロボット実演展示
会場の様子です📷実際にロボットが動く様子は迫力がありますね!✨#アミューズメントエキスポ #am_expo23 pic.twitter.com/6DUklbEhTs
— アミューズメント エキスポ (@amusement_expo) November 25, 2023
上記の投稿では、イベント会場で実施されたロボットの実演展示の様子を動画と写真を使って紹介しており、ロボットのダイナミックな動きやイベントの雰囲気が伝わりやすい内容となっています。
また、アミューズメントエキスポは2024年の開催も予定されていることから、上記のようにイベントに参加していないユーザーからの興味も集めやすい投稿は、今後のイベントへの注目度上昇にもつながっているでしょう。
🎵 #AMF2023 情報🎵
・タイトー DJ LIVE
まもなくパフォーマンス開始です✨
▾配信チケット(見逃し配信あり)はこちら!https://t.co/6tvt5TN2mT#アミューズメントエキスポ #am_expo23 #AMUSEMENT_MUSIC_FES_2023#グルコス #テトテコネクト #MUSICDIVER pic.twitter.com/BgvrmtffFk
— アミューズメント エキスポ (@amusement_expo) November 25, 2023
また、上記のようにミュージックフェスの開催直前に出演者の写真も投稿しており、リアルタイム性の高い情報発信をしていることが分かります。
さらに、会場にいなくてもパフォーマンスを鑑賞できるチケットの販売リンクも記載されているため、投稿を見てイベントが気になったユーザーへのアプローチとしても効果的な投稿です。
💫 #アミューズメントエキスポ 閉幕💫
昨日は沢山のご来場ありがとうございました!▾イベントの思い出は公式ハッシュタグを付けて投稿してください🙌#アミューズメントエキスポ #am_expo23
次回開催時も本アカウントより発信します。
お楽しみに!🌠— アミューズメント エキスポ (@amusement_expo) November 26, 2023
こちらの投稿では、イベント終了後の投稿として参加者への感謝を伝えるとともに、オリジナルハッシュタグを使った投稿をユーザーに促しています。
また、投稿内に“次回開催時も本アカウントより発信します。”と記載することで、イベント終了と同時にフォローを外すユーザーを減らす効果が期待でき、イベントを開催するたびにフォロワーを集める労力が少なくなることもポイントです。
以上のように期間を開けて複数回の開催が予定されている場合は、一度使い終わったアカウントもすぐに削除せず、再利用できるシチュエーションのために残しておくようにしましょう。
2.The Wonder Movie CAFE
続いてご紹介するのは、「The Wonder Movie CAFE」が実施したX(旧Twitter)公式アカウント運用事例です。
The Wonder Movie CAFEは、ディズニー創立100周年を祝して2023年4月から9か月間の期間限定で展開されているカフェであり、映画館をテーマとした店内をディズニーの映画制作に使用されたアートで装飾されています。
そんなThe Wonder Movie CAFEのX(旧Twitter)アカウントでは、
- カフェの装飾の紹介
- カフェメニューやグッズの紹介
- 会場の様子
などを投稿して運営されています。
📣「ミッキーマウス」バースデー企画START✨
11月18日はミッキーマウスの誕生日🎂
本日〜11/30(水)まで『The Wonder Movie CAFE』では「Mickey‘s Birthday Party」をテーマに限定メニューやグッズを展開✨ぜひチェックしてください❣️https://t.co/PhcdWKYOkd#ディズニー100 #ディズニー100カフェ pic.twitter.com/Nx86rTR61k
— The Wonder Movie CAFE (@wondermoviecafe) November 1, 2023
上記の投稿では、ミッキーマウスの誕生日を記念した限定メニューを紹介しており、アカウント自体は約700人のフォロワーでありながら投稿は約30万回の表示がされ、多くのユーザーにアプローチを実現していることが分かる投稿です。
また、ディズニー関連の映画やイベント全般に使われるオリジナルハッシュタグ「#ディズニー100」に加えて、#ディズニー100にちなんだカフェ専用のハッシュタグ「#ディズニー100カフェ」も活用されています。
ディズニーはファンの母数が膨大であることから、オリジナルハッシュタグによる認知拡大も期待しやすいといえるでしょう。
📣情報解禁✨
映画館をテーマに #ディズニー の映画制作を3フェーズに分け展開している『The Wonder Movie CAFE』🎥💫
ついにファイナル!第3期のOPENは9/27(水)!
テーマは『ファイナルフレーム(映画の名シーンアート)』!https://t.co/PhcdWKYOkd#ディズニー100 #ディズニー100カフェ pic.twitter.com/yfIjuOg4Ol
— The Wonder Movie CAFE (@wondermoviecafe) September 13, 2023
こちらの投稿では、9か月間の期間限定開催の中でさらに3つの期間に分かれて営業されるテーマのうち、最後である3つ目のテーマを発表する投稿となっています。
ユーザーの注目を集めるための取り組みとして、上記のような“情報解禁”などのワードの活用は有効であり、参考にしやすい工夫といえるでしょう。
3.永遠の都ローマ展
画像:永遠の都ローマ展
最後にご紹介するのは、「永遠の都ローマ展」が実施したX(旧Twitter)公式アカウント運用事例です。
永遠の都ローマ展は、東京で2023年9月16日~12月10日、福岡で2024年1月5日~ 3月10日の期間限定で開催される、ローマの壮大な美の歴史を辿ることができる展覧会。
古代彫刻の傑作と言われている「カピトリーノのヴィーナス」が初来日するとして話題を呼んでいます。
そんな永遠の都ローマ展のX(旧Twitter)アカウントでは、
- 展覧会の営業情報
- 展示物の紹介
- 美術に関するコラム
などを投稿して運営されています。
おはようございます
【11月26日 (日) 本日は開室日です】
美術館の窓口にて、当日の入場枠をご用意しております
※直近の空枠でご案内、時間は選べません
※ご来場時に予定枚数終了の可能性があります
※事前予約・購入はこちらhttps://t.co/ccksq67omN#ローマ展#東京都美術館#ローマ展当日券— 「永遠の都ローマ展」 【公式】 (@roma2023_24) November 25, 2023
上記の投稿では、展覧会の当日の営業情報を紹介しており、ユーザー視点で情報価値のあるリアルタイム性の高い情報はX(旧Twitter)の強みを活かせている投稿といえるでしょう。
🎁SNS投稿してオリジナルコースターをもらおう!🎁
11/24(金)~12/8(金)の平日限定で、#ローマ展 ご来場時にフォトスポット、または写真撮影可能な作品を撮影してSNSに投稿してくださった方に展覧会オリジナルコースター(非売品)を1枚プレゼント!
来場記念にぜひ投稿してください!… pic.twitter.com/vZVK7LNhe0— 「永遠の都ローマ展」 【公式】 (@roma2023_24) November 23, 2023
こちらの投稿では、展覧会で撮影した写真を投稿したユーザーに対して非売品のオリジナルコースターをプレゼントすることを告知する内容となっています。
プレゼントキャンペーンの実施はイベント参加者の熱量を高めるだけでなく、上記のようにSNS投稿を条件とすることにより、他のユーザーに対して展覧会の認知拡大を期待できる取り組みといえるでしょう。
まとめ
本記事では、イベントのX(旧Twitter)公式アカウントの運用について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
期間限定のアカウント運用は、企業アカウントなどが行う長期的な運用とは異なる点もあるため、記事内でご紹介したコツや事例を参考に目的に応じた適切な運用を実践しましょう。
また、短期間のSNSアカウント運用は専門の担当者を用意することが難しいケースも多いことから、経験豊富なプロに外注することで負担を軽減することもおすすめです。
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インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFindModel(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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