
インスタでは、2025年1月のアップデートでプロフィールの投稿表示サイズが縦長に仕様変更されたことが話題になりました。
従来のプロフィールグリッドが正方形だったこともあり、
- 「縦型表示を不便に感じる」
- 「今後の投稿作成サイズをどうすればいいかわからない」
という方は多いと思います。
そこで本記事では、2025年最新のインスタの投稿サイズについて、
- インスタの投稿サイズが縦型になった理由
- インスタの投稿サイズを正方形に戻す方法
- 縦型のメリット・デメリット
などをわかりやすく解説します。
今後のインスタ運用では、縦型サイズの投稿を活用する場面が増えると予想されるので、ぜひこの機会にインスタの新しい投稿サイズについて理解を深めましょう!
目次
【2025最新】インスタの投稿サイズ
2025年現在のインスタの投稿サイズは、以下の表のとおりです。
形状 | 縦横比 | 推奨解像度 | 使用する投稿形式 |
縦長 | 4:5 | 1080px×1350px | フィード投稿 |
正方形 | 1:1 | 1080px×1080px | フィード投稿 プロフィール・ハイライト画像 (320px×320px) |
縦画面 | 9:16 | 1080px×1920px | リール動画・ストーリーズ |
横長 | 1.91:1 | 1080px×566px | フィード投稿 |
以下、投稿形式ごとの特徴を解説します。
フィード投稿
通常のフィード投稿では、
- 縦長 (4:5)
- 正方形 (1:1)
- 横長 (1.91:1)
3種類のサイズで投稿を表示させることができます。
縦長 (4:5)は、2025年1月のアップデート以来、プロフィール投稿一覧のデフォルトサイズにも採用されており、今後Instagramで使う機会が増えると予想されます。まだ慣れていないユーザーが多い表示サイズですが、スマートフォンアプリの縦画面を活かしやすいなどたくさんのメリットがあります。
一方で正方形 (1:1)は、従来のインスタの定番として親しまれた表示サイズです。一覧表示した際の収まりが良く、現在も検索結果一覧などに用いられています。
横長 (1.91:1)は、ワイドな横型表示サイズであり、ダイナミックな写真コンテンツを投稿するフォトグラファーなどが進んで使用しています。
リール動画
リール動画の投稿サイズは、縦画面サイズ (9:16)になっており、YouTubeショートやTikTokでも同じ縦横比が採用されています。
気軽に動画を楽しみやすい点がメリットで、スマホの縦画面を最大限に活かすことができます。
ストーリーズ投稿
ストーリーズもまた、リール動画と同じ縦画面サイズ (9:16)で投稿することができます。
ストーリーズは、URLリンクで外部サイトにユーザーを遷移できる貴重な導線でもあるので、画像やテロップ、スタンプ機能を活かして縦画面をフル活用することがポイントになります。
プロフィール画像
プロフィール画像やハイライトのカバーは、正方形 (1:1)の画像を使用します。
小さく表示されても視認できるように、被写体が中心に大きく写っている写真を選びましょう。サイズは(320px×320px)以上であれば大丈夫です。
関連記事
【完全版】売上とフォロワーを増やすInstagramアカウント運用マニュアル
インスタプロフィールの投稿が縦型になった理由
インスタのプロフィールが縦型になったことで驚いた方は多いと思います。
中には不便に感じた方もいると思いますが、インスタプロフィールの投稿が縦型になった背景には、いくつかの合理的な理由があるようです。
Instagramの最高責任者であるアダム・モッセーリ氏によると、
- 写真や動画をより大きく見せて視覚的なインパクトを強められる
- 撮影した写真の魅力をそのまま引き出せる
- リール動画やストーリーズとの統一感が出る
など、縦型の投稿フォーマットの利点を取り入れるべく今回の仕様変更に至ったようです。
実際に過去にもベータ版として縦横比の仕様変更は試されてきており、ユーザーからの賛否は織り込んだ上での導入であるといえます。
インスタプロフィールの投稿を正方形に戻す方法
さて、理由がどうであれプロフィールの投稿一覧のサイズが縦長になったことで、
- 「全体の体裁が崩れてしまった」
- 「投稿の左右の文字が切れてしまった」
と困っている人が多いと思いますが、実は、次の方法で投稿を正方形表示に戻すことが可能です。
インスタプロフィールの投稿を正方形に戻す方法
- プロフィールの投稿一覧を表示して、正方形で表示したい投稿を長押しします。
- メニューが表示されたら「プレビューを調整」を選択します。
- 「画面に合わせる」を選択すると上下に余白が生成され、投稿が正方形で表示されるようになります。
- 背景色「白or黒」を選択して「完了」すればOKです。
あくまでプロフィールグリッド線は縦長のままですが、この方法を使えば過去の正方形の投稿も左右が切れずに全て表示させることが可能です。
インスタ投稿を縦型表示にするメリット
続いて、インスタ投稿を縦型表示にするメリットをご紹介していきます。
Instagramの最高責任者、アダム・モッセーリ氏が語るように、縦型表示には様々なメリットがあるのでしっかりと理解しておきましょう。
写真素材の魅力を活かしやすい
基本的に写真は、長方形の画角で撮影するのが一般的です。
何を撮影するのかによって縦横を使い分けることができ、被写体や景色の魅力を伝えやすいメリットがあります。
これまでのInstagramでは、正方形の写真フォーマットに合わせて写真を編集するのが一般的でしたが、縦型が一般化すればトリミングやリデザインの工数が減ることにも期待できるでしょう。
特に縦型は、スマホで最も撮影しやすいフォーマットなので、撮影から投稿までの動作がよりスムーズになりますね。
スマホの画面を広く使える
今や誰もが愛用するスマートフォンは、縦型の画面で操作するのが一般的であるため、投稿コンテンツも縦型の方が画面に広く表示させることが可能です。
写真を正方形にトリミングしていた部分も表示させることができるようになるので、より多くの視覚情報を届けられるでしょう。
画像に載せられる情報量が多い
縦型投稿は写真素材に限らず、画像作成する際にもメリットをもたらします。
特にテキストを使用する場合、文字情報を加えるスペースを確保しやすくなるので、デザインレイアウトの自由度が高まるでしょう。
関連記事
インスタ投稿のおしゃれな文字入れの方法とおすすめアプリをご紹介
動画素材やストーリーズとも相性が良い
縦型投稿は、動画素材やストーリーズとの相性にも優れています。
通常投稿をそのままリール投稿に応用しやすくなることに加え、動画と写真両方を含む複数枚投稿では全体に統一感を生むことができます。
また、ストーリーズで投稿を周知する際には余白が減り、投稿への興味関心を引き出しやすくなるでしょう。
関連記事
インスタグラム「ストーリーズ」使い方ガイド|投稿や加工から保存・削除・足跡まで全解説!
インスタ投稿を縦型表示にするデメリット
一方で、インスタ投稿を縦型表示にすると、次のようなデメリットが生じます。
プロフィールのトンマナが崩れる
前述したように、プロフィールの投稿を正方形で表示することはできますが、余白が生成されるため全体的な整合性は失われます。
特に、プロフィールの投稿一覧に大きな1枚画像を完成させる「9枚セット投稿」や、グリッドデザインを意識した「トンマナ統一」を取り入れてきたアカウントにとって、縦型表示への変更は大きなマイナス点といえるでしょう。
検索結果やおすすめ表示は正方形表示のまま
プロフィールの投稿一覧が縦型表示になったことで、縦型のクリエイティブ作成に舵を切った方も多いと思います。
しかし、検索結果やおすすめ表示が正方形表示のままであるという点には注意が必要です。
せっかく縦型レイアウトで投稿を作成しても、検索結果やおすすめ投稿一覧に正方形で表示されたことで、「写真の上下が切れてしまった」「画像上部のキャッチフレーズが見えない」となってしまっては、投稿を新規ユーザーにリーチする機会を活かしきれません。
あらかじめ正方形になった時も想定して文字配置するなど、新規ユーザーからの閲覧を漏らさず獲得する工夫を取り入れましょう。
インスタの投稿用クリエイティブのサイズを変更する方法
最後に、インスタの投稿用クリエイティブのサイズを変更する方法をご紹介します。
投稿時にトリミングする
インスタでは投稿時に簡単なトリミング機能を使って投稿サイズを変更することができます。
新規投稿の写真・画像を選択する画面で、「左下のトリミングマーク」を選択すれば、推奨サイズである縦長(4:5)または正方形(1:1)にサイズ変更することが可能です。
ただしこの方法では、元々正方形の写真・画像はそのまま正方形になります。あくまで簡単に表示サイズを揃えたい時のための機能なので、正方形の画像を縦長にしたいといった場合は、次の外部ツールを使った方法でサイズ変更しましょう。
外部ツールでサイズ調整する
外部ツールを使えば自由にトリミングしてサイズ調整することができます。
クリエイティブのサイズ変更に使用される主な編集ツールは、以下の通りです。
これらは一部課金による機能拡張などがありますが、トリミングによるサイズ変更であれば無料で行うことができます。
どれも使ったことがない初心者の方には、Canva (キャンバ)がおすすめです。
SNS用の投稿テンプレートが豊富に用意されており、作成したいサイズのフォーマットを選んで感覚的にサイズ調整や編集を行えます。
また、リール投稿の作成もしたい方には、CapCut(キャップカット)がおすすめです。
本来は動画編集に特化したツールであり、スマホから簡単に操作できる点も人気のポイントになっています。
関連記事
まとめ
今回は、インスタの投稿サイズを正方形に戻す方法や縦型のメリットを中心に、最新のインスタの投稿サイズについて解説させていただきました。
今後は、インスタの投稿サイズで縦長が主流になる可能性が高く、縦長のメリットを最大限に活かしたクリエイティブ作成も重要になりそうですね。
また、縦横比は異なりますが、同じ縦長のリール動画やストーリーズとの親和性をどのように活用していけるかという点も、アカウント運用のポイントになるでしょう。
最新ノウハウやトレンドを最大限に活かしたアカウント運用やマーケティング施策をご希望の際は、「Find Model」にお気軽にご相談ください!
▼関連記事
▼おすすめ資料をダウンロードする