様々な企業がInstagramにおいて多彩なプロモーションを行っています。
数多く存在する小売り業界でも、公式アカウント運用を行っているようです。
今回は、小売り業界のInstagram活用事例について見ていきましょう。
目次
小売り業界のInstagramにおけるプロモーション活用事例
自社商品をInstagram投稿でご紹介
成城石井は、駅ナカや百貨店などをで都内を中心に店舗を展開しているスーパーマーケットです。
1927年2月に、東京都世田谷区成城で食品店として創業され、2017年に創業90周年を迎えた歴史ある企業です。
日本各地に店舗を広げながら、国内外の良質な食材を手頃な価格でご提供することにこだわり続け、多くのユーザーからの支持を得ています。
「食にこだわり、豊かな社会を創造する。」という経営理念の元、「お客様の期待に応える店」として成長を続けています。
主にワインや輸入チーズ、惣菜、グロサリーなど、スーパーマーケットの中でも特徴のある品揃えが充実しています。
食にこだわる人たちのための食のライフスタイルスーパーとして、常に厳選された食品を提供し続けています。
成城石井のInstagramアカウントのここがすごい
成城石井は自社で開発している惣菜やスイーツを数多く取り扱いしています。
成城石井のInstagramアカウントでは自社製品のスイーツや惣菜の写真を多く投稿しています。
上記の投稿は、成城石井から販売しているパスタソースの宣伝の投稿です。
製品自体はパスタソースのみなのですが、パスタと絡めて完成させた料理やお酒と組み合わせることでより魅力的に製品を宣伝することができます。
また、投稿をスクロールしていくと商品のパッケージの画像も表示されます。
1枚目にユーザーの興味を惹くような魅力的な写真をチョイスし、2枚目以降に商品の詳細を伝えるような画像を選ぶことで、一旦投稿に興味を持ってもらい投稿を見たユーザーにはより具体的な内容を伝えられる仕組みができます。
Instagramの投稿一覧には基本的に1枚目の投稿画像しか表示されません。
数ある投稿の中でも目立てるような画像を1枚目に持ってくることで、より多くのユーザーを投稿に惹きつけることができます。
実際の使用例を投稿で紹介
CAINZ(カインズ)は、埼玉県本庄市に本社を置くホームセンターのチェーン店です。
1989年3月に創業されており、国内に200店舗以上を展開している大手ホームセンターです。
一般的なホームセンターの品揃えに加えて、カインズでは自社オリジナルの製品の販売を行っています。
ハンドソープや消臭ビーズなどの日用品が多く、カインズのオリジナルブランドは、「ライフスタイルの提案」をコンセプトに、インテリア用品や日用雑貨、家庭用品をはじめ、ペット用品、園芸用品、DIY、自転車、リフォームなど、幅広いカテゴリーで商品を展開しています。
CAINZ(カインズ)のInstagramアカウントのここがすごい
カインズのInstagramの投稿では、主に取り扱い商品の紹介の投稿を行っています。
上記の投稿は、カインズのオリジナルブランドから販売を行っている「しなるナイロンターナー」シリーズという調理器具の紹介です。
商品目にも入っている「しなる」ことがよく分かるような画像を用いて、適度に補足のための文字入れを行っています。
カインズの紹介はこのような画像が使われていることが多く、投稿がシンプルかつ分かりやすくなるような工夫が施されています。
Instagramはヴィジュアル重視のSNSである特徴から、投稿についているキャプション(説明文)をよく読まずに投稿を見ているユーザーも少なくありません。
投稿画像を見ているだけで内容が伝わってくる上記の投稿のような仕組みは非常に有効な運用だと言えるでしょう。
また、カインズはほとんどの投稿に文字入れを行っていながら洗練されたアカウントイメージが維持できています。
Instagramでは、投稿に使用されている画像が洗練されていることが注目を集める大きな要素になってきます。
文字入れは投稿を分かりやすくする反面、文字のフォントや配置を誤ると、投稿画像を野暮ったい印象にしてしまう可能性もあります。
アカウント全体を俯瞰で確認しながら、投稿への工夫を行っている細かなアカウント運用です。
ターゲットユーザーに合わせたアカウント設計
画像:threeppy_coucou_plusheart | Instagram
300円SHOP THREEPPY・CouCou・PHは、2020年12月末に3つのブランドを統合して作られた新しい300円均一ショップです。
300円で手に入る"小さなトキメキ"を紹介するアカウントとして、主に商品に関する投稿を行ています。
100円均一ショップとして有名なダイソーと同じ、株式会社大創産業によって運営されており、国内で約130店舗を展開しています。
ダイソーの雰囲気とは異なり、女性向けの商品や雰囲気が特徴のお店で、キャラクターモチーフの商品も人気になっています。
気軽に利用できる女性向けのショップとして、今後の更なる店舗拡大が期待されているショップです。
300円SHOP THREEPPY・CouCou・PHのInstagramアカウントのここがすごい
300円SHOP THREEPPY・CouCou・PHでは、雑誌の特集のようなInstagram投稿を行っています。
上記の投稿は、リーズナブルに購入できるプチプラ雑貨の紹介投稿です。
春のお花見シーズンに合わせたティータイムを楽しめるグッズを投稿一覧で紹介しています。
雑誌のようなイメージや商品紹介など、女性向けの商品を扱っているからこそできる投稿内容だと言えます。
また、「プチプラ雑貨部」は300円SHOP THREEPPY・CouCou・PHの投稿一覧のなかでシリーズ化されており、定期的に特集のような形で投稿されています。
投稿をシリーズ化することで、シリーズごとに特徴や味を持たせることができ、興味を惹くことができればユーザーがシリーズごとの投稿をよりチェックしてくれるようになります。
雑誌の連載企画のような形で投稿を行うことで、ターゲットとしている女性ユーザーの注目を集めやすくなっています。
丁寧なアカウント設計
100円ショップWatts(ワッツ)は、大阪に本社を置く100円ショップです。
”いつも”によりそう100円ショップとして、生活雑貨などの販売を行っています。
3つの「with」を掲げており、「WITH TOWN…地域の特性や個性に寄り添って」「WITH LIFE…暮らし方の違いや変化に寄り添って」「WITH YOU…お客様一人ひとりの想いに寄り添って」の3つのコンセプトをテーマに、リーズナブルで便利な商品を提供し続けています。
100円ショップWatts(ワッツ)のInstagramアカウントのここがすごい
100円ショップWatts(ワッツ)の投稿は、100円ショップとは思えないほど洗練されています。
投稿全体の印象がオシャレですっきりとした印象になっており、画像をとるシチュエーションもとてもこだわったものになっています。
Instagramの投稿の基本を押さえつつも、100円ショップWatts(ワッツ)のアカウント設計はさらに一味加わったものになっています。
Instagramのプロフィール欄には、ハイライト機能は今までにストーリーズで紹介した内容を、カテゴリごとにまとめて表示させることができます。
100円ショップWatts(ワッツ)のアカウントでは、ハイライト機能のアイコンをオリジナルのものに統一して表示させています。
ハイライト機能のサムネイルは、投稿されているストーリーズのものが表示されますが、そのままにしておくとプロフィール欄を見た際にごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。
一方で、ハイライト機能のアイコンに統一感を持たせるとプロフィール欄全体がスッキリし、洗練された印象を与えることができます。
細かなところまで気を配れている、丁寧なアカウント設計といえるでしょう。
小売り業界のInstagramにおけるプロモーション活用事例:まとめ
今回は、小売り業界のInstagramにおけるプロモーション活用事例についてご紹介しました。
今回ご紹介したアカウントでは、取り扱い商品をより魅力的に見せる工夫や詳細を投稿画像だけで伝える工夫が多く施されていました。
また、投稿一覧を通して洗練された印象を与えたり、プロフィール欄をスッキリさせたりするなどの運用も印象的でした。
このように、企業のInstagram公式アカウントでは様々な工夫が施されています。
皆さんも公式アカウントの投稿を覗く際に運用方法に目を付けて見てみると、また面白い発見があるかもしれません。
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