皆さんが普段の買い物で利用するスーパーマーケット。
一口にスーパーマーケットといっても、店舗の地域や、店頭に並べる商品によって、お店の雰囲気やセールスの方法は異なります。
中でも、スーパーマーケットのSNSでは、多種多様なSNSを活用して集客・販促の工夫がなされており、企業SNSアカウント運用の手本とも言えるような成功事例が数多く見られます。
そこで今回は、「【スーパーマーケット編】参考になる!SNS企業アカウント成功事例5選」と題し、【Instagram・Twitter・TikTok・YouTube・LINE】5つのSNSにおける、成功事例をご紹介していきます。
本記事では、店舗の特徴とSNSの特徴を掛け合わせることによって得られるメリットやポイントも併せて紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【スーパーマーケット編】参考になる!SNS企業アカウント事例5選
それでは早速、「【スーパーマーケット編】参考になる!SNS企業アカウント成功事例5選」をチェックしていきましょう!
イオン(@aeon_japan)|Instagram
アカウント:イオン(@aeon_japan)|Instagram
フォロワー:6.5万人(※2022年2月現在)
まず最初に紹介するスーパーマーケットのSNS企業アカウントは、Instagramアカウント「イオン(@aeon_japan)」です。
イオンは、全国に展開するイオングループの総合スーパー。
同じくイオングループの大型ショッピングセンター「イオンモール」では、スーパーの他にも映画館など幅広いサービスを複合し、多くの人々に利用されています。
イオンのInstagramアカウントでは主に、
- 同社のプライベートブランド「トップバリュ」の商品を使った料理レシピの紹介
- キャンペーンや最新情報の発信
などを軸に運用されています。
上記の投稿では、プライベートブランド「トップバリュ」の商品「だし香る 寄せ鍋つゆ ストレートタイプ」を使った「おでん風魚介串鍋」のレシピが紹介されています。
概要に目を向けると、
- 調理目安時間を提示している
- 調理工程を3ステップ+ポイントに分けて紹介している
など、参考にして調理するユーザーに対して、わかりやすく伝える気配りを感じます。
調理目安時間が分かる点は、例えば忙しい主婦層が献立に迷ってる際に、参考にしやすいですね。
更に、必要な材料が一覧で把握出来るので、食材購入の時短にも繋がるなど、ありがたい工夫に繋がっています。
続いて、次の投稿では、同社のお惣菜がTV番組に取り上げられる旨が紹介されています。
本投稿は、事前にユーザーにプロモーションすることで、TV放映によって得られる反響効果を最大化しようとする意識を感じます。
また、TVで取り上げられる商品の紹介を投稿に加えることで、話題性による売上アップに漏れなく繋げることに成功しています。
そして、下記の投稿は、TV放映後の投稿です。
TV放映後には、再度、番組で取り上げられた商品の紹介を投稿。
本事例においても、最も反響が得られるタイミングを逃さずに、販促に繋げていることがわかります。
また、「食べたいと思ったらいいね」というフレーズを加えることで、
- Instagram上での更なる話題性の向上に繋げようとしている
- TV放映の反響をきっかけにユーザーとのコミュニケーションを図っている
という点にも工夫を感じますね。
TVでの特集やインフルエンサーとのタイアップなどでは、瞬発的に得られる反響を逃さずに、周知・拡散することで集客や販促に繋げ、いかに効果を最大化していくかがポイントになります。
是非参考にしていきましょう!
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オーケー(公式)(@OK_EDLP)|Twitter
アカウント:オーケー(公式)(@OK_EDLP)|Twitter
フォロワー:2.3万人(※2022年2月現在)
次に紹介するスーパーマーケットのSNS企業アカウントは、Twitterアカウント「オーケー(公式)(@OK_EDLP)」です。
オーケーは、首都圏を中心に展開する食品スーパー。
また、ディスカウントスーパーとして、地域一番の安値を掲げているため、お得な食材購入を求めるユーザーから愛用されています。
オーケー(公式)のTwitterアカウントでは主に、
- キャンペーンやお買い得品の情報
- 取り扱う商品を使った料理レシピの紹介
などが投稿されています。
#オーケー港北店 2階にて、アメリカン雑貨&インテリア雑貨のBeeが特別販売を開催いたします❗😆
期間は3月1日(火)~3月7日(月)の7日間です。
是非ご利用ください✨‼️ #オーケー #スーパーマーケット pic.twitter.com/vOTzjeE2qR— オーケー(公式) (@OK_EDLP) February 24, 2022
上記は、雑貨ブランドの特別販売を紹介する投稿です。
催事や出張販売などのイベント販売は、チラシや店頭の展示だけでは、周知できるユーザーの範囲が狭まってしまいがちです。
一方、Twitterを通じて発信すれば、不特定多数の見込み顧客に素早く情報を届けることが可能です。
更に、オーケー(公式)のTwitterでは、毎週月曜日に、お得な商品や新商品をまとめた商品情報誌(Webチラシ)が紹介されています。
毎週月曜日に商品情報を発行して、新商品等をお知らせしています。今週(2/21~)の商品情報はこちら⇒https://t.co/HR11W3sJrj
※品薄・品切れの場合がございます。ご容赦ください。#オーケー #スーパーマーケット
— オーケー(公式) (@OK_EDLP) February 20, 2022
本事例のように、毎週定期的に自社サイトに掲載されるお得な情報を発信することで、
- Twitterを定期的にチェックすることに繋がる
- 自社サイトアクセス数アップ
- お得情報が浸透することによる集客アップ
など、多くのメリットに期待できます。
特にTwitterは、手軽に発信することが出来る特徴から、継続的に定期発信するコンテンツに向いています。
Webチラシ以外にも、
- 商品・サービスに関するコラムのシリーズ化
- 営業時間や予約状況の発信
など、自社のサービスにあった運用に活用してみてはいかがでしょうか?
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スーパー玉出【公式】(@supertamade.co.jp)|TikTok
画像:スーパー玉出【公式】(@supertamade.co.jp)|TikTok
アカウント:スーパー玉出【公式】(@supertamade.co.jp)|TikTok
フォロワー:1.7万人(※2022年2月現在)
続いて紹介するスーパーマーケットのSNS企業アカウントは、TikTokアカウント「スーパー玉出【公式】(@supertamade.co.jp)」です。
スーパー玉出は、本拠地を置く大阪府内に多くの店舗を構えるスーパーで、「1円セール」の実施など、激安スーパーとして有名です。
スーパー玉出【公式】のTikTokアカウントでは、
社長や店長、売り場のスタッフまで、社員総出のユニークな動画が投稿されており、
- 季節の食材の紹介
- オリジナル商品の紹介
- 社員を主役とした企画
など、幅広いコンテンツが魅力的です。
@supertamade.co.jp 白米好きはいいね👍してね#白米 #西成 ♬ CHILDAYS - BLOOM VASE
本アカウントでは、社長が登場する動画は人気シリーズとなっており、上記の投稿でも店舗を訪れた社長が自ら店内を巡回し、商品とお店の紹介をしました。
社長自らが登場している点や、撮影者とのやり取りから、風通しのいい社風や人間性を窺い知ることが出来るコンテンツになっており、本投稿を見たユーザーが親近感や好感を感じ取ることができます。
また、スーパー玉出【公式】のTikTokアカウントでは、TikTok上で流行っている企画やハッシュタグチャレンジに積極的に取り組む投稿が多い点もポイントです。
@supertamade.co.jp もっとみんなに笑いを届けたいな。。#ダンス #フィジカリーフィット #お笑い #玉出 #かわいい ♬ Like move it dance - Jikamanu
上記の投稿では、TikTokで話題を集めたダンス「#フィジカリーフィット」に社員たちが挑戦しました。
TikTokで話題となっているコンテンツを取り入れた投稿を心がけることで、ユーザーの注目を集めることができます。
特にTikTokでは、流行に敏感な若い世代へのアプローチが有効であることから、流行りの話題に取り組むことは、企業の認知拡大に取り組む上で、非常に効果的でしょう。
最後に、TikTokで注目を集めることに成功したことで、オリジナルグッズの販促に活かしている事例を紹介します。
@supertamade.co.jp 緊急で動画撮ってます。。。#緊急で動画とってます #ヒカル #エコバック #緊急 @hikarutktk ♬ かわいい - winD
上記の動画では、「緊急で動画撮ってます」というワードでユーザーの関心を惹きつけた後に、オリジナルのエコバッグの紹介をしています。
「緊急で動画撮ってます」という普段の投稿とは差別化されたキーワードでユーザーの関心を惹きつけ、オリジナルバッグの販促に繋げることに成功した事例となっています。
YAOKO公式チャンネル|YouTube
チャンネル:YAOKO公式チャンネル|YouTube
登録者数:4370人(※2022年2月現在)
続いて紹介するスーパーマーケットのSNS企業アカウントは、YouTubeアカウント「YAOKO公式チャンネル」です。
ヤオコーは、埼玉県に本拠地を置く食品スーパー。
品質にこだわった自社ブランド「Yes!YAOKO」の商品を展開しており、首都圏に店舗を拡大させています。
YAOKO公式チャンネルでは、
- 季節毎の、食にまつわる商品の紹介
- オリジナルの料理動画
などが主に配信されています。
上記の動画では、年末に向けた同社オリジナルの「おせち商品」の紹介がされました。
担当バイヤーの方が、こだわりポイントや、製法、食材などを直接解説することで、ユーザーに細かな魅力が伝わる濃い内容となっていますね。
また本動画は、9月に投稿された動画であることから、年末の予約を見据えて早い時期からYouTubeで販促を始めていることが伺えます。
YouTubeは、投稿の入れ替わりスピードが早いTwitterなどに比べると、長期的に再生されやすいコンテンツです。
季節の行事にまつわる販促では、YouTubeで早い時期から高品質のコンテンツを発信しておくことで、競合に対してアドバンテージを得ることが出来るでしょう。
そして、YouTube「ヤオコー公式チャンネル」では、イタリア料理研究家による「ヤオコーキッチン」という料理教室動画も人気を集めています。
上記の投稿では、イタリア料理研究家、豊田安男さんによって、「カリフラワーのソテー、アンチョビ風味」のレシピが紹介されました。
食材の準備から、調理、盛り付けまでの情報が、動画コンテンツだからこそ不足なくしっかりとユーザーに伝えることに成功しています。
また、料理研究家を迎え入れたことで、
- 作業に無駄がない
- ポイントを明確に教えてくれる
- 豊富な知識から学びを得られる
など 、非常に説得力のあるコンテンツにも仕上がっています。
企業のSNSマーケティングでは、マーケティングしたい商品・サービスに関する専門家を起用することで、より説得力のある高品質なコンテンツを作り上げることが可能です。
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成城石井|LINE公式アカウント
アカウント:成城石井|LINE公式アカウント
友だち:約6.8万人(※2022年2月現在)
最後に紹介するスーパーマーケットのSNS企業アカウントは、LINE公式アカウント「成城石井」です。
成城石井は、関東を中心に展開するスーパーマーケット。
輸入飲料や、食品の取扱いが多く、国内外からの選りすぐり商品を数多く取り揃えています。
成城石井のLINE公式アカウントでは、
- 公式アプリの紹介
- クーポンなどのお得情報
- おすすめの商品
などの情報が配信されています。
LINE公式アカウント運用の参考にしたいポイントとして、リッチメニューに注目しましょう。
リッチメニューとは、公式アカウント上で企業が任意に設定できる情報をメニュー化した一覧のこと。
本アカウントでは、公式アプリの紹介の下に、左から、
- WEBマガジン
- 店頭受取WEB予約サービス
- 同社がプロデュースするワインバー
という3つのメニューがあることがわかりますね。
左側の「WEBマガジン」では、自社サイトで更新されているコラムを通して商品紹介することで、ユーザーに商品の魅力や価値を伝え、店舗の集客や売り上げに繋げています。
右側の「同社がプロデュースするワインバー」のページでは、営業時間やメニューの紹介がされており、関連事業の認知拡大、集客に活用しています。
そして、最も注目したいのが、真ん中にある「店頭受取WEB予約サービス」。
画像:成城石井|LINE公式アカウント|店頭受取WEB予約サービス
ユーザーは、上記の「店頭受取WEB予約サービス」を利用することで、商品を検索して近くの店舗に予約し、商品の取り寄せ・取り置きをすることで、スムーズに買い物を楽しむことが可能に。
数多くのSNSの中でも、LINEアプリは日本人のほとんどが利用しているため、チェック頻度も非常に高くなっています。
今回の成城石井の事例のように、LINE公式アカウントでは、ユーザーの生活利便性を向上させるサービスを心がけ、ユーザーに寄り添っていくことで、店舗の集客や売上促進に繋げていくことが出来るでしょう。
是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
さて、今回は「【スーパーマーケット編】参考になる!SNS別アカウント成功事例5選」と題し、【Instagram・Twitter・TikTok・YouTube・LINE】5つのSNSにおける、成功事例をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
同じ業界であっても、店舗の特徴とSNSの特徴を掛け合わせることによって、多種多様なSNSアカウントを形作っている点は、とても興味深い内容だったのではないでしょうか。
特に今回紹介した企業SNSアカウント事例では、
- スタッフ
- 価格
- 品質
- 利便性
など、個性や強みを際立たせる運用を心がけ、競合との差別化に繋げている点が、重要なポイントになっていましたね。
是非ご参考にしていただき、SNS運用を通して、
- 競合との差別化を図ることで、多くのファンを獲得し、
- 販促の効果を向上させることで、更なる収益拡大へと繋げていく
という好循環を掴み取っていきましょう!
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