インフルエンサーを広告塔として消費者の購買行動に影響を与えるインフルエンサーマーケティングは、エンゲージメント率やクリック数など、さまざまなデータによって効果測定をします。
その中でも「費用対効果」と「CV」といった要素は、分かりやすく施策の成否が判断できるため、インフルエンサーマーケティングを実施する上での重要な指標といえるでしょう。
そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングにおける費用対効果とCVの特徴や重要性について分かりやすく解説していきます。
ぜひ本記事を参考に今後の施策実施や改善にお役立てください。
目次
インフルエンサーマーケティングにおける「費用対効果」について
はじめに、インフルエンサーマーケティングにおける費用対効果の特徴や確認方法を見ていきましょう。
インフルエンサーマーケティングは従来の広告よりも費用対効果が高い
インフルエンサーマーケティングは、純広告やネイティブ広告などの従来の広告に比べて費用対効果が高い傾向にあることが特徴の一つです。
その理由としては、
- 広告を意図的に非表示にするユーザーが増えている
- インフルエンサーが勧める商品やブランドを信頼するユーザーが増えている
といった要素が挙げられます。
つまり、広告感が強い従来の広告はユーザーから敬遠される一方で、インフルエンサーを使った情報発信は受け入れやすくなっており、両者の費用対効果の差は広がりつつあると考えられるでしょう。
また、インフルエンサーマーケティングの中でも、フォロワー数1~10万人程度で特定の範囲に強い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」の起用が最も費用対効果が高くなると言われています。
費用対効果の確認方法
インフルエンサーマーケティングを実施する目的としては「企業やブランドの認知拡大」や「商品の購買意欲促進」などが多いことから、ユーザーの興味関心をどれだけ集めているかが重要となります。
そのため、インフルエンサーマーケティングの費用対効果を確認するには「投稿の保存数」を用いることが一般的です。
また、投稿の保存数のほかにも、
- フォロワー数の伸び率
- プロフィール閲覧数
- コメント数
などが用いられることもあり、インフルエンサーマーケティングを実施するSNSプラットフォームによっても異なります。
インフルエンサーマーケティングの費用対効果についてさらに詳しい内容を知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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インフルエンサーマーケティングにおける「CV」について
続いてはインフルエンサーマーケティングにおけるCVの特徴やCVに貢献するコンテンツについて解説していきます。
インフルエンサーマーケティングだけでCVにつなげることは難しい
実はインフルエンサーマーケティングに限らず、SNSを活用した施策の多くは短期的または直接的に売り上げに貢献することが難しい特徴があります。
そのためインフルエンサーマーケティングは、企業やブランドの認知拡大によって顕在化したターゲットユーザーのLTVを高めるために活用するなど、売り上げ増加のための補助がメインといえるでしょう。
また、インフルエンサーマーケティングのCVR(CV率)は、投稿の保存数のうち3~10%程度であり、投稿ジャンルや時期によっても数値は変動します。
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CVに貢献するコンテンツの重要性
インフルエンサーマーケティングにおいて施策の効果測定をする際には、
- 「いいね」や「コメント」などのエンゲージメント数
- インプレッション数
- UGC数
などをKPIに設定することが多く、これらの数値は施策の確認・改善に役立てることができます。
しかし、売り上げの増加を最終的な目標とした場合、上記に挙げた項目の数値がどれだけ高くてもCV率が上がらなければ目標の達成にはなりません。
そのため、インフルエンサーマーケティングの効果を活かすためにも、CVに貢献するコンテンツを生み出すことが重要となります。
また、CVに貢献しているコンテンツの確認方法としては、Googleアナリティクスの「アトリビューション分析」を活用することでユーザーがCVに至るまでの行動を詳しく見ることができるため、ぜひ活用しましょう。
CVに貢献するコンテンツへの導線づくりのコツ
先ほどご紹介したように、インフルエンサーマーケティングは売り上げに直接結びつけることが難しい施策であるため、CVに貢献するコンテンツへの導線として活用することが適切といえます。
具体的には、事前にCVに貢献するコンテンツを把握したうえで、
- インフルエンサーマーケティングを実施して多くのユーザーにリーチし、ターゲットを顕在化する
- 顕在化したユーザーに刺さる広告を打ち出す
- 広告からCVに貢献しているコンテンツまたは商品・サービスページに誘導する
といった手順で施策を進めると良いでしょう。
また、上記の方法をInstagramで実施する場合は、製品の購入やサービスの利用を促しやすい「ブランドコンテンツ広告」を活用することが有効です。
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まとめ
本記事では、インフルエンサーマーケティングにおける「費用対効果」と「CV」について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
従来の広告手法と比べ、費用対効果は高い一方で直接的なCV貢献は難しいという特徴を持つインフルエンサーマーケティングは、施策のポイントを知らずに実施すると売り上げの増加にはつながらないでしょう。
また、インフルエンサーマーケティングを成功させるためにはインフルエンサー選びがとても重要となり、施策の経験が少ない場合はインフルエンサーキャスティングサービスを利用してプロに外注することもおすすめです。
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